hololive alternative -Another cherry blossom‐ 作:kaya@
夢を見ていた。
最近同じ夢を見る。
私のいる、この場所とは違う世界。
その世界での私は、アイドルとして配信活動を行っていて、ファンのみんなから応援されている。
なんだか優しくて懐かしくてまるで本当に経験をしたことがあるような世界。
「にゃっはろ~!ホロライブ所属のエリート巫女アイドルさくらみこです!」
今日も私は夢の中で、配信を始めた。
配信の中で、ファンとコメントでやり取りをしていると他にも私の様に配信している人がいるという。
「そうなんだ!みこも他の人とお話してみたいにぇ!」
私は、その人たちのことを知っている気がするのによく思い出せない。
とても大切な、思い出だと思うのに、何か靄がかかって思考できない。
思い出そうとするといつもきまってこのコメントが流れてくる。
『月には、桜舞う神社があって、そこに歌姫が眠っているんだって、そんなの信じられる?』
そこでいつも私は目を覚ます。
「またこの夢だにぇ。月なんてもうこの世界からだと見えないのに歌姫が眠ってるなんて信じらるわけないでしょ。」
そうこの場所から、いやこの世界から月が見えることなんてない。
この電脳世界は【襲撃者】により分かたれた、私はそう聞かされている。
それに桜舞う神社なら知っている、私がいるこの場所が何を隠そう電脳桜神社この電脳世界にただ一つ残された施設である。
「それにアイドルってなんだにぇ、こんな世界で歌ったって電脳妖精に聞かせるか戦闘くらいしか…」
と傍らにいた電脳妖精のほうを向いて呟いた。
電脳妖精とはこの世界での任務活動をサポートしてくれる生き物で、任務活動に出るそれぞれのメンバーに与えられている。
姿形もメンバーによりさまざまで、私の場合はこの狛猫型妖精金時と金時をサポートする妖精35Pがいる。
「変な夢だにぇー」
そう金時にいうと
「またその話か、おれは見てないからわからんけど今日は指令室に行かなきゃだろ。はやくいくぞ!」
そうだ、今日は指令室に行かなくては行けなかったんだ、でもまだ時間は大丈夫なはず…と、時計を見て私は焦る。
「え?もうこんな時間なの!?早くいってよー!」
「お前が起こしても起きないし、勝手にひとりでしゃべってたんだろ?早く準備していくぞ!」
「ちょっと待ってよー」
桜神社の地下深く、そこに私たちが所属している電脳維持特務機関COVERの第一特務隊ホロライブの指令室がある。
私と金時は急いで、指令室に向かった。
「それにしても、ほんとに指令室ってめっちゃ地下だにぇー?」
指令室までは専用のゴンドラで5分ほどかかる、桜神社の地下がこんなに広がってるなんて地上からでは想像できない。
「電脳空間だからな、近くにも遠くにもできるけど、遠いってことはなんか理由があるんだろー。そもそも実際地下なのかもわからないしなー。ほらもうすぐ着くぞー。」
金時がそう言うとゴンドラは動きを止め目の前に指令室の扉が現れた。ゴンドラから降りると、指令室の扉が開く。
中に入ると目に飛び込んでくる光景は、たくさんの機材、大きなモニター、部屋の真ん中にある大きな指令席。
もう見慣れた光景だ、でも今日は様子が違う、見たことのない世界、いろんな世界がモニターに映し出されていた。
モニターの前で忙しくしているオペレーターA、そんな様子にきょとんとしていると、指令席の大きな椅子がゆっくりとこちらを向いた。
「お待ちしていました。みこさん。」
その椅子には、椅子の大きさには似合わない見たことのない少年が座っていた。
読んでいただきありがとうございます。
こんな感じで、みこちを主軸に物語が展開されていきます。
稚拙な文章、至らない点も多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
週一回以上の更新を目指しますのでよろしくお願いします!
それではhololive alternative -Another cherry blossom‐の世界を是非お楽しみください!