アカギ「ふーん…私立百花王学園か…」   作:しゅれでぃんがー

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めっちゃ字数長くなった…申し訳ないです。生徒1、生徒2よ。あんな目に合わせてごめんよ…どうしてもあのシーンがやりたかったのだ…。今回は私の好きなキャラの一人、生志摩ちゃんが登場します。(本命は早乙女…♡)今回はアカギらしくない場面が多いですが、まぁ…そこは温かい目で…お願いします。


第四話 家畜になった神域の男

ねぇ、聞いた?赤木しげるの噂

 

あぁ、なんでも生徒会役員とギャンブルで負けたんだろ…

 

それで…いくら負けたの…?

 

なんでも「億」まで言ったらしいよ…

 

マジかよ!?

 

じゃああいつは「家畜」ってことか…?

 

 

―教室―

 

アカギ「……」ガラッ

 

鈴井(あ、アカギ君…)

 

おい、来たぞ…

 

噂をすれば…

 

アカギ「……」チラッ

 

アカギの机には沢山の罵詈雑言が書かれてあり、更には乱雑されたゴミが置かれていた。

 

アカギ「……」

 

杏子「あー、家畜になった人だ」クスクス

 

美鳥「あんだけかっこつけてたのにださーい」クスクス

 

有架「家畜は家畜らしくしてなさいよー?この飼い犬が!」クスクス

 

鈴井(あ。あいつら…!)

 

アカギ「ククク…飼い犬か…」

 

三人組「は…?」

 

アカギ「フッ…その飼い犬に手をかまれたらお前らの方が家畜になるかもな…」

 

アカギ「ミケ猫達さん…?」

 

三人組「「「!?」」」

 

アカギ「俺は飼い犬なんだろ…、早く可愛がってくれよ…」

 

三人組「こ、こいつ…」「家畜の分際で…」「なめやがって…!」

 

アカギ「ククク…」タバコスパー

 

アカギ「……」ジュッ

 

クラス全員「「「!?」」」

 

 

アカギ、吸ってた煙草の火を自分の机で消す。

 

 

鈴井「アカギ君!みんなが見てる前でそんな…!」

 

三人組「な、なんなのこいつ…」「やっぱこいつ狂ってるよ…」「い、行こっ!」

 

アカギ「ククク…」

 

鈴井「あ、アカギ君!」

 

アカギ「…よぉ、鈴井」

 

鈴井「と、とにかくこっちへ!」グイッ

 

アカギ「あらら」

 

 

――教室付近の廊下――

 

鈴井「…あのさ、これ」

 

アカギ「ん…」

 

 

鈴井がアカギに渡したのは、100万円の封筒

 

 

鈴井「親から借りて、100万円用意したんだ…」

 

鈴井「アカギ君ならこれを元手に家畜から抜け出せると思うから…」

 

鈴井「転校初日に僕を助けてくれたからさ、恩返しってわけじゃないけど、使って欲しい…」

 

アカギ「いらねーよ、そんな金…」

 

鈴井「え、でも…」

 

アカギ「それに、生徒会とやらの返済の催促も来てないからな…」

 

鈴井「嘘だろ…?生徒会の容赦ない取り立ての噂なんかいくらでも聞くのに…」

 

アカギ「ただ…面白いものは届いてたがな…」

 

 

鈴井が渡されたのは赤木しげるの名前が書いてある人生計画表というノートだった。

 

 

鈴井「人生計画表?」

 

アカギ「あぁ…色々面白いことがあいてあったぜ…」

 

鈴井「…なんだこれ、何の冗談なんだこれ…」

 

アカギ「まぁ…あの生徒会長の事だ…、面白がってやっているんだろう…」

 

生徒1「なぁ、アカギちょっといいか?」

 

生徒1「椿組の木渡がアカギに用があるって、案内するからついてきてくんねー?」

 

鈴井(え、木渡って…)

 

アカギ「…いいだろう」

 

鈴井「ぼ、僕も一緒に行っていいかな…」

 

生徒1「は?アカギにようがあるって言ってんじゃん」

 

アカギ「フフッ…要件が済み次第戻ってくる…ま、30分だな…」

 

鈴井「アカギ君…」

 

――校舎裏――

 

木渡「よぉ、赤木しげる。お前家畜になり下がったらしいじゃん」

 

鈴井(木渡潤…僕をカツアゲしていた不良…。アカギ君に一体何の用だ…?)

 

木渡「家畜は一般生徒に絶対服従だ」

 

アカギ「…」

 

木渡「…前からお前のすました顔がムカついてたんだよッ!」バキッ

 

アカギ「…」

 

鈴井(あ、アカギ君!)

 

生徒2「おいおい、あんまりやりすぎるなよ…」

 

木渡「気にすることはねぇ、第一このふてぶてしい態度がムカつくんだよ!」ガッ

 

アカギ「……」

 

木渡「それに俺は県知事の息子だし未成年だ。こんなやつ殺したってかまわねえ!」

 

木渡「どうしたアカギ!かかってこいよ!」

 

鈴井「お、おいお前ら!」

 

生徒1「おーっと、邪魔すんじゃねーよ」

 

生徒2「わざわざ見に来やがったのかよこいつ」

 

鈴井「っ…、大丈夫かいアカギ君!?」

 

アカギ「ククク…」

 

アカギ「まだ…足りねえよ…」

 

木渡「あ…?何言ってやがる?」

 

アカギ「いくらこの学校が政界と繋がってるからって、三人も殺したとなればただじゃすまねぇ」

 

アカギ「正当防衛の言い訳が通用するくらいの傷は負いたいものさ」

 

木渡生徒12鈴井「……」ざわ…

 

木渡「なんて言ったんだ…?え…?」バキッ

 

生徒1「こんな野郎、ぶっ殺しちまえ!」ボコツ

 

生徒2「このぉ……!」ガッ

 

鈴井「アカギ君!」

 

アカギ「……」パァン

 

 

生徒2がアカギを殴ろうとした瞬間、とてつもなく大きい音が校内に響いた。

 

 

生徒2「あつっ……!」

 

木渡「…は?」

 

生徒1「う、嘘だろ……」

 

鈴井「あ、アカギ君……君は…なんてことを…」

 

大きい音がした瞬間、生徒2の太ももに風穴が空いており、大量の出血をしていた。

 

生徒1「け、拳銃だ…!拳銃…!」

 

木渡「ま、まさか…」ガクッ

 

アカギ「…」パァン

 

生徒1「ぐわぁっっ…!!」

 

生徒2「ひっ…助けて…」パァン

 

生徒2「うわぁぁ…」

 

アカギ「ククク…切れたセンはつながったかい…?」ズボッ

 

生徒2「う…」

 

木渡「……」

 

鈴井「………」

 

アカギ「こんな野郎殺しちまえってことは、自分も殺されても構わないってことだ」

 

アカギ「そうだろ……?」

 

生徒2「ひっ…!や、やめろ……!」

 

アカギ「動くなよ…指がトリガーにかかってるんだぜ…」

 

生徒2「う…」

 

アカギ「フフ…」

 

アカギ「…俺がまだ子供の頃…、虫をひねり殺した事がある……」

 

アカギ「…今……そんな気分だよ…」

 

生徒2「や…やめ…」

 

アカギ「………」カシィッ

 

生徒2「ひ…ぐ………」

 

アカギ「…まだだ…」

 

生徒2「え…?」

 

アカギ「ククク…」カシイッ

 

カシイッ…カシイッ

 

生徒「あ………」

 

カシイッ!

 

アカギ「…」スッ…

 

木渡生徒1鈴井「………」

 

アカギ「失せろ…」

 

アカギ「いらつくんだよ…てめえら…」

 

木渡生徒1「え…」

 

アカギ「殺すぞ…」

 

生徒12「う…うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

木渡「…お、覚えてろよ…」

 

アカギ「…」

 

鈴井「あ、アカギ…君」

 

鈴井「君は…」

 

アカギ「……鈴井、悪かったなこんな所見せて…」

 

???「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃはァ!」

 

鈴井「!?……だ、誰だ!?」

 

???「あんた最高だよっ!アタシはお前みたいなやつを探していたっ!」

 

アカギ「…鈴井、こいつは…」

 

鈴井「生徒会役員で美化委員長の生志摩妄だよ…」

 

生志摩「お前最高だよっ!気に入ったッ!アタシにも撃ってくれ!」

 

鈴井「あ、アカギ君…関わらないほうが良いよ…この人は…」

 

生志摩「うるせぇ!いいから撃ってくれっ!」

 

アカギ「……悪いけど、今はそんな気分じゃない…」

 

生志摩「はぁぁぁぁああ!?ふざけんじゃねぇぞ!」

 

アカギ「……行くぞ、鈴井」スタスタ…

 

鈴井「…う、うん」

 

生志摩「ふっざけんなよあの野郎!!」

 

生志摩「……」

 

生志摩「赤木しげる……次にあったら覚えておけよ…♡」

 

――放課後、教室――

 

鈴井(さっきはひどかったな…、アカギ君がなんとかしたから良かったけど…)

 

鈴井(家畜としての立場上、また面倒ごとになったら大変だ。何とかしないと…)

 

鈴井「アカギ君、この後どっかの賭場にでも…、って何読んでるの?」

 

アカギ「あぁ…これか…」

 

 

アカギに渡された紙は、生徒会からのお知らせで「債務整理大集会のお知らせ」と書かれたものだった。

 

 

――同時刻、生徒会室――

 

豆生田「赤木しげる……、ああ前に西洞院との勝負で負けた生徒だな」

 

豆生田「借金総額は3億1000万円だ」

 

 

豆生田楓、生徒会会計で唯一の男子生徒である。

 

 

生志摩「3億…」

 

黄泉月「前に会長がちょっかい出すって言ってたじゃん!妄ちゃん話聞いてなさすぎー!」

 

豆生田「億単位の借金なんて生志摩だけだだと思っていたがな…」

 

生志摩「うっへへへへへへっ」

 

生志摩「ますます気に入ったぜ赤木しげる!億単位の借金抱えるやつなんかそうそういないからなぁ!」

 

黄泉月(また始まったよ…)

 

生志摩「なァ、そろそろだろ?大集会」

 

豆生田「あぁ、そうだが」

 

生志摩「楽しみだなァ、赤木しげるがこの大集会でどうなるのか…!」

 

――大集会の開催所、第三体育館――

 

ざわ…ざわ…

 

???「ご静粛に」

 

???「皆様ようこそ『債務整理大集会』へ!」

 

五十嵐「生徒会書記、五十嵐清華です」

 

五十嵐「我が学園ではギャンブルによる借金のため首が回らなくなる方が毎年発生します」

 

五十嵐「そこで生徒会が救済企画をご用意いたしました」

 

五十嵐「その名も『借金付け替えゲーム』!」

 

 

借金付け替えゲームのルール

・4人一組でゲームを行い、順位に応じて借金の額が入れ替わる。

・1位なら、グループで最も少ない人の額に。

・4位なら、グループで最も多い人の額に。

・最も借金が少ない人が1位なら借金免除。

・借金の金額はあくまで自己申告

・生徒同士の賭けで借金ができているパターンもあるので、生徒会が把握していない借金でも参加は可能。

 

 

五十嵐「さあ皆様再チャレンジです!このチャンスを是非つかんでください!」

 

 

うおー!

 

やるぞー!

 

ざわ…!ざわざわ…!

 

早乙女「チッ、偽善者が…」

 

アカギ「…ふーん、随分と気前がいいんだな…」

 

早乙女「あ、赤木しげる!」

 

アカギ「ふっ…早乙女か」

 

早乙女「気安く話しかけてこないでよ…誰のせいでこうなってるとおもってんの…」

 

アカギ「ククク…そういうなよ、一応同じクラスじゃないか…」

 

早乙女「…あんたでもそういうこと言うのね…」

 

早乙女(…この集会、一見生徒会には利のない企画だが…)

 

早乙女(しかし現実は生徒達から搾取した金を借金まみれの生徒に返しているだけ…)

 

早乙女(それに恐らく生徒会の真意は…)ギリッ

 

五十嵐「用紙を配りますので、ここに自分の借金先とその額を申告してください」

 

五十嵐「ここで申告した額が付け替えの対象となります」

 

五十嵐「皆様の中には多重債務者の方もいらっしゃると思われます」

 

五十嵐「このゲームを通して生徒会へ借金を一本化し『再チャレンジ』を目指しましょう!」

 

五十嵐「それでは組み分けを発表します。A班…」

 

早乙女(赤木しげる…3億1000万の借金らしいからな…)

 

早乙女(絶対同じ班になりたくないな…)

 

五十嵐「C班!二年椿組木渡潤、二年椿組蕾奈々美」

 

五十嵐「二年華組赤木しげる、二年華組早乙女芽亜里」

 

早乙女「!!…こいつとかよ…」

 

アカギ「あらら、よろしくな、早乙女さん…ククク…」

 

早乙女(私はこいつに呪われてんのか…?)

 

五十嵐「さて班決めは以上です。肝心なギャンブルの内容ですが…」

 

五十嵐「皆様にやってもらうのは『二枚インディアンポーカー!』

 

二枚インディアンポーカーのルール

 

ジョーカーと絵札を除いた40枚のカードを使用。

・1枚めは自分だけが内容を確認して手元に伏せる。

・2枚めは自分は内容を見ず、他者には見えるように頭上に掲げる。

・2枚のカードの役で勝負。 強い方から、「ペア(数字が同じ)」→「マーク(マークが同じ)」→「ブタ(どちらも違う)」。

・同じ役の場合は数字の合計が高い方が勝ち。

・チップは10枚。

・チップ1枚は自分の借金額の10分の1。

・勝負は10ターン。

・1ターンごとの参加費はチップ1枚。1度に賭けられるチップは5枚まで。

 

五十嵐「用紙と引き換えにこのようなボードをお渡ししますので、ゲーム中掲示してください」

 

早乙女(私の借金は5000万…ということはチップ1枚500万)

 

早乙女(この計算でいくと…アカギは1枚3100万円!)

 

早乙女(この差がどう影響するのか…)

 

五十嵐「なお、最後に忠告しますが、我々はあなた方に一切の助言や手助けは一切行いません」

 

五十嵐「そしてそれは『イカサマ』も同じ…勝負の世界では騙される方が悪いのです」

 

五十嵐「特定して指摘されればその時点で止めますが」

 

五十嵐「その場合でも過去の行為まで遡及して無効にはしませんのでご注意してください」

 

五十嵐「説明は以上です。皆様のご検討をお祈りいたします」

 

アカギ「…」スタスタ…

 

早乙女(C班は木渡、蕾、アカギ…)

 

早乙女(これだけはやりたくなかったが…!!)

 

早乙女「アカギ君…話があるんだけど…」

 

アカギ「……」

 

―数十分後―

 

早乙女「…」ガラッ

 

蕾「…」

 

五十嵐「お待ちしておりました」

 

早乙女(なんでこいつが…)「あなたがディーラーなんですか?」

 

五十嵐「ええ、この卓は一番の高級卓…、間違いがあってはいけませんからね」

 

五十嵐「生徒会書記である私が、責任をもって務めさせていただきます」

 

早乙女(クソ…まったくついてないな…)

 

木渡「アカギ!」

 

アカギ「…」

 

木渡「…待ってたぜ、お前を…」

 

五十嵐「お二方、ボードを机に置きご着席ください」

 

アカギ「…」サッ

 

早乙女「…」サッ

 

木渡(3億1000万…、噂は本当だったのか…)

 

早乙女「木渡君…あなた家畜票はどうしたの…?」

 

木渡「聞いてなかったのか?借金は自ら申告って言ってただろ」

 

早乙女「うん…」

 

木渡「俺は家畜でもなんでもねーが、ダチに借金したことにしてあんだよ」

 

木渡「そうすれば、生徒会から肩代わりとしてダチに1000万払われる。この4人じゃ俺が一番少額だからな」

 

木渡「ここで勝って返済免除すれば丸儲けってわけだ」

 

早乙女「随分と余裕があるのね…」

 

木渡「はっ、この集会で似たような企画が何回もあった。そのうち俺は3回勝った」

 

木渡「てめーら家畜に負けるわけねー、俺にとっては落ちてる金を拾うようなもんさ」

 

早乙女(こいつ…生徒会の前で、こんなこと言って…)チラッ

 

五十嵐「……」

 

早乙女(スルーか、あくまで自己申告ってことか…例のイカサマ不遡及もあるしな…)

 

木渡「つーか、お前ら生きてて恥ずかしくねーの?」

 

早乙女「…!」

 

木渡「人間扱いされずに無能のまま生きてんだろ?」

 

木渡「俺なら自殺してるね」

 

早乙女「…」ビキィ

 

木渡「ま、家畜らしく人間様に搾取されてろよ」

 

早乙女「っさいな!」

 

早乙女「あんたらも悔しくないわけ!?こんなに言われて!」

 

蕾「…別に」

 

アカギ「ククク…その無能の家畜から泣きわめいて逃げたってことか…」

 

木渡「…アカギてめぇっっ!!」

 

早乙女(…何のことだ…?)

 

――――数分後――――

 

五十嵐「今配ったのがそれぞれのチップです」

 

五十嵐「価値は各々の借金額の10分の1」

 

五十嵐「ギャンブル中は勝ちに意味はありませんが最終的な順位はその合計額で決まります」

 

早乙女(借金額は…、木渡1000万蕾2000万か…)

 

早乙女(ってことは1枚100万と200万…これは誤差と考えればいいな…)

 

五十嵐「皆様準備はよろしですか?」

 

五十嵐「それでは…2枚インディアンポーカー、始めさせていただきます」

 

五十嵐「まずは参加費1枚をお支払いください」

 

五十嵐「その後1枚目のカードを配りますので確認し場に伏せてください」

 

五十嵐「2枚目を配ります。これはご自分では見ずに頭の中で掲げてください」

 

木渡:9

蕾:3

早乙女:8

アカギ7

 

五十嵐「全員カードを確認しましたね?では二枚目も場に伏せてください」

 

五十嵐「それでは親の木渡様から賭けてください」

 

木渡「さてどうすっかな…」

 

早乙女(単純なカードの強さでは木渡が一番強い…、しかしブタなら他にマークをそろえている奴が居たら負ける)

 

早乙女(次に強いのがアカギか私…)

 

木渡「最初から降りてもつまんねぇな、ベット、俺のチップ1枚」

 

蕾「…コール、蕾1枚」

 

早乙女(…まぁ当然だな、チップの額が低いってことはリスクが少ないから勝負するのが妥当だ)

 

早乙女(…だが私たちは…)

 

アカギ「…コール、アカギ1枚」

 

早乙女「は?何言ってんのあんた!自分のチップの額分かってんの?」

 

アカギ「ククク…別に何を賭けるかは自分次第だろ…」

 

早乙女(…やっぱりこいつの考えはわからない…)「…フォールド」

 

五十嵐「宣言終了です。全員手札を開示して下さい」

 

蕾「3.6のブタです」

 

アカギ「…2.7のマーク」

 

木渡「3.9のマークだ。俺の勝ちだな」

 

五十嵐「木渡様の勝ちですのでチップはすべて木渡様のものです」

 

早乙女(言わんこっちゃない…)

 

次巡、蕾の親

 

蕾「ベット、蕾1枚」

 

アカギ「…フォールド」

 

早乙女(流石に降りたか…)「…フォールド」

 

木渡「…レイズ、木渡4枚」

 

早乙女(!!…上限賭け…)

 

蕾「…フォールド」

 

五十嵐「全員フォールドですのでチップはすべて木渡様のものです」

 

木渡「お前らそんなんじゃ勝てねーぞ?」

 

木渡「だからいつまでたっても家畜なんだよ、雑魚ども」

 

早乙女(……)ピキィ

 

3ターン目

 

アカギ「……ベット、アカギ1枚」

 

木渡「木渡2枚」

 

アカギ「…ふーん、弱気なんだな…」

 

木渡「これでいい、これは戦略だ」

 

木渡「お前のチップは桁が違いからな、俺のチップが無くなってお前のチップを吐き出すことになったら目も当てられねぇからな」

 

早乙女(確かにそうだ…、自分のチップがある限り、常に100万で3100万を得られる可能性がある…)

 

木渡「アカギ、お前のチップは確保一択だ、放銃しねーよ」

 

アカギ「ククク…なるほど、凡夫だな」

 

木渡「は?」

 

アカギ「…レイズ、アカギ3枚」

 

早乙女「!」

 

木渡(正気か、こいつ…合計5枚…1億5500万だぞ!これに負ければ逆転はほぼ壊滅…だが…)

 

木渡「木渡2枚」

 

早乙女(!…勝負に来た…!)

 

アカギ「…」

 

木渡「2.5のマークだ」

 

早乙女「!」

 

アカギ「ククク…来たぜ…ぬるりと…!」

 

アカギ「7.8のマーク…」

 

木渡「なにぃ!」

 

五十嵐「同役なので数字の合計数でアカギ様の勝利です」

 

 

アカギのツキも乗ってアカギの勝利。勝負の振り子はゆっくりとアカギと早乙女に振れ始めていた。

 

 

次巡 早乙女の親

 

 

早乙女(チップは残り6枚…そろそろ動かないと…)

 

早乙女「!」

 

早乙女(ここでこのカード…今の流れを考えるとここで…)

 

早乙女「早乙女1枚」

 

木渡「コール木渡1枚」

 

蕾「…フォールド」

 

アカギ「コール木渡1枚」

 

五十嵐「早乙女様、宣言はどうされますか…?」

 

早乙女(あの人生計画表とかいう紙切れ…ここで負ければ私の人生はあの通りになる…)

 

早乙女(そんなもの…くそくらえだ!)

 

早乙女(私の人生は私のもの…誰にも渡さない!)

 

早乙女(私は!私の人生を取り戻す!)「レイズ、…早乙女3枚!」

 

五十嵐(ほう…)

 

木渡「ふっ…アカギの後なら、降りると思ったか?ここで俺が勝てばお前は残り2枚だ」

 

木渡「コール…」

 

木渡「するわけねえだろ」

 

早乙女「…」

 

木渡「アカギ、早乙女…お前らグルだろ?」

 

早乙女「!」

 

アカギ「…」

 

木渡「さっきのアカギの5枚賭けは、なんらかの通しがあったからだろ?」

 

木渡「俺に5枚賭けさせてアカギのチップを出さざるを得ない状況にしたかったんだろうが…」

 

木渡「家畜のやることなんざ、人間様にはお見通しなんだよ」

 

木渡「フォールドだ」

 

アカギ「…フォールド」

 

五十嵐「全員がフォールドしたので早乙女様の勝利です」

 

早乙女「目ざといね…あんた」

 

早乙女「何にせよ、勝負に出てよかった。これで整った…」

 

木渡「…何言ってんだよ」

 

 

早乙女「私の手はブタだよ!ばああ~~っか!!」

 

 

木渡「なんだと…ブタで500万のチップ5枚を賭けたっていたのか!?」

 

早乙女「くくっ、まーね。3ターン目のアカギの勝ちは露骨だから気づくと思ったよ」

 

早乙女「私にとっても苦しかった」

 

早乙女「私のチップは1枚500万、勝負をするにはリスクが高すぎる」

 

早乙女「かといっていつまでも勝負しなければ参加費だけで破産する、なのにいいカードが来ないもんだから焦ったよ…」

 

早乙女「ま、あんたが間抜けで助かった」

 

木渡「調子乗りやがって、まだ1回勝っただけだろ」

 

早乙女「くくっ、いいのこれで。賭ける弾さえあればお前みたいなやつに負けるわけがない」

 

木渡「なんだと…!?」ガタッ

 

五十嵐「いう事もないですが暴力行為は禁止ですので」

 

木渡「チッ…」

 

 

6ターン目 木渡の親

 

五十嵐「木渡様はご自身のチップが尽きましたので、次から蕾様のチップで参加費を押し支払いください」

 

木渡「…」

 

木渡(現状俺の手持ちは蕾と早乙女チップが2枚ずつ、アカギチップを賭けることになったら最悪だ)

 

早乙女「…ベット、木渡3枚」

 

木渡「クッ…フォールドだ」

 

早乙女「ん?降りちゃうの?」

 

早乙女「ラッキー♪ブタで勝っちゃった♡」

 

木渡「なにぃ!?」

 

木渡(読みやブラフだけでここまでやれるか…)

 

木渡(ま、まさか…!)

 

早乙女「やっと気づいたか、お前さーほんと馬鹿だね」

 

アカギ「ククク…蕾って言ったか、あんた…」

 

蕾「…?」

 

アカギ「…スペードが垂直、右に傾けるとクラブ、左でダイヤ…」

 

蕾「!」

 

アカギ「前に滑らせるとハート…」

 

アカギ「ククク…そんな通しに気づかないわけがないだろ…」

 

木渡(こ、こいつら…、完全に…!!)

 

早乙女「何が家畜のやることなんて見え透いてるだよ」

 

早乙女「お前のやってることなんてもっとあからさまじゃん」

 

早乙女「知ってるぞ。蕾奈々美がいじめの標的になってて、お前らのグループが小間使いにしてるってな!」

 

早乙女「だから、組分けの後にアカギに協力してもらったってワケ、あんたと蕾がグルになってることぐらい想像つくわよ」

 

木渡「…」

 

アカギ「フッ…肝心のお前が無能なんじゃ蕾って女も迷惑だろうな…」

 

木渡「うるせぇっ」

 

アカギ「…やるにしてももっと他にいい方法なんかあるだろ…例えば机の下で指でお互いに教えあうとかな…」

 

早乙女「馬鹿!敵に教えることなんかないだろ!」

 

アカギ「…ククク…、教えたところでこいつは無能なんだ…」

 

早乙女「…くくっ、それもそうね」

 

木渡「な、なめやがって…」

 

五十嵐「…どうやらこの卓にいる全員が何らかのイカサマを行っているようですね」

 

五十嵐「全員のイカサマが同時にバレる…というのは想定外ですね…」

 

アカギ「…お互いががイカサマを指摘しなければ止める理由はない…」

 

五十嵐「…なるぼど、イカサマ有の状況で続行する…という事ですね」

 

アカギ「ククク…そもそもこんな通しも読めないようじゃ、勝っても面白くないからな…」

 

木渡「上等だ…」

 

五十嵐(フフフ…この卓は嘘にまみれている、嘘を制した者が勝利をつかむでしょう…)

 

蕾「…」(マークの7.8、これは)

 

木渡「蕾、勝負しろ!」

 

蕾「は、はい。コー…」

 

木渡「馬鹿野郎!違るだろレイズだ!少しは頭を働かせろよ!」

 

アカギ「…ククク、馬鹿だなお前。自分から強い手を教えて…」

 

早乙女「ほんっと馬鹿ね、まぁこの様子じゃブラフじゃなさそうだし…」

 

アカギ早乙女「フォールド」

 

木渡「こ、この…」

 

8ターン目

 

早乙女「ベット、木渡1枚」

 

木渡「く…」(現在はアカギ1億4900万、俺が1億300万、早乙女が9600万、蕾が4200万…)

 

木渡(参加費の額は違うが、トップはアカギ)

 

木渡(1位でなければ万単位の借金、つまり家畜…)

 

木渡(俺は飼う側の人間だ…!)

 

木渡「コール早乙女1枚」

 

早乙女「ふーん、コールね。ここで勝負ってことは相当自信があるのかな…」

 

早乙女「…なんてね」

 

木渡「なっ…!!」

 

アカギ「ククク…本当に自信があるんなら、俺のチップを賭けるはずだ…」

 

アカギ「だがここで勝負するてことは、マークは出来てて合計値は7くらいか…」

 

木渡「……!う、うるせぇ!は、早く出せ…」

 

早乙女「はい、残ッ念ッ!」

 

 

早乙女:2のゾロ目

 

 

木渡(…ここでゾロ目だと、なんでこうも続くやつの豪運…)

 

9ターン

 

木渡(残り2ターン…、俺は現状3位、このまま順位が確定すれば俺が5000万…)

 

木渡「蕾!…アカギのチップを賭けろ」

 

蕾「えっ…でも…」

 

木渡「いいからやれ!」

 

木渡「アカギチップがないと俺が負けるんだよ!ここでお前のチップを俺に移せ!」

 

木渡「てめーどうせ4位確定だろうが!俺の足を引っ張りやがって…!」

 

アカギ「……」

 

蕾「は、はい。コール、アカギ1枚…」

 

早乙女「フォールド…」

 

アカギ「コール、木渡1枚」

 

五十嵐「宣言が終わったので、手札を開示してください」

 

アカギ「…6.4のマーク…」

 

木渡「…!7.5のマークだ!勝ったぞ!1位だ!」

 

木渡「ざまあみろ!家畜の分際で!俺の勝ちだ!」

 

アカギ「そうかな…」

 

木渡「え?」

 

アカギ「…まだ、わからない…」

 

10ターン目

 

早乙女「やっと10ターン、さっさと終わらそう」

 

アカギ「…早乙女」

 

早乙女「ん?何よ」

 

アカギ「…灰皿もってないか…」

 

早乙女「はぁ!?あるわけないでしょ!馬鹿なのあんた!」

 

アカギ「ククク…冗談だ…」

 

木渡(なんだこいつらのこの余裕…)

 

木渡(アカギが8600万…、早乙女が1億3400万、俺は1億6300万)

 

木渡(あ!?ま、まて!こ…これなら!)

 

木渡(早乙女にアカギチップを全て賭けさせたうえでアカギが勝てばいい…)

 

木渡(逆もそうだ…、奴らは3億1000万の4位さえ回避できればいいんだ…)

 

木渡(来い!勝てる手…!)

 

木渡「…」

 

木渡(蕾に9のゾロ目、勝った!)

 

アカギ「…コール、アカギ1枚」

 

木渡(あ?アカギ1枚…)

 

アカギ「…早乙女、この勝負、俺は蕾が勝つことに賭ける…」

 

早乙女「…は?」

 

木渡(何言ってんだこいつら)

 

アカギ「……」

 

早乙女「ちっ、わかったよ、レイスアカギ3枚」

 

木渡「!」(蕾は9のゾロ目!勝ったら1億7000万!俺を抜いちまう!)

 

木渡「蕾降りろ!俺に勝つなんて許さねぇぞ!」

 

蕾「は、はい…」

 

早乙女「…」チッ

 

アカギ「……あんた」

 

蕾「……?」

 

アカギ「逃げることばっかなんだな……」

 

蕾「…!」

 

アカギ「勝利とは、リスクと等価交換で手に入れるもの…、俺はずっとそう考えてきた…」

 

アカギ「せっかくの勝ちの目を自ら潰している時点で、自分から家畜になりたいと言ってるようなもんだ……」

 

アカギ「ククク…灰皿持ってきてくれないか?一生家畜の蕾さん……」

 

蕾「!」

 

蕾「…うるさい!何にも知らないくせに……!」

 

アカギ「ククク……、そうかい…」

 

早乙女(こいつ、ほんとに高校生……?)

 

蕾(木渡は県知事の息子…、金も地位も約束されている)

 

蕾(家畜の私を木渡に逆らってまで助けてくれる人は存在しない…)

 

蕾(かといって学園をやめることも出来ない、両親を裏切ることはできない)

 

蕾(逆らうことは不可能……、でも)

 

蕾(今……この瞬間、地獄にいる私に一本の糸が垂らされた……)

 

蕾(この男が作ったチャンス……私は……)

 

 

蕾(人間だ!)「こっ、コール!」

 

木渡「!!……蕾おまえ!」ガタッ

 

五十嵐「暴力行為は望むようお願いしたはずですが?」

 

木渡「くっ…」

 

五十嵐「それでは手札を開示してください…」

 

アカギ「2.3のブタ…」

 

蕾「9のペアです」

 

五十嵐「これにて10ターン終了です!皆様お疲れさまでした!」

 

木渡(ち…結局1位は蕾、二位が俺か…)

 

五十嵐「それでは結果発表です。栄えある1位は…」

 

 

五十嵐「早乙女芽亜里様、獲得金額は1億6600万円です」

 

 

木渡「…は?」

 

五十嵐「2位、9200万円蕾奈々美様、3位、7400万円赤木しげる様」

 

五十嵐「4位、5800万円…木渡潤様」

 

木渡「はあああああっ!?」

 

木渡「何言ってんだお前!」

 

五十嵐「結果に間違いはありません」

 

早乙女「ぷっ…、くっくく…」

 

アカギ「……」タバコスパー←灰皿は五十嵐が持ってきた

 

木渡「……!?」

 

早乙女「あーはっはっは!こんなにうまくいくとはね!」

 

木渡「あ……?」

 

早乙女「まだ気づかないワケ?さっきの額を計算してみなよ」

 

早乙女「額がそっくりそのまま入れ替わってるチップがあるっしょ?」

 

木渡「……?」

 

早乙女「計算おっせー、もういいよ」

 

 

早乙女「これ、私とアカギの逆だから♡」

 

 

そう。早乙女とアカギの借金表示札入れ替わっていたのだ。アカギのチップが500万円で早乙女のチップが3100万になっていた。

 

木渡「ばっ、馬鹿な…そんなこと」

 

 

借金額はあくまで自己申告制。このルールを逆手に早乙女とアカギは利用したのだ。

 

早乙女「うそつきはあんただけじゃなかったんだよ……♡」

 

木渡「おい…!」

 

五十嵐「自分の前に掲げなければならないとルールはありませんので、順位に問題はないです」

 

木渡「おかしいだろ!こんなことしてお前らになんのメリットがある!」

 

五十嵐「貴方のしったことではありませんね、我々は皆様に再チャレンジの機会を差し上げているだけですから…」

 

アカギ「ククク…、とことんずれてんだな、お前…」

 

木渡「な、なにぃ!」

 

アカギ「損得で勝負しているから、目先の金にしか目が行ってない…」

 

アカギ「だから足元を救われた……」

 

早乙女「あははっ、騙されてたお前がアホなの!」

 

木渡「てめぇええっ!」

 

五十嵐「…」バチッ

 

早乙女「はぐっ!」

 

五十嵐「暴力行為は禁止…3回目です」

 

五十嵐「そんなことより貴方は3億1000万の負債を負いました」

 

五十嵐「返せない場合、家畜となります」

 

木渡「うああああああああああああ!!!!!!!」

 

早乙女「あー、終わった終わった、帰っていいですか?」

 

五十嵐「はい、お疲れさまでした」

 

蕾「あ、あの!」

 

早乙女「…ん?」

 

蕾「アカギさん!」

 

アカギ「…」チラッ

 

蕾「ありがとうございました!」

 

アカギ「…」スタスタ…

 

早乙女「……」(なんか言えよ…)

 

五十嵐「…」

 

五十嵐(ゲームは終了した。)

 

五十嵐(本来この集会は生徒の借金を生徒会に集約し、生殺与奪を握るためのシステム…)

 

五十嵐(わざわざ木渡とアカギをぶつけ、どちらかを大敗させる予定で結果は成功した)

 

五十嵐(だが…これでよかったのか……?)

 

五十嵐(赤木しげるは金を行動原理としない、言わば狂人)

 

五十嵐(会長…赤木しげるをこのまま逃がしてよかったのでしょうか…)

 

―二年華組教室―

 

早乙女「…そういうわけだからさ…その小切手私たちに返してくれない…?」

 

早乙女(ここで鈴井が簡単に返してくれるかどうか…なにせ2億6000万だ…)

 

鈴井「ああ、そういうことだったんだ。なんの冗談かと思ってびっくりしたよ。はい」

 

アカギ「…ククク、お前ほんとお人よしだな」

 

鈴井「あはは。何はともあれ、おめでとうアカギ君」

 

早乙女「…」(馬鹿正直なやつだな)

 

早乙女「じゃ私はこれで…」

 

アカギ「…早乙女、鈴井」

 

鈴井「ん?なんだい」

 

早乙女「…何よ?」

 

アカギ「…このあと時間あるか…?」

 

早乙女「…まぁ」

 

鈴井「あるけど…?」

 

アカギ「…飯でも食いに行こう…」

 

早乙女「…」

 

鈴井「いいけど、今月厳しくて…」

 

アカギ「心配すんな…それぐらい出してやるさ…早乙女がな…」

 

早乙女「はぁぁあ!?…あんた私に出させる気!?」

 

アカギ「ククク…冗談さ…ガキの飯代くらい俺が出してやるさ…」

 

早乙女「ラッキー!それなら行くわ!」

 

鈴井「…なんか二人とも、仲良くなったね…」

 

アカギ「ハハ…友達だからな…」

 

早乙女「え、別に…//」

 

鈴井「…?」

 

早乙女「そ…そうね…//」

 

アカギ「さぁ…行くか…」

 

こうして長い債務整理大集会は終わった。しかし、早乙女とアカギに新たな事態が起きるのはこの翌日だった。


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