長耳転生 異世界行ったらシたい事全部する   作:瑠韋

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長耳村

半年の月日が流れた。

 

半年も両親の会話を聞いていると、言語もそれなりに理解できるようになってきた。

英語が英検3級もっている程の実力だったこともあってか、ある程度は分かるようになってきた。前世でも英語をすぐに習得したいのなら外国に行けと言われていた理由がわかる気がする。知らない言語の土地に自分の身を置くことで適応するのだ。

人間の適応能力侮れん。

それとも、この身体の頭の出来がいいのだろうか。まだ年齢が若いせいか、物覚えが異常にいい気がする。

この頃になると、俺もハイハイぐらいはできるようになった。

移動できるというのは良いことだ。

身体が不自由なく動くということにこれほど感謝したことはない。

 

「目を離すとすぐどこかに行ってしまうわ」

 

「元気でいいじゃないか。スクスク育ってくれて何よりだ」

 

「泣くこともあまりしないわ」

 

動き回る俺を見て、両親はそんな風に言っていた。

さすがにお腹が空いた程度で泣くわけがない。

もっとも、下の方はオムツのようなものを履いているので少し抵抗感はあるが我慢できるものでもないためそのまま放出させてもらっているが。

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

ある日の午後俺は母親に抱っこされて家を出た。

初めての外出なのでウキウキである。

村の様子はというとほとんどが木造の家が建ち並んでおり、人口でいえば500人ぐらいだろうか。男たちは森へ狩りをしにいき、女たちは家事全般を行なっている。なんだか日本昔話みたいな世界を送っているようだ。

なんでも今住んでいるこの森は大森林と呼ばれていて木が一本一本太く、某巨人漫画の巨大樹の森を想像すると分かりやすいだろう。

他にも獣族、小人族、炭鉱族が住んでおり、各々の族が縄張りを敷いて戦いが起こらないようにしているらしい。また、雨季になると大量の雨が降って前世では見られないありえない水位まで水が溢れてきているのに加えていつもとは違った魔物が現れるらしい。

戦う手段を知らない俺からしたらずっと家にいたいのだが…

そんなこんなで早速第一村人を発見する。

挨拶がてら手を振ってみたが向こうは訝しげな顔をした。

後から聞いた話によるとどうやら俺の髪色がいけないらしい。俺の髪色は金髪なのだが、なんでも昔金髪の女性が村の男どもを誑かして村を追放されたとかなんとか。

エルフの金髪で痴女と聞いたらどこぞのエリナリーゼさんよと思ったが、読んだことのある小説に入り込むなんて有り得ない話なのですぐさまその可能性を否定した。

俺はというとこの髪色を気に入っている。なんせ前世で大学デビューしようと思って染めようとしていた髪色でもあったからだ。しかも両親に似て俺の顔はとても中性的な顔立ちとなっている。自分でも自分のことを可愛いと思ってしまうぐらいに可愛いのだ。攫って食べちゃいたいぐらいだ。

そして驚くべきことにこの村の平均年齢の高さに驚かされた。

日本だと限界突破集落だなと思っていたがなんでも長耳族は寿命が1000年から2000年らしく納得した。

両親もともにもう100歳を超えていて、若い姿は200年程度ならそのままらしく初め見た時はまだ20代後半のように感じていた。

長命が影響で長いこと子供ができずどうやら俺は待望の子供らしい。

なんか異分子が混ざってしまい申し訳ない…

 

 

ーーーーーー

 

 

魔法はあるのかという疑問なのだが、結論から言うとあった。

しかも魔法の発祥は長耳族の先祖にあたる古代長耳族が使ったことが始まりらしい。そのため両親ともに高度な魔術を使えるのでどうやら本などを読まずに学ぶことが出来るらしい。なんと環境が素晴らしい。

しかし、まだ生後一年も経たずして高度な魔術をぶっ放してしまうと問題がありそうなので水魔術の初級のウォーターボールで密かに使っている。

ウォーターボールなら使っているところをバレても誤魔化しが効くため重宝している。初めは詠唱有りでやっていたが何回も使っていくうちに体の中の魔力の流れみたいなのが分かり始め、今では無詠唱で行うことが可能だ。

読んでたラノベで小さい頃から魔術を使うと魔力総量が上がるみたいなのを見て実践している。

まさかラノベから生きていく方法を学ぶとは思わなかった。

とりあえずはこの調子で魔力総量を上げていくことを中心に頑張っていこう。




最近無職転生のゲーム始めました。
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