絶対お前(あなた)だけには恋なんてしない 作:病弱ニートくん
めちゃくちゃ面白かったです
物語の書き方とか、進め方とか、勉強になるなぁと思います
昔見てたよーとか、気になってるよーって方、おすすめです
その前に俺の小説を読んでいけぇ!!!()
「ね…悠里くん、りんご飴買おうよ」
「あ、うん」
結局リサちゃんと来てんだよなぁ俺
浴衣、似合うなリサちゃん
赤と黒の浴衣にとても色気を感じる
氷川は…浴衣着てんのかな…
軽く頭を振る
リサちゃんの事ちゃんと見ないと失礼だろ。
「暑いね〜、大丈夫?」
「大丈夫、リサちゃんこそ大丈夫?」
「ありがと、大丈夫だよ」
「リサちゃん、はぐれると危ないから」
スっと手を差し出す
「あ…うん…」
反対の手で持っているりんご飴のようにリサちゃんの顔が赤くなる
これでいいんだよな
「わーりんご飴!!りんりん!行こ!!」
「走っちゃ危ないよ…」
結局私は湊さん、宇田川さん、白金さんたちと来ていた
「にしてもリサねぇ、まさか悠里さんと一緒だなんて…お似合いだよねー」
「っ…」
考えたくも無いことを考えてしまう
これで良かったのだ、と心の中で何度も言い聞かせる
彼は今井さんが好き、今井さんも、きっと彼が好き
今日2人は結ばれる
「花火、そろそろだね…」
「うん…」
日はすっかり落ち、夜になっていた
周りには人が多く、男女が目立っていた
初々しい感じのやつらもいるし、みんな信じてるんだなぁ…
「今日、どうだった?」
「楽しかったよ」
「ほんとに?」
「…ほんと」
「嘘」
「え?」
「紗夜の事考えてた」
「そんな事ないよ…」
嘘下手だなぁ俺
バレバレだったろうな、今の返事
「悠里くんはさ…アタシの事どう思ってる?」
「…」
「アタシね…アタシは…」
その瞬間、人波に押された
リサちゃんが俺にもたれかかってきた形になった
「大丈夫!?」
「…好き」
「え??」
「好き、悠里くん…」
「……っ」
ほんとに好きでいてくれてるんだな
目がいつもの喋り方と違って真剣だ
「俺、俺も…」
「紗夜さーん!?」
「っ!?」
遠くから聞こえた、あこの声
これはあこだ
「紗夜さんどこですか!?」
「氷川さん…!!」
燐子の声も聞こえる
他の男といる
そんな考えはなかった
まさか今の人波に押されてはぐれたのか…
「行かないで」
「え?」
「…行かなくても、大丈夫だよ…紗夜、友希那たちといるんだって…」
「いや、でも…」
ここで行ったらリサちゃんが1人になる
それでも
「リサちゃん、来て」
「え!?」
俺はリサちゃんをお姫様抱っこする形で走った
人混みをかき分けて、あこの声のする方へ
「あこ!!」
「悠里さん!?とリサねぇ!?」
「悪い、リサちゃん頼む」
「悠里くん!!!」
リサちゃんは叫ぶ…
「……ごめん」
これでどうか、俺の答えを察して欲しい
俺は走った、紗夜を探して
「すいません…ごめんなさい…」
「紗夜!!どこだ!!!」
この人の多さで声がかき消される
返事をしていたとしても聞こえないだろう
なんとなく、何となくこっちに
勘を頼りに俺は探した
出会いから今までの事が走馬灯のように頭に流れた
俺、楽しいって思った時、ずっとそばに紗夜が居たんだ
会いたい
「まもなく花火大会を開始…〜」
俺は今、今1番お前に会いたい
「やっと見つけた。」
「な…んで…」
目をまん丸とさせ驚いた顔でこっちを見る紗夜がそこにはいた
「足大丈夫か!?」
足をくじいたのか、紗夜は人の少ない所で座っていた
「なんで居るんですか…今井さんは…」
「あこがお前を探す声が聞こえたから探しに来たんだよ」
「なんで…もう花火が始まります!!はやく今井さんの所へ戻ってください!!!」
「こんな状態なのにほっとけるかよ!!」
「っ…!!なんで!!なんで来たんですか!!!私は大丈夫だから早く戻って!!!」
「あーこんな時までうるせえな!!!ほっとけねえって言ってんだよ!!」
「なんで!!!」
「わかんねえよ!!!!」
なんでこんな時に言い合いしてんだ俺ら
「な…なんで…」
「なんで泣いてんだよ…」
「私は…貴方のためを思って…私の気持ちを殺したのに…」
「それでは花火大会スタートまで!5!4!」
「俺の事思ってんならな」
「3!2!」
「他の男と行くなんて嘘つかないで、俺と付き合え」
「1!0!」
紗夜の目から涙が一気に溢れる
お前の気持ちなんて、ずっと前から気づいてた。
「紗夜、お前だけが好きだ」
「ほんと…馬鹿…」
花火が鳴り響くひと夏の夜
こんなやつ絶対にありえないと思ってた人と、結ばれた
まだ終わりじゃないですぞい!!もうちょっとだけ続くんじゃ!
とはいえ次の作品の大まかな流れは休んでた間に考えてて、ちょっと壮大なファンタジーにしようかなと…
まずはこのひと夏のお話を、もう少しお楽しみくださいませ