絶対お前(あなた)だけには恋なんてしない   作:病弱ニートくん

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大型アプデまでには書き終わりたい…


例え俺がとんでもない最低なヤツだとしても

それはあまりにも唐突で、上手く聞き取れなかった

 

 

「え?」

「だから、別れよう俺たち」

 

目の前が真っ暗になってきて、耳鳴りがする

 

「え、なんで…」

「んー…飽きた、それだけ。」

 

 

嘘だ

すぐにわかった

悠里はそんな事言わないし、思ってない

「…うん、わかった」

「じゃ」

 

 

淡々と話は進み電話は切れた

 

 

絶対に何かあったに違いない

 

 

 

 

 

 

ーー

「私はいいけどさ、お兄ちゃんはそれでいいの」

 

かつてないほど真剣で、冷ややかな目でサヤに見つめられながら俺はアメリカに留学すること、サヤにも着いてきて欲しいことを伝えた

 

 

「俺の力で世界の医学が進むならそれほどいいことはないだろ」

「そうじゃなくて、紗夜さんのこと。ちゃんと話したの?」

「…した」

「してないでしょ、嘘つくの下手すぎ」

 

やっぱバレるよなぁ

 

「…いいんだよ、別れたから」

「はぁ…そんな薄っぺらい感情だったの?」

「……少しずつ荷物、整理しとけよ」

 

逃げるように自分の部屋に戻る

4年間待っててくださいなんて言えるわけないだろ…

 

 

 

「聞いたよー、お姉ちゃんと別れたんだって??」

「ああ」

 

日菜に声をかけられる頃には俺は憔悴しきっていた

あと1ヶ月で日本を発つ

それなのに誰にも、何も言えていなかった

紗夜も何も聞いてこない

 

「じゃあさ、シようよ」

「なにを」

「男女二人ですることって言ったら分かるでしょ?」

「ああ、いいよ」

 

ゆっくりと日菜が俺の顔に近づいてくる

応えるように俺も顔を近づけ

 

 

思いっきり平手打ちされた

 

 

 

「さいってー。そんな人だと思わなかった」

「……」

 

もう苦笑いするしか無かった

 

 

 

 

ーー

「お願い、教えて欲しい」

「…ごめんなさい、よくわからなくて」

 

私は紗夜さんにお兄ちゃんに何があったか問い詰められていた

お兄ちゃんには絶対に言うなって言われてる……

でも、そんなの無理だよ、つらいよ

 

「…お願い」

「っ…」

 

あまりにも真っ直ぐな目で私を見てくる紗夜さんに心は折れかけていた

ごめん、お兄ちゃん

 

 

「実は……」

 

 

ーー

走る

ひたすらに

彼が居そうな所へ

 

「来月、アメリカに留学するんです」

「お兄ちゃん、紗夜さんが幸せになれるようにって、4年も待たせられないって…」

 

 

あのバカ

 

私の一番の幸せは…

 

 

 

 

「待ちなさい!」

「……」

「喜多川…喜多川悠里!!」

 

歩道橋の上、人目もはばからず叫んだ

 

「あなたが、止まらないなら私は!!」

「ここから飛び降りてやる!!!」

 

 

そういうと彼は血相を変えて近づいてきた

 

「人前で叫ぶな……」

「…やっぱり、私の事飽きたなんて嘘」

「……」

「聞いた、全部聞いた、サヤちゃんに…私の幸せ?あなたが決めないで。私はあなたといる時が1番幸せなの。4年くらい待つわよ、あなたと別れる方がつらいの」

「紗夜…」

「ついてきて」

 

 

私は手を引く

この辺の土地勘はあんまりない

それでも歩いた

 

「ここ、入って」

「…風紀委員がいいのかよ」

「…早く。」

 

そしてたどりついたラブホテルに無理やり悠里をいれる

私の幸せはあなたと、こうやっていつまでも愛し合っていることなんだから

 

 




頑張ります
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