絶対お前(あなた)だけには恋なんてしない 作:病弱ニートくん
季節は夏に差し掛かっていた
6月
初夏
いやもう夏なんじゃねえか??
季節は夏へと変わっていた
6月
夏
…いや暦の上では6月は初夏なんじゃ…
スパコーン
「いっってぇ!!!!」
「あなたさっきから筆が止まっていますよ。」
もう夏でも初夏でもどっちでもいいが俺はポテト女こと氷川紗夜に勉強を教わっていた
先生が数回の授業じゃ分からないことも多いだろうから、隣の氷川さんに教えてもらってと言われた
「2人とも見ててとっても仲良く見えるから!氷川さん、お願いね」
「はい」
なに二つ返事でおーけーしてんだこいつは…
スパカーップ…
「エッセル!!」
「話、聞いてますか?」
「聞いてる聞いてる、教科書の角で頭叩くなよ…今思い出してたんだよこの公式をよぉ…」
「だからここはこの公式を当てはめて…」
学業は置いといて仕事は順調だった
「悠里!体育館倉庫から扇風機出して来といてくれ!」
「はい!!」
「悠里くん!次スタジオ2の掃除お願いできるかな?」
「了解です!」
ただ…
「悠里!」
「悠里くん!」
「喜多川さん」
「悠里!」
「悠里くん!」
「聞いてるんですか喜多川さん!」
「ねえねえ悠里くんって好きな人とか…」
「今度一緒にカラオケ行かない??」
ちょっと…疲れ…夏だから…頭くらくらする…
「顔、赤いですよ」
「あ、ああ?なんてこたぁねえよ」
「…朝は用務員、昼は授業を受け、夜はcircleでのバイト、少し無理をしすぎなのでは??」
「問題ないない、部活かけ持ちしてバンドもやってるリサちゃんのほうがすげえよ」
「…何故そこまで仕事にこだわるのですか??」
「ポテト女には教えてやららら」
「喜多川さん?」
「あれ?ろれるまわらら」
ぐわんぐわんする、あ、やばいこれぶっ倒れ
「喜多川さん!!!」
「喜多川さんは?」
「疲れが溜まってたみたい、熱もあったし…」
「そうですか…」
「ほんと無理するんだから…」
「…なんでここまで彼は頑張るんですか?」
「あれ、氷川さん知らなかったの?でもこれ言ってもいいのかな…」
「秘密にするので、教えてください」
「うーん…わかった、喜多川くんがここまでして働くのはね」
スポーツドリンクを買ってくると保健室の先生は部屋を出ていった
私はカーテンを開け、喜多川さんを見る
「こんな苦しくなるまで…」
私は彼を誤解してた
「喜多川くん…」
「キスでもしてくれんのか」
「っ!?いつから起きて」
「秘密にしますからーってとこから、聞いたんだな」
「…すいません」
「いーよ、今何時だ?」
「15時です…」
「今日circleのバイト休みだし、行かなきゃな…氷川も練習休みだろ?ちょっと来いよ」
「ダメです、休んでください」
「休んでなんかいられ」
「いいから!!」
「っ…わかったよ、もうちょい寝る」
「…喜多川くん」
「ん」
「あなたのこと何も知らず…ごめんなさい」
「ん、俺も悪かった、これでプラマイゼロな」
「なんですかプラマイゼロって」
「おれもお前のこともっとお堅いやつだと思ってた、悪かった」
「…はぁ」
「なぁ氷川…話聞いたんだから、俺が治ったら一緒に…会いに…」
「…はい、私なんかがいいのであれば、必ず」
次回悠里が働く理由が明らかに…!!!(違和感しかない回だとおもいますすいません)