絶対お前(あなた)だけには恋なんてしない 作:病弱ニートくん
きっと共感してくださる方がいるはず…気合いで書きます…
おそらく氷川妹に連れてこられたのは羽沢珈琲店という喫茶店だった
高校からそこまで遠くないところにあるが、来たのは初めてだった
…
はねざわ…?はざわ??
「はざわです…こちらアイスコーヒーとミックスジュースになります…」
どうやら声に出てたらしく気まずい雰囲気が流れた
可愛い、それ以上でもそれ以下でもない、ごく普通な女の子(同い年くらい?)が持ってきてくれたコーヒーを受け取る
「あ、すいません…ありがとうございます…」
「ありがとー!」
「日菜ちゃん、ごゆっくり」
とありきたりな挨拶をかわし店員は去っていった
気まずさなど気にしないようにおそらく氷川妹はミックスジュースに手を伸ばす
「えーっと…氷川紗夜の妹…であってる??」
「うん!そーだよ!氷川日菜!よろしくね!」
まあ案の定合ってたわけだが
「お、俺に話ってなに??」
「君、おねーちゃんの彼氏だよね?」
思わずコーヒーを吹き出しそうになる
「な、な、なんでそうなる!?」
「え?だって君この前」
ーーーー
「おねーちゃん遅いなぁ…」
別に送らなくても大丈夫ですよ
女の子1人こんな時間に帰らせるわけにもいかないだろ、じゃ、また明日
ええ、それでは
「ん?おねーちゃんの声と…隣の男の人は…まさか彼氏!?」
ーー
「それはもう、るんっ!って来たよね!!!」
「るんっ!じゃねえよ!!氷川はただの同級生!俺友達!!」
「ほんとかなぁ…」
「氷川に聞けばいいだろ!!」
「…おねーちゃん、無視するんだもん…」
忘れてた…こいつら仲悪いんだった…(というか氷川が一方的に嫌ってるんだった…)
「無視されんのか…」
「まあ、そういう年頃だからねー、仕方ないよ」
と笑いながら言うが心から笑ってないなかった
なんかそんな気がした
「で?えーっと」
「喜多川悠里、悠里でいいよ」
「悠里は好きな人いるの?」
「いる…けど、好きな人に彼氏がいて、なんかもう今どーでもいいんだ恋愛とか」
「うわー、全然るんとしないね」
「お前のそのるんってなんなん?」
「あ、じゃあさじゃあさ」
私と付き合わない?
「はぁ???」
「ね?どーでもいいなら、付き合ってもいいでしょ?」
「いや、そうはならんやろ…だいたいお前アイドルなんだろ?そういうのダメなんじゃ」
「大丈夫大丈夫!!1人バレたら怖い子がいるけどその子にバレなければ!!!」
「とにかくそんな簡単に付き合わん!」
「えーー、結構悠里の事タイプなのに」
「なんで送っていかなきゃなんねえんだよ」
「えー、おねーちゃんの事も送ってたんだからいいじゃん」
きゃぴきゃぴしながら俺の腕にくっついてくる、こいつなんでこんな積極的なの
「ほら家だぞ」
「もうちょっと一緒にいたい、うち来る?」
「行かねー」
「冷たすぎないー?いーじゃん!いーじゃん!!」
「はーなーれーろー!!」
何かが落ちる物音がした
そっちを見ると
氷川が立っていた
「あ、おねーちゃん!」
「氷川…」
なんでお前
そんな悲しそうな顔してんだよ、氷川
珍しく日菜がいなかった
私はギターの弦のストックを買いに楽器屋に行き、服を見たり音楽雑誌を買いに行くことにした
今、喜多川くんは何をしてるんだろう
きっとサヤちゃんのお見舞いに行って…
何を私は考えているんだろう
最近、喜多川くんのことばかり考えている
正直、仲良くなれたのは嬉しかった
風紀を乱すまいと学校で常に考えているのが伝わるのか、ほかのクラスメイトはどこか距離を感じていた
そんな中喜多川くんは日々歩み寄って話をしてくれて…
そんな事を考えていると家の前から日菜と聞き覚えのある声が聞こえた
心が熱くなるのを感じた
これは夏の暑さのせいではない
すごく嫌な予感がして
ああ
本当に貴方は…
なんで、どうして、喜多川くんすら
ーーー
氷川は勢いよく日菜に近づくと思い切り平手打ちをした
「氷川!?」
「おねー…ちゃん?」
「なんであなたは全部私から奪うの!?成績も、習い事も、ギターも!!喜多川くんまで私から!!!」
「氷川落ち着け!!」
「離して!!!!」
「おねーちゃん…なんで…」
「うるさい!!あんたなんて妹じゃな」
「紗夜!!!!!」
「っ!!」
こんなに声を荒らげたのは多分、サヤが集中治療室から出てきた時以来だと思う
「それだけは言うな、絶対に言うな!!!そんな事思ってないだろ!落ち着け!!思い出せ!!!俺に話してくれた本当の気持ちを!!!あん時の涙を!!!!」
「…ごめん、なさい」
「…おねーちゃんも、悠里の事好きなんだね」
「っ…」
「おい日菜何言って」
「いいよ、ずっとそうやっていればいい、私は悠里の事本気で好きだから。悠里がまだ好きな人の事を忘れられなかったとしても、私は悠里を諦めないし、そんな人忘れさせてみせる」
「だからそれまでおねーちゃん…紗夜」
私たちはライバルだから
そう言って日菜は家の中に入っていった
まずい、これじゃますます仲直りなんて…
「…氷川、どうしたんだよ」
「…すいません、私…」
「やっと友達になれた喜多川くんを盗られると思ったんです」
「そんな事ないって、氷川と俺は秘密を共有しあった友達の中の友達、だろ??」
友達、と強調される度に心が痛む
悠里の事好きなんだね
日菜の声が頭に響く、心に届く
私は…喜多川くんの事を…好き?
今日はめちゃくちゃ長く書いてしまいました
というかまとめられねえ!!()
お気に入りが日々増えてるのが嬉しいです、これからもぜひ、して頂けると幸いです