ありふれた侍美女と洋食屋の看板娘の幼なじみが世界最強 作:ニャン吉
あれから昼は訓練に励み夜はリリィと話をしてこの世界の情報を集めてはハジメと話し合いを進める日々を過ごしている。
そんなある日の訓練の前に俺が雫と優花と共に訓練場所に向かっているとハジメが小悪党4人組にリンチにあっている所を見つけた。
俺がそこに向かい
「ハジメ!大丈夫か!」
と言ってハジメを俺の後ろに隠した。
そのタイミングで雫達も追い付いて来た。
「おい。檜山。てめぇはハジメに何をやってんだ。」
と聞くと
「なんだよ紅。俺達が落ちこぼれで無能な南雲に訓練を付けてやっただけだろ。」
と怯えながら答えた。
「雫。香織を呼んできてハジメに治癒を掛けるように言ってくれ。」
「わかったわ。南雲君。待っててね。香織を「呼んだ?雫ちゃん?海斗君。」呼ぼうとしたら来たわね。南雲君に治癒をかけて欲しいのよ、香織。」
と雫が香織に伝えるとすぐに香織はハジメに治癒をかけ始めた。
「テメェらの訓練はリンチなのか?」
「ち、違ぇよ!俺達は普通に弱くて使えねぇ南雲を強くしようと」
「わかった。なら、俺もお前達が弱いから訓練を付けてやるよ。
4人纏めて切ってこい雑魚ども。」
そう言って俺は腰の右側の何も無い所から日本刀を取り出した。
俺の挑発に乗った小悪党4人組は俺に向かって魔法を撃ったり槍で攻撃しようとしたりしてきたが俺はその全てを日本刀で受け流し、峰で打撃を与えていく。
そんな中、天之河がやって来て
「おい!紅!4人を虐めて何をしている!」
と言ってきた。
「この4人がハジメに訓練と称してイジメをしていたからな。俺がハジメに変わってこのクズ4人を纏めて訓練を付けていたんだよ。なあ雫、優花。2人も俺と一緒に見たよな。」
「ええそうね。光輝。確かにこの4人は南雲君を虐めていたわ。訓練と言ってね。」
「私も見た。天之河君は見てないから否定をしないでよ。」
だがこの2人の意見を聞いても天之河は
「だが南雲が空いた時間等を図書館で読書しているのは事実だろ?俺なら、その時間も自主的な訓練に当てるね。それを知っているからこの4人も善意で訓練を付けていたんじゃないのか?そうだろ大介。」
と天之河が檜山に問いかけると
「そうだ!紅!俺達は善意で訓練を付けていただけだ。」
「テメェらの顔には嫉妬と憤怒、快楽の感情が見て取れる表情をしていたが。」
と言うと天之河が
「それは紅がそういう目で見たからだ。
紅!この4人に謝るんだ!南雲もこの4人に訓練を付けてもらうだけじゃなくて読書に使う無駄な時間を訓練に向けるべきだ。」
と言うと雫が珍しくキレた。
「聞いていれば訳の分からないことばかり言ってんじゃないわよ!光輝!南雲君が読書をしている?それは違うわよ!彼はね、海斗と共に情報を集めているのよ!海斗はこの世界の歴史や経済等を南雲君は魔物や魔人族、亜人族の事を!それをサボりと言うってことは貴方は情報はいらないと言いたいの!」
「そうは言っていない。雫!俺達は前線で戦う為に呼ばれたんだ。魔物や魔人族に関することはメルドさん達が知っているから俺達が今!調べる必要は無いと言っているんだ。」
と天之河が言うと今度は優花がキレた。
「海斗、雫、南雲、香織。天之河に何を言っても無駄よ。もう行きましょ。馬鹿らしい。」
「園部さん。俺のどこが馬鹿らしいんだい?」
「そもそも南雲は私達と違って後方支援の天職なの。なのに何でも前線で戦う事を強要するの?貴方は馬鹿だ!そんな何を言ってもわからない人と話す意味は無いと言っているの。」
そう言うと優花が俺達にもう一度声をかけて訓練場に向かった。
後ろから天之河達が付いてくるが知った事じゃない。