ありふれた侍美女と洋食屋の看板娘の幼なじみが世界最強 作:ニャン吉
俺の持つ錬成師による足場を悪くしたり壁を作り足止めをする妨害
これにより橋を少しづつ薄くしていく。
同時に小さな刃物を作り続け優花に渡す。
俺の作った小さな刃物を優花の投擲師の技能で目を中心に狙って投げ続ける。
俺が作る壁の死角を使い雫がベヒモスの足を切りつける。傷は余り入らないが少しづつ斬られた傷はつく。
目的は足元を崩してベヒモスを落とす事。それが出来なければその場から一時的に動けなくする事。
どんなに強くても足をとれば立っていられない。バランスを崩すのだ!
こんな事を30分続けていると俺の魔力も後数回分まで減って来た。
「優花!雫!次の1回で俺の魔力はほぼ無くなる!そろそろ戻り始めろ。」
「絶対に戻ってきてよ。」
「先に戻って待ってるから。」
そう言うと優花と雫はクラスメイト達と合流する為に戻り始めた。
「錬成!」
俺はそうして先程までよりも分厚い壁を錬成した。
俺は急いで戻るタイミングでメルド団長に合図を出した!
sideメルド
まさか優秀とはいえたったの3人でベヒモスを抑えるとは
と思っているとついに海斗から合図が来た。
合図は錬成で作った槍をベヒモスに向かって投げる事。
「みんな!攻撃魔法を撃てー!」
と伝えると2つの火球の軌道が可笑しい。走って戻って来ている雫と優花もそれに気付いた。
「「海斗!避けて〜」」
と言って2人が再び海斗の方に走っていく。
海斗は何とか1つは避けるがもう1つが掠める。
先程放たれた魔法のほとんどがベヒモスに当たった為、もう攻撃魔法を放たずに海斗の作戦通りに全員が逃げれば良かった。
だが2発の火球がまた飛んで行った。
今度はまっすぐ海斗に向かって飛んで行った。
もう雫と優花は海斗のすぐ近くまで行っている。
魔法が当たる直前に2人は海斗に合流するが間も無く魔法も当たる。
俺の目に入った海斗の·····3人の最後の姿は雫と優花を落下の衝撃から庇うように守ろうとするも3人とも橋から落ちていく中、海斗の大声が
「檜山!てめぇは絶対に!許さねえー!」
という声が響きながらも3人が落ちて行ったのが目に入った。
・···············
side海斗
少しすると俺達は落ちた後に気を失ったのか目を覚ます。
恐らく落ちている間に2人を庇うように落ちたのか俺は2人の下敷きになっていた。
俺は2人の呼吸を確認すると安堵する。
「良かった。2人も生きてる。取り敢えず、何処かに隠れないといけないな。」
俺はそう思って水分が染み出ている部分の岩を錬成で穴を掘り中に入っていく。
中にある程度広い空間を作り俺は2人を寝かせる。
少し魔力が回復したのを確認していた。俺は更に水の染み出ている方へと穴を掘っていった。そこには図書館で読んだ時にたまたま神結晶を見つけた。どうやらここから水が染み出ている様だ。俺は急いで飲むと魔力が回復していくのを感じる。
俺は急ぎ錬成でコップを2つ作り、神結晶から出る水をコップいっぱいに2杯分注いで雫と優花の所に戻る。
「暫くはここが拠点になりそうだな。」
と言って2人の間に座り、2人の頭を撫でる。
「俺の命をかけてでも·····違うな。何があっても3人で生き延びる。そして檜山は許さねえ。俺だけならば兎も角この2人まで。」
その後俺は暫く、どうすれば生き残れるかを考えていた。
拠点は出来上がっているが問題は山積みだ。
・食料
・病
・戦闘力
食料は最悪魔物を食うしかない。だが魔物を食うと俺達人間は体がバラバラになるとあの本には書いてあったな。
病は俺が錬成を使ってマスクやサルファ剤を作るしかないな。
戦闘力は実践の中で成長するしか無い!
と考えていると2人が目を覚ました。
「目覚めたが!優花、雫。」
と言って俺は2人に神結晶から出た水の入ったコップを2人に渡した。
「ゆっくり飲めよ。ゆっくりでいい。」
こうして2人に水を飲んでもらい、俺は今後のやるべき事と問題点を2人にあげた。
3つの問題点とやるべき事。
やるべき事とはこの今、何層にいるのかすらわからない大迷宮を抜け出す事。
その為には魔物を食べても生き残る手段を·····手段
神結晶から出る水
神水!
確か本には万能薬って!
死にかけても生き残る程の回復薬だと。
俺はゴクリと喉を鳴らした。
試すしか無い。
2人が回復したのを確認して俺は1人で何とか1匹の兎の魔物を倒しボロボロになりながら兎の死体を連れて拠点に戻って来たのだ。