ありふれた侍美女と洋食屋の看板娘の幼なじみが世界最強 作:ニャン吉
side○○
僕は目の前で始まった小競り合いを見ながら、ある魔法を使っていあの3人の生死を確認した。
結果は何も反応はなかった。
海斗君はもちろんあの二人も死んでない。
僕を助けてくれたあの3人は生きてるんだ。
待っててね!
海斗君
優花ちゃん
雫ちゃん
いつか、あの時の恩返しをするから。
僕はそう誓って皆と共に大迷宮を脱出するのだった。
side海斗
俺は2人の待つ拠点に傷を置いながらも倒した兎を持って帰った。
「ただいま。2人とも。」
「「おかえり。」」
「外はどうだった。」
「魔物の数は多くは無い。でも下手したらベヒモスよりも強い。」
「そうなのね。·····その兎をどうする気なの?」
「ここで留まっていても餓死するだけ。なら、一か八か神水を使って魔物の肉を食べた方がいいと思ったんだが。」
「そうよね。」
「そうするしかないか。」
と俺たち3人は拠点で話を進めていた。
少しして俺は決めた
「俺は魔物の肉を食べるよ。神水を使えばもしかしたら生き残れるかもしれない。何もしなかったらさっきも言ったが餓死するだけだ。だったら何もしないで死ぬよりも何かをして死ぬ。だから、俺が食べた後に2人はどうするか決めて欲しい。」
と言うと2人は少し心配そうな顔をしているが頷いた。
俺は火種の魔法で兎の切り取った肉を焼きコップいっぱいの神水を用意してから
ガブリッ!
と兎の魔物の肉を喰らった。
不味い肉だ。
これが最初の印象だ。
だが少しすると激しい痛みに襲われる
「ガァアァアアアアアアアアアアアアアアアアア」
もう声にならない声をあげながら倒れる。
すぐに口に神水が入ってきた。
痛みは治まらない
少しして痛みが治まり、立ち上がると視界が何時もより高い所にある。
下を向くと身体付きもガッチリしたように見える。
優花が
「海斗。」
「どうしたんだ優花?」
「髪が白くなってる。」
「背も伸びたわね·····海斗。大丈夫なの。」
と2人に心配された。
取り敢えずステータスプレートを確認すると
ステータスプレート
名前 歳 性別 レベル20
紅海斗 17歳 男
天職
錬成師・解放者
筋力 500
体力 500
防御 500
俊敏 500
魔力 500
魔耐 500
技能
真実を知る者・全属性対応・全属性耐性・剣術(+二刀流)・〇〇(+〇〇)・断ち切る者・裁く者・錬成(+刀剣生成)(+盾生成)・〇〇〇の仮面(+〇〇〇〇〇〇〇の仮面)・天歩・魔力操作・胃酸強化・言語理解
明らかに可笑しい。
魔物の食べる前はステータス値が全て400だった。それが今は500になり天歩に魔力操作、胃酸強化が追加されている。
しかも魔力操作は本来
魔物のみの技能のはずだ。
でも明らかなのは·····強くなれる。
「雫、優花。激しい痛みはあるがこれは強くなれるぞ。」
と言って俺は2人にステータスプレートを見せる。
2人とも魔物を食べる決意をしているが1人ずつという事になった。
まずは雫から。
「海斗。怖いから私を抱いていて欲しいの。出来れば手も握って欲しいわ。」
「ああ。俺も優花もそばに居る。安心していいぞ。」
「そうよ雫。次は私だから死ぬんじゃないわよ。」
「えぇ。」
そう雫は答えて肉を1口齧り飲み込む。
すると雫も激しい痛みに襲われ始めた。
俺は何とか雫に神水を飲ませようとするが歯を食いしばっているので飲めない。
俺は口に神水を含み雫の口に触れて舌を使い上手く口の中を開かせて一気に神水を何度も何度も流し込む。
少しすると雫の髪も俺と同じ様に白く変色して身体付きもより女性らしくなり背も少し伸びた。
変化を終えて痛みも無くなってからも少しの間だけ俺に抱き着いたままいた。
気持ちは落ち着いた様だ。
「ありがとう海斗。優花。もう大丈夫よ。」
「わかった。最後は私か。海斗·····」
「わかってる。抱き締めててやる、手も握っててやる。安心しろ。」
と言うと優花は俺に正面から身体を預けて来た。雫が神水を汲んできて
優花は1口肉を喰らった。
やはり同じ様に痛みを伴いだした。
だが雫と違う点は手に凄い力が入っている事。
俺は知っている。雫は抱き締める力が強かった。それが今度は手に来ているだけだ。俺は再び神水を飲ませようとするもやはりコップからは飲めないようだったので俺がまた口に神水を含み飲ませる。
少し落ち着いてから俺は空いている左手で優花が昔から好きだった頭を撫でてやる。
右手は間違い無く折れているな。でも俺も男だ。惚れている2人の女の前では我慢だな
と思っていると雫が
「まったく。海斗は昔からそうね。私達の前だからって強がらないで。私が思いっきり抱きついてた時も今の優花の手を握り締めでも骨が折れたのでしょ。」
「よくわかったな。でも俺は男だからな。カッコつけさせてくれ。」
「わかってるわ。はい。神水。」
そう言って雫は神水の入ったコップを俺の口元に持ってきてくれて呑ませてくれた。
手も恐らく肋も治っていくのがよくわかる。
何とかこの2人と○○の3人は最低でも故郷に帰さないとな。