DQ3 いろは伝奇   作:越路遼介

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第三十一話 いろはの異変

「意外だった? 初めてだったなんて」

「そんな事ないさ。身持ちの固そうな女だとは会った当時から思っていたよ」

 ベッドから降りたカンダタは水差しからコップに水を入れ、ステラに差し出した。それを美味しそうに飲むステラ。戦闘とは違う、心地よい体の疲れが二人を包んでいた。

「私、あまり男には好かれない女だからね…。恋人も今までいなかった」

「アリアハンの男は盲目と見えるな」

「持ち上げたって何にも出ないよ」

「今、たらふく戴いたじゃないか」

「エッチイ言い方」

 ステラは枕に顔をうずめながらクスリと笑った。

 

 

 翌日にマイラを出て一路、リムルダールを経て『聖なるほこら』を目指すパーティー。そのほこらで出来上がると言われる『虹のしずく』を入手したら、あとは魔の島に乗り込みゾーマを倒すのみである。

 パーティーには今日の夜が、その戦いの日まで落ち着ける数少ない日であるかもしれない。婚約をしたカンダタとステラはそれをお互いに知っていたのか、自然と肌を合わせたのであった。

 カンダタは再びベッドに戻って、一糸まとわない姿でいるステラの髪を撫でた。そんな心地よい静けさの中、窓の外からはホンフゥとサスケの声が聞こえてきた。

 

「そう、その呼吸ですぞ」

「ハアハア…中々に難しいですね…」

「なんの、よもや一晩でここまで習得するとは、さすがは武神流です。あとは実戦で身につけていけば大丈夫です」

 宿の小さな庭で、ホンフゥはサスケから『合気』の指導を受けていた。もう数時間続けて行っている。さすがに戦いなれているホンフゥだけあって、習得も早かった。

 

「…熱心だなホンフゥは…。なんか俺だけステラと幸せになって悪い気がするよ」

「私も。ホンフゥがあの技を習得したのなら、思い切り褒めてあげようよ」

「そうだな」

 そういうと、カンダタはステラに口付けをした。二人は再び肌を合わせた。

 

 そして翌日。空は相変わらず暗闇だが朝がやってきた。サスケ、アンナ夫婦は出発に備えるパーティーにボリュームのある朝食を用意した。無論、いろはには納豆が出されていた。

 よほどいろはは納豆が好きなのか、普段の貞淑な面は見られず、ドンブリを持ち、ガツガツと米を食べている。

「サスケ、おかわりを下さい!」

「タマゴもつけましょうか?」

「はい、お願いします」

「いろは…。頼むから歯を磨いてから出発してくれよ…」

 納豆臭がダメなアレルは少し小声でいろはに頼んでいた。仲間たちも苦笑していろはを見ていた。彼らも納豆は苦手であった。あんまり美味しそうに食べるのを見て、ステラが納豆に挑戦したが、やっぱりダメだった。

 

「アレルさん。オルテガさんなのですが」

 サスケがオルテガの事を切りだした。

「父の事、何か分かったのでしょうか」

「ええ、昨日に分かったのですが、オルテガさんはリムルダールの宿に十日ほど前に泊まったそうです。やはり町で魔の島に渡る方法を調べておいでだったそうですが…」

「十日ほど前なら、俺たちがだいたいマイラに来たときとほぼ同日。父はまだリムルダールにいるでしょうか」

「おそらく。オルテガさんがこちらの大陸に来た場合、マイラには必ず立ち寄るでしょう。しかし、そんな話は届いていませんから」

「そうですか。なら父は必ずリムルダールにいる。一緒にゾーマの元に行くのも可能かもしれません」

「そうですね。魔の島に渡るには、これからアレルさんが手に入れようとする『虹のしずく』は必要なもの。目的が同じなのですから、おのずとお会いする時が来るでしょう」

 アレルは父オルテガに会えると云う希望が見えてきて、嬉しそうにパンを口に運んだ。

 

 

 アリアハンの時刻にして、だいたい午前九時ごろであるが、相変わらずアレフガルドの空は暗い。それでも朝は朝である。いろは、アレルがマイラを離れる朝である。彼らは今度、このマイラに来るときはゾーマを倒した後、太陽の下でと決めていた。

 リムルダールに向かうため、パーティーは馬車に武具と道具を積み込み、馬に飼い葉を与えた。もはや慣れた出発の朝の段取りである。サスケ、アンナの夫婦も見送りに来ていた。

 

「いろは様、ご武運を祈っております」

「ありがとうサスケ。あなたも体には気をつけてください」

 別れを惜しむ主従の様子をアレルとマリスは微笑みながら見つめている。

「ねえ、あんな男と女もいいよね。主従関係というのも」

「そうだなァ、人に仕える人生なんてゴメンだ、なんて思っていたけど、サスケ殿やいろはを見ると、まんざら悪いものではないなと思うよ」

「でしょ? だから私がアレルのご主君になってあげる」

「今もけっこうコキ使われているぞ」

「そおお?」

 

 一通り、自分の荷物を馬車の中に入れたパーティーであるが、カンダタは背にリュックを背負ったままであった。

「アニキ、なにその荷物?」

「ん? そりゃあ薬草や毒消し草、まんげつ草だのに決まっているだろ。馬車の中に置いているだけじゃなく、常に携帯しているものが一人くらいいなきゃよ! こういう気配りが戦闘で生きてくるんだぞ」

 何か焦った様子でリュックの中身を話すカンダタをアレルは妙に思った。と同時に何か胸騒ぎを覚えたのであった。だが聞く間もなく、カンダタは村の入口につないでいた馬の手綱を解き、乗ってしまった。

「ま、気にしすぎか…」

 

 アレルもまた、自分の馬に乗った。マリスも、ホンフゥも自分の馬に乗り、それぞれにサスケはたいまつを渡している。馬車の御車台にステラといろはが乗った。厩具のチェックは行ったが、たいまつを渡した後のサスケがさらに念入りにチェックしていた。

「うん、大丈夫ですね。これなら毒の沼も難なく踏破できましょう」

 いろはは笑みでその言葉に答えた。ホンフゥは少し妬けてきた。女が好きな男に向ける笑みは、ただの笑みではない。一目見てそれは分かるものである。いろははまだ自分にあれほどの愛らしい笑みを向けてくれた事はない。

 無論、仲間として自分の事を頼りにしてくれてはいるのだろうが、サスケに向けられた笑顔を見ると、その笑顔が自分にも向けられてほしい。カンダタのように、このマイラで求婚する事も考えた。しかし、いろははゾーマ打倒に頭が一杯である。求愛の言葉を言っても戸惑うだけだろう。ゾーマを倒した後、堂々と結婚を申し込めばいい。その時こそ、あの笑顔は俺のものになるんだ。

 

 ホンフゥは馬の上でそんな事をアレコレ考えていた。

「ホンフゥ殿」

 サスケが声をかけた。

「な、何ですか?」

「いや、みなさん行ってしまいましたが…」

「は?」

 村の出口で、去り行くいろはたちをサスケとアンナは両手を振って見送った。そして振りかえってみると、ホンフゥはまだ村の出口で馬に乗りながらブツブツ言っていたのである。

 

「ああ!」

 ホンフゥが考えごとをしているうちに、仲間たちは先に行ってしまった。先に行ったパーティーもホンフゥがついて来ていないことに気づいたか、アレルが大きい声でホンフゥを呼んでいる。

「や、やべえ!」

 急ぎ手綱を引くホンフゥにサスケはふと声をかけた。

「ホンフゥ殿」

「な、何スか!」

「聞きました。オロチと、バラモスと戦った時、その身を盾にしていろは様をお守りして下されたそうですね。感謝いたします」

 早く用件を言ってほしいと思い慌てていたホンフゥだったが、サスケの静かな言葉に落ち着きを取り戻した。

「…いえ、大したことはしていません。それにしても誰です? それをサスケ殿に言ったのは! まったく口の軽いヤツだな」

 

 サスケは微笑を浮かべた。

「いろは様ですよ」

「え?」

「いろは様は嬉しそうに、それを私にお教え下さいました。まるでご自分の自慢のように、ホンフゥ殿を語っておられましたよ」

「い、いろはが?」

 思わずホンフゥの顔は緩んだ。

「いろは様はホンフゥ殿を信頼し、そしてお慕いなさっておられます。我が主君いろはをよろしくお願いいたします」

 サスケはペコリと頭を下げた。ホンフゥの顔に紅潮が走った。

「サスケ殿! あなたのご主君は最高の女だ。キッチリ守らせてもらうさ。今度会う時は太陽の下で!」

 ホンフゥは手綱を引いて、馬を駆けた。

 

 

「アンタ。確かそれっていろはさんに口止めされていたんじゃないのう?」

 アンナが少し意地悪げな声で夫サスケの耳元につぶやいた。

「ああ、そうだったな。まったく俺もアレフガルドに来てから口が軽くなったってもんだよ」

 サスケは照れくさそうに頭をポリポリと掻いていた。自分が一緒に行っていろはを守る事はできない。しかし、そのいろはの傍らには、自分より強いホンフゥがいる。そしてホンフゥがいろはに惚れていることは恋愛ごとに疎いサスケでも分かった。だからホンフゥが一番に知りたいことを教えたのだ。サスケとホンフゥのいろはを通じた友情だった。

「ホンフゥ殿、ご武運を。ゾーマだけではなく、いろは様の心を射止めることも願っておりますぞ」

「さてアンタ! 今までずっといろはさんに掛かりきりだったのだから、そろそろ女房孝行してもらわないとね!」

「ん? そうだな。何をすればいい?」

「んも~、分かっているくせにい~」

 顔を赤めながら、サスケの背中に『の』の字を書くアンナ。改めてサスケはアレフガルドの女は情熱的だと思っていた。

 

 共にこそサスケは行けなかったが、彼の造った武具は後々までも残り、ロト伝説には欠かせないものになる。サスケはロト伝説と共に、末永く語り継がれることとなっていった。

 サスケも勇者の武器を作るという鍛冶屋冥利に尽きる仕事を終え、満足そうであった。自宅に愛妻と戻る足取りが軽く思えた。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 いろはたちの馬車は一路、リムルダールに向けて行軍を続けた。山を越え、谷を越え、川を越えていった。

 もはや数度、六人がかりのミナデインは戦闘で試していた。レンドルより託された『闘気の腕輪』を用いてのアレルたちパーティーの必殺技『ミナデイン』。ゾーマ側に気取られないため呪文そのものは小さく撃っていたが、戦い慣れた六人は呼吸をつかみ、ミナデインを自在に操れるようにはなっていた。

 しかし闘気を魔力に変えて放出するホンフゥとステラは多用すると体力の消耗も激しいため、六人フルパワーのミナデインは一度が限度だろう。その一度のミナデインでゾーマを仕留めなければならない。それを完全なものとするために六人は一日に二度は必ずミナデインを使った。

 

 そして予定ではそろそろリムルダールに到着の予定の期日であった。パーティーの前にリカントの集団が現れた。

「よし、今日二度目のミナデインだ。行くぞ!」

 アレルが右腕を天に掲げ、人差し指を伸ばす。五人はアレルを半円に囲み、両の手のひらを天に向けた。ステラとホンフゥは闘気を上げる。その闘気が腕輪を経て魔法力となっていった。体から闘気が抜けていく感覚がステラもホンフゥも好きにはなれなかったが、数を重ねるうち、要領を得てきた。

 アレルの頭上に金色の光が電撃を放ちながら降臨する。

 

「ミナデイン!」

 

 アレルが指すと同時に雷が轟音と共にリカントに炸裂する。パーティーは瞬時に敵を倒した。

 しかし、パーティーの体力の消耗は著しかった。こればかりは鍛えようがなかったのである。上達したのは素早く発動させる事、アレルの呪文命中率の向上、どれだけの魔法力をアレルに与えれば良いのかという判断力、以上三点だけである。

「どんなに小規模に放っても、この体力の消耗状態は無視できません。やはり一日に一度しか放つことはできなさそうですね」

 いろはは額ににじむ汗を拭いていた。ステラ、ホンフゥは闘気の腕輪を見つめていた。息も荒い。

 またカンダタには魔法力があるものの、いろは、マリス、アレルほどの量はない。どんなに小規模にミナデインを放っても、その都度に魔法力は枯渇してしまう。

 ミナデインは確かに今のいろは、アレルのパーティーでは最強の攻撃ではあるが、それは諸刃の剣でもある。魔法力が豊富なマリス、いろは、アレルでさえ、その消費量は尋常ではなかった。ミナデインが失敗したら確実にゾーマは倒せない。

 リカントの群れを撃破したあと、パーティーは再びリムルダールを目指す。その道中、しんがりをしていたカンダタが先頭のアレルの横に来て言った。

 

「アレル。切り札は最後まで取っておけ。ゾーマ戦でもいよいよと云う時がこない限り使わない方がいい。なに最後の手段があると云うだけで士気は上がる。それだけでもミナデインの存在は我々に取りありがたいものだ。だが基本的にはオロチ、バラモスを倒したときと同様、剣と魔法を組み合わせた戦闘スタイルが良いと思うが」

 

 マイラを旅立ち、幾度とミナデインを試した結果、カンダタの出した答えがパーティー全員の結論でもあった。馬車を動かす御者台に乗っているいろはも異論は述べなかったので彼女もカンダタの意見に賛成なのだろう。マリスもホンフゥ、ステラも口を挟まなかった。

「そうだな。基本的にはバラモスと対峙した時と同じスタイルで行く。しかし出し惜しみしてゾーマに太刀打ちできるかは実際に対峙してみない事にはな。ミナデインを発動するか否かの判断は俺に任せてくれ」

「頼りにしているぜ大将!」

 カンダタはニコリと笑い、アレルの背中をポンと叩いてしんがりの位置に戻った。そしてアレルの目には湖の真ん中に浮かぶ島、そこに町が見えた。

 

「みんな! 着いたぞリムルダールだ!」

 左翼で馬に乗っていたマリスには馬車の幌がカゲになって町が見えなかったので、すぐにアレルの横にきた。

「やった! たとえ朝がこなくてもやっぱり町が見えるとホッとするよ! さあみんな急ごうよ!」

 ホンフゥとカンダタも馬に軽くムチを与えた。アレルもまた、あの町の明かりの下に父オルテガがいるのではないかと胸を弾ませた。

 

「いろは、どうしたの?」

 ステラの声にパーティーは御者台を見た。

「いえ…なんでも…」

 だが馬車のわずかな振動で、いろはは御者台から崩れ落ちそうになった。

「あぶない!」

 ステラがあやうく地面に落ちるいろはを抱きとめた。いろはの様子がおかしい。汗がにじむ額にステラは触れた。

「すごい熱じゃない! どうして黙っていたのよ!」

「…ごめんなさい…」

 アレルが馬を降りた。

「ステラ、そんなこと言っている場合じゃない! いろはを馬車の中で横にさせるんだ!」

 マリスも馬を降りて、急ぎ馬車に乗り中に布団をひいた。ステラはいろはを抱きかかえて馬車に中にいろはを入れ、横にさせた。いろはの装束は帯などで体を締め付けているものが多いため、ステラとマリスがそれらを外し、いろはを楽な姿勢で寝かせた。

 

「アレル、ホイミで何とかならんのか?」

 ホンフゥはすがるような顔でアレルに詰め寄った。

「…基本的にホイミは外傷治癒を主とするからな…。それはベホイミもベホマも変わらないんだ。いろはとて病の治療にあたる際はホイミの前に薬湯や針を使っているだろう。ホイミでは病気は治せないんだ」

「そうか…」

 力になってやることができないアレルとホンフゥは肩を落とした。そんな彼らにカンダタは

「幸い町ももうすぐだ。医者もいるだろうから、いろはを診てもらおう」

 と、励ますように言った。

「そうだな。まずは町で宿をとり、いろはを休ませるか」

 アレルとホンフゥはいろはの面倒は女たちに任せ、馬車をけん引し、リムルダールに向かった。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 話は少し時間をさかのぼり、ここはラダトーム城。

 いろはのパーティーを離れたガライは主君ラルス一世と重臣たちに『ルビスに選ばれし者アレル』の旅の様子を細かく報告した。ドムドーラでオリハルコンを託されたこと。ルビス神殿で精霊ネリーと会い『妖精の笛』を授かったこと。そして、その笛を用い、あの塔に封印されていたルビスを解放し、雨雲の杖を授かったこと。すべて報告した。

 特にルビスの封印が解かれたというのは、ラルス一世や重臣たちも歓喜の声を上げた。

 

 アレルたちが向かうであろうリムルダールにも国王と重臣たちの信任の厚い情報官はいる。ガライの役目はその者が継ぐため、ガライは再び国王つきの情報官に戻ったが、いろは一行との旅は実戦経験がとぼしく、体をさほど鍛えていないガライには少し堪えたようで、ラルス一世に報告書を提出した後に、風邪をこじらせて肺炎も併発してしまい寝込んでしまった。自分の家にも戻る体力も無く、ラダトーム城の一室にて療養する形となった。

 

 しばらく療養して、ようやく体は回復に向かうが、太っている彼の体が少し細くなるほどの風邪であり、体力そのものは中々に全快とまではいかなかった。

 ガライがいろは一行と別れてから数週間経ったろうか。ようやく病気も治り、寝巻きからいつもの赤と白のストライプの道化師衣装に身を包み、現職復帰をラルスに申し出ようと思い、いつも携帯している竪琴を持とうとした時であった。少し違和感を彼は覚えた。急ぎ、皮袋を開けて竪琴を見る。思わずガライは息を呑んだ。

 

「こ、これは違う! 私の竪琴じゃない!」

 ガライは竪琴がすり替わっていることに気づいた。常に大事にして皮袋に入れていた『銀の竪琴』。それが木製の竪琴になっていた。そして竪琴の入れてある皮袋にはメモがあった。

(ガライ。すまない)

 カンダタの文字だった。ガライはその短い手紙でカンダタの意図を悟った。竪琴をすり替えられたことなど、どうでもいい。ただ、ガライにはカンダタがどうして竪琴を必要としたか分かった。カンダタの短い手紙を握り締め、ガライは心の中で叫んだ。

「なんてことを…! だめだ、それを使っては! カンダタ殿!!」




カンダタがガライの銀の竪琴で何かをする、というのはCDシアター版のお話であるので、分かる人も多いと思います。CDシアター版のカンダタ好きなんですよね。大御所声優たる神谷明さんが熱演しています。
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