蒼龍のほうの調査には進展がなく、安全圏から情報部をつついてみたりしたがいずれも成果はなかった。
頼りはあの官僚の調査だけだった。
「まったく....」
と溜息を吐きながら、路地裏に転がっている男数人を見る。
何の情報も持たないネズミを拘束するのに無駄な労力を割いてしまったことを後悔するが今更無駄だ。
懐から銃を取り出してネズミの頭に向けるが、それもやめた。顔は見られたが同じ顔をした蒼龍は世界に大量に存在する。顔がばれようが、名前がばれようが困ることはない。それが艦娘の工作員の強みの一つでもある。
銃をしまい、路地裏から出て人通りの少ない早朝の東京に再び溶け込む。
そのまま始発の電車に乗り料亭に戻る。
「戻りました。それで何かわかりましたか?」
蒼龍は上着を脱ぎながら離れに入る。
「私の友人はスイス銀行にもFRBにもいます。中央銀行だろうが富裕層御用達の銀行だろうが、調べろと言われて調べられないことはありませんよ。」
「友人?よく言いますね。相手の弱みを握って下僕にしているくせに。」
こいつは手広くやっている。いろんな方法で弱みを握る。政治に中枢に入っているにもかかわらず脇の甘い人間を手の中で転がし権力を乗っ取る。影の人間にはなり切れない権力中毒者の常套手段だ。
「人聞きの悪いことを。まあ、否定はしませんが。」
「それで?」
「まずは結論から。金の出どころは、ノルウェー、オランダ、ベルギー、西ドイツにデンマーク。ほかにも複数の国家予算が始まりでした。」
複数の国家が共同で何かを進めていたというのか?
「オランダやベルギーはともかく、西ドイツが巨大な計画を進めることをイギリスだとか、アメリカだとかが許すはずがないと思うのですが?」
蒼龍が言うと、男は
「鈍い人ですね。時には慎重に時には大胆に。全ての始まりはアメリカです。何の工作もなくヨーロッパの各国政府に金を送り、そこを起点に資金を動かす。」
「マーシャルプラン?」
「ご名答。マーシャルプランを含む様々な経済支援政策で配られた金の一部がここに記録されていた資金の源泉です。」
あまりに回りくどすぎる。そこまでして隠したかった計画とはいったい何なのか?
「それで、この資金が最後にたどり着いたのは?」
「そこが完全にたどれなくなっていました。」
「どうして?」
「米国政府は税金を使って怪しげな研究をしていることを隠したかった。しかしそれ以上に計画自体の内容を隠し通すことが優先だったようです。この資金が最後にたどり着いたのはある銀行です。名前はレイヴン開発投資銀行。」
聞いたことがない名前の銀行だ。
「聞いたことがない。」
「当然です。私もこの銀行の存在をつい数時間前まで知りませんでしたから。一般的に世界の富豪とアメリカ政府が取引するときに使う銀行とは全く違う米国管理下にありながら米国の銀行ではない特異な存在です。」
「一体どこの銀行です?」
「ポルトガルの銀行です。設立当初の所在地は東ティモール。これは憶測にすぎませんが、マーシャルプランで第二次世界大戦非参戦国のポルトガルまで支援を受けていた理由の一つかもしれません。」
どこまで手が込んでいるのか?
「ここまで手が込んでいるのならCIAが単体で行った計画ではなく大統領が計画を認知して口を出していた可能性すらあると?」
「可能性の話をするならば十分あるでしょう。私の担当はここまでです。」
「何とかしてこの先を調べられませんか?」
「銀行に押し入って、権力だとか暴力だとかを振るい情報を要求するのはそちらの仕事ですよ。」
「それもそうですね。また連絡します。」
男は不満そうな顔をして
「ここまで苦労して手に入れた情報ですよ?少しぐらい見返りがあってもいいと思うますが?」
「私があなたにしたように弱みを使って他人を脅し、手に入れた情報をまとめただけで苦労したと?馬鹿らしいですね。」
蒼龍は冷たく言い放ち、男の持っていた封筒をひったくる。
男は笑って。
「それもそうですね。私もあなたのことを言えるようなやり方をしていなかったことを忘れていましたよ。」
とわざとらしく言う。
そんな男を無視して蒼龍は料亭を後にする。
これからのことについて少し考えるが、やめた。竹野に任せよう。
彼は蒼龍の生きる世界の住人ではない。諜報戦の指揮官として彼は十分ではない。だがそれでいい。
下手にこの世界での定石を知っている蒼龍がどれだけ考えたとしてもこの計画を隠そうとしている複数の人間の仕掛けた防衛策を破れはしない。
裏の世界での戦い方を知らない竹野が戦う方がまだ可能性があるのも事実だった。
望んでいたような戦いの舞台ではないが、かつてともに戦うことを望んだ村上と戦うことが出来るのもまた蒼龍には単純にうれしかった。
私は奴隷ではない。
私は奴隷ではない。本当に?
私は化け物ではない。
本当に?
生きているのか死んでいるのかもわからない自分を人間だと自称する魔物が目の前には転がり、自分の手に血がにじんでいる。
その穢れた腕の中で守れなかったまだ幼い少女が次第に冷たくなっていく。
なぜこうなった?
天龍が改二になってから初めての秘書艦の日が来た。
「よう。」
「おはよう。改装後はどうだ?」
「問題ないぜ。」
竹野は目のやりどころに正直困っていた。
改装で雰囲気が変わる艦娘は多い。天龍の場合凛々しさが薄れ笑顔を見せてくれるのはいいのだが、幾分ガードも薄れ目のやり場に困るスタイルを見せてくる。
客観的な事実として彼女の容姿は魅惑的だった。
その美麗な姿に引き込まれていたのか彼女が席について仕事を始めるまでぼんやりと眺めていた。
「なんだよ。」
視線に気がついた天龍がそう言う。
「油断しすぎじゃないか?お前の場合最初からかもしれんが....。」
天龍も竹野が言わんとしていることを理解したのか、
「なっ!」
と慌て始める。
竹野には特に深い意味はなく、感想を述べたに過ぎず天龍にとってもその発言だけでまた彼女が過剰な反応を見せることはなかった。少なくとも表面上は....
「セクハラって言うんだぞ、そういうのは。」
と不満を表しながら視線を手元に戻し作業を再開しようとしたとき、自分の手に人間の血液が流れる幻覚を見た。
幻覚か?本当に?
「よいではないか。よいではないか。」
と竹野はふざけて見せる。
「いつからお代官様になったんだ。ていうか、それ古いぞ。」
天龍は手元から視線をずらし竹野の方を見る。
彼は書類を眺めながら
「時代劇はいいものだぞ。」
と会話を続ける。
いつもならその姿を見るたびに今までの提督とは違うと、安堵したが今回は違った。
今なら殺せる。
そんな考えが頭の中をよぎった。
「あれは仮面ライダーと同じだろ?」
やっぱり殺すしかない。
彼らは抑圧者だ。
どんな善人であっても彼らの秘めている本質的な暴力性は変わることはない。
「不朽の名作になんてことを!それよりも。どうした?」
顔色が悪かったのか雰囲気がいつもと違ったのか分からないが、彼は天龍に起きていた何かを一瞬で見抜いた。
「ちょっと気分がわりぃんだ。」
「なら今日は秘書艦、変わるか?」
「改装でちょっとはしゃぎすぎてつかれたのかもしれねぇな。」
そう言って秘書艦を続けた天龍だったが、脳内の何かの囁きは止まらなかった。
食堂で鳳翔さんが持っていたが包丁を見て最適な武器だと思ったり、ペーパーナイフで封筒の開ける竹野を見てチャンスだとも思った。
けれど、理由はわからなかった。
どうして突然こんな思考に陥ったのかわからない。
午後からは一言も言葉を交わさず淡々と業務を務めることに務め、仕事が終われば竹野と言葉を交わすことなく執務室を後にする。
「どうしたの柄にもなくむつかしそうな顔して。」
龍田がそう小ばかにしてくるがそれを相手する気にもなれなかった。
「うっせっ」
と小さく返し布団にくるまる。
外部の音が遮断されると今度は頭の中の声が大きくなり天龍を苦しめる。
痛みもないのに脂汗が流れ息苦しくなってくる。
必死に意識を逸らしてようやく眠りに落ちていく。
「いい加減起きろよ。」
天龍は提督に起こされる。だがその提督は竹野ではなく、彼よりも若く彼と比べれば頼りない男だった。
夢か?
天龍はその提督に起こされている自分を第三者の視点で見ていた。
いつの記憶だ?
疑問はあったが幸せな空気に包まれどうでもよくなった。
そのまま夢に体を任せさらに深く夢に落ちていく。
「何時だ?」
「もう九時だぞ。」
天龍起きあがろうとすると何か違和感があった。
「そのまま寝ちまったのか?」
天龍は器用に体を布団で隠しながら起き上がると
「ちょっとやりすぎたかも。」
と提督はいたずらっぽく笑う。
「獣みたいに盛りやがって。」
そう不満を漏らすが、その言葉は数週間構ってくれなかった事に対する不満だった。
「飲むか?」
提督はコーヒーポッドを持ち上げながらそう聞く。
「おう。シャワー浴びてくるから置いといてくれ。」
「わかった。」
天龍は布団から這い出て床に転がっていた服を適当に羽織り執務室にある風呂場に向かう。
短い髪を適当に洗いすぐに出る。
そもそも風呂が好きではない彼女だったが、それよりもせっかくの休日を無駄にしたくなかった。
浴室から出るとは適当に着替えが置いてあった。
そのラフな服を雑に着て髪も乾かさずに脱衣所を出る。
そのまま無言で提督に近づき後ろから抱き着く。
「暑い。」
とだけ文句をいうが提督は抵抗せずにそのまま手元の端末を操作する。
それが仕事であることはいわれなくても天龍にはわかっており無言でその作業が終わるのを待つ。
「よし出かけるか。」
ようやく仕事が終わったのか端末を机に放り出す
「天龍の髪から俺とおんなじシャンプーのにおいがするたび謎の背徳感があるな。」
「変態チックだぞ。」
天龍はそういいながらも提督の髪と自分の短い髪を少し苦労しながら嗅ぎ比べる。
「わかんねぇ。」
「また龍田が女子力ないと嘆くぞ。」
「好きに言わせときゃいいんだよ。」
提督は天龍のことをまじまじ見たかと思うと
「着替えを適当に出したのは俺だけどまさかそんな格好で外に出る気じゃないだろうな?」
「ダメか?」
と天龍は何がおかしいのかといった顔で提督を見る。
無言で提督は天龍の手を引いて鎮守府内を歩きほかの艦娘から服を借りて回った。
「これぐらいでいいだろ。」
提督が満足するころには日は西に落ち始めていた。
「しまった。」
と提督は慌てるがこれはこれで自分が姫様にでもなったようで楽しかった。
「鳳翔の店で飲もうぜ。」
「いつもと同じじゃねえか。それでいいならそれでいいんだけど。」
「この格好で女子力ないとか言った奴らを驚かせてやる。」
とノリノリで天龍は鳳翔の店に向かう。
「それは天龍の力じゃないと思うんだけど。」
と呟く提督を無視して敷地内にある鳳翔の店に向かう。
「あれ?天龍さん?」
鳳翔はいつもの雑な格好ではない天龍を見てすぐにどういうことか気がつき、邪推をしないことに決めた。
一方の天龍は褒めてほしかったようで、立ち上がってみたり必要もないのに歩き回ったりした。
「褒めてもらえなくて残念だな」
提督はけらけら笑う。
「提督と天龍じゃん。」
鈴谷だ。鈴谷ならきっと。
そう、反応をまつが鈴谷は笑顔のまましばらく固まり何事もなかったかのように話し始める。
「提督!そう言えば頼んでた本買ってくれた?」
「経費では落ちないからもう少し待って。それまでの間鈴谷は図書室にある戦術とかの本を読もうね。軽空母への改装も近いし。」
「えぇ。めんどいな~。」
「おい鈴谷!どうして俺の服装に関して何も言わない?」
天龍がそういうと鈴谷はまた固まって
「え。いやぁ~。いつも通りカッコイイじゃん。」
「かっこいい?」
「かわいくて女子力も高いと思います。」
鈴谷のギャルもどきのしゃべり方が崩れる。
「そうかなぁ。そうだよなぁ。」
と天龍は半ば脅して勝ち取った称賛の声に満足したようだ。
いそいそと逃げていった鈴谷は熊野のもとに戻り
「絶対あれは提督のセンスだって。あの適当な天龍があんなお上品な格好できるはずないって。」
天龍が来ていた服は誰が見ても美女のそれだった。男らしさも確かにあったがそれをうまく利用し、センスのいい大人の女性がそこにはいたのだ。
「間違いなくそうでしょうね。天龍さんがあんな格好自分からできるはずがないですもの。いつもみたいな痴女のような格好とは全然違いますわね。」
「ダルがらみしてまで褒められたいものか?」
提督が聞くと天龍は
「みんな俺に女子力がないとかイケメンだとか言ってさ、俺もお姫様で居たいときもあんだよ。」
「そう言ううまくいかないとこも含めて天龍は愛おしいんだよ。じゃなきゃここまで惚れてない。」
「なんだよ突然。」
天龍ははぐらかすが、提督は真剣な顔で
「天龍。俺は君と本当の意味での自由な恋愛をしたい。上司と部下じゃなくて。艦娘と人間なんて区別もない世界で。だから、これをとっておいてくれ。」
そう言って提督が取り出したのは小さな箱だった。
箱といっても布で包まれた豪勢で上品なものだった。
一度天龍は似たようなものを見たことがある。
ケッコンカッコカリの時だ。
「全部終わった後で、俺が君からこれを受け取ってその指の装備品と取り替える。それまで持っておいてくれるか?」
「おう。まかせとけ。でもいいのか?なくすかもしれねぇぞ。」
「頼りないなぁ。」
そう言って提督天龍に軽くキスして
「こんなことを言ったすぐ後に仕事があるのがすごく不本意だ。」
と言って店を出ていく。
自然な流れで行われた愛の告白だったが、当然店の中のほかの艦娘が気づかないはずもなく提督が去ったあと小一時間問い詰められた。
疲れて眠った次の朝、そわそわして執務室に向かう。
何となく入りずらかったためノックしてみるが返事はない。
扉を開け、中に入った天龍は呆然と立ち尽くすしかなかった。
室内は散らかり艦娘が二人床に転がったまま動かない。
そして提督が銃を構え執務机に座っていた。
「なんだよこれ?どういうことだよ?」
天龍が聞くがその問いに返事は帰ってこなかった。
提督の銃は火を吹きその弾が天龍に当たる。その程度で天龍が死ぬはずもないが提督は何度も撃ち続けた。
天龍は提督には近づいて銃を取り上げる。
するとようやく提督は口を開き今までになく弱々しくかすれた声で、
「俺達が存在する限り君は幸せになれない。どうか殺してくれ。」
そういうのだ。
「何言ってんだ。説明してくれ。」
天龍がそう怒鳴るが提督はうわ言のように
「頼むから殺してくれ。俺を一瞬でも本当に愛してくれたなら殺してくれ。」
と言う。
「何があったんだよ?」
天龍は床で息絶えている自分の同胞を見ながら聞く
「俺が....殺した....。」
意外にも衝撃を受けることはなかった。
「どうして?」
「最初からこうなる運命だった。戦争が終わっても幸せな日々なんか来やしない。天龍....すまん。」
「なんで関係ない艦娘を巻き込んだ!」
天龍が怒鳴るが提督にはもう届いてはいなかった。
「失望と失意の中で死ぬ情けない私を許してくれ。」
提督は天龍から銃を奪い自分の頭を打ち抜く。
やっぱりこの男も人間で、まがいものの愛でしかなかった。
戦争さえなければ生まれることすら許されなかった命など人間からしてみれば無意味で空虚なものでしかないのだ。
全て嘘だった。
嘘だった....本当に?
天龍は動かなかった。愛していたからこそ動けなかった。
本当ならば自分が介錯するべきだったのに。
提督の手から銃を取り上げ安全装置を元に戻す。
安らかそうな顔の提督の頬に天龍はキスをして、自分も死ぬ準備を始める。
大量の睡眠剤を摂取し、目を閉じる。
もう二度と目が覚めることがないように。
「はぁはぁはぁ....」
「大丈夫か?」
不幸にも目が覚めてしまったようだ。
「提督。俺はあんたを殺しちまうかもしれねぇんだ。」
竹野は首を傾げる
「それまたどうして?」
「提督を殺したただ一人の艦娘がいただろ。あれは俺だった。」
竹野は少しも驚くことも、疑うこともせずに
「それで?」
「それで?責めたり貶したり、慰めたりしないのか?」
天龍の性格からして、言葉が足りていないだけだと竹野には何となくわかった。
本当に彼女の意思で提督を殺したのなら流すのは涙ではなく血だ。
「君が本当に日常での悲劇的な死を知っているならまったく意味のない慰めの言葉なんて必要ないだろう?」
戦場での死は、日常だ。
だが日常での死は悲劇だ。
それがたとえ止めなかっただけでも。
自分が手を下していようがなかろうが、彼女を誰も裁こうとしないし、誰も責めない。
ある意味法は免罪符となりえたが法は彼女をさばきはしない。
励ましと元気を出せなどという無意味な言葉、それがどれほどの自尊心を破壊するのか、竹野はよく知っていた。
「忘れろといても忘れられず、反省しろといってももう手遅れ。ただ責められたいだけなのに与えられる言葉は自分が納得できない擁護の数々。体中が焼けるように痛んで毎日眠れなくなる。」
解決法はただ一つの。竹野がここに来てよく眠れるようになったように、
「激痛を真っ正面から受け止めて、これ以上ない痛みと後悔に身を置け。絶対に逃げるな。どれだけ逃げても痛みの元凶は殺してしまった相手ではなく自分の心の中に住んでいる。逃げるだけ無駄だ。」
竹野ができるアドバイスはその程度だった。
事実がどうであったのかいずれは知ることになるだろうが、今は天龍がこれ以上間違いを冒さないようにする必要がある。
竹野には最低限提督としての責任を果たすことしかできなかった。
なぜか?
簡単だ。
竹野は涙を浮かべる天龍の目線の先にいるであろう彼女の愛した男ではなかったからだ。
「しばらくは秘書艦の当番も変わってもらえ。私がここに来てから少し負担をかけすぎた。ゆっくり休め。」
そう言って竹野は部屋を出ていく。
天龍は涙を拭って大きく息を吸うと
「何勝手に人の部屋に入ってんだよ!」
と竹野に向かって吼える。
「ばれたか。」
竹野も振り返り笑う。
それは戦時下でできる精一杯の明るい振る舞いだった。
死んでしまった艦娘を決めてしまうと私の命が危ないので、誰が死んでしまったのかに関してはご想像にお任せします。