「ふぅ…逃げ切ったか…」
ヒードランからプレートを頂いて逃走した俺は、無事逃げ切ったことに安堵した。
「にしても、この火山が暑いのってあのヒードランのせいだよな…もう関係ねぇや」
流石に暑すぎる。こんな所に長く居たくない。
だからこそ…
「そこ、退いていただきたいんすよ…」
カイ「残念だが、無理だな」
目の前にいたのはシンジュ団の長、カイ。
暑がりで知られる少女だ。
「で?暑がりの長さんがこんな所に何をしに来たんすか?」
カイ「決まっている…貴方を説得してこちら側に引き入れる!」
驚いた、まさか引き入れを行うとは。
決戦本番で血を血で洗う殺し合いになると思ったが…
…あ、待てよ?なんでコイツは俺がウォロに加担して世界を壊そうとしてる事を知ってる…?
―あ。
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ウォロ「向こう側には、アナタが世界を壊そうとしてると伝えておきます!その方が敵を錯乱させられますし!」
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…よし、あいつ後でぶちのめす!
カイ「…どうした?」
「俺は…お前らの仲間にはならない」
少なくとも、今じゃない。
仮にここで寝返ったとしても、ウォロに勘づかれたら終わりだ。
カイ「そうか…ならここで負かせて捕らえて幽閉する!それで二度と逆らえないように調教して…」
「怖ぇよ!!!!!」
駄目だ。絶対に捕まるな。捕まったら色々と終わる。
「ブラッキー、フワライド、いくぞ!」
カイ「グレイシア!お願い!」
「ブラッキー、サイコキネシスでグレイシアの固定!フワライドはシャドーボール!」
(サイキネか…俺がトドメ刺したかったな)
(くたばれ犬公!俺のシャドーボールで消し炭にしてくれるわ!)
カイ「グレイシア!?」
ほい、1発KO。なかなかお早いお仕事だったな。
カイ「そんな…負けちゃったよ…私…ショウさん…」
「諦めろ、お前が弱かっただけだ」
カイ「ショウさんが見てるのに…負けちゃったよ…」
「は?ショウちゃんが見てるって…っがあ!?」
後頭部に何かが直撃。俺は地面を頭で削りながら転がる。
「痛ってぇ…」
ショウ「ケイさん…残念ですが、貴方のこと、止めさせていただきます!」
「おいおい、まじかよ…こんな…」
ショウちゃんの隣にいるのは…ヌメルゴン?なんか似てるけど俺の知ってる姿じゃねえな。
「ブラッキー、フワライド。行けるよなぁ?」
(もちろんだよ、相棒)
(任せな、主)
「頼もしぃなぁ、お前ら…」
ショウ「ヌメルゴン、ハイドロポンプです!さっきケイさんに当てたのより強く!」
「お前人に向かってドロポン打つの!?」
ショウ「やっちゃってください、ヌメルゴン!」
「だぁもう!ブラッキー、フワライド、シャドーボール!」