…目が覚めた。
見慣れない天井。恐らくは医療室の天井だ。
隣のベッドから男の呻き声が聞こえる。
…聞き覚えがあるな。調査隊の奴だ。
まぁ、今はんな事どうでもいい。
いや、よくはないんだよ?でもさ…
「なんで腕生えてんの?」
イワークにブチッといかれた腕があった。ちゃんと動くし、感覚もある。
「どうなってんだよ、ヒスイ。シンオウより医療技術高いんじゃねぇの?」
と、俺がブツブツ言ってると―
テル「おいオッサン、起きたのかー?」
腹立つ呼び方。テルだな。
「俺はオッサンじゃねーよ」
テル「起きてんだな」
流された。
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ショウ「っー!?ケイさーん!!!!」
「おうショウちゃ―グエッ」
ショウちゃんが突撃してきた。痛い。
ショウ「もう!無茶しすぎなんですよ!死んだらどうしてたんですか!?」
「悪い悪い、俺座右の銘が弱肉強食だからw」
テル「物騒すぎんだろ、オッサン」
「お前は俺の事オッサンって言わないと死ぬ病気なの!?」
テル「おう」
「じゃあ仕方ねぇな!」
訳わかんないけどもういいや。
ショウ「さあケイさん、明日からは鍛え直しです!」
「え、なんで―」
テル「1週間も寝てたんだ。当たり前だろ」
「んな寝てたの俺!?」
ショウ「はい!因みに、最終目標はキングのクレベースを倒すことです!」
「え?何それ」
ショウ「純白の凍土のキングです!私が今日倒したので、命は保証しますから!」
「怖ぇよ!」
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テル視点
ケイが目覚めた翌日の朝、空がなんかとんでもなくなった。
デンボク団長がショウとケイを呼んでいた。
ケイはまだ寝てる。
―寝坊したな、アイツ。
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テル視点
デンボク「大変なことになったな…」
カイ「キングを沈めれば終わりじゃなかったの…?」
セキ「分からねぇ…が、まだ何かあるよな」
「まあ団長、今回も調査はショウやケイの野郎に―」
デンボク「駄目だ」
「なんでですか!?」
デンボク「あの2人は…追放する」
「…は?」
何言ってんだ団長、こんな時に冗談言うなよ。
ほら、ショウも混乱してる。早く嘘って―
「ショウ、ケイをコトブキ村から追放する」
セキ「旦那!?」
カイ「ちょっとデンボクさん!それは―」
デンボク「シマボシ、ケイは?」
シマボシ「寝てます」
デンボク「…純白の凍土につまみだせ」
駄目だ、コイツはマジだ。
本気で2人を追放する気なんだ。
「おい…」
デンボク「なんだ?テル―!?」
「テメェ舐めてんのか!?今回の騒動が2人のせいだってのか!?あ!?」
シマボシ「おい!」
「ただの人間にんな事出来るわけねぇだろ!!」
デンボク「…すまない、テル。ただ、仕方の無いことなのだ。分かってくれ」
そこからはもう覚えていない。セキとカイに取り押さえられて、今日は休めとシマボシ隊長に言われた。
ショウは自分で歩いていき、ケイは寝たまま連行されていた。
「ふざけんなよ、畜生…」
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ケイ視点
「寒っ!!!」
起きたら寒かった―否、寒かったから起きた。
ついでに空がえっぐい色してる。
「って、雪!?」
ポケモンは―ボールがあるからいるだろう。不思議なもんだ。起きたら急に外とか。
???「どうも、突然ですがジブン、ウォロと申します」
「―ホントに突然ですね、ケイです。…俺がこうなってる理由とかって―」
ウォロ「知ってますよ」
「教えてくれ!」
そっからはウォロから色々聞いた。
空が赤くなっていたこと。それを異邦人である俺たちのせいにされたこと。追放されたこと。
「…んだよそれ。ふざけんなよ…」
ウォロ「憎いですよね、理不尽ですよね。分かります。ですから、貴方に提案があるのです」
「なんだ?」
ウォロ「フフ、いいですね。教えましょう。ワタクシと―」
世界を壊しませんか?