とあるふたなり小説に影響されて、ふたなりの主人公が書きたくなり。
よう実の2期、3期が決まったのがうれしすぎてよう実の小説が書きたくなりました。
「人は平等であるか否か」
この言葉を目にしたとき、あなたは何を考える?
私が思うに、おそらく誰もが人は平等であるか否かを考えるのではないだろうか。
ん?なにいってんのって?まあ、この言い方だと意味不明だろう。
私が言いたいのは、誰もが「平等」に着目しているということ。
平等か、不平等かの二択なのだからそれは当たり前だ。
しかし、私の場合は違う。着目するのは「人」だ。
仮に人は平等だと考えることにする。
すると、どうしても不平等と考えてしまう部分が出てくる。
私と周りは平等じゃないと感じるからだ。
では次は、人は不平等だと考えることにする。
すると、今度はどうしても平等と考えてしまう部分が出てくる。
周りを見ている限りは平等に見えてくることもあるからだ。
ここまでの話だと、私の考えは一見矛盾しているようにも見えるだろう。
実際私以外はこんなことを考えないだろうからこれも当たり前だ。
だが一つ、矛盾していないといえる考え方がある。
それは、私が「人」でない場合。
私は人にカウントされないので、私からすれば人は平等に見える。これで解決だ。
少し長くなってしまったが、私が何を言いたいのか。
「人は平等であるか否か」。難しい問題だろう。
人によって考え方の違う、答えのない問いというやつだ。
しかし、私の場合、まず「私は人間であるか否か」。
これを考えなければならないのだ。
※※※
4月。入学式。私の体はバスの窓に預けられて、小刻みに揺れている。
実は入学式ということもあり、昨日は全然眠れなかった。そのため今は全然体に力が入っておらず、バスの揺れに身を任せている状態だ。
本当は私が入学する高校の制服を着ている人がさっき見えたので、起きておきたい気持ちもある。
しかし、ここで寝ておかないと多分入学初日から寝ているあほになる。それは絶対に避けなければいけない。
第一印象は大事。思ったよりも大事。
ということでしっかり寝たいと思う。本当に眠い。
そのまま起きずに……。とかは考えないようにしよう。
まあ、昨日は高校初日への不安があったから。夜遅くまで動画を見てたのはきっと関係ない。
新しい環境になるのに不安はつきものだ。眠れなくなったのは悪いことじゃない。今しっかり寝るのが大切。
いろいろ考えてたけど、そろそろ本格的にぼーっとしてきた。それじゃ一旦、おや────
「席を譲ってあげようって思わないの?」
──すみのタイミングでなんか始まった。おい。
私は耳に入ってきた声に、無理やり現実に引き戻されるような、ふわふわした感覚を覚える。
はぁ、もう少し小さい声でしゃべってくれないだろうか。
眠りに入るのを妨げられて少し不快に思ったが、そのあとすぐに周りの話し声にも慣れた。
ので、今度こそ寝ることにする。早く眠りについて気持ちよくなりたい。
今起こってる会話聞いてれば、話のネタになったかなとかそんなことを思いながら、私────音花双葉は目を閉じた。
※※※
「おい」
あれ、今私はお姉さんに抱き着いてー-----って夢か。
「多分もう起きたほうがいいぞ」
誰かに肩をたたかれ、意識が浮上してくる。ふぁ~あ。よく寝た。
意外と頭はすっきりしてるな。
目覚めがよくて助かった。意識が朦朧としたままの入学初日じゃ嫌だったし。
「んんんんん~~~~~~~~~」
そのまま思い切りのびをして、私は声をかけられたほうを見た。
が、声をかけてくれた人は、お礼を言う間もなく行ってしまったらしい。
あれ、ていうかどんな声だったっけ。おそらく同級生だとは思うけど。
まあ、またどこかで会ったときに思い出したらでいっか。
さて、私もバス降りよう。
私がのびている間にみんな降りたようで、ここで降りるのは私が最後かな。
すぐに立ち上がって、バスの外に出る。
外に出ると、ひんやりとした春の風が肌をなでた。
深呼吸して、体の中の空気を入れ替える。はー。外の空気うめー。
うん、頭も完全に覚醒した。そのまま前を見ると、これから私の入る高校がある。
「よし!」
そう声に出して、気合を入れる。もうすぐ、待ちに待った高校生だ。
いや、高校生になるのが待ちきれないというよりこの高校にはいるのが待ちきれないのほうが正しいか。
というのも、この高校にはほかの高校にはない特徴がいくつかある。
一つが、生徒の希望する進学、就職先に100%応えるというもの。
まあ、これがメインの特徴だよね。入学するだけでこの保証は、普通に考えて破格の条件すぎる。
そしてもう一つが、3年間学校外部との連絡や敷地から出ることの禁止。
ということは、上の条件を満たすには全寮制ということになる。
まあ、他にも細かい特徴はあるが、そこは割愛させてもらう。
結論から言うと、私がこの高校に魅力を感じたのは、二つ目の部分だ。
え、一つ目じゃないのって思うよね。でも、私にとっては一つ目より二つ目のほうが百倍うれしい。
それはなぜか。話すと少し長くなる。
みなさんは、人間の三大欲求というものをご存じだろうか。
三大欲求とは、生きていく上で特に重要な人間の三つの欲求のことをさす。
その三つとは、食欲、睡眠欲、そして性欲とされている。
わざわざ性欲だけを区切ったところからもわかる通り、私が話したいのは性欲について。
性欲がどうしたのか。それは単純な話、私は三大欲求の中でも特に性欲が強いということだ。
その理由はというと、私の身体的な特徴に関係している。
それはー-----私がふたなりであるということ。
ん?ちょっとまてちょっとまて。ってなったでしょ?ま、なるよね。
なんか賢そうな解説してたのにいきなり意味わからんくなったもんね。
実際馬鹿げた話だし。なのでここからは馬鹿モードで行きます!
難しいこと言うのやーめた。
まず、ふたなりとは。みなさんも一回はえっちな本で目にしたことがあるはず。
まあ、それです。一言で言えば両性具有ってやつです。お前16歳だよねって質問にはノーコメントで。
とにかく、私はなぜか知らんが生まれつきのふたなりで性欲が強いってこと。
後は、恋愛対象は女の子。言い換えれば精神面は男の子。
しかし、上半身は胸が膨らんでいるので女の子。そして下半身は両方。
そんな感じで別れてたりする。
そして、これが高校の話にどう関係するのかって?
一回頭を柔らかくして考えてみてほしい。
私が入るこの高校は簡単にいえば、男女が、一つの場所から、出られない。
…………。
え、つまりそういうことだよね!?!?
もう学校側から認められてるってことだよね!?
ただ、ここで一旦冷静になって考えていくと、一つ大きな壁が見えてくる。
あれ、男女の寮って別じゃね、と。
ふふふ、だが忘れてないだろうか。私が外見上は女の子だということを。
どんなに中身が性欲で動く変態だとしても見た目だけはかわいいと言うことを!!!
つまり、私はその大きな壁を無理やり突破できる。ので、最高の環境というわけだ。
今日何時に親は帰ってくるのだろうとか、妹の部活って今日あったっけとか考える必要もない!
好きな時に好きなことができるという素晴らしさ。身にしみて感じてます。
私が高校生活に望むもの。
それはえっちなこと(意味深)して、えっち(意味深)してえっち(直接的)すること!!
うん。単純でわかりやすくていいね!
あー、頭の中がピンクになってぶっ飛んできた。もうそろそろ平常運転だ。
そんなことを考えてるうちに、クラス分けが掲示されてる場所までたどり着く。
私は……Dクラスか。可愛い子が多いといいなー。できれば明るくて積極的な子が多いといいなー。
特にここでやることもないので、そのままDクラスまで直行する。
すると一人扉の前に立っている人が。おそらく同じクラスの人かな?
そう思って向かうと、私に気づいて、先に向こうから話しかけてくれた。
「こんにちは、初めまして!あなたもDクラス?」
そういって振り向いた少女を見る、と。その瞬間私の体にビビッと何かが走った。
私は滅多なことでもない限り、考えてることを顔に出さないようにしてる。
しかし、思わず目を見開いてしまった。なんだこの子は…。
本当にビビッと体に何かが走った。主に下半身に。
よし、決めた。私は笑顔を作って言う。
「うん、私もDクラス!よろしくね!」
この子をこの高校で最初に堕とす!!!
今回の情報
・音花双葉(主人公)
今回、前半から後半に進むにつれて主人公のキャラが少し違うのは、主人公の体質によるもの。基本は脳内ピンクバカで性欲に支配されている主人公だが、睡眠欲と食欲が強くなっているときは少し性欲が抑えられ、冷静になる。バスの主人公が比較的まともなのはそのため。