東方修羅道   作:おんせんまんじう

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ゆっくりしていってぬぇ。


第三十一話 紫電蒼電

「うァぁあああ"あああ"あ"ッッッ!!!!」

 

 怒りを孕んだ雄叫び。

 依姫は爆発するかの様な勢いで地を蹴り、刹那の世界で飛び込んだ姿勢から居合の姿勢に切り替え、刀の柄を握り締めた。

 

 鞘の中で加速し続ける絶刀。

 長刀である為それなりの重さはあるが、その分依姫の刀は加速し、これまでの剣を振ってきた中で最高のスピードに達した。

 音速をゆうに超えた剣先がエレクトロへ襲い掛かる。

 

 しかし、エレクトロの瞳は、この全ての動作をほぼ完全に見切っていた。。

 

「…遅ぃ」

 

 脳天に迫る長刀を見据えて一言呟き、避けるでも無く、迎撃する訳でも無くーーーただただ、長刀を()()()()()

 

「なっ!?」

「遅すぎるゥうううッ!!!」

 

 掴んだ掌からは血の()()()流れていない。

 

 狂った様に叫ぶエレクトロから蒼電が漏れ出るのを目にした依姫は、何か来ると思い、咄嗟に霊力を体に纏った。

 次の瞬間には蒼が広がり、長刀を通じて手先、胴体、体の末端と、体を突き抜けて痺れさせる放電が身を襲う。

 

 しかも刀をエレクトロに掴まれている為、逃げようと思っても逃げられなかった。

 

「ぐぅううう"う"う"ッ!!愛宕(あたご)様ッッ!!」

「おぉっ!?」

 

 このままでは不味い。

 そう感じた依姫は体を震わせながらも神降しに成功し、神の炎を体から溢れさせる事でエレクトロの拘束を逃れようとした。

 

 彼女の目論見は成功し、エレクトロが爆炎に怯むと同時に長刀が手放され、依姫は大きくバックステップ。

 

「逃ぐぁさないっ!!」

 

 しかし、バックステップする依姫を追撃せんと、雷撃を発射するエレクトロ。

 これを依姫は、軻遇突智(カグヅチ)の炎を纏わせた長刀で真っ二つにし、難を逃れた。

 

 一見、炎と雷は交わる事は無い。

 しかし、依姫の尋常では無い戦闘センスと神の炎の言う、ブランド物のような武器でそれを可能にしていた。

 

(これならいけーーー)

 

 戦える、大妖怪と化したカレンとでも渡り合える。

 これならいける…そう希望を見出したその時。

 

 バチリと音が鳴り、ダンプカーと衝突したかの様な衝撃が彼女を襲った。

 

「…えっ?ーーーっゲホッ!?」

 

 予想外のダメージ。

 宙に投げ出された体。

 手から離れる長刀。

 

 体が痛みへの反応に遅れ、柱状の通信機器の一本に激突して初めて、何があったか自覚した。

 地面に落下する体の腹部が燃える様に痛く、口から血が溢れる。

 

 …確かにカレンをこの目に捉えていた、しかしーーー()()()()()のである。

 否、消え失せたと言うより、超高速で移動した…?

 

 その瞬間、依姫の耳は、まるで電線がショートした時の音の様な、独特な音を聞き取った。

 またアレが来る。

 

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)様ーーーっぐっ…ッ!!」

 

 今降ろした神は、怪力無双でも知られる日本武尊。

 降ろした事で常人よりも何十倍も堅牢な体を手に入れた依姫は、今の攻撃を見切る事は出来なかったが、吹き飛ばされる程度の衝撃で済んだ。

 

 受け身を取って着地時の衝撃を消し、目だけを動かして長刀を探す。

 …あった。

 しかし、二十メートル程の距離があり、今すぐ取りに行くのはカレンが許さないだろう。

 

 だが、タネは理解した。

 衝撃の最中、ほんの少しだけ見えた蒼の軌跡。

 それを形容するならば、電子の移動だろうか。

 

 そう、カレンは体を電気に変え、恐るべきスピードで依姫を殴ったのだ。

 

 しかしそれはカレンには到底不可能な技術であり、体を電子に変える分、二度と戻らずに消滅するリスクだってあった。

 それが示す事実は一つ。

 

 大妖怪はカレンを、正に人形の様に容赦無く扱っている。

 

「この…下衆がッッ!!」

「ごぶぁッ!!」

 

 背後からショート音。

 二度も食らえば流石に体が覚える様で、振り向き様に鉄拳をカレンにお見舞いしてやった。

 

 彼女は頭から地面にめり込み、更に蜘蛛の巣に地面が割れていく。

 チャンスとばかりに長刀に向かって走り出す依姫。

 

 だが、地面で埋まったぐらいでへばる程、エレクトロは弱く無かった。

 

「エレクトロピラーズ・フォールンッッ!!」

 

 めり込んだ頭を瞬時にコンクリートから抜け出させたエレクトロは地を足で力強く踏み付け、彼女を中心に大量の黒雷の柱が立ち昇る。

 軍来祭でも行った霊力を混ぜた雷。

 更に大妖怪としての妖力も混じった黒雷は、竜の様に空へ舞い、柱状の通信機器すらも破壊していった。

 

 依姫は背後に迫る黒雷を一瞥もせずに疾走する。

 

(あと少し…っ届いーー)

 

 黒雷の柱を振り切り、やっとの思いで長刀を掴み取る依姫。

 

 しかし。

 

「そんなに逃げて何処へ行くんだぁ?」

 

 空がひっくり返る。

 

 カレンに足を捉えられ、そのまま砲弾投げの様に空へ投げ出されたのだ。

 そう状況を理解した時には手遅れだった。

 

ハーエスト・トルメンタ(雷撃雨・超高圧)ッ!!」

 

 地から空へと降り注ぐ蒼色の雷撃雨。

 宙に投げ出された依姫に防ぐ手段は無かった。

 

「ぐぅ…!!」

 

 篠突くように昇る雷撃雨の幾本かが依姫の胴体に突き刺さり、苦痛で呻く依姫。

 それこそ日本武尊のお陰で呻くだけで済むが、幸い中の不幸と言うべきか、依姫の体は痺れて自由が効かず、動かなくなってしまった。

 そして、無防備に空へ投げ出された体が落下する瞬間、蒼い粒子と忌まわしいのっぺりとした顔が視界に割り込んで来た。

 

「ハロー!気分はどお!?折角だから旅行に連れていこうッ!!

「ッああああッ!?」

 

 電子となったエレクトロはアッパーで依姫を更に上空へ吹き飛ばし、更にアッパー、更にアッパーと。

 依姫の体を遥かな空へと誘って行った。

 

 そうして地面から見てどんどん豆粒の様に小さくなって行った二人の体は、遂に曇雲の中へと突入する。

 

「…ッ」

 

 薄暗い霧の中。

 吹き荒れる風。

 時折聞こえる雷音と嗤い声。

 

 当然だが、空中では踏ん張る事は出来ず、呼吸も厳しい。

 つまり、空中は依姫にとって最悪のステージーーーと言う訳では無い。

 何故なら、依姫は神降しが使えるからだ。

 

「風神様ッ!!」

 

 風神雷神の一柱。

 風の環境を味方に付け、剣先に神風を纏わせた依姫は、正面から恐るべきスピードで襲い掛かるエレクトロを叩き切ろうとした。

 

 …エレクトロは神の炎に怯んだ。

 つまりは神降しの力を纏った剣なら、カレンにダメージを与える事が出来るはずだと、依姫は睨んでいた。

 

 襲い掛かるのっぺりとした顔から、ぶわりと汗が溢れる。

 

 だが。

 

「いいのかぁ?私も死ぬぞ?」

「…ッッ!!」

 

 それが分からない程、依姫もバカでは無い。

 しかし、言葉に出されて言われる事でーーー剣筋が()()()しまった。

 

 この程度で死ぬ大妖怪でも無い事は、剣を交えた事で理解している。

 それでも残念ながら…依姫は()()だった。

 

「クヒャッ!アッハハッッ!!ハァッ!!!!」

「ッか…っは…ッ!!」

 

 思い切り高笑いを響かせるエレクトロは、愉悦とした表情で周囲から静電気を吸い取り、その名の通り、雷を落とした。

 爆竹の数百倍もの轟音が雲を突き抜け、衝撃で依姫とエレクトロを中心とした範囲の雲が円状に消滅する。

 

 自然における雷の何倍もの電力で貫かれた依姫は、その意識を絶った。

 

 風に支えられていた彼女の体は力を失い、墜落して行く。

 数十キロの長さの距離を経た人間隕石の行方は言うまでも無い。

 

 ペシャンコで済めばいい方だ。

 

 そんな依姫を見て、エレクトロは嗤いに嗤った。

 

「アヒャッ!アヒャヒャヒャッ!!クヒヒッ!!やはり人間!!()()なんぞに庇護されている分際でぇッ!この私に楯突くからだッ!!ヒヒヒッ…!それにしても馴染む…この体は…ッ!!」

 

 ひとしきり嗤った後、エレクトロは自身の手のひらを見てそう言った。

 …操りの大妖怪はその生を受けて間も無い、だからこそ、電気の力を扱う事も苦では無く、まるで子供の理解が早いように瞬く間に使いこなし、急成長を遂げていた。

 加えて発声もどんどん人間に近くなり、舌ったらずから流暢になっていく。

 

 そして手のひら越しに豆粒の様な依姫を睥睨し、うっとりと呟いた。

 

「あと少しで神になれる…待ってて下さいませ…我がーーーん?」

 

 あと少しで記念のトマトが爆砕する、そう思った矢先、依姫の姿が掻き消えた。

 花が咲いていないのをを見るに、どうやら助かった様だ。

 

「…は〜…メンドクサ、私が今度こそぶち殺してやろうか…!!」

 

 そして、エレクトロの姿の輪郭は曖昧になり、雷が落ちるかの様に飛び出した。

 

◆◆

 

 エレクトロが嗤い暮れていた頃、依姫は、朦朧とした意識の中で後悔していた。

 

(私が…動揺しなければ…私に…救える手段があったなら…)

 

 体は動かず、神降ろしをしようと思っても、思考が回らない。

 事実上の詰みであった。

 

 依姫の瞳から涙が溢れ、空へと消えていく。

 対照的にコンクリートの地面は近づいてくる。

 

 豆粒のように小さくなったカレンを見据えると、心の声が溢れる。

 

 ごめんなさい、と。

 何の成果も上げられず、死んでいく私の事を。

 

 カレン、お父様、姉さんーーーシンさん。

 

「ゎ、たし…を、許して…」

 

 懺悔。

 

 しかし、別の声が響き、空中で抱き止められた…と思ったら今度は地上に居た。

 この能力は…この声は…

 

「許して欲しいのはこちらだ…遅くなった、依姫…後は我に任せろ」

「ぉ、父…様…?」

 

 依姫の瞳に、ここにいる筈のない、(お父様)の姿が映った。

 

「永琳殿がこの通信災害の中で連絡をくれたお陰で間に合った……依姫、お前は絶対に死なせない…だから…」

 

 玄楽の言葉を皮切りに、景色が変わる。

 依姫とエレクトロが戦った所からそれほど離れては居ないが、それほど戦いの邪魔にならない場所。

 

 二人は発電所の管制塔の前に居た。

 

「ここに居てくれ」

「…っ」

 

 待って、そう言おうとしても声が出ない。

 玄楽は依姫を管制塔の壁を背にする様に寝かせ、パッと姿を消してしまった。

 

 体は動かず、回復するのに数分はかかるだろう。

 しかし、そんな事は関係無い。

 

 依姫にとって、彼女よりもカレンの身の方が大事だからだ。

 

「カレ…ンを…殺さ、な…ぃで」

 

 変わり果てた友の身を案ずる声。

 その呟きを聞き取る者は、居なかった。

 

◆◆

 

「んー?何処いった?見当たらないねぇ?」

 

 姿を消した依姫の息の根を止めるため、エレクトロは地上に降り立っていた。

 ふと、背後から声。

 

「我の事か?」

「ーーーお?…誰?お前」

 

 気配を感じられなかった。

 まるで一瞬で現れたかの様な違和感。

 

 自身に絶対的なプライドを持つエレクトロは、それだけで警戒心をマックスに引き上げた。

 

「我は名乗る名も捨てた…今はただのオヤジだ」

「ふーん…そう…かァッ!!」

 

 電子化、からの突進+ナックル。

 奇襲から始まった第二回戦はーーーエレクトロ()吹き飛ばされる形で始まった。

 

「ッ!?!?!?…な…ぁッ!?」

 

 吹き飛ばされたエレクトロは柱状の通信機器に激突し、痛みに悶絶する。

 何故、私がダメージを負っている?

 何故、こんなに痛い?

 

 その答えは簡単だ。

 

「どうした?その程度か?」

「ヒッ!?」

 

 見切られていたのだ、攻撃を。

 玄楽は、最強の軍人だった男。

 

 全盛期ではこのままエレクトロを粉微塵に出来ていたかも知れないが、老齢と言う弱体化もあって、これだけに落ち着いた。

 それでも、軍人だった頃の感と神経は鈍ってはいない。

 

(なんだ…!?なんなんだこの男はっ!?)

 

 いきなり現れた謎の男。

 その男に一瞬で力の差を見せ付けられたエレクトロは、生まれて初めて、恐怖を抱いた。

 

 修羅と言っても良い様なオーラ。

 それの理由が子が傷付けられた事に対しての怒りである、と言う事はエレクトロには分からない。

 

 分からないからこそ、恐ろしいのだ。

 

「どうした?撃たないのか?」

「ッ舐めやがーーーグブァッ!?」

 

 激昂するエレクトロは電撃を放とうとするが、正面の玄楽が消え失せ、見失ったと思ったら首に隕石が落ちたかの様な衝撃。

 玄楽の踵落としだ。

 

 玄楽はコンクリートに激突するエレクトロの頭をすかさず掴み、柱状の通信機器に何度も激突させる。

 

「お前には子を思う父の気持ちが分からないのだろうが…相当に腹が立つぞ」

「ごッ!がっ!!おのッ!!れッ!!ぎざっ!!ま"ぁあ"ああッ"!!」

 

 エレクトロは大いに焦った。

 コイツに加えて、あの紫の女が参戦するとなると、自分の勝機は薄くなる。

 だが…この男が紫の女の()ならば。

 

 叩きつけられながらもエレクトロの口角が上がる。

 

 …紫の女を人質にして、この男を殺した後に女も殺す。

 

 自分ながら素晴らしい案だ。

 今自分を圧倒しているこの男の顔を、絶望でクシャクシャにする妄想が止まらない。

 

 幸い、移動手段は目の前にある。

 

「キヒッ!!後悔ざぜッ!!ッで!!や"るよ"ォ!!」

「なっ!?この…ッ!!」

 

 ボロボロになり、配線が飛び出す程まで通信機器に叩き付けられたエレクトロの顔は愉悦に歪み、電子化によってその体を通信機器の中へ吸い込ませて行った。

 対して玄楽は通信機器を破壊するが、手応えは無い。

 

「おのれッ!!」

 

 焦る玄楽。

 彼は依姫の身を案じ、またその場から消え失せた。

 

◆◆

 

「ハァッ、ハァッ、ハァッ…居た…!アイツだ…!!」

 

 この発電所の全ての回路に電気を走らせる事で疑似的な偵察を行ったエレクトロは、一瞬で依姫の位置を把握し、依姫の目の前で姿を現した。

 

「…っ!?」

「悪いが…利用されろォッ!!」

 

 エレクトロは登場と同時に、妖力と霊力を混ぜ合わせて作った漆黒の雷槍を顕現させ、目を見開く依姫に向けて発射した。

 当たれば何十分も激痛の槍。

 

 これを使って人質として利用する。

 ーーーその筈が。

 

「依姫ーーーッッ!!!!」

 

 女神の天秤が大きくエレクトロに傾いた。

 玄楽が依姫とエレクトロの間に一瞬で現れ、その攻撃を身を挺して受けたのだ。

 

 一人は歓喜し、一人は絶望し、一人は悔しさを滲ませる。

 

 腹を貫通した黒槍。

 

 血は噴き出ない。

 何故なら雷電が内臓を焼き尽くしているからだ、更に霊力と妖力の混じ合った力が魂と精神を抉るため、感じたことの無いような激痛が流れる。

 

 ーーー玄楽は、確かに最強の軍人だった。

 しかし今では弱体化し、防御力も減っている。

 

 それゆえに、この攻撃で倒れてしまう事は必然であった。

 

「お…父…様…ッッ!!!!」

「ぐぅ、ぁああ…ッ!!…ッ済ま、ない依姫…ッ!!」

 

 あんな啖呵を切ったと言うのに、何が父親だ。

 後悔する玄楽だったが、過ぎた物は仕方がない。

 

 反対に依姫は、未だ動かない体を呪いつつも、未知の攻撃に倒れた父の猛烈に心配していた。

 

 しかし、下衆の声が思考を遮る。

 

「おやおや?おやおやおやおやぁ〜?あんなに見下してた君が今では!私が見下す方ッ!!っはぁ〜!!これだから人間は愚かだ…ねぇッ!!」

「ぐぁ…ッ!!!!」

 

 蹴り飛ばされる玄楽。

 娘の手前、無様に叫ぶ事はしなかったが、それ以上に動けない自分が悔しかった。

 

「じゃぁ…最後にコイツを殺して君の顔を見ようかなぁッ!?」

「ッ止めろぉおおお"お"ッッッッ!!!!」

 

 エレクトロが何をするか理解した玄楽はひたすらに叫んだ。

 

 エレクトロの両手に蒼い光が集まり、奴の足がゆっくりと依姫へ近づいて行く。

 玄楽の叫びが響く様で、絶望と言う名の無音が場を支配していた。

 

 依姫も自分の死が漠然と感じられ、カタカタと体が震える。

 

(ーーーカレン…)

 

 体は動かない。

 彼女が近づいて来る。

 

 ドクドクと、心臓が雄叫びを上げ始める。

 依姫の心には、四割の諦め、四割のカレンと玄楽に対する懺悔、そして…一分程の、希望。

 それはーーーシン。

 

 だが、そう願って、あり得ない事が、都合の良い事が起こる程、世界は恵まれていない。

 

 エレクトロが光り輝く手を構え、振り下ろす。

 玄楽が叫ぶ。

 依姫は目を閉じる。

 しかし、衝撃はいつまで経っても来ない。

 

 …もし、そんな偶然が起こるとしたら、それはつまり。

 それはつまり…!

 

よぉ、大分遅れた、依姫…悪かったな

 

 紛れも無く、本物の奇跡なのだろう。

 

…カレン…いやエレクトロ…今度こそ、今度こそブチのめしてやるよ…ッ!!

「…ッどこまでも邪魔しやがってェぇええッッッッ!!」

 

 依姫の前に立ち、エレクトロの腕を掴むシンは、燃え盛る闘志と怒りを拳に乗せた。




ご拝読、ありがとうございますなのぜ!

…UA爆発してる…なんで?
やっぱ夏休みなんすね〜なのぜ。

アルモ様、寝てはいけない様、☆10評価、☆9評価ありがとうございますなのぜ!

登場人物紹介っている?

  • やってくれ 必要だろ(いる)
  • それは雑魚の思考だ(いらない)

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