IS~暁に浮かぶ白を忘れない~   作:不落閣下

1 / 29
1――邂逅する。

 ――くだらない。

 目の前に映る光景は、世にも珍しい珍獣を見るかのような盛り上がりと、未知なる人物であるが故に思う期待の渦を混ぜ込んだようなそれ。

 皆がたった一人の男子を見て騒いでいる。容姿はそこらの男子よりかは良い、所謂イケメンに分類されるのだろう。この熱に侵された教室で唯一冷め切った瞳で見ているのは、きっと私だけに違いなかった。

 彼、織斑一夏が注目されている理由は二つあり、一つは女性にしか動かせない世界最強の次世代兵器、インフィニット・ストラトスを男性の身で動かした事。そして、織斑という世界中で、特に日本では神聖的な人物の苗字を持つからだ。

 春、IS学園一年一組の教室の窓側の最後列に座っていた私こと浅草染子は、日本代表候補生というIS業界ではエリートの分類に入る地位に居る。幾人の代表候補と模擬戦という名のデータ取りをしたけれども、負けた試しがなかった。本当に皮肉な事だと思う。

 ――誰よりもISを憎んでいる私が、誰よりもISを動かせているという事実が。

 ISを動かすために必要なのは二つ。一つは女性の身である事は勿論ながら、もう一つはISランクと呼ばれる親和性だ。ISを世に467機作り上げた稀代の天才篠ノ之束博士による公開情報により、ISのコアに搭乗者との親和性による自己進化のプログラムが組まれている事が分かっている。これは第二次移行形態(セカンドシフト)により自機を進化させる事象が発見されての事で、使い回しをする事ができなくなった最大の要因である。

 ISは搭乗者をパートナーとして認識するらしい。らしい、というのは未だかつてISの意思を文字や言葉で確認できていないからだ。ISは搭乗者との関係を育む事で、第二次移行形態(セカンドシフト)単一仕様(ワンオフアビリティ)を発露させる。それにより搭乗者の戦闘力を大幅に底上げし戦う役に立てる、というのが今分かる謎の一つらしい。解明はされていない。そもそもコアが現代の科学者では到底理解する事のできないブラックボックスと化しているので解明も糞も無いようだ。研究開発部の人間がそれにより一喜一憂の地獄に居るらしいが、搭乗者である私には最低限の修理技能があれば十分だ。

 さて、普通入学式後の席順は出席番号順となるのが常であり、それは名前順であるのが適当だ。何故「あ」行から始まる私が出席番号39番、最終番号に連ねているのか。それは単純に出席番号が決まった後に追加されたからだ。その理由は単純にして簡潔的に言えば――。

 

「織斑くん?」

「へ!? あ、すいません!」

 

 あそこで女子の視線のむしろになって固まって、自己紹介を山田担任から促されているのに気付いていない織斑一夏のせいである。この男、IS学園入試会場と重なった藍越学園の入試希望者でありながら、何故か複雑化され厳重な警備状況であった筈のIS学園の入試会場に辿り着いてしまい、終いには《打鉄》という日本のISメーカー倉持技研が作り上げたISに触って起動させてしまったのである。

 そのせいで世界中はてんわやんわ。女性の身でしか扱えないという、非情にして欠陥的な現実を打ち砕いた男性が現れてしまったのだ。そのため、日本代表候補生として監視されている私が急遽IS学園に派遣され、織斑一夏を護衛する任務を突き付けられてしまったのだ。

 本当であれば代表候補生という縛りを受けつつ、所属しているアンリアル工房でノルマをクリアするだけのお手軽な不自由でありながら快適な生活をしていたに違いないのに。

 ――チッ、くだらない。

 クラス唯一の男性である織斑一夏が喋っていたからか、その声を聞きたい大半の女子のざわめきが消えてしまい、小さな舌打ちは浮き彫りになる。女子一同、一部を除き織斑一夏に夢中で聞き流しているようだが、この列の最前列にいる篠ノ之束の妹である篠ノ之箒がぴくりと反応し、斜め右前に座っていたイギリス代表候補生であるセシリア・オルコットが仲間を見たかのような笑みを浮かべ、真ん中側に座っている更識のメイドの布仏本音がほんの少しだけ雰囲気を変えた。

 そのあからさまな反応に私としては鼻で笑いたくなるような気分になった。

 

「お、織斑一夏です。状況が突然過ぎて戸惑いっぱなしですが、よろしくお願いします!」

 

 そうやり遂げたという顔で言い切った彼に視線が集中する。恐らくそれ以上の情報を知りたいのだろう。何せ、彼はイケメンに分類される。そして、女性の花園とも言えるこのIS学園と女尊男卑な世界と化した今、女子中高は増える一方であり、初めてクラスメイトに男子が居る状況になった子も少なくないのだろう。言うなれば憧れと期待を受けているのである彼は。

 視線のむしろに若干呻きながら彼は「以上です!」と着席して逃げた。それにより期待感を露にして前のめり気味だった子たちが机に突っ伏した。立ち上がっていたらドリフのように床に転がったに違いない。気だるい溜息を吐いて私は窓に視線を移して、白雲混じりの青い空を見やる。

 ――空の青は好きだ。けど、海の青は嫌いだ。

 どうしてもあの時の光景を思い出してしまう。憎き人物を彷彿させ苛立ちと殺意が屹立(いき)り立ってしまう。思考が憤怒によって真っ赤に染まろうとしていた時、銃の音とは違った乾いた音が響いた。ふと思考の線が途切れてすっと真っ赤な憤怒が沈黙する。行き過ぎると正気に戻るまで苛々しっ放しになるのだから、なるべく折り合いつけて気をつけないと。

 

「え……? ち、千冬姉!?」

「ここでは織斑先生だ馬鹿者め」

 

 そちらを見やればロリ巨乳に眼鏡属性という薄い本が厚くなりそうな魅力を持つ山田担任ではなく、ISの公式世界大会モンド・クロッソの初代覇者たるブリュンヒルデの称号を得た織斑千冬が出席簿を織斑一夏の頭部に落としていた。目を離していた時に入室したのだろう。凛とした大人の色気と日本刀のような鋭さを持つ織斑千冬が此処に居ると言う事は、山田真耶は担任ではなく副担任だったのか。名前しか資料で確認していなかったから気付けなかったな。全くもって興味が無かったし。

 織斑千冬の登場により沈黙していた教室が沸き上がる。沸騰石を入れずに沸騰させてしまったビーカーの中の水のような盛り上がりようである。然程興味関心が持てない私は再び空を見やる事にした。頭と心を空っぽにして過ごす事は私の安寧を取り戻してくれる。織斑担任の演説めいた御高説を聞き流した後、回ってきた自己紹介の順番に嘆息した。

 すっと立ち上がる私を誰もが見ている。特に、ここぞとばかりに舌打ちの件で反応した三人がじっと見ているのだ。遣り辛さは感じないが遣る瀬無さのような倦怠感を覚えてしまう。

 ――くだらない。

 

「浅草染子です。アンリアル工房の試運転搭乗者(テストパイロット)でもありますが、日本代表候補生でもあります。私の出席番号が一番最後なのはそこで呆けている唯一の男性搭乗者の護衛任務を受けているからですので、くだらない接触は止めてください。以上です」

 

 私の名前と肩書きを聞いて織斑一夏にしか関心を抱いていなかった面々が驚愕の表情をする。そう、何故なら私の名前は織斑姉弟の次の次くらいに有名になっている。その理由は単純な事だ。現在八人存在する日本代表候補生を悉く捻り潰した実力者であるからだ。一番最後に参加した身でありながら、先に訓練を受けていた候補生たちを一蹴したのだ。そのため、次期日本代表として私の名前は日本、そしてIS関係者には轟いている。

 クラスのざわめきにくだらないと一瞥し静かに着席した。もっとも、護衛の件は秘密であるので織斑担任が少々苦い顔をしているが、それは話題に成り過ぎている自身の弟に文句を言って欲しい。如何見ても理由無しに彼に近付けばくだらない乙女思考の輩と同じ扱いを取られるに決まっている。何の魅力も感じない織斑一夏に恋愛感情で近付いただなんて思われたら吐き気を催してしまいそうだ。

 因みに私の男性の好みは某主人公がラスボスな漫画のベルナドット隊長である。飄々としていながらも確かな実力を持ち、ここぞという時に命を捨ててまでも救ってくれる熱い気概を持つあの人のような男性と結婚できればいいなと思う。織斑一夏の事はよく知らないが、琴線惹かれるような気分も無いので彼への脈は無いだろう。

 ――もっとも、彼は私を見て見惚れていたようだが。

 そのせいで篠ノ之箒が憤慨しそうな般若面顔をしており、恋心を抱いている割にはかなり視野が狭く器も小さい様子が見て取れた。多分あの様な女性は相手がMでも無ければ相容れないだろう。何せ、既に握り拳を肘上まで上がっているのだ。漫画に出てきそうな暴力系乙女は現実では理不尽な暴力少女でしかない。普通の感性をしていたら惚れられていてもノーサンキューな分類に違いない。

 そして、「ほほぅ?」と好敵手を見つけたかのような舌舐め擦り顔をしているセシリア・オルコットもまた私にとっては面倒極まりない相手だろう。何せ、雰囲気や身につけている香水の種類からして淑女を被った貴族女性である。そして、女尊男卑の風潮のある今、貴族の誇りというのはこれでもかというぐらいに助長しているに違いない。なんだ、私にその伸び切った長い鼻を叩き折れと言う事か。

 まぁ、そこらへんは追々の反応を見てからだろう。私へのざわめきは織斑担任による一喝により強制終了され、静かになった教室を見て良しとばかりに頷いた。隣に居た山田副担任がその一喝に驚いて涙目になっているのは放っておいて良いのだろうか。何やら保護欲を刺激させる山田副担任の表情に私の顔が少し笑みを浮かべているような気がする。

 ――あれ、私サドの気があったのか?

 そんな自問自答をしつつ、私は織斑担任による休憩の言葉を聴いて立ち上がったのだった。

 

 

 

 

 

 ――な、何つー地獄だこれは。

 中学時代に女友達は居たから別に女子と喋る事に問題は無い。けれど、女子高に男子一人という状況は本当に拙い。かなり気まずい。知り合いらしき女子も居たが目線を向けたらふいっと逸らされてしまったし、俺の自己紹介をしている時に遠くから舌打ちが聞こえてしまったのがもう決定的だった。

 千冬姉に出席簿を一閃され撃墜された俺は机に突っ伏しつつ、女子の自己紹介を聞いていた。千冬姉に憧れて、千冬姉に会いたくて、千冬姉に躾けられたくて、とやけにミーハーな女子が多いんだなーと思わずには居られない。流石に最後の一人の言動だけは無視させて貰うが、俺の姉は大変人気のようだ。だが、それにしては毛色が違う女子も居たのを覚えている。

 窓側最後列に座る浅草染子さん。日本人特有の艶やかな黒髪は無造作に伸びていて腰程はあるだろう、そして何より控えめな自己主張をする二つの膨らみはともかく、曲線美とはこういうものだと主張するようにボディバランスが綺麗なのだ。そして、雰囲気が他の女子とは違う。千冬姉が凛とする日本刀ならば、彼女は凛とする一輪の華だ。孤高に気高い狼を彷彿させる目付きや気だるそうな印象が垣間見えて俺はただ見惚れてしまった。

 そう、あれは確か弾が教えてくれた属性――クーデレだ。

 冷めた雰囲気をしていながらさり気無く主人公を支えてくれたり、ツンとそっぽ向きながら頬を染めて優しい言葉を掛けてくれちゃったりするあのクーデレだ。俺の周りには居なかった人柄であるからか、それとも彼女の言った護衛という言葉だからか、俺は浅草さんの事が気に成り始めていた。何となくだが彼女があの舌打ちの人物だと思うし、クラスメイトでもあるので仲の良い友人になれたらなと思う。弾や御手洗が居たら吼えて喜ぶに違いない人だろうし。

 ――ただ、幼馴染の殺気篭った視線がかなり気に成る。

 篠ノ之箒。それは小学生の頃に通っていた篠ノ之道場の末っ子で、俺の剣道ライバルだった少女の名前だ。姉の束さんがISを作って何やら凄い事をやらかした事で引越ししてしまった経緯を持ち、今日久し振りに再会を果たしたのだ。何処のギャルゲーだと弾に突っ込まれてしまいそうであるが、俺としては仲の良かった子であるので嬉しい限りだ。それに、男性一人というこの環境で知り合いが居るのはかなり心強い。ここに鈴が居ればたぶん俺の心の安寧は保たれると思う限りだ。ただ、その鈴も中国に帰国してしまって日本に居ないので会える可能性が低いのが残念だ。

 

「では、入学のHRを終わりとする。十分間の休憩の後、学園の基本的な事について簡潔に説明した上で授業を開始するのでチャイムが鳴る前にきちんと着席しているように」

 

 そう言って千冬姉は教室から山田先生を引き連れて出て行ってしまった。恐らく千冬姉はミーハーな女子たちに囲まれるのを忌避したのだろう。千冬姉は人混みが嫌いだし、家事が苦手でぐーたらな性格をしているからボロが出る可能性もあるので常にキリッとしているのを俺は知っている。……ただ、IS学園の教師になっているのだけは知らなかったが。そんな事をぼーっとして考えていたら近付く気配を感じた。そちらに振り向けば何故か拳を握り締めている箒の姿があった。待て、まさかそのまま振り上げて殴るんじゃないよな。

 

「ひ、久し振りだな」

「ああ、久し振りだな箒。大きくなったな」

「お、大きくなった!? き、貴様何処を見ているのだ!」

 

 身長じゃねーの? あー、もしかしてバスト的な発言と勘違いしているのか。確かに見事なまでのメロンが胸に二つ自己主張しているし。そちらに視線をやってしまったからか、箒はかーっと頬を染めて左手で胸を押さえ、右拳を顔前まで持ち上げた。

 その行動に慌てた俺は両手を盾を作るように上げながら若干後ろへ仰け反る。そして、後頭部に控えめながら擬音にして「ぷにっ」とした柔らかい感触を受けた。……受けた? 待て、俺の隣は通路として一つ分空いているのだ。箒は逆側に立っている。なら、後ろには誰が? 柔らかい感触が遠ざかり、嫌な予感を覚えながら振り返ってみればそこには腕組みをした浅草さんがジト目で俺を見つめていた。

 ――やっちまった!

 

「……はぁ。状況を見ていたから今回は不問にするわ。……次は無いけどね。貴方が織斑一夏くんよね」

「わ、悪い。そうです俺が織斑一夏です」

「変態だと言う事は自負しているようね。まぁ、いいわ。私は浅草染子。日本政府から直々に貴方を護衛するために此処に居るわ。……例えば目の前の殺気立った女の子だったり、ね」

 

 浅草さんは箒をジロリと見やる。その冷めた瞳にカッカしていた頭が冷めたのか箒はそっぽを向いて拳を下ろした。凄く助かる。何と言うか今の箒は蛇に睨まれた蛙のようだった。それを一瞥した浅草さんは再び俺を見た。冷めた黒い瞳に吸い込まれそうな感覚を覚える。まるで、内側を見透かされているような気分だ。

 

「……まぁ、今の様に織斑くんへ直接的武力行使を行おうとする子やハニートラップをしかけてくる子を捻り潰したりするのが私の役目よ。何か問題があればここに連絡するか、1024号室に相談しに来なさい」

「お、おお。……ん? もしかしてこの番号とかって浅草さんのか?」

「ええ、プライベート用じゃないけどね。ある意味織斑くん専用のよ。政府から送られた専用携帯のだから傍受も無いから安心して相談しなさい。口は堅い方よ」

「そっか。これからよろしく頼む。後俺の事は一夏で良いぜ」

 

 そう言って俺は右手を差し出した。勿論ながら握手のためだ。別に柔肌に触れたいがためじゃない。弾や御手洗とは違うんだ。うん。浅草さんはその行為に小首を傾げたが、握手に行き着いたのか適当に握り返してくれた。

 ――うわー、すんげぇ柔らかく……ない?

 浅草さんの掌は剣道の肉刺では無い、別の握る何かを鍛錬する事でできる肉刺が固まって硬かった。人差し指と指の付け根にかけて硬いそれはあった。その形状をしているのは一つしかない。銃、だ。トリガーやグリップに当たる部分。サバゲーに嵌っていた友人が見せ付けてきたあの肉刺の箇所と似ている。数秒後に手が離れた。少し名残惜しいとか思わないぞ。思わないからな。弾や御手洗じゃあるまいし。

 

「それじゃ、用があったら言ってちょうだい。出来る限りの範囲内で手伝ってあげるわ」

「そりゃ助かる。ISとかいまいち用語とかよく分からなくて……」

「そうね、良いわよ。一般高校の知識しか無いだろうし構わないわ。後で教科書に載っている専門用語の解説をしてあげる」

「って、わたしを無視するなー!?」

「ふふっ、それじゃあね」

 

 ふっと笑った浅草さんは激昂する箒をひらりと流して自分の席へと戻ってしまった。……つまり、ぐるると獣の様に唸る後ろの幼馴染を止めていた人が居なくなった訳で。ギギギとオイル切れのブリキ人形の如く振り返れば、憤怒の表情で俺を睨みつけている箒の姿があった。

 

「あ、浅草さーん! ヘルプ! ヘルプミー!!」

 

 尚、浅草さんは自分の席で空を見ていて気付いている様子は……、違う、アレは分かっていながら無視している表情だ! だって今、ニィっと口元が上がったぞ!? 案外浅草さんは小悪魔な性格をしているらしい。横顔を俺に見える様にして絶望に叩き落すだなんて何処でそんな高等テクニックを……ッ!

 

「覚悟はできてるな一夏。無論、わたしは出来ている」

「ちょ、待て。待つんだ箒。そ、そうだ! 去年の全国大会優勝おめでとう!」

「なっ、何故それを知っているんだ」

「新聞で載ってたんだよ。家計の足しにするためにバイトしてて剣道は止めざるを得なかったからさ。名残惜しくて見てたんだ」

「……なに? 剣道を止めた、のか?」

 

 信じられないという顔で箒は俺を見つめていた。まるで、見捨てられた子犬のような表情で。……仕方ないだろう、理由があったんだ。俺だって剣道は続けたかったさ。

 

「ん? ああ。ほら、俺ん家親居ないだろ? それで千冬姉が家計を支えてくれててさ。だから、俺も中学生でもバイトできる所で働いて足しにしてたんだ。そうでもしないときつかったからさ」

「……そうか。なら、仕方が無い、な。だ、だったら――」

 

 箒が意を決した顔で何かを言おうとしたが、チャイムの音が鳴ってしまった。そして、箒は悔しそうな顔を一瞬してから「また後で話そう」と自分の席へ戻って行ってしまった。一体何を告げるつもりだったのだろう。それは後で話してくれるだろうし、俺は視線を入室して来た千冬姉に向ける。すると偶然か目が合ってしまい、千冬姉はニィっと笑った。

 ……そして、五冊の分厚い教科書を配る手伝いをさせられたのだった。

 

 




何となく書こうと思った。後悔はしていない。
リリカルハートが優先なので、こちらは気紛れに進めて行く所存。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。