初恋の相手は染子さんだった。
そう、自覚してからの毎日は普段と違った感じがした。染子さんが視界に入る、それだけで視線が釣られて。視界に染子さんが居ない、何処へ居るのだろうと探したくなる。染子さんと話す、心臓の喧しさや顔の火照りに気づかれていないだろうかと不安になる。なんつー劇的な変化だと自分でも思う。けれど、恋は盲目って言われる所以を実感してしまうくらいにもう、何と言うか駄目になりそうだった。いや、既にもう駄目になっているに違いない。そうに決まっている。
「ほら、染子。猫の手猫の手。こう、にゃーんってね」
「にゃ、にゃーん、ですか?」
「そうそう、その形で良いわよ」
そんな楽園の様なやり取りを見ていたら頬が緩んだ。ついでに指を切りそうになった、危ねぇ。
染子さんに対するお料理教室は月水金の放課後と増設された。場所は徹底的に安全を保証されているらしい俺の部屋で、染子さんと鈴が一緒に来訪する形で始まる。俺は俺で食材などの準備があるのもあるが、やっぱり男子一人で生活しているスペースであるから片付けは入念にやりたいのである。やましい物を散乱させるような趣味は無いし、洗濯物などもしっかりと洗ってる。けれど、年頃の男子であるため汗臭さは否めない。よって、消臭スプレー片手に奮闘する俺の頑張りが彼女たちの快適なお料理教室の礎になっているのは言うまでもない。
……てーか、染子さんに「此処臭いですね……」なんて言われた日には白目向きかねん。
に、しても健康診断から帰って来た染子さんと鈴はなんか雰囲気が変わった。鈴は何処かキビキビ動いていて頼もしくなった。何でも、最近簪さんは染子さんとの交流が浅い、らしい。傍から見ればかなり濃いのだが、彼女的には薄くなっているとの事。その原因は常々秘書の様に付き添う鈴の姿があるためで、人見知りも相まって猛烈なスキンシップがし辛いらしい。
……最初は何で俺に相談してくるんだと思ったが、どうも俺と鈴が付き合えば染子さんを独り占めできると言う思惑が透けて見えるのである。悪いが、俺も染子さん狙いなのでそっとしておくことにした。善処してみるって言葉は便利だなぁ……。
でもって、染子さんは全体的に柔らかい雰囲気になり、自然と表情も豊かになった。無機質なメタルな雰囲気であったのに、今では一輪の花の儚さを感じさせる。何と言うか、健気と言うか、色々な事が初めてで戸惑いながらも持ち前の才能で何とかしちゃう、みたいな感じでかなり可愛らしい。ああ、そうだ。初々しくて愛らしい、その形容の仕方が一番しっくり来るな。入学当時と比べて正反対な印象になっているが、クラスメイトたちも今の方が良いと言う人が多いようだった。
まぁ、最初はまるで嵐が二足歩行している様な鮮烈な印象だったからからな、無理も無い。
けれど、だからと言って染子さんのクールビューティが失われた訳ではない。むしろ、増した様にも思える。何せ、勉学、運動、戦闘技術、専門知識と言ったスペシャルなカテゴリでは万能以上の有能さを魅せ付け、鋼鉄の冷笑の様なカリスマ的雰囲気も相まって威風堂々と言った立ち姿は流石の一言に尽きる。しかし、一般的常識な生活一般になるとそれが反転し、初々しい姿がとても可愛らしく映る。凄まじいギャップ萌えの染子さんに女子の数人も何人か鼻息を荒げてからそっと口元にハンカチを添える程の威力を放っている。俺? ああ、勿論即死級だ。萌え死ぬかと思った。
そう言えばこの前お料理教室に飛び入りしようと簪さんが来たのだが、じゃれつく子猫を掴み上げる様にして染子さんに第二整備室にドナドナされて行った。何でも、何が何でも二週間後にある春期個人戦技披露会に出たいらしく、OSなどの組み上げをカカッと行い武装面の追い込みに入っているそうなのだが、俺たちがこうして楽しそうにしているのがストレスになったらしく「うがー!」っとなったとの事だった。要約すれば嫉妬である。どうも、大好きなお姉さんを取られてたまるかと言う子供っぽい理屈で嫉妬しているらしく、俺らの作った、いや、正確には染子さんが余分に作った料理を持って行く事で何とか宥めたらしい。
まぁ、確かに気持ちは分かるんだけどな。
……もっとも、話のノリからして染子さんと出たいって意味なんだろうけども、当の染子さんが出る気無さそうなんだよな。競技用にデチューンする他にもいろいろとリミッターなどが掛けられた今の≪玉鋼≫のパッケージですらこの学園の上位に食い込むには十分過ぎるそうで、まぁぶっちゃけるとプロがアマチュアの、それもルーキーのイベントに出るのは如何なものかと、と言う理由だった。イベントとは言え学校行事なのでは、と問いてみれば、それなら上に許可を取れば良い話ですよね、と返された上に許可を貰った証拠の電子書類を見せてくれた。まぁ、確かに既に染子さんって日本代表候補のトップに居るので、企業や団体のお偉いさんたちが将来性を見るための場で態々アピールする必要は無い。それどころか、本当にその場に賭けている娘たちの邪魔をしてしまうと言う何とも大人びた理由での辞退だそうだ。
しかし、例え染子さんが出なかったとしても専用機持ちは、俺とセシリアだけになる。鈴のISである≪甲龍≫はレコーダーなどの記憶領域に関するパーツ以外は全て本国に返還されているそうなので、一からの組み立て直しで今は持っていないそうだ。もっとも、代わりに≪大和≫と言う試験用第二世代ISを受け取っているそうだが、あくまで試験機であるためISバトルには不適と言う事で鈴も不参加らしい。……その理由を聞いている時のセシリアの顔は何とも言えなかった。何せ、セシリアもBT兵器の試験者として≪ブルー・ティアーズ≫に乗っているんだからなぁ。
『……日本の安全第一と言う心掛けが羨ましいですわ』
そう本国からの披露会への出席を促されている文面を見ながらの一言は涙を誘うものだった。それからと言うものの、ポカさえ無ければ普通に料理を作れる箒に弟子入りしたセシリアは同じ時間帯にお料理教室を受けているらしい。と、言うのもそもそもIS学園の私室にあるキッチンスペースは二人で使う事を前提としているため、一部屋に五人も集まるのは窮屈極まりない。そのため、飯マズ称号破棄を目標に頑張っているらしい。未来のセシリアの夫のためにも頑張って欲しい。割と本気で外見のみに忠実にする壊滅クッキングであるため味がやばいのレベルを超えている。そのため、今のうちに矯正しなければ巧妙に隠された愛妻の
あ、ちなみに今日のメニューはほうれん草のおひたしと厚焼き玉子である。先程から刺突の構えならば完璧な染子さんに猫の手スタイルの切り方を教えている鈴はとってもお姉さんしていた。俺が何をしているかと言えば、副菜であるキャベツの千切りにトマトとハムを添えたサラダを作っている。厚焼き玉子は既に作り終えていて、後は鈴が次回のメニューの手本として豚の生姜焼きを作って完成である。三人で夕飯として食べ終えれば、一服の後に染子さんがお盆にそれらを乗せて簪さんへと持って行くまでが定番となっていた。
「染子は押す時の動作が速過ぎるわ。だから均等に切れててもタイミングが悪くて危ないのよ」
「そ、そう言われてもナイフを使う時は刺して引くか触れて引くだけでしたから慣れてないんですよ……」
「いや、んな物騒な事言われても料理には関係無いわよ。見てて危なかっしいからちゃんと直しときなさいね?」
「はい……」
そう言って鈴は染子さんの手を取って、お手本になる包丁の動かし方を教え始める。鈴はきっと良いお嫁さんになるな。娘でも、息子の嫁にでも、しっかりと料理のいろはを教えられる女性ってのは素晴らしい。昨今の女尊男卑の風潮も相まって男性に家事をさせようと考える人が多い中、女性らしい慎ましくも健気な姿は非常に印象が良いに違いない。そう、地味に鈴は中華料理だけでなく日本料理も作れたりするのだ。いやぁ、中学の頃に教えまくったのが功を制したと言う事かね。何と言うか、今の鈴に両親の事を聞くのはかなりタブーっぽいので、あちらでの生活は聞けていない。と、言うよりも聞くなって言う雰囲気で口を閉じさせられるのである。最初は染子さんを気遣ってかと思っていたが、先日のニュースを見る限りかなーり重い話になっているらしい。けれどそれ以外では陰りを見せないあたり、鈴の中では決着が付いているようだった。
まぁ、それが鈴の良いところの一つだ。一度決心をしたらばっさりと切り捨てれるようなメンタルの強さは小学生の頃にたーんと味わいましたとも……。何せ、虐めていたクラスメイトたちに反逆せんと渾身の腹パンで床へ沈めさせていたからな。そのための右手と言わんばかりにガッツポーズを魅せてからのクラスでの評価は一瞬で覆った。その問題児たちは結構やんちゃしていた様で敵が多かったと言うオチだがな。肩身が狭くなった彼らであったが、しっかりと頭を下げれる男気はあったようだったから転校騒動にはならんかったけども。つっても弾曰く実は鈴に恋心を抱いていたとの事で、中学時代の鈴の舎弟の様な立ち位置で楽しくやっていたんだよなぁ。……まぁ、そのせいで俺への視線がキツカッタケドナ。
流石に鈴の思いには気づいている。けれど、初恋の少女の事が忘れられなくて思いに答えるスタンスを取らなかったと言うヘタレな理由だが、正直に言って怖かったのだ。心地良い距離感と言うか、男女の友情と言う立ち位置が崩れてしまう事が。俺にとって鈴は実は一番の親友だと思っている。表向きには弾としているが、ぶっちゃけ鈴の事は大概の事は知っているし好みや……げふんげふんな事まで知ってたりする。それだけ鈴は俺にとっても深い位置に居るのだ。だからこそ、困っている。染子さんへの想いもありながら、鈴への好意も理解している今の立ち位置が。精神的に舞い上がっているのは言うまでもない。何せ、下手したら恋してる女の子が目の前できゃっきゃうふふしてるんだぜ? しかも片方の幼馴染は両想いになれて、もう片方の想い人とは脈在るかなぐらいまで近付けている。……どんなラブコメだ。正直に言って自分でも最低だとは思っている。だが、考えて見て欲しい。俺だって男だ。男なんだよ。夢見たって良いじゃないか……っ!
……まぁ、その先の関係へ、と足を踏み出す勇気が足りないヘタレだけども。
告白? 無茶言うな。名前呼びしてくれるような関係ではあるが、それは染子さん側からだけだ。俺はまだ彼女の本当の名前を知らない。教えてくれても良いじゃないか、だなんて簡単には言わないし言える訳が無い。それだけの理由が染子さんにはあるのだと分かっているからだ。あの日の笑顔は、あまりにも儚過ぎた。今にも壊れてしまいそうな薄氷の華が笑ってくれた、それだけで俺でも理解できる事があったんだ。
染子さんは俺たちの知る普通に生きて来なかった少女で、彼女自身それを良しとしている。だから、俺は彼女の人生を否定する様な言葉を持ってして彼女の価値観を変えたりだなんてできやしない。その普通が、俺たちの知らない普通だったからと言って否定して良い事じゃ無い。かと言って、それを俺たちが肯定する事もしちゃいけないと思うんだ。
だから、先ず彼女の事を知って、受け止める事からしようと思った。お料理教室は彼女に日常生活の暖かさを知ってほしいと言う思惑もあるけど、何よりも交流の場としての期待の方が高い。基本的に染子さんは俺の護衛としてこの学園に居るらしいので、逆に言えば俺が主催していれば快く参加してくれる可能性が高い。目指せ、卒業までに告白! ……と、言った処だろうな。
「一夏ー、ご飯炊けたから掻き混ぜておいてくれる?」
「あいよ」
「それじゃ、生姜焼き作っちゃうわね」
「ああ、頼んだ。こっちでサラダと食器類しとくぜ」
「よろしくー」
中学の時のノリで鈴と連携している姿を見て、染子さんは何処か遠い目で微笑を浮かべていた。それは、自分では手に入らない物を羨ましがるような寂しげな表情で。俺は咄嗟にそんな染子さんの腕を取ってしまった。……一瞬、手首を掴まれ返されそうになって、寸でで止まってくれたっぽいけども。無意識に迎撃反応取れるって事を忘れてたぜ……。
「え?」
「染子さん、せっかくだし炊き立てのご飯味わってみようぜ。ほら、しゃもじ持って」
「は、はい。ええと、側面から入れて下から掬い上げる様に、でしたね」
「そうそう。今回は普通に炊いたけど、これが炊き込みご飯とかだったら周りにおこげが付いてて美味いんだ」
「おこげ、ですか? 焦げてて美味しいとは不思議ですね……」
「あはは、確かにな。でも、真っ黒になるくらいまで焦げてるって訳じゃないんだぜ? んー、そうだな。鈴、次に炊き込みご飯も合わせてみるか?」
「んー、そうね。今の時期だったらえだまめとかそらまめとか美味しい時期だし、豆ご飯とか美味しそうね」
「それいいな。ちょっと豪華にタケノコ入れてみるか?」
「良いわねぇ。なら生姜焼きじゃなくて鮎……はちょっと上級だから鯖にしましょうか。一夏って煮付けできる?」
「勿論だ、任しとけ」
「なら、鯖の煮付けとえだまめとタケノコの炊き込みご飯に、汁物は……そうね、豚汁にしましょうか」
「良いな、それ採用」
「ふふっ」
笑い声に気づいて見やれば染子さんは口元にしゃもじを持っている手を当てて微笑んでいた。指先には米粒が付いていて、炊き立てのご飯を口にしながら俺たちの会話を聞いていたようだった。
「確かに、美味しいですね。……久し振りです。こんなに美味しく感じるのは。……一夏くん、鈴さん。ありがとうございます」
「あはは、別に良いわよ。あたしだって好きでやってることだから。染子には日常成分足りて無さ過ぎだから、補佐役として問題有りと考えてー、なんてね」
「……そう、かもですね」
明らかに目を逸らした染子さんの反応にどう返せば正解なんだろうか。雰囲気が何処か柔らかくなったもののベースとなるクールビューティさは変わっていないので、下手に地雷を踏むと周囲の雰囲気が氷点下待った無しなのは健在だ。どうやら俺よりも一歩踏み込んだ立ち位置になっているらしい鈴に対しては線引きのランクが下がっているように思える。……健康診断で何があったんだか。染子さんの性格からして貧乳同盟を組んだ、みたいな展開は無いと思うし、小さい小さいと嘆いてはいるものの鈴も程良くある事はあるしな。……っと、
「一夏ぁ? 何処見てるのかなー?」
「ぐっ!? いや、何でも無いぞ。それより、さっさと作って食べちゃおうぜ? な?」
「ふっふーん? 一夏も男の子なのね。あ、ん、し、ん、し、た、わ♪」
したり顔でいやらしい表情を浮かべた鈴がNDKしてくるのに反する様にして目線を逸らす。IS学園の女の子たちは何でか煽情的な……、いや、女子高のノリで普段から薄着で過ごしている事が多い。特に寝る前の時間は色々な国の生活環境の違いもあってかキャミソールだとか透けてるパジャマだとかを着て廊下をブラブラしてたりするのをよく見る。……まぁ、露骨なアピールは中学の頃に猛烈に喰らってて過食気味なんだよなぁ。と言うか碌に話した事も無いのに何で好意を持てるのか俺には分からん。弾や御手洗が言うには、今の時代顔だけで選んで彼氏と言う名の携帯ストラップ代わりにするのが流行ってるらしく、女尊男卑の風潮に流されてる奴らが多いって話だから何処まで信用したら良いのか分かんねぇんだよなぁ。
「……えーと、まーた別な事考えてるわねこの馬鹿……。まぁ、ちゃっちゃと作っちゃうわよ。染子ー戻って来なさーい」
「はい、見学させて貰いますね」
「んー……、染子って変なところで真面目よね。別にタメ口でも良いのよ?」
「ええと……、多分、いや、高確率で素が出ちゃうので矯正してるんです。一応命令なので破れませんから……」
「へぇ? それなら染子の素ってどんなのかしら? 案外がさつだったりするのかしら?」
「あはは……、いえ、口の悪い教官に躾けられたものですから、えと、その名残が少し……。そもそも会話なんて成立する様な心境でしたから特に……」
「……えーと、ハートマン軍曹みたいな?」
「……そっち系のノリ、でしたね。どうも戦争帰りだったようでテンションが上がると口に出しちゃう様な人でしたので」
ええと、と一つ呼吸を置いた染子さんは普段の雰囲気を霧散させた。瞬間、場が面制圧されたかのように重苦しくなった。息をする事に対して許可を取らねばならない、そんな気分になってしまう程の暴威。いつぞやの初期の静かなる威圧を纏うと同時に視線が吊り上がり、研がれたばかりのナイフを突きつけられた様な感覚で――。
「この程度なら慣れた奴なら軽く受け流せるだろうけど、その様子だと
そう肩の力を抜くかのように敬語交じりの口調になると雰囲気が収まった。まるで真剣を無表情で突き付けられている様な未知の恐ろしさを振り撒く死神さながらの雰囲気で、何処かボーイッシュな口調がまた恐怖を煽らせる。淡々と、先程の口調で問い詰められ続けたら此方の意識がゲシュタルト崩壊してしまいそうな圧迫感がにじり寄ってくる、そんな気分が未だに抜けない。
抜き身のナイフ。それも、高周波機能が付いている特化型の奴。それが、素、らしい染子さんの印象であった。俺は、軽くショックを受けていながらも、これはこれで有りだな、とギャップ萌えを感じていた。……惚れた弱みと言う奴だろうか、あんなに恐ろしい雰囲気でありながらも良い点を先に探してしまうのは。
……と言うか、何で鈴は先程の染子さんを見ても「あー、やっぱりね」と言う表情をしてんだ?
約一か月も伸びちゃった……。
いやはや大変申し訳無いです。CoC熱が再燃しちゃって勢いとノリでオリジナルシナリオを作成してたらこんなにも遅れてしまいました。地味に初KPなのです、ええ。
決してPSO2で大和きたぁああ!と遊び呆けていた訳では無いのです、はい。
本作のワンサマは鈍感に擬態してるだけですので、鈴ちゃん可愛いヤッター!もとい、鈴の恋心には気づいてた模様。と言うか告白ラッシュを意図的に断ってる時点で、明らかに鈍感じゃないのだ!なーんて、展開を入れさせて貰いました。
そう言えば戯言シリーズアニメ化ですってね、驚愕しました本当に。
これを機に戯言ファンが増えてくれると良いなぁ、と思いつつもう一度読み直そうかなぁとも思う今日この頃です。円盤買わなきゃ(使命感