忘却されし物語 《シュバルツ・ゲデヒトニス(黒の記憶)》   作:偽作者(ハザードフォーム)

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やっと・・・アクエリアス編が終わりを告げます・・・・。


長かった・・・・・


ですが・・・・・・誰も見ていないですけど・・・・
それに・・・・・・感想も無くなりましたし・・・・・・
それは・・・うん・・・・・・・当然か・・・・。
こんな人の小説、見る人なんていないし・・・・




まあ・・・・・・ですけど、やっと、ある程度、来れました・・・はい。


第17章「救えた物と失った物」

「ここは‧‧‧‧‧‧?」

 

僕は気が付くと、真っ白な空間の中、只、一人倒れていました。

 

 

ここは‧‧‧‧‧‧‧?

 

 

 

僕は確かヴィヴィ様‧‧‧‧‧いえ、レーヴァインに右胸を貫かれて‧‧‧‧‧‧それで‧‧‧‧‧‧‧‧

 

 

ですが、僕は‧‧‧‧結局‧‧‧ヴィヴィ様を‧‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

「おい、何ボケーッとしてんだよ。馬鹿弟子が」

 

 

 

そんな中、僕の耳に聞き覚えのある声が聞こえて来ます。それに対し、僕は驚きながらも、後ろを振り向きます。そこには

 

 

「ハァ~、馬鹿弟子。お前って奴は、やっぱりこういう所が心配になってくるわけだからな、そして、結果的に俺の予想通りにこんなザマになったわけだ、お前のせいで、あの世に行くにも行けれないわけだ~。これがよ。」

 

死んだはずの師匠が目の前に立っていました。

 

 

し‧‧‧‧‧‧しょう‧‧‧‧‧‧?

 

 

 

「はぁ~ 面倒くさいが、単刀直入に一つだけ、言わせてもらうぞ?」

 

僕が驚きを隠せなくなっていたそんな中、師匠が一つだけ言わせて貰うと言います。

 

 

ですが、僕は‧‧‧‧‧‧‧結局、ヴィヴィ様を‧‧‧‧‧

 

師匠に合わせる顔なんて‧‧‧‧‧‧

 

「少し頭を冷やせよっ!!」

 

 

師匠は僕にそう言うと、僕をそのまま、持ち上げ、遠くへと吹っ飛ばされます。

 

あ、あれー?!し、師匠っ!?

 

 

「はっ、良い気味だぜ。ハッハハハッ!!」

 

そして、僕が倒れた姿を見て、大きく親父のような笑い声で笑います。

 

し、師匠ー?い、一体どうしたんですか‧‧‧‧‧‧?

 

「し、師匠っ!一体どうし「頭を冷やせ、そのままの意味だっ!馬鹿弟子がっ!!」っ!?」

 

僕はいきなり、師匠に投げ飛ばされ、そして、僕の倒れた姿を見て笑い始めた事に僕は驚きを隠せず、師匠にどういう事なのかを聞こうとしたその時、師匠が僕へと怒鳴ります。

 

し、しょう‧‧‧‧‧‧?

 

「お前は何もかもが出来ず、王族であるのに、いくじなしで、稚魚同然だ。だが、お前の嬢ちゃんに対する想いだけは誰よりも、負けない程の物だったはず、なのに、何を迷ってるんだよっ!馬鹿弟子がっ!お前がやらなきゃ、誰が嬢ちゃんを助けんだ。」

 

師匠は僕に怒鳴ります。そして、話を続けます。

 

「お前には、今まで、ずっと話さなかったが、嬢ちゃんはな、お前にずっと会いたかってたんだよっ!お前のようないくじなしで、悩み続けるような奴なのによ。何故だか分かるか?」

 

師匠は僕にヴィヴィ様が僕に会いたかっていた事、そして、何故か分かるのか?と聞いてきます。

 

 

「それは僕に謝ろうと‧‧‧‧「いや、全然、違う。お前の目はいつから串穴になった?」え‧‧‧‧‧‧?」

 

師匠は僕の問いに対し、答えます。ですが、その帰って来た答えは僕にとっても驚きを隠せませんでした。

 

謝ろうとした事じゃない‧‧‧‧‧‧‧?

 

 

じゃ、じゃあ‧‧‧‧‧一体‧‧‧‧‧‧‧?

 

 

「それは、お前が本人に聞きあがれっ!俺に聞くんじゃねえよ。」

 

師匠はそう言うと、僕の前へと歩いて来ると、師匠はその場で親父座りで座り込みます。

 

あ、あれー?し、師匠って親父座りもするんですかっ!?

 

「それと、お前、お前の迷いのせいで嬢ちゃんがかなり苦しい想いをしているんだよ。これを見ろよ。」

 

師匠は僕に言いながらも、ある方向を指差します。そこには

 

 

ー私は‧‧‧‧‧グスッ‧‧‧‧‧クロスを‧‧‧‧エッグッ‧‧‧‧‧私は結局‧‧‧‧‧只の人殺しの化け物‧‧‧‧‧なんですね‧‧‧‧‧‧父上と母上を殺したように私はまたクロスと同じように‧‧‧‧‧クロスを‧‧‧‧‧‧手に‧‧‧‧‧‧‧ー

 

黒き暗闇の中、只一人、泣きながらも、僕の事を言い続けるヴィヴィ様の姿がありました。

 

「ヴィヴィ様っ!!」

 

僕は直ぐに手を伸ばそうとしますが、

 

 

ーグルル‧‧‧‧‧‧ー

 

獣のような唸り声と共に、僕は何らかの衝撃により後ろへと飛ばされます。そして、前を見るとそこには

巨大な獅子の姿をした紅き眼光を持つ獣が姿がありました。

 

あれは‧‧‧‧!?

 

「あれがレーヴァインだ。今よりも大昔、つまり、"ラグナロク戦争"の時に"紅き英雄ゼロナイト"が封印した奴だ。本当は蒼き英雄イクスが封印したんだけどな。んまあ、お前も知っているはずだろうがな。」

 

師匠は僕にそう言いながらも、僕にあれが"凶獣レーヴァイン"だと答えます。

 

師匠の言う通り、レーヴァインについては知っていますが‧‧‧‧‧‧

 

 

それより、蒼き英雄イクスとは、一体‧‧‧‧‧‧‧?

 

「イクスについてはいつか、"アイツ"が教えてくれるだろうが‧‧‧‧‧‧それで、お前はこれからどうする?」

 

僕が蒼き英雄イクスについて考えていたそんな中、師匠は僕にイクスについては誰かが話してくれると言い、これからどうするのか?と問います。

 

「僕‧‧‧‧‧‧ですか?」

 

「ああ‧‧‧‧‧お前の自由にしろ。こっちはこっちで面倒くだし、それに、俺は嬢ちゃんの事を伝えただけだ。それをどうするかはお前が決めろ。」

 

師匠は僕にそう言うと、そのまま、背を向けます。

 

 

 

僕は‧‧‧‧‧‧‧

 

 

僕が戸惑うそんな中

 

 

ークロス‧‧‧‧‧ありがとうー

 

 

ある記憶が蘇ります。それは、幼き頃、僕とヴィヴィ様で初めて、父上の許可を得て、フリージアの花畑へと行った時のヴィヴィ様々。が僕へと見せてくれたあの輝かしい笑顔でした。

 

そう‧‧‧‧‧‧でしたね。

 

 

 

ー姫様、僕はずっと貴方の傍にいますから。ー

 

 

僕はこんな重要な事すらも忘れていたんですね‧‧‧‧。

 

ーうんっ!私もだよっ!クロスッ!!ずっと一緒に居よう?私、クロスの事、信じてるから‧‧‧‧ー

 

「ははっ‧‧‧‧‧そうでしたね。」

 

僕は昔、ヴィヴィ様が言ってくれた言葉を思い出しながらも、少し笑ってしまいます。

 

 

そうだったんですね‧‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

ヴィヴィ様はずっと昔から‧‧‧‧‧‧僕の事を‧‧‧‧

 

「あの、師匠。」

 

僕は師匠に問います。

 

「‧‧‧‧‧‧どうやら、決めたようだな。それで、お前はどうするんだ?」

 

師匠は僕を少し見つめた後、僕にどうするのか?と問います。

 

「僕は‧‧‧‧‧」

 

ーうん、絶対に信じてるからねっ!その言葉っ!ー

 

「僕は、ヴィヴィ様を助けたいです。」

 

ーうわぁ、綺麗~ー

 

「そして、僕はヴィヴィ様と戦い、レーヴァインから解放します。」

 

「ほう、だが、何でそうしたいんだ?」

 

師匠は僕にどうして、そうしたいのか?と問います。

 

 

決まってるじゃないですか‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

「僕はヴィヴィ様を信じてるからです。昔から、ヴィヴィ様が僕を信じてくれたように‧‧‧‧‧‧僕はヴィヴィ様を信じます。」

 

 

あの時だってそうでした‧‧‧‧‧‧。

 

 

ーまた会いましょうねっ!ー

 

"クロス‧クライン"という"道化(クラウン)"になりきり、ヴィヴィ様と再会を約束したあの時だって‧‧‧‧‧‧ヴィヴィ様は僕の事を信じ、約束してくれました。

 

ですから‧‧‧‧‧次は僕が答えなきゃ駄目なんですっ!!

 

 

絶対に僕はヴィヴィ様を助け出してみせますっ!!

 

 

例え、この身体が壊れようともっ!!

 

 

「はっ、そうかよ。そんじゃ、お前の戦いはまだまだ終わっていないという事だな。」

 

すると、師匠は口を少し微笑ませます。

そして

 

 

「んじゃ、立てよ‧‧‧‧立って嬢ちゃんをレーヴァインから救ってきな。お前の力はそんなもんじゃないだろ?」

 

師匠はそう言うと、僕の目の前から、だんだんと景色へと溶け 込んで行くかのように消え去ります。

 

そうですね‧‧‧‧‧師匠の言う通りです。

 

 

 

僕の力はまだまだこんなもんじゃありませんっ!

 

 

 

ヴィヴィ様を守るためなら‧‧‧‧‧僕はっ!!

 

 

 

 

 

 

「ウフフッ♪結局は自分からレーヴァインに飲み込まれてしまいマシタカ~♪」

 

大公は負の"何か"、否、負のオーラを纏い、紅き眼光をもつ目からは一つの涙が流れる"クロスを自分が殺した"という悲しみにより、"レーヴァインに飲み込まれた"オリヴィエを見ながらも、不適な笑みを浮かべる。

 

「では、我輩もそろそろ行くとしまショウカネ~♪」

 

そして、大公が何処かへと消え去ろうとしたその時

 

「グオオオオオオオオオッ!!!」

 

レーヴァインという、オリヴィエの中にいる"何か"により、大公へと獣と化したオリヴィエが襲い掛かる。

 

「おやおや♪、あまりにもの大きな負の感情を飲み込んだせいか、暴走しちゃったようデスネ~ ♪デスガ」

 

そして、大公はそう言いながらも、不適な笑みを浮かべたまま、オリヴィエの攻撃を回避すると、そのまま後ろめがけ、勢い良く蹴り飛ばす。だが、直ぐにオリヴィエは態勢を立て直すと、大公めがけて、壁を蹴り、疾風如く飛んで来る。

だが、大公はそのまま、獣と化したオリヴィエへと手のひらを向ける。すると、

 

「グオオッ!!ギャオオオッ!!」

 

オリヴィエが何かの金縛りにでも遭ったかのように、空中にて、動きが止まる。

 

「デスガ、ワルイ子にはお仕置きが必要デスネ~♪って、うん♪?」

 

だが、その時、暴走したオリヴィエが蹴り飛ばし、上の岩が崩れ、瓦礫の山と化した方から、一筋の太く緑色に光り輝く光の柱が姿を現す。そして、それはどんどんと太くなって行き、辺りを光で包み込む。そして、光が収まり、その光の柱のある所に立っていたのは‧‧‧‧‧

 

「何♪!?」

 

「ヴィヴィ様は絶対に助けます‧‧‧‧‧絶対にっ!!」

 

ヴィヴィに胸を貫かれ、倒れ、意識を失い、死んだかと思われた巨大な力を出しながらも、決意を固めた瞳をした右手に光り輝く緑色の刃を持つ剣を持つクロスの姿だった。

 

 

「何♪!?」

 

我輩は驚くべき、光景を見ていた。

 

それは‧‧‧‧‧‧‧

 

 

ーお前だけは‧‧‧‧‧‧絶対に許さないっ!ー

 

クロス‧クライン、いえ、クロス‧ヴァイスレーゲンの姿があの時の憎きイクスの姿と全く同じ事だった。

 

そして、その姿はイクスの持つ未知なる可能性の一つである自分の持つエネルギー、いや、今は"魔力"と呼ばれる存在デシタネ♪を全て放出させ、自身を強化させる現象の一つ「レイジングエクシードチャージ」

 

 

フフフッ♪これはこれで、面白くなってきましたネ♪

 

 

 

 

「ヴィヴィ様は絶対に助けます‧‧‧‧‧絶対にっ!!」

 

僕はゆっくりと立ち上がりながらも、大公へと向け、言います。

 

 

ヴィヴィ様、僕はヴィヴィ様を信じます。

 

「ほうほう、それはそれは良い決意デスネ~♪ですが、貴方にオリヴィエ‧ゼーケブレヒトを斬る事は出来るのでしょうカネ♪~?」

 

そんな中、僕を見ながらも、大公は不適な笑みを浮かべながらも、掴んでいたヴィヴィ様を離すと、その場から、瞬時に姿を消し、後ろにある岩の上に座り込みます。それと、同時に落ちて来たヴィヴィ様は瞬時に態勢を立て直すと、獣のような唸り声と共に、雄叫びをあげ、僕へと襲い掛かります。

 

 

「はぁっ!!」

 

僕は直ぐにゼロデバイスである右腕でヴィヴィ様の振るって来た手を受け止めると、そのまま、金属音を立てながらも、ヴィヴィ様を蹴り飛ばします。

 

「おやおや、これはこれは、オリヴィエ‧ゼーケブレヒトを傷つけるのを嫌っていた貴方がまさか、格闘とはいえ、蹴り飛ばすとは♪やはり、オリヴィエ‧ゼーケブレヒトよりも、皆w「いえ、僕はそんな選択をした覚えはありません。」何ッ♪!?」

 

そんな中、大公は僕を見ながらも、不適な笑みを浮かべながらも、問います。僕はそれに対し、答えます。

 

「僕は皆を助けてみせます。ヴィヴィ様も守ってみせます。それが・・・・僕の出した答えですっ!!」

 

「ほうほう、ですが貴方はオリヴィエ‧ゼーケブレヒトを蹴り飛ばしましたヨネ♪「ええ、そうです。」っ♪!?」

 

僕は不適な笑みを浮かべる大公の問いに対し、僕は答えます。

 

ええ、確かに。僕はヴィヴィ様を蹴り飛ばしました。

 

 

 

ですが、僕は‧‧‧‧‧‧‧

 

「はい、だって、僕はヴィヴィ様を信じていますから。」

 

 

僕は大公の問いに対し答えます。

 

 

そうです‧‧‧‧‧‧昔から、ヴィヴィ様が僕を信じてくれたように‧‧‧‧‧‧

 

 

 

僕もレーヴァインを打ち勝つ程強き心を持つヴィヴィ様を信じます。

 

 

 

そして、僕は絶対にレーヴァインからヴィヴィ様をっ!!

 

 

「ウフフッ♪‧‧‧‧‧‧ソウデスカ~♪では、我輩はそれをじっくりと見させてイタダキマショウ♪」

 

大公はそう言うと、遠くへと瞬時に移動し、そこに座り込みます。

 

「 グオオオオオオオオッ!!」

 

大公が座るのを合図に、ヴィヴィ様‧‧‧‧‧いえ、レーヴァインが雄叫びをあげると、僕へと疾風の如く、幻影を作り上げながらも、駆けて来ます。

 

そして、僕は緑色に光り輝く刃を持つ剣を構えます。

 

 

ヴィヴィ様‧‧‧‧‧‧僕は貴方を守るために‧‧‧‧‧

 

 

 

貴方を信じ、戦います。

 

 

 

 

例え僕の身体が朽ちようとも‧‧‧‧‧‧

 

 

 

貴方だけは絶対にっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

「‧‧‧‧‧‧一体何なのじゃ?この者達は‧‧‧‧‧?」

 

わしは目の前で、わしとリッド、シュルを包囲する謎のゴーレム?いや、ドロイドなのかは分からないが、謎の獣の姿をしたドロイド達を見て驚きを隠せなくなる。

 

こんな物、わしも初めて見たのう

 

 

 

「リヒトさん、僕の後ろに‧‧‧‧‧‧うっ!」

 

わしが色々と謎のドロイドを見ていたそんな中、ベッドから、未だに傷の癒えていないリッドが立ち上がろうとする。じゃが、脚に来る重さにより、あまりにもの痛みが走り、床へとそのまま、倒れる。

 

な、何をしておるんじゃっ!!

 

「リ、リッドッ!何をしておるっ!まだ動いては駄目じゃ。傷がまだ癒えておらん。」

 

わしは直ぐに倒れてしまったリッドに肩を貸しながらも、起き上がらせる。

 

「ね、ねぇ‧‧‧‧お父さん、今からどうするの?私達‧‧‧‧‧‧」

 

わしの前で、シュルが迫り来る獣を思わせるかのようなドロイドを見ながらも、少しずつ、脚を後退しながらも、わしに問う。

 

確かに‧‧‧‧‧‧シュルの言う通りじゃ

 

、これからどうするべき‧‧‧‧‧‧じゃろうか‧‧‧‧‧‧?

 

「グルル‧‧‧‧グオオオオオオッ!!」

 

そんな中、リッドに肩を貸し、共に立っているわしとシュルへと包囲していたドロイド達が襲い掛かる。

 

わしは‧‧‧‧‧‧何の力も無い‧‧‧‧‧‧只のおいぼれじゃ‧‧‧‧‧‧

 

 

 

じゃが‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

「お、お父さんっ!?」

 

「り、リヒトさんっ!?」

 

 

そして、わしは決意し、シュルとリッドを直ぐにドロイド達が空中へと飛んだ隙を突き、二人を押し飛ばす。

 

「逃げるんじゃっ!!二人共っ!!」

 

そして、わしは迫り来るドロイドを前に押し飛ばした二人へと向かって言う。

 

 

 

 

じゃが、わしで出来るか、どうかは分からんのだが

 

 

 

 

 

ある程度、いや、二人の逃げ切るまでの時間稼ぎなら出来るはずじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

すまんのう‧‧‧‧‧‧‧シュル。

 

 

 

 

 

お主を一人置いてしまって‧‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

運命は残酷な物じゃ‧‧‧‧‧‧

 

 

 

そして、わしは死を覚悟し、目をつぶる。

 

 

"親友"よ、わしも今、そっちに行くからのう‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

じゃが、その時

 

 

 

 

 

 

 

 

ー大丈夫ですよ‧‧‧‧‧‧お父さん。ー

 

 

そんな、死を覚悟したわしの耳に聞こえて来たのは

 

 

 

 

 

聞き覚えがあり、優しく

 

 

 

暖かな声じゃった。

 

 

そして、わしはこの声の持ち主を知っていた。そして、わしはゆっくりと恐る恐る目を開ける。

そこには、虹色に光り輝く一つの球体が浮かんでいた。周りを見ると、そこにはわしに襲い掛かろうとした ドロイドの姿は無く、只、目の前に居るイクスらしき、光り輝く虹色の光を放つ球体と同じく、球体が浮かんでいた。

 

じゃが、わしはそんな事、気にしなかった‧‧‧‧それよりも、気にしていた物があった。

 

 

 

わしの目には光り輝く球体とは他に、ある者の姿が写っていた。それはわしの大切な者であり・・・・・

 

 

 

 

 

争いへとわしが、巻き込んでしまった・・・・・・・

 

 

 

 

ー父上、俺はこの力を正しい事に使ってみせますっ!

 

 

 

 

わしが最初に開発したドロイドであり、わしの大切な息子でもあった存在だった・・・・・

 

 

 

「イ・・・クス・・・・?」

 

 

 

そう・・・・・わしが望んだ・・・・・・”明るき未来”にて・・・・・平和に暮らして欲しかった・・・・・

 

 

そして、”あの時から、何処かへと消えて行ってしまった・・・・

 

わしにとっても”大切な息子”じゃった・・・・・。

 

「・・・・・・。」

 

 

じゃが、わしに微笑むと、何処かへと光り輝く他の球体と共に、飛び去って行く。

 

幻覚なんじゃろうか・・・・・・?

 

 

 

それとも、これは・・・・・・?

 

 

「り、リヒトさんっ!大丈夫ですか!?」

 

 

それと、同時にわしの後ろの方から、リッドがシュルに肩を貸りながらも、ゆっくりと歩いて来ながらも、わしに安否を問う。

 

「お父さん、もう、無茶しないでっ!お父さんが死んだら・・・・私・・・・・」

 

そして、リッドの横からシュルが涙を溜めながらも、わしにもう無茶しないでと言ってくる。

 

すまんのう・・・・シュル・・・・・・。

 

わしは、直ぐに、シュルを抱きしめる。

 

「それより、さっきのは一体・・・・・・?」

 

そんな中、リッドは光り輝くあの球体が消えて行った方向を見ながらも、言う。

 

・・・・・・・・そうじゃのう・・・・・・・もしかすれば・・・・・・

 

 

「そうじゃのう・・・・・・・もしかすれば・・・・・・・イクスがわしらを守ってくれたのかもしれない・・・・・・。」

 

わしは息子の姿の見えた球体が他のドロイドが光り輝く球体と化した球体と共に、消え去って行った方向を見る。

 

 

”イクス”・・・・・・・・・

 

 

あれが本当なのなら・・・・・・・・・

 

 

わしは・・・・・・・

 

「それより、今からどうするんですか・・・?ここもあまり安全とは呼べませんし・・・・・・」

 

わしが”イクス”の事を考えていた中、リッドはわしに今からどうするのか?と聞いて来る。

 

確かに・・・・・・ここもあまり安全とは呼べないのう・・・・・・また、さっきのドロイドがまた、出て来たりすれば・・・・・のう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあああっ!!」

 

僕は光り輝く刃を持ちし、剣をレーヴァインへと光の残像を見せながらも振るいます。

 

「グオオオオオオッ!!」

 

ですが、レーヴァインは瞬時に僕の目の前から、姿を消すと、瞬時に僕の後ろへと姿を現し、鋭き爪を持つ手を振るいます。

 

「はっ!」

 

僕はレーヴァインの足を直ぐに蹴り、バランスを崩させます。僕の予想通り、レーヴァインはバランスを取れず、そのまま、宙に浮かびます。

 

「はあっ!」

 

そして、僕は直ぐに、そのまま、レーヴァインを蹴り飛ばします。

それにより、レーヴァインはそのまま、遠くにある瓦礫の山へと飛んで行き、その場にて、倒れてしまいます。ですが、直ぐに、ヴィヴィ様は起き上がります。

 

「ハァ・・・ハァ・・・・・・」

 

僕は息を荒くさせながらも、肩で息をしながらも、緑色に光り輝く剣を構えます。

 

くっ・・・・・・

 

 

 

これじゃあ・・・・・きりがありません・・・・・・。

 

 

 

 

 

ですが・・・・・ヴィヴィ様は・・・・!!

 

「グオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

ですが、その時、疲れた表情・・・いえ、傷一つも無きレーヴァインは雄叫びを上げると僕へと向き、物凄い速さで、僕の懐へと入って来ます。

 

しまったっ!!

 

 

 

 

 

ズシュッ!

 

 

「うっ!」

 

 

そして、僕はまた、ゼロデバイスの加護により、ある程度痛みの引き、未だに残る傷のある横腹部をレーヴァインの鋭き爪を持つ手により貫通させられます。

 

ぐっ・・・・・・・・・

 

 

 

ですが・・・・・

 

 

 

 

「っ?!」

 

そして、僕はレーヴァインを・・・・・いえ、ヴィヴィ様をそのまま、抱きしめます。

 

それに対し、ヴィヴィ様は驚きを隠せませんでしたが、直ぐに、抵抗し始め、僕の肩、足等を爪で斬りつけます。

 

「うああああああっ!!!」

 

僕はあまりにもの、痛みに悲鳴を上げてしまいます。

 

 

ですが・・・・・・・こんな痛みなんて・・・・っ!!

 

 

「ヴィ・・・・ヴィ様・・・・・・」

 

 

この方法は上手く行くか・・・・どうかは分かりません・・・・・・・。

 

ですが・・・・・このままでは・・・大公の今までの言葉からして・・・・・ヴィヴィ様が危ないかもしれません・・・・・・。

それにもう・・・・・僕は・・・・・・レーヴァインに飲み込まれたとはいえ、ヴィヴィ様の苦しむ姿を見たくありません。

 

斬って斬って・・・・悲鳴を上げるヴィヴィ様の姿を・・・・・

 

 

そして、このままでは、獣化ウィルスのせいで皆も・・・・・・・・・・

 

 

だから・・・・・僕はこの少ない可能性に掛けてみます・・・・・・。

 

 

ヴィヴィ様の強い心を・・・・信じて・・・・っ!

 

 

・・・・・ヴィヴィ様・・・・もし・・・もしも・・・・僕の声が聞こえるのなら・・・・・

 

 

 

 

 

返事をしてくださいっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ー・・・・ィ・・・・め・・・まー

 

私を呼んでいるのは、一体・・・・誰なんでしょうか・・・・・?

 

 

こんな化け物の私を呼ぶ・・・・・・のは・・・一体・・・・・・

 

 

ー・・・・・ひ・・・・・・め・・・・さまー

 

 

私は・・・・・結局”化け物”・・・・なんです・・・・・・。

 

 

 

クロスを殺し・・・・・・・父上を殺し・・・・・・そして皆を・・・・・・

 

 

ー姫様、一体何をしているんですか!?-

 

そして、そんな中、何処に続くのか、分からない深い闇の中、私の目に写ったのは、幼き頃の私とクロスの姿でした。

 

ーやめてっ!離してっ!私は化け物なんだよっ!お父さんもお母さんも皆!私が殺したのっ!-

 

幼き頃の私はクロスにそう言うと、クロスから、直ぐに離れ、クロスの落とした地に落ちてあるナイフを取ると、自分の方へと向けます。

 

そうです・・・・・

 

 

 

 

 

私は・・・・化け物なんです・・・・・。

 

 

 

 

皆を破壊し・・・・・殺し・・・・・父上と母上さえも手に掛けた・・・・・・・

 

 

ですが、そんな中・・・・・

 

 

『姫様っ!!』

 

ナイフを自分の首へと突き刺そうとした、私を止めようと、クロスが駆けて来ます。そして、

 

 

 

ズシュ

 

『うっ・・・・・』

 

幼き頃の私は・・・クロスの横腹へとナイフを突き刺してしまいます。

 

 

『いや・・・・・いや・・・・・・・・・・』

 

幼き頃の私は血塗れた手を見ながらも、後ずさりをします。

 

そうです・・・・・・・・これが本当の・・・・・・・私なんです・・・・・。

 

 

 

全てを恐れて・・・・・・・

 

 

どんな物からも逃げて・・・・・・・

 

 

 

『ひ・・・め・・・さま・・・・』

 

『く・・・・・・ろす・・・・・?』

 

クロスは横腹部に突き刺さったナイフを抜くと、私をそのまま、抱きしめます。

 

『姫・・・様・・・汚いかもしれませんが・・・・・後で・・・綺麗にします・・・・から・・・・良く聞いて・・・・欲しいです・・・・・貴方は・・・・・ばけ・・・・ものなんかじゃ・・・・ありま・・・・せん。』

 

クロスは腹部への痛みを堪えながらも、言います。

 

『嘘・・・そんなの「嘘なんかじゃありませんっ!」っ!?』

 

『僕は・・・・・・・ヴィヴィ様の苦しみを知りません・・・・・どんなに知ろうとしても、僕が知れるのは、ヴィヴィ様の苦しみのほんの一部分程くらいです・・・・。ですが・・・・・僕は知ってます・・・・・・・・ヴィヴィ様がそんな人じゃない事を・・・・・・そして・・・・・』

 

 

 

ー優しくて・・・・・暖かいお心の持ち主っていう事をっ!-

 

 

そして、私の瞳へと一つの光が見えて来るのが写ります。

 

 

そうでしたね・・・・幼き頃、いつも私はこんな風にクロスに助けられていましたね・・・・。

 

そして、私の耳にはっきりと聞こえて来ます。

 

 

 

 

 

 

 

『姫さまああああああああっ!!!!!』

 

 

 

 

 

私を呼ぶ者の声が・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”あの時”から、私を救ってくれた・・・・・クロスの・・・・声が・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グオオ・・・・オオッ・・・・オオオオオオッ!!!」

 

僕の抱きしめるレーヴァイン・・・・いえ、ヴィヴィ様は抵抗を辞め、いきなり苦しみ始めます。

 

まさか・・・・・っ!!

 

「姫さm・・・・うっ!!」

 

 

ですが、その時、僕は苦しみ始めたヴィヴィ様にそのまま、強くはありませんが、蹴り飛ばされ、その場で、身体を転がしながらも地へと、倒れます。

 

うっ・・・・・ですが・・・・・まだまだ僕はっ!!

 

 

 

「姫様ああああああっ!!!」

 

 

そして、僕は頭を抑えながらも、苦しむヴィヴィ様へともう一度駆けて行き、抱きしめます。

 

「グオオっ!!」

 

それに対し、ヴィヴィ様は僕を振り解くため、暴れ始めます。

 

 

 

うっ・・・・・・・ですが、離しません・・・・・・・。

 

 

 

 

いえ・・・・・・離したりなんかしませんっ!!!

 

 

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」

 

 

それと同時に、ヴィヴィ様は大きな雄叫びをあげます。それと同時に、僕へと大規模な衝撃波が襲い掛かります。

 

 

 

まだまだ・・・・・・

 

 

 

まだまだです・・・・・

 

 

 

僕は・・・・・まだ・・・・・!!!

 

 

「姫様ああああああああああっ!!!」

 

 

そして、僕は巨大な衝撃波と共に、ヴィヴィ様を抱きしめたまま、吹っ飛ばされてしまいます。

 

それと同時に、僕の目に、蒼い紅き眼光を持つ獅子が何かに吹っ飛ばされたかのように、僕達とは反対の瓦礫の山へと吹っ飛ばされます。

 

ですが、そんなの関係ありません。

 

 

「姫様っ!!」

 

僕は直ぐに、姫様を瓦礫の無き、地に横にさせ、寝かせると、姫様の容態を調べます。

あの獅子はレーヴァインのはず・・・・ですが、ここで安心は出来ません・・・・・・・もし、手遅れだったら・・・・・・・

 

僕は急いで、姫様の容態を調べます

 

そして・・・・・・・

 

「良か・・・・・・った・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

姫様が息をしている事を確認します。

 

 

良かった・・・・・・・・グスッ・・・・・ヴィヴィ様・・・・・・・頑張ったん・・・・です・・・・ね。

 

 

僕はヴィヴィ様が息をしておられる事を確認し、安心していたその時

 

 

 

 

 

 

 

「ウフフッ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

グシュッ!

 

 

 

 

僕の背中の後ろから、聞き覚えのある・・・・いえ、大公の微笑む声が耳に聞こえて来ると同時に、僕の左胸と背中の左の方から、激痛が走ります。

 

「・・・・・・あ・・・・ああ・・・・・・・」

 

そして、僕の目に最初に写った物は、黒く赤い僕の血に塗れながらも、胸から、突き出ている一つの剣の先端でした。

 

「ウフフフ♪やはり貴方は邪魔になりますね~♪オリヴィエ・ゼーケブレヒトの最大のストッパーである貴方は、ここで消さなくては~♪」

 

 

「ぐはっ!」

 

大公はそのまま、僕へと突き刺していた剣・・・いえ、何かは分かりませんが、その突き刺した物をそのまま、強く押します。

それと、同時に、僕は静かに眠るヴィヴィ様の前で血を吐いてしまいます。

 

 

ですが・・・・これで・・・・・・良いん・・・・・です・・・・・・。

 

 

ヴィヴィ様は・・・・・・・無事に・・・・・・

 

 

 

 

 

ーまだ諦めたら、駄目だっ!!!-

 

 

そんな中、僕の耳に聞き覚えのある声が聞こえて来ます。

 

 

「何♪!?グアアアアッ!!」

 

そして、僕へと突き刺していた剣を押していた、大公は驚きを隠せなくなりながらも、そのまま、遠くへと何かにより、吹っ飛び岩へとレーヴァインと共にクレーターを残しながらも、叩き付けられます。

 

僕はどういう事なのかと思い、声の聞こえて来た方を見ます。

 

そこには・・・・・・

 

「クロスを・・・・・オリヴィエを殺させたりなんかさせないっ!!」

 

大公へと必死に抱きつきながらも、片手で、巨体のレーヴァインの胴体を貫通させながらも、紅く光るクリスタルを持ち、蒼き金属の光沢を見せるヘルムを着用し、蒼く光り輝く鎧を持つ騎士・・いえ、カイが強い決意を固めた目で大公を見ながらも言います。

 

か、カイ!?その姿は一体!?

 

「ウフフフッ♪おやおや、これはこれは”偽りの蒼き英雄”ではありませんか~♪せっかく、1万年前に我輩が生き返らしてあげたていうのに、我輩に歯向かうとは~♪失敗作同然デスネ~♪」

 

 

大公は自分へと抱きつく蒼き騎士、カイに対し、”偽りの蒼き英雄”と言うと、僕を刺していた物の正体である長く、血塗れた剣、いえ、機械的でありながらも、鋭く鋭利な刃を持つ剣をそのまま蒼く光り輝く騎士の肩へと突き刺します。

 

 

「ぐああああああああああああっ!!!」

 

それと同時に、カイはあまりにもの痛みに悲鳴をあげます。

 

そして、肩からは、赤黒い、血が流れ始めます。

 

 

 

助けないと・・・・・・・・・

 

 

カイが・・・・・・・・死んで・・・・・・っ!!!

 

 

「早く・・・・行くんだっ!!!クロスッ!!その子を連れて・・・逃げるんだ!!!」

 

 

ですが、その時、僕が光り輝く緑の刃を持ちし、剣を持ち、立ち上がったのに、気付いたのか、僕へと逃げるように言います。

 

 

「い、一体・・・何を・・・・言ってる・・・・んですかっ!!・・・そうすれば・・貴方は・・・!!!「良いから、早く逃げるんだっ!君はその子を守りたいんだろっ?」っ!?」

 

 

僕は蒼き騎士の答えに対し、驚きを隠せなくなります。

 

い、一体この人は・・・・何を・・・!?

 

「ここはもう直ぐ、崩れる・・・・そうなれば、君もその子も助かる見込みなんかないんだっ!そうなれば・・・・・・君は・・・・!!!」

 

蒼き騎士は大公を抱きしめながらも、抑え、言います。

 

それに対し、僕は何も言い返せませんでした。

 

そうです・・・・・・僕はヴィヴィ様を守るんです・・・・・・。

 

 

ですが、カイもほおって置けません・・・・・・。

 

 

ですが、そうなれば、ヴィヴィ様が・・・・・・・

 

 

 

「・・・・すみません・・・・・・っ!!!」

 

 

そして、僕は直ぐに、ヴィヴィ様を抱き上げると、この場から、立ち去ります。

 

 

すみません・・・・カイ。・・・・・・・僕は貴方を見殺しにしてしまうような・・人で卑怯で弱い人です・・・・・・・。

 

 

ですが、そんな中、僕の身体へと激痛が走り始めます。それと同時に、意識が朦朧としてきます。

 

 

うっ・・・・・・・・耐えてくださいっ!!!

 

 

ここで、倒れちゃ、駄目なんですっ!!!

 

 

 

 

 

「ウフフフッ♪行っちゃいましたね~♪本当に貴方はこれで良いんでしょうかね~?」

 

僕が抑えている大公はこの場から、立ち去るクロス達を見て不敵な笑みを浮かべながらも言う。

 

 

「うん・・・・・そうだよ。そして、お前は僕と一緒にこの世から、消えるんだっ!」

 

 

僕は薄れ行く身体で大公を抑えながらも言う。

 

もう・・・・お前に自由にさせないっ!!

 

 

「そうですか~♪ですが、貴方には出来るんでしょうかね~♪”本当の蒼き英雄”となりたかった貴方に♪」

 

 

そんな中、大公は不適な笑みを浮かべながらも、僕へと”あの時”の事を話しながらも言う。

 

 

「確かにお前の言う通りだ・・・・・・僕は本当の・・・いや、偽りのでは無く、”本当の英雄”となりたかった・・・・・だが、そんなのは大間違いだっ!英雄なんか、この世に存在しない・・・・・いや、皆一人一人が英雄なんだっ!!」

 

僕はさっき、突き刺された痛みに耐えながらも、大公に言う。

 

そうだ・・・・・僕は・・・イクスに言われたんだ・・・・・・

 

 

 

ー英雄なんか、この世に存在しない・・・・・だけど、家族なら・・・・・存在するよー

 

 

 

そして、僕も”イクス”の家族の一人なんだっ!!

 

 

コピーもオリジナルも関係の無い

 

 

只、一人の・・・・・・

 

 

イクスの家族だとっ!!

 

 

「ソウデスカ~♪ですが、ソウルスパーク体の貴方に一体何が出来るノデショウカネ~♪」

 

僕が過去の事を思い出していたそんな中、大公は僕へと言う。

 

そうだね・・・・・君の言う通り、ソウルスパークの今の僕じゃ、何も出来やしないかもしれない。

 

 

 

 

 

だけど・・・・・・

 

 

 

 

 

「そうだね・・・・君の言う通りかもしれない・・・・・・だけど、僕にしか、出来ない事だって、ある・・・・・・。」

 

そして、僕は身体に力を入れる。

 

 

そう、僕のやろうとしている事はある意味、自滅行為かもしれない・・・・

 

「ま、マサカ!?貴方はっ!?」

 

僕が抑えている大公は驚きを隠せなくなる。

 

 

 

そう、確かに。僕はソウルスパークという魂のような状態だ・・・・・。

 

 

だけど、そうだと言って、僕に何も出来ないわけじゃないんだ

 

身体は何処からでも僕の手で作る事が出来るっ!!

 

 

 

そして僕の持つエネルギーを全て暴走させれば・・・・・

 

 

僕自身が、巨大で疑似的な高出力の爆弾にだってなるんだっ!!

 

 

「はあああああああああああああああああああっ!!!!!」

 

 

そして、僕は今持つ全ての力を上昇させる。

 

ごめん・・・・・・・イクス・・・・・・。

 

 

 

 

 

僕は君との約束を果たせないようだ・・・・・・。

 

 

 

約束は大事なのに・・・・・・・・・

 

 

「ぐああああああああああああああっ!!!」

 

 

やがて、全てが光に包まれる。

 

 

だけど・・・・・・僕の犠牲は・・・・無駄じゃない。

 

あの・・・・・・二人が・・・・・・

 

 

 

そして、”あの人”がいつかは・・・・・

 

 

だけど・・・・・結局は約束・・・・・果たせれなかった・・・・・・。

 

だけど、そんな中・・・・・

 

 

 

ーううん・・・・・・そんな事、無いよ・・・今まで・・・・・ありがとう・・・イクス・・・・ー

 

僕の目に僕と同じく、蒼色にの鎧を覆う、僕にとって、”一人の家族”の姿が見える。

 

 

 

 

ううん・・・・それは・・・・僕の方だ・・・・・・。

 

 

君の方こそ、ありがとう・・・・・・。

 

 

 

そして、僕の意識はそこで途切れてしまった。

 

 

 

 

 

ドッカーンッ!

 

僕の耳元に遠くから、巨大な爆発音が聞こえて来ます。

 

「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・」

 

僕は、ボロボロの身体を引きずりながらも、ヴィヴィ様を抱き上げ、倒れていたソカロ元帥を肩に担ぎ、意識の朦朧とする中、吹雪の止みし中をリヒトさんの研究所へと向け、歩き続けます。

 

 

もう・・・・・少し・・・・・・です・・・・・・。

 

 

もう少しです・・・・・ヴィヴィ様・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「オリヴィエッ!!」

 

 

 

そんな中、僕の目の前に誰かの声が聞こえて来ます。

 

 

そう、それは僕の聞き覚えのある声でした。そして、僕は意識の朦朧とさせながらも、前を振り向きます。

 

 

そこには、僕へと駆けて来る二つの人影・・・・・いえ、クラウスとセナの姿がありました。

 

 

 

 

 

良かった・・・・・・・・・・

 

 

 

僕はもう・・・・・これで・・・・

 

 

 

 

 

そして、僕は安心しそのまま、目を閉じます。目の前が真っ暗になると同時に、身体の感覚がなくなっていきます。

 

 

クラウス・・・・・・・・・

 

 

これで僕の役目は・・・・終わり・・・・のよう・・・・ですね・・・・。

 

 

師匠・・・・・・すみません・・・・・どうやら、僕も・・・・ここまでのようです・・・・・・。

 

 

クラウス・・・・・後は・・任せ・・・ましたよ・・・・

 

 

 

ヴィヴィ・・・・様を・・・・宜しく・・・・お願いします。

 

 

 

 

 

 

「ここは・・・・・?」

 

私は何処なのか、分からない謎の少し壁などが崩壊したりして、汚いですが、白い部屋の中で目を覚まします。

 

ここは、一体・・・・・・?

 

それに私は一体、どうして・・・・・?

 

「オリヴィエッ!!」

 

そんな中、部屋の戸を急に開けると、クラウスがかなり驚いたような、慌てていたかのような顔で入って来ると、私を抱きしめます。

 

「クラ・・・・・ウス?」

 

私はいきなりクラウスに抱きしめられたため、驚きます。

 

 

く、クラウスッ!?い、いきなりどうしたんですか!?

 

「良かった・・・・・・無事で・・・・本当に良かった・・・・・。」

 

 

クラウスは私を抱きしめ、泣いているのか、少し枯れた声で言います。

 

「ヴィヴィッ!!」

 

そんな中、クラウスの入って来た部屋の戸からリッドが驚いた顔をしながらも駆けて入って来ます。

 

「良かったっ!・・・無事で・・・・・・」

 

リッドは私にそう言うと、クラウスが離れると同時に、私を抱きしめます。

 

「あの・・・それより、ここは・・・・?」

 

私はリッドとクラウスにここは何処と問います。それに対し、二人は少し暗い顔をします。

 

一体・・・・どうしたのでしょうか・・・・?

 

「えっと・・・変な時にすまんのう・・・。」

 

そんな中、私の目の前に見た事のある医者のような人と助手のような人が入って来ます。

 

という事はここは城の中なんでしょうか・・・・・?

 

「わしはリヒト・ヴァイスレーゲンと言ってのう・・・その、なんじゃ・・・・・陛下、こんな老い耄れですが・・・・出来れば・・以後、お見知りを・・・。」

 

そんな中、年老いた人は私に自分の名は「リヒト・ヴァイスレーゲン」と自己紹介をすると、90度腰を曲げ、私に紳士的なお辞儀をします。

 

「私はシュートリヒト・ヴァイスレーゲンといも、申しますっ!と、兎に角、不束者ですが、よ、宜しくお願いしますっ!陛下っ!!」

 

”シュートリヒト・ヴァイスレーゲン”と自己紹介すると何か緊張しているかのように私へとお辞儀をします。

 

「え、えっと・・・・・大丈夫ですよ。別にそんなにしなくても・・・」

 

私は二人に言います。

えっと・・・実はこれ・・・あまり慣れないんですよね・・・・・

 

そんな中私は”ヴァイスレーゲン”という言葉を聞き、ある記憶が蘇ります。

 

 

ーヴィヴィ陛下・・・・・-

 

 

その記憶は私と初めてクロスが出会った時、傷つきながらも、私を助けた時に見せたクロスの笑顔の記憶でした。そして、私が・・・この手で・・・・・・・・

 

そうですっ!クロスは・・・クロスは何処にっ!!

 

「あの!リヒトさんっ!クロスは・・クロスは一体何処にっ!?」

 

私はリヒトさんにクロスは何処にいるのか?と問います。

 

すると、リヒトさんとシュートリヒトは困惑しながらも、焦りを見せ、二人で何かを話し始めます。

それと同時に、リッドとクラウスも焦りと困惑を見せます。

 

一体・・・・どうしたのでしょうか・・・・?

 

「陛下、今はごゆっくりお休みなさってください・・”獣化ウィルス”のマザーであるレーヴァインにより・・・貴方の身体は今、安静にしなければなりません・・・ですが・・いつかは・・・・・・知らせますので・・・・・あの、わしは出ますね・・・・?何か、邪魔になっていましたし・・・・」

 

リヒトさんは私にそう言うと、部屋から出て行きます。

 

ですが、リヒトさんの顔に写っていたのは、少しながらも、暗い顔でした。

 

 

 

・・・クロスは・・・・一体・・・・・?

 

「大丈夫だよ・・・・ヴィヴィ。クロスは死んだりしてないから・・・・えっと、それよりさ、アスティオンの事なんだけど・・・」

 

リッドは私に焦りを見せながらも、話し始めます。

 

・・・・・・・・クロス・・・・・・

 

 

 

 

リッドとクラウス一体・・・どうしてこんなに焦っているのでしょうか・・・・・?

 

 

 

 

 

クロス・・・・・・・。

 

 

 

 

 

「お父さん・・・・・・・。」

 

 

シュルはわしを心配そうな表情で見る。

 

 

無理も無い・・・・。

 

クロスの尊敬していた・・・・陛下に何て言えば良いんじゃ・・・・・・・

 

 

多数臓器損傷による・・・・・・多量出血・・・・・。

 

 

そして、わしの見た事の無い謎の細胞の活性化・・・・・。

 

 

そして・・・・・・

 

 

「リヒト・・だった・・・か・・・・?」

 

わしがドアを開けると、そこには、ベッドに横だわった状態で、いたる身体に包帯を巻かれたまま、一人の長き金色の髪をし、水色と赤色の虹彩異色の瞳をした者が・・・・・いや

 

 

 

「クロスさん・・・・・・・。」

 

 

 

 

クロスがベッドに腰を掛けていた。

 

 

「そうじゃ、それより、身体の方は大丈夫かのう?・・・・・クロス?」

 

「ああ・・・・・・それより・・・・ここは何処だ・・・・?」

 

 

そして、クロスはわしにここは何処なのか?と問う

 

 

 

 

そう・・・・・これらの要因により、全ての記憶を喪失したクロスの事を・・・・・・

 

 

 

 

わしは・・・陛下に・・・どういえば言いんじゃ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

リッドの話からしてもオリヴィエ陛下にとって‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

クロスは‧‧‧‧‧‧

 

 

 




ようやく、アクエリアス編が終了です。

人物設定

リヒト・ヴァイスレーゲン

年齢:不明(だが、かなりの年寄りであるに違いない)


一人称は「わし」
クロスが雪中をかなりの重傷を負った状態で歩いてくるのをクロスが発見し、とある謎の遺跡にて、雪除けをしている時に、出会った遺跡を”自身の研究所”だと言う謎の老人。
話によると、今から、何万年前の人であるそうで
王族の者しか、知る事の無き永遠の眠り(本当は違うが)をする事の出来る謎の技術、”秘術”のような物を使い、長き間、自身の大切な息子である”イクス”と呼ばれる、ゴーレムか、デバイスに近きドロイドと呼ぶ者を裏から手助けしていた。
昔「悩み、考え自分で行動する人に近きドロイド」を開発するため、研究していたらしい。
クロスの決意をした目、そして、何故だろうか、自身の出会ったあの”イクスの親友”と似ていた事か、自身が作り出した謎の剣、”選定の剣カリバーン”をクロスに渡す。
何万年前から生きているからにして、過去に何が起きたのかを知っていそうだが・・・・・?
そして、苗字からしても、クロスと何か関係を持っていそうだが・・・・・?

名前の由来はドイツ語の「光」から

性格

温厚的で優しい性格の持ち主。

だが、自分を良く追い詰める事から、過去に何かあったようだ・・・・。


シュートリヒト・ヴァイスレーゲン


年齢:不明(幼い姿からして、未だに14歳くらいのようだが、実際はクロス達よりも上である)


一人称は「私」
小さなロングヘアーをした水色の綺麗な瞳をした少女。(だが、これでも、クロス達よりも年齢は上)
だが、リヒトの心境描写からして、リヒトとは、実の親子では無く、養子みたいな物だと思われる。(だが、そんなのリヒトにとっては関係の無い事である。)
大体が敬語で話しているが、リヒトを呼ぶ時は「お父さん」と呼ぶ。
治療技術も、リヒトの話からして、研究の手伝いもしていた事から、かなり優れた才能を持ちし者と思われる。

名前の由来はドイツ語の「星の光」

性格

父親譲りなのか、性格はとても温厚であり、お人好し

ある意味、ファザコンであるかもしれない・・・・・(多分)


イクス

年齢:不明

一人称は「僕」
何処からか、現れ、クロスを助けた謎の騎士。だが、前からずっと、アレン元帥達と共にと共におり、名前は(カイ)という偽名を名乗り、共に行動していた。
大公からは”偽りの蒼き英雄”と呼ばれていた。

だが、イクスの心理描写からして、大昔、つまり何かを知りながらも行動しており、
イクスとの約束である”あの子の姉を救う”ために、動いていたらしい。あの子とは誰なのかは不明である。
カリバーンについて、何か知っていたそうだが・・・・・・?

だが、最後はクロスとオリヴィエを助けるため、自身を疑似爆弾化させ、大公とレーヴァインを道連れにし、消え去った。(場面的には、ロックマンエグゼ3にてのプロトに取り込まれた時に熱斗を助けるため、自爆する場面に近い)


性格

お人好しであり、誰とでも仲良くなっていた。(ソカロやリッドと共も仲良くしていた事から)

あのアレン元帥とまで、息ぴったり合うほどである。



妖精の王ニクセルト

年齢:不明(なのだが、何故か、クロス達よりも大昔の事を思い出すかのように話しているため、もっと大昔から生きているようである。)

一人称は「僕」
姿は紅き瞳に小さな黒髪のロングヘアーをし、少し面白そうな物を見るかのように、大公と同じく、不適な笑みを浮かべている。
何もかもが不明だが、終焉の王が一人、「妖精の王」である。
能力は全てが謎で、氷、氷柱、そして、何処からもなく、何もせずに、クロスを攻撃するなど、謎が多い能力の持ち主。


そして、僕っ娘である・・・・・・。(多分)


性格

不明(だが、面白い物を見て面白がる子供のような幼く、無邪気な性格であると予想できる)




用語


レーヴァイン

別名、「凶獣」ともまで言われ、恐れられている大昔の戦争にて、人々に恐怖を与え、それが今でも伝説として、生きている存在。姿は獅子のような蒼き獣のような姿をしている。
だが、伝説によれば、最後は紅き英雄と呼ばれる者に封印されたらしい。(アレン元帥は蒼き英雄と答えている。)
どういう経緯かは不明だが、フォレストの「レーヴァインの銅像」が無く、代わりに巨大な穴があった事から、封印は解かれているらしく、オリヴィエの中におり、オリヴィエを飲み込んでいた
そして、これが、オリヴィエを獣人と化した原因の正体である。
更に、”獣化ウィルス”と呼ばれるウィルスを作り出しており、それに感染した者達は、獣のように破壊衝動を抑え切れず、獣のように暴走を起こす(アレン元帥がそうだった事から)
グラムに対しては逆に強化させている
だが、オリヴィエには”レーヴァインの力の影響なんか、受けないと大公が言っているため
どうして、オリヴィエがあんな獣のような姿になったのかは不明



獣化ウィルス

獣人に似た姿をするグラムへと感染しているウィルス。
アレン元帥からの話からして、何か、危険なウィルスであり、もし、これが他の者達へと感染すれば、何か起こると予想される。(だが、もしかすれば、アレン元帥のように、破壊衝動を抑え切れず、獣のように暴れる症状であると予想できる)


ソウルスパーク

要するに、”魂”である。
どういう物なのかは不明


夜天の書

大公が所持していた本のような謎の物。
アレン元帥が驚きを隠せなかった事から、何か大きな重要な物だと思われる。


カリバーン

イクスがクロスの持つリヒトから貰った緑色に光り輝く刃を持つ剣を見て驚きを隠せなかった時に放った言葉。
リヒトの心境描写によると本当の名前は「選定の剣カリバーン」らしい。
だが、イクスによると、過去に”何か”と共に燃え尽きたらしい。

あの者

リヒトの心境描写に出た謎の者。

姿は金髪が特徴的である男性らしい。

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