忘却されし物語 《シュバルツ・ゲデヒトニス(黒の記憶)》   作:偽作者(ハザードフォーム)

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すみません、間違えて、データを削除してしまい、それをまた最初から書くのに時間が掛かってさしまいました。

遅れてすみません。


第8章「黒の始まり」

「そうなんですか‧‧‧‧ヴィヴィ様が‧‧‧‧」

 

「ヴィヴィ様は未だに“あの時“の事を‧‧‧‧‧」

 

僕の横で一緒に歩いているセナとソカロ元帥が静かに言う。今、僕はソカロ元帥と一緒にヴィヴィの部屋から出てセナと途中で会い、話し合っていた。話題は当然、ヴィヴィの事だった‧‧‧‧‧。最近のヴィヴィは確かに、別人に変装したクロスの言葉で凄く明るくなった。けど、それは表の話。だけど、本当のヴィヴィは物凄く傷付いている。でも、これはクラウスは傷気付いてない。クラウスには出来れば、いや、気付かれたくない。それに、クラウスは今、一つの国を治める一人の王、ヴィヴィの事ばかりに気が行くと、政治の方が悪化してしまう。だから、この事は内緒にして、僕達でどうにかヴィヴィの心の傷をどうにか、癒してあげたいんだけど‧‧‧‧‧‧

 

「確かに‧‧‧‧‧‧どうにかならないのでしょうか‧‧‧‧‧‧?」

 

僕の横に居るセナはどうにか出来ないのかと考えながらも、僕に問う。

 

 

 

 

確かに、どうにか出来ないかな‧‧‧‧‧?

 

「こんな時にクロス陛下が居てくれたら‧‧‧‧‧ヴィヴィ様をどうにか、癒してくれたのですが‧‧‧‧‧」

 

僕の左横でセナがクロスが居れば、ヴィヴィの傷を癒せるんじゃないかと考えながらも、言う。

 

 

 

 

確かに、クロスをこっちに連れてきて、クロスにヴィヴィの心の傷を癒させるっていう方法もあるけど‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

 

でも‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

それは大きな間違いだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

だって、それは只、ヴィヴィを傷つけるだけだから‧‧‧‧‧

 

 

 

だから、クロスは自ら、ヴィヴィが傷付くのを見たくないから、ヴィヴィの隣に戻ろうとしたけど、それを避けるために傍から離れた‧‧‧‧‧

 

そして、いつでも、ヴィヴィの力になれるように黒騎士になった‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

クロスはどんな時もヴィヴィの事ばかり、思っていたから‧‧‧‧‧それに僕達より、ずっと前からクロスはヴィヴィと一緒に居た‧‧‧‧‧‧だから、クロスはヴィヴィの事を大体知ってる。

ヴィヴィの事を色々知っているからこそ、クロスはヴィヴィから離れたんだと思う。

 

「ですが、ソカロ元帥、そういえば、今日、リッドさんと共に二年前に私達をアレンさんの弟子として護衛していた「クロス‧クライン」と会って来たそうですが‧‧‧‧何かありました?」

 

セナは僕に今日の朝、出て行った事について聞いて来る。

 

「いえ、只、クロスが黒騎士となった事を祝うのを一年前にするのを忘れていて、それで前の護衛の件と、ヴィヴィ様を立ち直らせてくれた御礼として、今日行ってみたんです。当然、元気にしていましたよ?」

 

ソカロ元帥はセナの問いに対し、クロスが黒騎士になった事を祝う序と、二年前にヴィヴィを“クロスを自分が殺した“という呪縛から解き放ってくれたクロスに御礼をしに行ったと答える。

 

 

確かに、ソカロ元帥の言うのは、本当だけど‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

本当の目的はクロスが生きている仮説が本当なのか、どうかを確めに行くのが、本当の目的だった‧‧‧‧‧‧当然、結果としては、元気な姿で黒騎士として色々な任務を遂行していた。そこまで良いけど‧‧‧‧‧だけど、この事をクラウスや、皆には話す事は出来ない。いや、出来るはずが無いんだ‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

「へぇ、そうなんですか。それは良かったです。」

 

セナは静かにクロスが元気で居てくれた事に対し、良かったと答える。

でも、この雰囲気を少し変えた方が良い‧‧‧‧‧かな?あまり、ヴィヴィの事で暗い話をするのはあれだし‧‧‧‧‧

 

 

 

「そういえば、ソカロ元帥。セナって凄く綺麗になったと思わない?」

 

僕はソカロ元帥にセナが昔より、綺麗になったと思わないのかと聞く。

 

「ふ、ふぇ!?リ、リッド。い、いきなりどうしたんですか!?」

 

僕の左横に居たセナが顔を赤くさせながらも、いきなりどうしたのかと聞いてくる。

 

でも、本当にセナ"は雷帝"の娘の3姉妹のうち、一番下だけど、上の姉には負けない程に綺麗になったよ。

 

 

 

そういえば、言うのを忘れていたね。セナは「雷帝ダールグリュン」の娘で、3姉妹のうち、一番下の妹なんだ。セナが何故、騎士の道を選んだのかは僕にも分からないけど、父がそれなりに認めたのだと思う。もし、認めていなかったら、ここには居ないからね。でも、セナの父上が認める程のセナの決意って、一体何なんだろう?僕はそんな事を考えながらも、ソカロ元帥と、セナと一緒に廊下を歩いて行く。

 

 

 

 

でも、僕は知る余地も無かった‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィに大公の魔の手が迫って来ている事に‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

「や、やっと終わりました‧‧‧‧‧‧。」

 

僕は僕自身のゼロデバイスである右腕の発動を解除し、その場に座り込みます。

 

僕が解除するのを想像すると同時に、僕の右腕であり、ゼロデバイスの巨大な青い鈎爪は緑色の炎に包まれる。そして、緑色の炎が収まると同時に巨大な青い鈎爪を消え、いつもの黒い僕の右腕へと戻ります。

流石に少数だと、少し疲れますね‧‧‧‧‧。

 

「大丈夫ですか?アレンさん。」

 

すると、僕の隣に、イクスヴェリアさんが座り込みます。

 

「あ、はい‧‧‧‧どうにか‧‧‧‧ですが、このくらい師匠の修行よりかはまだはるかにマシです。」

 

僕は過去の師匠の修行の日々を思い出しながらも、苦笑しながらも、答える。

あれは本当に‧‧‧‧‧‧ううっ‧‧‧‧‧寒気が‧‧‧‧‧

 

「それにしても、アレンさん。クロスってクラウス陛下と凄く仲が良いですよね。」

 

僕の横で、疲れたのか、肩に頭を載せながらも、僕に寄り添いながらも、クロスとクラウス陛下が話し合う所を見ながら、イクスヴェリアさんは聞いてきます。

確かに、イクスヴェリアさんの言う通り、凄く仲が良いですよね?クラウス陛下とクロスって‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

 

「クロスの事を本当にどう思っていたの‧‧‧‧‧‧ か。」

 

私はベッドに仰向けになりながらも、リッドが言った言葉を思い出しながらも、只、一人呟きます。

 

 

ですが、私にはそんな資格なんてありません。確かに、クロスには私の幸せをクロスは望んでいたんじゃないのですか?って言いました‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、

 

 

 

 

 

 

 

私にとっての‧‧‧‧‧本当の幸せは一体何だったのでしょうか?

 

 

私にとっての幸せはクラウスとリッド、クロスと出会った事のはずなのに‧‧‧‧‧

 

 

 

 

何故か、それ以上の物を求める自分が居ます‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

私には分からなくなってきました‧‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

 

 

私の望む幸せという物を‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

「ウフフッ、幸せデスカ~♪」

 

「っ!?」

 

私は何処かで聞き覚えのある声を聞き、直ぐにベッドから起き上がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

その聞き覚えのある声は‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最も“危険"だと感じた声でした。

 

 

 

 

私は声が聞こえた方へと向きます。その瞬間、私の意識はそこで途絶えてしまいました。

 

 

 

 

 

ですが、意識を失う前に私の目に写ったのは‧‧‧‧‧

 

 

 

「ウフフッ、少し一緒に来て貰いましょうカ?オリヴィエ‧ゼーゲブレヒト♪貴方の幸せをお見せいたしまショウ♪」

 

 

不適な笑みを浮かべながらも、私を見ている青白い肌を持つ紳士でした。

 

 

 

 

 

 

 

「お久しぶりです。クラウス陛下。」

 

私の目の前でクロスは腰を90度、曲げ、お辞儀をする。

 

「あ、ああ、久しぶり、クロス。」

 

私もクロスに挨拶をする。う~ん、今まで思ったんだけど、どうしてだろう?昔からクロスと、オリヴィエ、リッドと良くタメ口で話し合うのに慣れてしまったせいか、いつの間にか、誰にもタメ口で話すようになってしまってるし‧‧‧‧‧政治関連や、他の王との挨拶時には良く敬語を使うけど、オリヴィエやリッド、 クロゼベルクみたいな親しい人には良くタメ口を使うようになってる‧‧‧‧‧まぁ、これも、ある意味クロスの影響かな?

 

「あれ?どうかなされたのですか?クラウス陛下。」

 

すると、私の顔をクロスが首を傾げながらも、どうしたのかと聞いてくる。

 

「いや、何でも、無いよ。それより、元気で何よりだよ。」

 

私はクロスを見ながらも、言う。それにしても、クロスと会うのは、二年ぶりかな?今まで、通信用ゴーレムで話し合っていたけど‧‧‧‧‧‧本当に元気で良かった。

 

 

 

 

そういえば‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

クロスってクロスと凄く似てるような‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

どんな人に対しても、敬語で話すし、優しくて、良く「赤き黒騎士」っていう噂が町中に流れているし‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

何より、オリヴィエの事になると物凄く、色々と真剣にアドバイスとかしてくれる所とか‧‧‧‧‧いや、大体が凄く似てる‧‧‧‧‧でも、こっちは髪を伸ばしてるけど‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

「いや、何でも、無いよ。それより、元気で何よりだよ。」

 

僕の挨拶に対し、クラウスは挨拶を返して来ます。クラウスも元気で何よりですが‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

どうして、クラウスがゼロデバイスを‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

そんなの父上が許すはずがありません。

 

 

 

 

何も分からないこの危険なゼロデバイス

の適合者になるなんて‧‧‧‧‧父上が許すはずが無いんです‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

父上は確かに、親馬鹿でヴィヴィ様を弱愛していますが、ゼロデバイスの適合者となるのなら、直ぐに反対します。それに、他の大臣や、男爵だって王が謎の一番危険であるゼロデバイスの適合者となるのに、反対するはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、現にクラウスはゼロデバイスの適合者として、僕の目の前に立っています。です。

 

 

 

 

 

「あの‧‧‧‧クラウス陛下。一つ質問をして良いですか?」

 

僕はクラウスに質問して良いかと聞きます。

 

「え?うん、良いけど‧‧‧‧」

 

 

クラウスは僕の問いに答え、僕が質問して良い事を了承します。

 

「あの‧‧‧‧‧クラウス陛下は何故、ゼロデバイスの適合者に‧‧‧‧‧?」

 

僕はクラウスに何故ゼロデバイスの適合者になったのかと問います。

 

クラウスが適合者となったのなら、クラウスは父上にそれなりに認められたという事です。

 

 

 

 

 

 

クラウスの一体何が‧‧‧‧‧父上を認めさせたのでしょうか‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

僕がそんな事を考えている中、クラウスが口を開きます。

 

「私がゼロデバイスの適合者になった理由‧‧‧‧‧か。そういえば、クロスには話してなかったね。」

 

クラウスは静かに空を見上げながらも、僕にポツリと言います。実は今の僕はクラウスとは前の関係のように別人としての親友関係ですが、お互い忙しいので、手紙でやり取りするか、通信用ゴーレム等で話し合ったりしています。まぁ、話の話題の大半がヴィヴィ様の事で占めていますけどね。それにしても、通信用ゴーレムって凄く便利ですね‧‧‧‧‧

そして、クラウスは僕が色々考えている中

 

「ある大切な人を守る‧‧‧‧‧ためかな?」

 

と僕に言います。

 

あー‧‧‧‧‧‧それなら、納得ですね‧‧‧‧‧父上はヴィヴィ様を弱愛してますし‧‧‧‧‧というか、あれって弱愛レベルじゃありませんね‧‧‧‧‧‧‧‧って、只そんな理由だけで許したんですかっ!?父上っ!?それに、クラウスの大切な人って、どうみたってヴィヴィ様ですよね?一応確認として、聞いてみましょう。成長するにつれ、人って良く変わる物ですし‧‧‧‧‧

 

「あの‧‧‧‧‧クラウス陛下。その大切な人って‧‧‧‧‧ヴィヴィ様の事、ですよね‧‧‧‧‧?」

 

僕はクラウスにその大切な人がヴィヴィ様で当たっているのか、確認するため、聞きます。

 

「え、ええっと‧‧‧‧‧どうしてそう思うのかな‧‧‧‧‧?」

 

クラウスは僕の問いに対し、焦り始める。

 

まぁ、昔も最初にヴィヴィ様の事が好きなのを知った時もこうでしたよね。それと、言い忘れましたが、クラウスの言う大切な人は=好きになった人という意味です。あまりにもの、分かりやすく、動揺していたため、直ぐに分かりましたけど‧‧‧今回も最初の時のようにやってみましょうか。

 

「まずは、2年前にヴィヴィ様と僕達と話をする時の姿勢や、話す態度とかが、物凄く緊張していました。次に僕とクラウス陛下が共に話し合うのは大体がヴィヴィ様の事である事でしょうか?」

 

僕は昔のようにクラウスが最初は隠そうとしていたヴィヴィ様へ対しての好意を

を表に出させるため、昔のようにクラウスを攻めます。フフッ、何故か、燃えて来ますね。僕はヴィヴィ様の婿探しとなると、執事魂みたいなものが燃えてくるんですよ。何故かは分かりませんけどね。

 

「‧‧‧‧‧フッ、降参だよ。クロスの言う通りだよ‧‧‧‧‧。」

 

あれ?何か素直に降参しましたね‧‧‧‧‧‧。こっちは凄く燃えていたのに‧‧‧‧‧‧‧

 

「クロスの言う通り、私はオリヴィエの事が好きだ。何か、クロスを見ると、何か、オリヴィエの隣にいつも、居たオリヴィエの大切な人を思い出すよ‧‧‧‧‧‧。」

 

あ、あれー?クラウスって、こんなに素直に答える人でしたっけ!?こ、これも成長によるもんなんですか!?

 

 

 

 

それより、大切な人って、

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィ様にとって大切な人は、リッドとクラウスですよ。

 

 

 

 

 

 

だって今のヴィヴィ様にとって、大切な親友でいつも隣に居てくれるから‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

「‧‧‧‧‧クラウス陛下、今のヴィヴィ様にとっては大切な人はその人では無く、クラウス陛下とヴィルフレッド陛下ですよ。」

 

僕はクラウスに笑顔で言います。

 

 

 

 

 

 

 

それに‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

僕にはそんな資格なんて、ありません。

 

 

 

 

 

 

僕はどんな時もヴィヴィ様の嫌いな武器を使用していて、

 

 

 

 

 

 

武器が無ければ、凄く弱くて‧‧‧‧‧

 

 

 

 

僕はそう思いながらも、僕のゼロデバイスである左腕を見ます。

 

 

 

 

 

 

これが無ければ‧‧‧‧‧‧僕は結局‧‧‧‧‧誰よりも弱く、ヴィヴィ様一人さえも守る事なんて出来ません‧‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

そして、僕は結局、ヴィヴィ様を守る事が出来ませんでした‧‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

そんな僕にはヴィヴィ様にとっての大切な人である資格はありません。

 

それに比べ、クラウスとリッドは‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

僕よりも強くて‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

いつまでも、傍に居ますから‧‧‧‧‧‧。

 

 

 

 

 

 

それに、僕のように武器無しでも、ヴィヴィ様を守る事が出来ます。

 

 

 

 

そして、ヴィヴィ様にとって大切な存在ですから‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

「‧‧‧‧‧‧何か、クロスって、クロスと凄く似てるよ。性格もオリヴィエに対しての物も‧‧‧‧‧‧」

 

クラウスは僕を見ながらも、全てが僕と似ていると答えます。

まぁ、僕本人ですからね‧‧‧‧‧似ていると言われても、本人ですから‧‧‧‧‧

 

僕が自分がここに居る事等を考える中、クラウスが口を開きます。

 

「でもね、クロス‧‧‧‧‧‧。私はそれは違うと思うんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

え‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

それは一体どういう事なんですか?

 

 

 

 

 

 

 

「私と一緒に居たクロスは‧‧‧‧‧」

 

 

クラウスが何かを僕に話そうとしたその時、地が揺れ始めます。な、何ですかっ!?

 

「アレンさん、これは一体‧‧‧‧‧?」

 

「大丈夫です。僕に掴まっていてください。」

 

僕の横にては、アレンがイクスヴェリアさんを抱きしめ、揺れが収まるのを待っていました。僕達は地に膝と手を付き、揺れが収まるのを待ちます。そして、何分か後に揺れは収まります。

 

「サポーターの皆さんっ!!早く避難をっ!!」

 

クラウスは僕の横にて、サポーターの皆に避難するように言います。

 

「で、ですがっ!!「良いですから、早くっ!!それに、避難エリアの人々をっ!!」わ、分かりましたっ!!お前らっ!!行くぞっ!!」

 

クラウスの焦るような顔を見たサポーター達は皆どういう事なのか、理解したかのように、避難エリアへと駆ける、もしくは馬車を走らせて行きます。

それと、同時に空から何か、ガラスの割れる音のような音が聞こえて来ます。僕達は直ぐに後ろを振り向きます。そこには‧‧‧‧‧‧

 

「空が‧‧‧‧‧割れてる。」

 

そして、僕達は驚きの光景を目にしました‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

何故なら、空にヒビが入っていたからです。

 

 

 

 

 

通常では有り得ない現象ですが‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

 

何か嫌な予感がします‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

そして、その僕の予想は当たってしまいます。

 

 

 

 

 

 

一つの

 

 

 

「コンバンハ♪」

 

 

 

 

空が割れたヒビの間から放たれた一つの“挨拶“によって‧‧‧‧‧‧

 

 

「大公っ!!」

 

クラウスはその声の持ち主の名前を叫びます。そう、僕達の目の前にて紳士姿をし、片手には黒い杖、服装は黒いタキシード、そして、人のようではない青白い肌を持つ二年前、そして、今までも僕は会い、戦ってきた。この世界の戦いの要因である「千年大公」が立っていました。

 

「ウフフッ♪お久しぶりですネ♪クロス‧クライン、冥王イクスヴェリア、いえ、今は只のイクスヴェリアでしたね。そして‧‧‧‧‧」

 

大公が挨拶をしようとしたその時、クラウスか 物凄い勢いで、僕の横から、緑の風と共に、消え、大公の前に現れ、ゼロデバイスが発動した状態の両腕を振るいます。

 

「クラウス陛下っ!!」

 

駄目ですっ!!クラウスッ!!その者と戦ってはっ!!

 

 

 

 

いくら、クラウスとはいえ

 

 

 

 

 

 

 

大公と戦えば命がっ!!

 

 

 

「ウフフッ♪いきなり攻撃を仕掛けてくるなんて、王たる者の礼儀になっていませんネ♪それで、もし、我輩が受け止めてなかったらこの貴方の大切な人がどうなっていたのヤラ♪」

 

 

そして、大公はクラウスのゼロデバイスが発動した状態の右の拳を受け止めながらも、言います。

 

 

 

 

 

貴方の大切な人‧‧‧‧‧‧っ!?

 

 

 

 

 

 

 

「ウフフッ♪いきなり攻撃を仕掛けてくるなんて、王たる者の礼儀になっていませんネ♪それで、もし、我輩が受け止めてなかったらこの貴方の大切な人がどうなっていたのヤラ♪」

 

何が言いたい?

 

 

 

お前のせいで皆が死に‧‧‧‧‧‧っ!?

 

 

私は直ぐに右腕を振るおうとしたが、振るえなかった。何故なら‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

「お、オリヴィエッ!?」

 

私の瞳に写ったのは、城に居るはずの気を失ったオリヴィエだったから‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

何で‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

大公が‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

オリヴィエを‧‧‧‧‧!?

 

「ウフフッ、貴方も驚きを隠せないようデスネ♪」

 

 

大公はそう言うと、私の右腕をそのまま、掴み、後ろへと投げ捨てる。

 

「ぐあっ!!」

 

 

私はそのまま、振り投げられたまま、下へと落ちて行く。な、何だこの力は‧‧‧‧っ!!身体が言う事を聞かないっ!!

 

ークラウスッ!!ー

 

すそんな時、聞き覚えのある声が私の後ろからする。私は直ぐに後ろへ振り向く。

 

「っ!?」

 

私は驚くしか無かった‧‧‧‧‧何故なら‧‧‧‧

 

 

 

「ク‧‧‧‧ロスッ!?」

 

私の瞳に写ったのは、幼き頃、オリヴィエをかばい、死んだはずのクロスが私へと手を伸ばす姿だった。

 

「クラウス陛下っ!!」

 

だが、直ぐにクロスへと姿が戻り、クロスは私を受け止め、地へと着地する。

 

「 ウフフッ♪今回は貴方達を殺しに来たわけじゃないノデス♪只、挨拶をしに来ただけデスカラネ♪」

 

オリヴィエを抱えた大公は私とクロス、イクスヴェリアさんとアレンに今回は只挨拶をしに来ただけだと言います。

 

 

 

 

 

 

挨拶‧‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

一体何の‧‧‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

 

「 ウフフッ♪今回は貴方達を殺しに来たわけじゃないノデス♪只、挨拶をしに来ただけデスカラネ♪」

 

大公は僕達に只挨拶をしに来ただけだと言います。

 

 

 

 

一体どういう事ですか‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

僕がそう思う中、大公が口を開きます。

 

「ウフフッ♪何って、全世界への聖戦の宣戦布告デスヨ♪」

 

 

 

 

聖戦‧‧‧‧‧‧‧マナから聞いた事があります。

聖戦というのは、何千年前に起きた誰かによって起こされた戦争の事です。正式名称は僕にも分かりません‧‧‧‧‧‧ですが、大きな戦争だって、マナは言ってました。

 

「聖‧‧‧‧‧‧戦‧‧‧‧‧‧」

 

僕を抱きしめているイクスヴェリアさんは静かに暗い顔をしながらも、呟きます。イクスヴェリアさん‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

聖戦については、イクスヴェリアも知っているようです‧‧‧‧‧。

 

 

僕は只詳しくは聞きませんでしたが、マナから聞いただけ‧‧‧‧‧‧‧ですから、あまりそこまで深くは分かりません。

 

「聖戦‧‧‧‧‧の布告‧‧‧‧‧っ!?」

 

 

僕がそう考えている中、クラウスとクロスも驚きます。

 

 

 

どうやら、クロスとクラウス陛下も知っているようです‧‧‧‧‧‧。

クロスとクラウス陛下、イクスヴェリアさんがそこまで、驚きを隠せない理由とは一体‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

 

 

「聖戦の宣戦布告‧‧‧‧‧‧っ!?」

 

僕は大公の話を聞き、驚きを隠せませんでした。

 

 

聖戦‧‧‧‧‧‧それは正式的な名称としては、不明ですが、「紅き英雄の伝説」にては

「ラグナロク戦争」と呼ばれていました。まさか‧‧‧‧‧‧大公があのラグナロク戦争をっ!?

 

 

「フフッ、お気づきになったようですネ♪クロス‧クライン、クラウス‧G‧S‧イングヴァルト♪イクスヴェリア♪貴方の思っている通りデスヨ♪それじゃあ、今回は我輩はここらでお暇させてイタダキマスネ♪」

 

大公は僕達にそう言うと、ヴィヴィ様を抱え、空の裂け目へと階段を上がるように歩き始めます。

 

 

 

 

 

貴方なんかにヴィヴィ様を

 

 

 

 

 

 

渡すなんていう事はさせませんっ!!

 

 

 

絶対にっ!!

 

 

 

「大公っ!!」

 

僕は物凄い速さで大公へと近付くと、ゼロデバイスである僕の左腕を大公へと振り下ろします。

 

「しつこいデスネッ♪!!クロス‧クラインッ!!」

 

大公は直ぐに僕の拳を避けると、横から僕の腕を掴み、後ろへと投げ捨てます。

 

 

 

 

 

「ぐあっ!!」

 

僕は直ぐに空中にて、姿勢を変えようとしますが、あまりにもの、力により、姿勢を変える事が出来ず、そのまま、壁へとめり付けられます。

 

「クロスッ!!」

 

僕が壁へとめり付けられると同時にアレンとイクスヴェリアさんが大公へと向かい、イクスヴェリアさんはゼロデバイスを双剣の姿に変化させ、アレンはゼロデバイスを鈎爪へと変化させ、大公を斬り付けようとしますが、大公はヴィヴィ様を抱き抱えたまま、全て避け、元居た場所へと戻ります。

 

「オリヴィエを返せぇぇっ!!」

 

ですが、そんな時、大公の前に、クラウスが現れ、もう一度、クラウスへと拳を振るいます。

 

うっ‧‧‧‧‧早くクラウスの元へ‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィ様を‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

助けないと‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

「ぐあっ!!」

 

そんな中、クラウスが僕へと飛んで来ます。

 

「クラウスッ!!」

 

僕は直ぐにクラウスを受け止めます。ですが、その時、大公に投げ捨てられ、壁にめり付けられた時に刺さったガラスが深く刺さり始める感触を感じます。

 

「ウフフフッ♪それではまたいつか、お会いしまショウ♪クロス‧クライン、そして、皆さん♪」

 

「待て‧‧‧‧‧‧ヴィヴィ様を‧‧‧‧‧返せ‧‧‧‧!!」

 

僕は気を失ったクラウスをその場にて、下ろすと、大公へと足を引きづりながらも、大公へと向かって歩きます。

 

「まだそんなにボロボロになっても、動けるのデスカ♪本当にしつこいデスネ♪そんなにこの者が大事なのデスカ?」

 

大公は僕を見ながらも、言います。

 

 

 

そうですよ‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

例えボロボロになったとしても

 

 

 

 

 

僕はヴィヴィ様を守れるなら、充分にこんなにボロボロになっても、戦えますし、戦う理由にもなります。

 

 

「返せ‧‧‧‧‧ヴィヴィ様を‧‧‧‧返せ‧‧‧‧‧。」

 

「ウフフッ♪それでは、皆さん、また会いましょう♪後片付けは宜しく頼みますヨ♪」

 

そして、大公は意識の薄れる僕にそう言うと、空の裂け目へと姿を消していきます。そして、空の裂け目が消えるとと同時に僕達の周りに空の裂け目から現れた無数の数えきれない程のグラムが包囲します。

 

 

 

 

 

早く‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

行かないと‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

ヴィ‧‧‧‧ヴィ‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

様‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

駄目‧‧‧‧‧‧だ‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

う‧‧‧‧‧で‧‧‧‧‧‧に‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

ち‧‧‧‧か‧‧‧‧‧ら‧‧‧‧‧が‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

「ヒャーッヒャッ!!イイネッ!!コイツら。大公様から俺の餌食をくれるとは、それにこいつら、意外とレベル高いらしいしなっ!!」

 

 

そんな中、僕達の目の前に通常のグラムとは、違う巨大なグラムが姿を現します。

 

 

 

 

「ヴィ‧‧‧‧‧‧ヴィ‧‧‧‧‧‧様の‧‧‧‧‧‧と‧‧‧‧こ‧‧‧‧ろ‧‧‧‧‧いか‧‧‧‧ない‧‧‧‧‧と」

 

 

 

 

 

ですが、僕の意識はそこで途切れてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

「ヒャーッヒャッヒャッ!!イイネッ!!コイツら。大公様から直々俺に餌食をくれるとは、珍しい物だな!それにこいつら、意外とレベル高いらしいし、良いぜ!!」

 

私はクロスとクラウスさんを担ぎながらも、大公が居た場所にて、浮遊している巨大な身体中に機械的な巨人を見ます。

 

 

 

 

あれは‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

‧‧‧‧‧ジァイアントタイプのグラム‧‧‧‧‧

 

ジァイアントタイプというのは、通常のグラムとは違い、擬態して少しずつ殺しながらも、リンカーコアを食べ、進化するのでは無く、普通に進化して、純粋に一体で短時間での無数殺戮が可能なグラムの事です。戦闘に特化していて、巨体を持ち他のグラムとは違い、最初から自分の意思を持つ、通常のグラムとは違う作られ方で作られたようですが、作られ方は全く不明です。只欠点として、物凄い大きいため、通常のグラムより動きが鈍くなっていはす。

 

 

「そんじゃ、お前ら、全員俺の飯な。んじゃ、どれから食べようかな~?」

 

ジァイアントタイプのグラムは私達を見ながらも、何から食べようか?と考えます。

 

「くっ‧‧‧‧‧こんな時に何でジァイアントタイプのグラムが‧‧‧‧‧」

 

私の横にて、アレンさんはクラウス陛下とクロスを担ぎながらも、言います。

 

 

 

 

 

確かに、ジァイアントタイプのグラムは凄く恐ろしい物です。

 

 

 

 

 

 

ですが、私はもう、逃げません。

 

 

 

そして、私はゼロデバイスを起動させ、双剣へと変化させます。

 

 

 

 

「イクスヴェリアさんっ!!早く撤退‧‧‧‧イクスヴェリアさん?」

 

私の後ろで、アレンさんは私に撤退しようと話し掛けます。

 

 

 

 

ですが、今逃げたら、結局避難エリアへとこの無数のグラム達は追ってくるはずです。

 

「アレンさん、ここは私に任せて下さい。アレンさんは、クラウス陛下とクロスを避難エリアへ向かってください。」

 

私はアレンさんにクラウス陛下とクロスを連れ、早く避難エリアに向かうように、言います。

 

「だ、駄目ですっ!!イクスヴェリアさんっ!!貴方一人じゃ、こんな数‧‧‧‧「大丈夫です。私を信じてください。アレンさん。」」

 

アレンさん‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

今まで私を信じてくれたように‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

今回も信じて欲しいです。アレンさん。

 

 

「大丈夫です。私は絶対に死にません。ですから、私を信じてください。」

 

私は アレンさんに笑顔で心配させないために言います。

 

「‧‧‧‧‧分かりました。絶対ここに戻ってきますから‧‧‧‧待っててください。イクスヴェリアさんっ!」

 

そして、 あれんさんは通常では出す事が出来ない速さで、クラウス陛下と、クロスを担ぐと、避難エリアへと走り出します。

 

「おやおや、女性一人残して逃げるとは、馬鹿だな~。それにしても、お前か?俺の食事(餌)は」

 

巨大な身を私へと向け、ジァイアントタイプのグラムは言います。

 

 

 

 

 

 

いえ、残念ながら、私は貴方の餌食ではありません。

 

 

 

 

 

 

何故なら‧‧‧‧‧

 

「いえ、違いますよ。むしろ、私が貴方を破壊するんですから、貴方が私の餌食みたいな物ですよ。」

 

 

 

 

 

 

貴方は私に破壊されるからです‧‧‧‧‧

 

 

 

 

そして、この戦いは私が勝ちます。

 

 

 

 

 

 

もう、見えてるんです。

 

 

 

 

 

 

 

貴方の

 

 

 

 

 

 

敗北へのカウントダウンが‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんと、しつこいデスネ~♪」

 

俺の目の前に立つ大公は嬢ちゃんを担ぎながらも、にやけながらも、言う。

 

今、俺は逃げる前の大公を追い、裂け目へと入っていた。“アイツ“のお陰でバレずに済んだが、結局バれるのかよ。

 

「うるせぇ、くそジジイ。さっさと嬢ちゃんを返してもらおうか。」

 

俺は嬢ちゃんを渡すよう、大公に言う。

 

おいおい、嬢ちゃんはてめぇの物じゃねぇぞ。それはうちの陛下の娘でな。それに、貴様に渡す気すらねぇよ。なんなら、娘となっている証明書、見せてやろうか?ゴラ。他にも無数に証拠があんだよ。

 

「残念ながら、渡せませんヨ♪こればっかしは我輩も嫌ですカラネ♪」

 

「そうか、なら話が早ぇ。お前の首ごと、お持ち帰りとさせてもらうとするか。」

 

俺は直ぐにゼロデバイスを構え、大公へと駆けて行き、横に振るう。

 

「いやはや、これは危ないデスネ。こういう時のために最短距離用のドアを用意していて正解デシタ♪」

 

大公は直ぐに避けると、何処からか、現れた扉を開け、中へと入る。

 

「ちっ!!待てっ!!クソジジイッ!!」

 

俺は直ぐに大公を追いかけようとするが、大公は直ぐに扉を閉める。それと同時に扉は消えてしまう。

 

ちっ‧‧‧‧‧出来れば、アイツの首、持ち帰りたかったがな‧‧‧‧‧‧

 

ー成功したね。 アレンー

 

すると、何処からか、俺の横に光の球が姿を現す。

 

「ああ、“蒼き英雄“さんよ。だが、首を取れなかったなー。」

 

ーだけど、作戦は成功したし、良いんじゃないかな?それにある意味、一石二鳥だし‧‧‧‧‧ー

 

「んまぁ、そうだがな。」

 

 

だが、出来れば、首の方はリナリーには見せたくはないものだがな。

 

 

 

んまあ、ある程度、任務が終わりには近付いてるが‧‧‧‧‧‧まだまだなんだよな~これが

 

 

 

 

あー、早く帰ってリナリーを抱きしめたい物だな。

 

 

 

 

 

 

「ぐおっ‧‧‧‧‧‧この俺が‧‧‧‧‧こんなくそチビな小娘に‧‧‧‧‧」

 

私の目の前でテツクズとなった色々な所が破壊され、装甲にヒビの入った倒れている足、腕を失ったジァイアントタイプのグラムは私を見上げながらも、言います。

 

何がこんなチビな小娘ですかっ!!私は背等小さくありませんっ!!

 

「だ、だが‧‧‧‧‧‧お前には‧‧‧‧‧お前達には‧‧‧‧‧‧未来なんて‧‧‧‧‧‧‧ねぇんだよ‧‧‧‧‧‧‧お前らに待っているのは‧‧‧‧‧終焉‧‧‧‧‧貴様らは大公様の手の中でだ‧‧‧‧‧‧どうあがいた‧‧‧‧所で‧‧‧‧‧」

 

ジァイアントタイプのグラムは私を見ながらも、言います。

 

「そうですか。それがどうしたんですか?」

 

私はジァイアントタイプのグラムに言います。

 

「何‧‧‧‧‧?」

 

私の発した言葉にジァイアントタイプのグラムは驚きを隠せなくなります。

 

「例え、手の中で踊らされていたとしても、それは結局は出る事も可能っていう事です。そして、私達の運命は貴方達の物ではありません。私達の運命は私達で切り開く物です。もし、出る事が出来なかったとしても、私はずっとあがいて、あがいて、戦ってみせますっ!!」

 

アレンさんや、皆と一緒に平和に過ごせる

 

 

 

 

 

未来のために私は戦ってみせますっ!!

 

「ギャハハハ‧‧‧‧‧いいぜぇ、せいぜい俺は‧‧‧‧‧あの世とやらでてめぇのその決意とやらが‧‧‧‧‧‧完全に失うのを楽しみながら、見てやるぜ‧‧‧‧‧‧‧‧‧黒騎士さんよ‧‧‧‧‧。」

 

それと、同時に巨大な爆発を起こし、ジャイアントタイプのグラムは爆発し、砕け散ります。

 

「やっと終わりましたし‧‧‧‧‧アレンさんの所に帰りましょう。」

 

私は疲労の溜まったグラムの血がべったり付着した黒騎士の制服を着る身体を動かしながらも、避難エリアへと向かおうとしますが‧‧‧‧‧‧‧

 

 

 

 

あ、あれ‧‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

 

な、何故でしょうか‧‧‧‧‧?

 

 

 

 

 

 

 

少し身体が重くなってきました‧‧‧‧‧

 

 

 

 

 

 

 

それに‧‧‧‧‧‧凄く‧‧‧‧‧

 

 

「アレン‧‧‧‧‧‧さん。」

 

 

 

 

そして、私はそこで、意識が途切れてしまいました。

 

 

 

 

 

 

「さぁ、始めましょうカ♪我輩のシナリオをっ♪!!」

 

 

 

 

 

これからが終焉の始まりなのデスヨ♪

 

 

 

 

 

 

 

黒騎士共♪

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

"イクス♪"

 

 

 

 

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