召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

119 / 414
百十八話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

次の襲撃で年齢操作を使う必要性を検討→ヴィヴィオが何時の間にかに接近→攻撃を受ける→用件を聞くと暇らしい→で皆で人生ゲーム

 

ヴィヴィオが提案した人生ゲームは思いのほか、それぞれの競争意識に火を付けて白熱する戦いになっていった

 

 

「雨水さんにだけには、絶対・・・絶対負けたくないですね」

 

「同感だな」

 

 

現在の優劣はイクスとヴィヴィオのトップ争いにシロが追い駆ける形

 

そして余りやる気の無いルーテシアちゃんを除いては殆ど並んでいる

 

 

「何で二人は俺に対抗意識を燃やしてんだよ」

 

「大丈夫です、秋春様は私が守ります」

 

「・・・イクス、その言葉は嬉しいがお前の土地の通行料がダントツで俺の所持金を削ってる要因だ」

 

 

イクスが俺を支援しようとすればするほどに逆効果になっている罠

 

 

「んーシロママ~、これなんてよむの?」

 

「わんっ! えっと、誰か一人に疫病神を憑ける」

 

 

バッと全員ヴィヴィオから目を逸らす

 

疫病神・・・幸運系のマスを無効果

 

ヴィヴィオは首を傾げながら何と無くマス目の意味が分かったのか疫病神の目印を俺のコマのところに置いた

 

 

「なんで俺に置く?! 此処は普通にイクスだろ! 接戦だぞ、お前ら!」

 

「んーっとねー・・・パパってよんだらメッっていったもん」

 

「もっと勝ちに貪欲になろうぜ!」

 

 

流石に俺の言っている言葉が難しかったらしくヴィヴィオは、とにかくあき! と怒るように言ってそっぽを向いた

 

 

「はぁー全くルーテシアちゃんが居るからギリギリ最下位にはならずに済みそうだけど・・・」

 

 

つんつん

 

と俺が一安心した所でルーテシアちゃんが突っ突いてくる

 

 

「如何した?」

 

「・・・貴方に」

 

 

貧乏神・・・金を取得出来るマスを無効果

 

 

「え? マジ?」

 

「・・・マジ。大マジ」

 

 

大マジらしい

 

もしかしたら分からなかっただけでルーテシアちゃんもしっかりと勝つ気で居たのかも知れなかった

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

昼食の時間になり人生ゲームも一時中断

 

順位は未だにイクスとヴィヴィオが交互に一位を維持している

 

 

「ありがとなガリュー」

 

 

そして皆がゲームをしている間、驚く事にガリューが家事をしていた

 

ガリューに家事スキル・・・嬉しい発見だよな

 

 

「結構美味しそう」

 

 

黙々とガリューが運ぶ料理を見ながらキャロが少し悔しそうに呟く・・・料理番のプライドでもあるのだろうか

 

 

「ふむ、流石ルーテシアお嬢様の召喚虫。戦闘だけで無くサポートまで出来るとは」

 

「・・・皆、褒め過ぎ」

 

「ホント凄いね。いっそ次からもガリューに家事手伝ってもらっても良い?」

 

 

ルーテシアちゃんがガリューに確認を取るように視線を向けるとガリューは丁寧に礼をして問題無いと示した

 

・・・良く出来た召喚虫だ

 

 

「うんうん、フリードとは大違いだ」

 

 

って言うか最近フリードを見掛けないが何処に行っているんだ?

 

 

「なぁキャロ? フリードは?」

 

「フリードですか? 外で竜種の皆と遊んでいると思いますけど・・・呼びます?」

 

「いや、気になっただけだから別に呼ばなくても良いよ」

 

 

ん、まぁ野生の竜種と触れ合うのはフリードのスキルアップにも繋がるし、むしろ進める方向で良いか

 

 

「さて、さっさと食べて続きをするか!」

 

 

圧倒的に不利な状況だが、だからこそ逆転劇が映えるってもんだよな!




懐かしき人生ゲーム
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。