召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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百二十一話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

アギトにお礼を言われる→イクスとアギトって似てるよね→グランガイツさんの情報で一応次の襲撃の日取りを予測→そして二人とも出発→チンクとルーテシアちゃんに敵対意思は無いらしい

 

戦闘機人は少数部隊に別けて来る可能性が高い

 

と、言っても今の戦力差だと少数だからだと余裕は持てない

 

 

「ってか、そろそろ一度連絡を取りたい」

 

 

いい加減に機能の回復もある程度は終わっている頃だろうし、何より失敗後の作戦を聞きたい

 

 

「まぁ一般的に考えて、今更待ちの姿勢も可笑しいし恐らくスカリエッティのアジトへの強襲ってのがセオリーなんだけどね」

 

 

んー連絡手段

 

緊急用の回線くらい六課も持っていると思うんだが・・・

 

 

「キャロが知ってるか?」

 

 

ふむ・・・だが今まで連絡しなかった所を見るとやっぱり・・・聞くだけ聞いてみるか

 

 

「そもそも本局部隊や六課を抑えるのに最低限の戦闘機人が必要だからって、ヴィヴィオの重大性を考えると本局も六課も無視して全戦力を入れる可能性も有るよな」

 

 

そうなれば前回の襲撃から残っているマリアージュだけでは到底戦うのは不可能

 

はぁー考えるのを止めて取り合えず連絡しよう

 

 

「キャロー、キャーロー・・・キャーローちゃ~~ん」

 

 

大声で呼んでみた

 

何時もなら此処で返事が返ってきてすぐに向かって来るのだが返事が無い

 

 

「休憩がてらに昼寝でもしてるのか?」

 

 

それなら直接起こしにいかないとな

 

 

「・・・こんな事ならフォワード隊の子達の連絡先くらい聞いておけば良かった」

 

 

あの子達になら気兼ねなく連絡出来るしね

 

・・・まずは寝室に行ってみるか

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

いねぇ

 

寝室にもリビングにもイクス達の所にもチンク達の所にも

 

もしや外に出たのか?

 

 

「いやいや、まさかなぁ」

 

 

んーでも最近フリードが外に行ってるから、迎えと言う可能性も否定は出来ないよなー

 

家の中で他に回ってない場所は・・・

 

 

「んーこんな時間に風呂に入っているとは考え難いが」

 

 

ガチャッと多少違いはあるが扉が開く音が二つ重なる

 

一つは当然俺が脱衣所に入った音で、もう一つはその先の浴室に繋がる扉の開く音

 

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

 

脱衣所の脇の方に小さく綺麗に畳まれた着替えと下着一式

 

目の前には当たり前だが何も着ていないキャロ

 

 

「きゃッ」

 

 

やばい!

 

此処で叫ばれると色々終わった感じになると直感的に思った

 

そして俺の体はキャロが声を上げ掛けた瞬間に急いでキャロの口を塞いでいた

 

 

「んん! ふむふが!」

 

「落ち着く! 全く全然これっぽっちもキャロの裸なんかに興味は無いから!」

 

 

ガリッブチッ

 

キャロの口を押さえていた手から真っ赤な液体がー

 

 

「いッ~!」

 

「・・・。」

 

 

口から俺の血を垂らし睨むキャロ・・・完全にキレてますね

 

 

「あ、あはは・・・ごめんなさい!」

 

 

反転してダッシュで逃走

 

 

「あ! 雨水さん!!」

 

 

少なくとも着替えをする時間が必要だからな

 

一先ず外の森にでも隠れて怒りが収まるのを待つのが一番

 

 

「秋春様・・・あの、大切な話が・・・」

 

 

玄関へ向かう最中に真剣な表情のイクスと擦れ違ったが、生憎と立ち話の余裕も無かったのでそのまま走った

 

 

「ごめん、あとで! 急いでるから!」

 

「・・・分かりました・・・気をつけて」

 

「おう!」

 

 

そして背筋が凍る思いで靴を履くと全力で外へ逃げる事にした




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