召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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百二十五話~side なのは~

「フェイトちゃん、倒れてなければ良いけど」

 

 

目下ストライキ中のフェイトちゃんだけど、キャロの事が余りにも心配で昨日も一昨日も眠ってなかったはず

 

私が居たら、頑張らないと。と逆に気を張っちゃうかもだから会議中だけでも寝ていてくれれば良いけど・・・

 

 

「ふぅ・・・私が気を張っていたら駄目だよね」

 

 

扉の前で深呼吸をして会議の内容を頭の中で纏める

 

 

「フェイ、はにゃっ!!」

 

 

鼻痛い~

 

 

「フェイトちゃん酷いよぉー」

 

 

ってあれ?

 

ぶつかったはずのフェイトちゃんの反応が無い

 

 

「はやッ!」

 

 

フェイトちゃんの背中が見えました

 

 

「って、待って! 何があったのフェイトちゃーん!!」

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

もう、なんか世紀末なの

 

此処まで来る道のりはフェイトちゃんの今後の為にも言わない方が良いと思う

 

 

「はやてッ!!」

 

 

フェイトちゃんの体からはビリビリと魔力コントロールが滅茶苦茶になって魔力変換の電気が表に出ていた

 

・・・はやてちゃんは立て篭もってる

 

 

「開けないと打ち抜くよ! 話があるから出てきて! って言うか入るよ!」

 

 

愛機バルディッシュが大剣の形に変わる

 

 

「待ってフェイトちゃん!」

 

 

なにボーっと見てるの私!

 

此の侭だとフェイトちゃんがアースラを壊しかねない勢いで魔法を使っちゃう

 

 

「・・・なのは? ・・・邪魔、するの?」

 

「ちょ! 怖いよ、フェイトちゃん! 何があったの!」

 

 

まるで光が宿っていない様な瞳は凄い怖かった

 

それからフェイトちゃんからキャロから連絡が入った事を聞く・・・そしてそこに何故か捕まっているはずの雨水さんが居た事も・・・

 

 

「確かに・・・変だね。私達の知らない事が多すぎる・・・でもやっぱり待って」

 

「大丈夫! 壁抜きはなのはの分野だけど私も出来るからっ!」

 

「フェイトちゃん、さっきから可笑しいよ?!」

 

 

そして失礼だよ!

 

・・・か、壁抜きが得意だなんて言った事ない

 

 

「こう言った電子系が得意な子が居たでしょ!」

 

「・・・エリシア、ちゃん?」

 

「そう、当たり!」

 

 

恐らくあの子ならこの程度の扉は簡単に突破出来るはず

 

そう思ってすぐに私はエリシアちゃんに連絡を取った

 

 

「なるほど、それで私が呼ばれた訳ですか・・・んーなんだか、まるでパパが一枚噛んでそうな話ですね」

 

 

エリシアちゃんはエリオと一緒に今度の作戦の準備をしていたらしく、すぐに駆け付けてくれた

 

 

「分かりました、今すぐに開けて見せます」

 

 

自信満々に端末を扉のロックに繋ぐと幾つかのプログラムを走らせ始めた

 

すると数秒でカチリと扉が開かれた

 

流石諜報部見習い

 

 

「はやてッ!」

 

「あー・・・フェイトちゃん」

 

「あ、高町一尉。この際ですから八神部隊長はお母様に任せて部隊長の秘密を暴いちゃいましょうか」

 

「お母様?」

 

「あッ・・・あ、はは?」

 

 

そう言えばエリシアちゃんってエリオと付き合ってたっけ?

 

・・・最近の子供で成長が早いんだなー

 

私がエリシアちゃんくらいの時は・・・仕事、かな?

 

 

「・・・そう、だね」

 

「如何しました? 高町一尉」

 

「ううん、何でも無い」

 

 

私とエリシアちゃんは暴れるフェイトちゃんをなるべく見ない様にしながら、はやてちゃんの端末に近づいてデータを読み取る

 

 

「・・・作戦データありました!」

 

「ホント!? ちょっと見せて」

 

 

雨水さんのレアスキルの情報

 

イクスちゃんのスキルの情報

 

偽装誘拐

 

スカリエッティの注意逸らし

 

・・・そして最後に六課含めた人間の大まかな行動パターン

 

 

「・・・訳が分からないよ」

 

「この情報量。分析能力、コレは絶対パパ以外には有り得ない」

 

 

言いたい事は沢山あるけど、なるべくフェイトちゃんの方を見ない様にして部屋に急いだ

 

この偽装誘拐作戦は失敗時の危険が大き過ぎる




なのはとエリシアは全力で見て見ぬフリに徹する方向で・・・
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