召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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百五十六話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

リインフォースツヴァイ空曹長と帰宅→誰も居ない→と思ったらタイミング良くアギトが帰宅→知り合いだったようで行き成りの鉢合わせにテンパッっていた→そして合わせた理由を話すと怒られた・・・

 

若干の理不尽を感じながら指の痛みが引いた所で、再度二人には色々話し合ってもらう

 

雑談に始まり、今の自分の家族の様子など・・・本当に色んな内容に付いて話していた

 

別に俺が同席する必要性は無い

 

と、思ったのだが、二人的には居た方が話し易いらしいので付き合う事になる事に・・・

 

おかげで色々知れたから良いけどね

 

 

「なるほどなー・・・事件が終わっても、簡単に終了って訳にもいかないよなー」

 

 

リインフォースツヴァイ空曹長は八神家の栄養管理役らしいので、泊まると八神家が色々心配らしいので少し早めに帰ってしまった

 

 

「あ、あの、マスター?」

 

「誰が発言を許可した? 融合騎」

 

 

現在楽しい話が終わったアギトはイクスに正座させられて睨まれている

 

理由はもちろん勢い余って圧し折り掛けた人差し指の件

 

 

「イクスさん・・・その、これには深い事情が・・・」

 

 

図書館から帰ってきたイクスを撫でた際に何時もと感じが違うとすぐにバレた

 

 

「ん? 私のお父様に深い事情があれば、傷付けて良いと思っているのですか?」

 

「マスタ~」

 

 

知らん

 

あと五分くらいは放置をして反省してもらおう

 

 

「はいはい、三人とも。夕食はまだですけど手伝いくらいしたら如何なんですか?」

 

「おかえり~」

 

 

キャロ帰宅

 

 

「秋春さんも、男の人がそんな小さな怪我でぎゃあぎゃあ言わないで下さい」

 

 

何時から聞いていたのかスタスタと部屋に入ってきて俺の指に治癒魔法を掛ける

 

 

「・・・。」

 

 

不満そうに見詰めるイクスとその手があったと考えてそうなアギト

 

 

「よしっ・・・あ、そう言えば。なのはさんからヴィヴィオちゃんとシロを外食にでも誘うから、宜しく伝えておいてって伝言を・・・」

 

 

高町一尉からね・・・まぁ別に本人達が良いなら良いんだけど・・・

 

 

「あの人ってまだ安静じゃなかった?」

 

「えーっと、事務仕事程度なら大丈夫のはずですけど」

 

 

んーヴィヴィオと会っている時の高町一尉のテンションは事務仕事で掛かる負荷の許容範囲を超えるよな

 

 

「って事はチンクとルーテシアちゃんは帰ってきてる? 帰ってきた感じはしなかったけど」

 

 

あの二人はたまに気配を消すからな

 

 

「ルーちゃんはもう少し掛かりそうらしいですけど、夕食には帰ってきますよ? チンクさんは妹さん達の事で重要な話があるとかで遅くなるらしいです」

 

 

そっか

 

それで人手が少し足りないって訳だな

 

何時もはガリューかシロかが居る訳だしね

 

 

「分かった、リビングで待ってるから隊服から着替えてきて良いよ」

 

「そうします、料理は大体完成してますので皿出しだけで良いですからね?」

 

「了解」

 

 

遠回しに料理には触るなって言われた気もするから素直に皿出しだけにしておくか

 

 

「さて、行くぞ。イクスにアギト」

 

「はい」

 

「・・・マス、タ~・・・あたしは足がまだっ」

 

 

アギトは復帰にもう少し掛かりそうだった




慣れてないと正座は辛い

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