召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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百七十五話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

二日酔いの保護隊の代わりに見回り→童心に返るキャロ→ルーテシアちゃんからの伝言→家に帰るとヴィヴィオが待機していた→そしてイクスは何時も通り

 

自然保護隊から帰った次の日からは、イクス達の学院入学やデバイスの件に本腰を入れて頑張っていたので、時間は瞬く間に過ぎ去っていった

 

 

「なんで俺の家に・・・」

 

 

そして本日機動六課で運行期間の終了の打ち上げ会が有るらしい

 

JS事件が終わってからは、特に主だった事件は発生しなかったので高町一尉も教導に取り組み易かっただろう

 

まぁ俺も多少付き合いが有るからと呼ばれたのだが、未だに六課に良い思い出を持っていない俺は断りの一報だけ入れて休日ライフを過ごしていた

 

のだが・・・

 

なんと家に押し掛けて来やがった

 

 

「流石に大きな我が家でも六課の皆が入ると小さく見えますね」

 

「そうだな」

 

 

六課主要人物総勢十八名に加えてナカジマ家七名とアルピーノ家二名

 

 

「お帰り願えないかな?」

 

 

・・・普通に座るのも儘成らないスペースなんだけど

 

遠慮してナカジマナンバーズが端の方で小さくなっている

 

 

「まぁ記念すべき日ですから」

 

「六課でやれ」

 

「秋春が来ないから悪いんですよ」

 

 

最近同世代のルーテシアちゃんを置いてけぼりにして、どんどん成長しているキャロは本当に昔に会った未来のキャロに似てきている

 

 

「はぁー集まるならルーテシアちゃんの家にすればいいのに」

 

 

アルピーノ家は以前に俺らが擬似誘拐に使った世界をヒューズが買い取って、あの時に建てた家を増築や改築しながら暮らしているらしい

 

将来は観光旅館でも立ち上げる気かと勝手に思っている

 

 

「俺は部屋に戻るけど適当に寛いで下さいって伝えておいて」

 

 

思い出話に花を咲かせているみたいだからな

 

 

「分かりました。あ、でも先に寝たら駄目ですよ?」

 

「・・・なんで」

 

「泊まりの人が居たら部屋割りしないといけないからです」

 

 

・・・流石にこの人数が泊まるとは思えないけど高町一尉辺りはヴィヴィオと一緒に居ると言って泊まるかも知れない

 

 

「・・・イクスとシロとアギトを俺の部屋にすれば良いだろ」

 

 

シロには子犬モードになってもらってアギトにもフルサイズを解いてもらえば十分に問題は無い

 

 

「んーそれでも良いですけど・・・念の為です」

 

「あ~分かった」

 

 

ともかくこの空間を脱出しよう

 

こうして賑やか過ぎるリビングから自室にもど・・・る、はずだったけど後ろから突然誰かに服を掴まれた

 

 

「なのはさん?」

 

「ああ、高町一尉ですか」

 

「雨水さんは皆と話さないんですか?」

 

 

話題無いですよ?

 

 

「あー・・・ほら、今日は六課のパーティですし、俺は外れますよ」

 

「にゃー」

 

「はい?」

 

「でも私は~ヴィヴィオのーお話あるのぉー」

 

 

あれ? もしかして高町一尉酔ってる?

 

 

「もしかして酒飲んでます?! この短時間で酔うって!」

 

 

仕事上として付き合いも多いでしょうし、慣れているはず

 

・・・恐らくこの人は酒にでは無く雰囲気に酔っている

 

 

「なのは子供じゃないもん!」

 

 

既に会話は成立していない

 

 

「キャロ! って居ない?!」

 

 

しまった。どの段階で気付いたのかは知らないがキャロは逃げていた

 

 

「ヴィヴィオの保護責任者になるぅ~」

 

「あー! その話は以前しましたよね?! あとベタベタしないで下さい!」

 

 

確か六課が終わるまでは俺の所にだったっか?

 

 

「にゃはは~」

 

 

聞いてねぇー

 

 

「チッこうなったら」

 

 

高町一尉に引っ付かれた形になるがそのまま部屋に逃げ込んで高町一尉は外に締め出そう

 

そう決断して歩き出したら誰かが背中から抱き付いてきた

 

 

「なのは~!」

 

「って今度はフェイトさんですか!」

 

 

しかも高町一尉は俺の服を掴んで引っ張っている方ですよ!

 

 

「エリオはエリシアちゃんの方に行っちゃうし、キャロは雨水さんの方に行くって言うし、私、わたしどうしたらぁ~!」

 

 

見事な泣き上戸

 

 

「フェイトちゃん」

 

「なのはぁ」

 

 

俺の背中の上で百合空間がッ!

 

仕方ないのでリビングを見渡してルーテシアちゃんを見つけ出す

 

 

「・・・居た。ルーテシアちゃん! 俺を部屋に転送してくれ!」

 

 

周囲の話し声で届いたか不安だったのだが、すぐに紫色の魔方陣が地面に現れて窮地を脱した




アニメ原作も恐らくこの辺で終了です
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