召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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二十一話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

森を二時間くらい捜索すると意外とすぐに発見→理由、デカかったから→人語が理解出来るならと嘘八百の大立ち回り→意外と正直モノなのかアッサリ信じる→しかし観察眼が奥に居るであろう奴を捉え引き返す事に決定→どうにか謝罪までこじ付けあとはトンズラ→シロは正式に自然保護隊のペットになった

 

 

「と、言う事があった」

 

 

今日は珍しく自然保護隊。と言うか俺とキャロにお客さんが来ていた

 

 

「それは・・・ご苦労さま?」

 

「ああ、苦労したんだよ。エリオ」

 

 

そう客とはエリオ

 

中継ポートまで着いてきた過保護な保護者のフェイトさんは俺にエリオを預けるなり全速力で仕事に向かっていった

 

なんでも急な事件が入っているだとか、それにしてもミッドから此処までの道のりは割と子供でも大丈夫なんだが観光地区もあるような世界だし

 

 

「エリオ君! 来てたんだ!」

 

「あ、ルシエさん。久しぶり」

 

「キャロで良いよ、同い年くらいだとおもうし」

 

 

聞いた話ではエリオも局入りしたらしい

 

まぁ仕事自体はしてないから見習いみたいなもんだけど、扱いとしては執務官補佐

 

・・・あれ? また俺より上の人だ

 

 

「「どうしたんですか?」」

 

「ん? いやぁぁ~、世の中って不思議だなぁーって」

 

「「へ?」」

 

「ガウッ!」

 

「わッ」

 

 

最近観光区のマスコットを張っているシロはエリオの勇猛果敢にアピールをしていた

 

ああ、そう言えば最近フリードがキャロの命令無しに俺に八つ当たりのように攻撃を仕掛けてくるようになったなー

 

解決せねば!

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

知り合いが来たと言う事でおっちゃんが早めの休みをくれた

 

ナイス!

 

 

「んーだが結局俺はこの観光地区に来るしかないんだよな」

 

 

他は危険地区だったり立ち入り禁止地区だったり厳重保護地区だったり

 

此処くらいしかエリオ達とまわる場所は無い

 

 

「空気がおいしいって言うんですよね!」

 

「ガウッ!」

 

「いや、それは自分で決めろよ。まぁ緑も多いし美味い? んじゃないか?」

 

 

別にミッドも都市って割には自然公園も多いし空気が不味いって訳じゃないだろうけどよ

 

 

「自然が多くてけっこう人気なんだよ」

 

「キュクルー!」

 

 

自然が多いって言うか自然しかねぇよ

 

現在の立ち位置

 

エリオ→シロ(歩き)→俺→キャロ→フリード(キャロの肩上)

 

フリード重そうだな、最近大きくなってきたし・・・成長期?

 

 

「シロって魔力持ちですけど、どちらかの使い魔ですか?」

 

「いいや、シロは元々魔力持ちの生物なんだよ。だから知力も割と高い」

 

「へ~・・・秋兄さん、最近僕も魔法を習ってるんですけど見てもらえますか?」

 

「あ! エリオ君ずるい! わたしも!」

 

 

ずるいってお前何時も一緒に居て言わなかったよな?

 

取り合えず見るにしても人が居る所は不味いので、関係者以外は立ち入り禁止の保護地区の安全な所に移動し二人の様子を見る事にした

 

 

「「セットアップ!」」

 

 

あれ? 二人ともデバイス持ってるの? しかも支給品じゃなくて特注品だし

 

俺も一応デバイスは持ってるけど支給の杖で挙句にデバイスがいる程の魔法はまだ使えない

 

 

「ん? バリアジャケットは未設定か?」

 

「はい、まだ別に戦闘は想定してませんから」

 

「わたしも」

 

「わたしもってキャロ。お前は想定してないと駄目だろ」

 

「大丈夫ですっ! 雨水さんが守ってくれますから!」

 

 

嫌な高望みだ

 

 

「ま、キャロの件はあとでじっくり話し合おう」

 

「むぅ」

 

「あ、あはは・・・」

 

 

二人とも人に見せるのは慣れてないのか少し緊張気味

 

だが、暫らくするとすぐに真剣な目になり大人の俺でも凄いなと思う程の集中力を見せ付けた




シロが正式にフリードの立場を脅かし始めた回でした
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