召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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二百三十八話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

退院→帰宅すると娘二名が学院サボってお出迎え→学院ではプールが始まったらしい→暇だから遊びに行こう→屋内プールで水着のお披露目をしたいらしい→って事で屋内プールへ

 

平日と言う事もあってか来客も少なく、チラホラとまだ学院などに通う年齢で無い子供連れの家族が居る程度だった

 

 

「準備体操くらいしろよー!」

 

「はい、お父様」

 

「わ~い!」

 

 

イクスはきちんと体操をしているのに対して、ヴィヴィオはいきなりプールに飛び込んだ

 

はぁ・・・此処は一応飛び込み禁止なんだけどな

 

 

「イクス、回収してきて」

 

「はい」

 

 

軽い体操をしてイクスはヴィヴィオを追いかけ始めた

 

ヴィヴィオはすぐにイクスの追っ手に気付いて逃走を図っている

 

 

「お~流石ヴィヴィオ」

 

 

それに二人ともフォームはとても綺麗

 

 

「にゃはは、二人とも元気だね~」

 

「そうです・・・ね? あれ?」

 

 

にこにこ笑顔の高町一尉

 

え? 居た?

 

 

「雨水さん、退院おめでとう」

 

「有難う御座います・・・ふむ、水着お似合いですね」

 

 

淡いオレンジ色の水着は冗談抜きで似合ってる

 

何と無く子供っぽいけど・・・

 

 

「ふぇ? あ、嬉しいな・・・でも失礼な事、思わなかった?」

 

 

相変わらず鋭い人だなぁ

 

 

「ヴィヴィオ~!」

 

「なにぃ~!」

 

「高町一尉も来てたー!」

 

「ホントだぁっ! なのはママ~!」

 

 

ヴィヴィオは嬉しそうに此方に向かって手を振っている

 

 

その瞬間にイクスがヴィヴィオを捕まえた

 

 

「あ、ヴィヴィオとイクスちゃんは鬼ごっこでもしてたの?」

 

「似たような感じです」

 

「悪いことしちゃったな」

 

 

ヴィヴィオは水着を引っ張られて連れてこられる

 

 

「イクスお姉ちゃん! ぬげるぬげる! 手! 手をひこうよっ!」

 

「どうせ見せても、誰も、何も、思いませんよ」

 

 

少なくとも高町一尉は何か思うと思うぞ

 

俺は・・・無い無い

 

 

「むぅイクスお姉ちゃんよりあるもん!」

 

「ていっ」

 

 

イクスはヴィヴィオに言われて直ぐに反応していた

 

ヴィヴィオはプールサイドからプールの中央に放り投げられる

 

 

「・・・イクス」

 

「もう一度連れてきます」

 

「あ、そう」

 

 

子供なんだから気にする事ないのに。などと言うのは流石に子供扱いが過ぎるか

 

そして結局この後は似たような事を繰り返して、準備体操をする事なく昼休憩の時間になってしまった

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

昼食はプールサイドの端に設置されているテーブルを囲んで取る事になった

 

 

「そう言えば高町一尉はなんで此処に居るんですか?」

 

「え? あぁ・・・下見、みたいなものかな?」

 

「下見?」

 

「はい、今度フェイトちゃん達と一緒に子供向けの水泳の指導会があって教官に選ばれたの」

 

 

へぇ大方局のイメージアップなんだろうけどね

 

高町一尉達も、そう言った仕事を引き受けているのか

 

・・・ちょっと意外

 

もっと前線で活躍しているイメージが強い

 

 

「え?! なのはママが水泳おしえるの?!」

 

「うん、一応参加資格は子供って事だからヴィヴィオもおいでよ」

 

「うん! いく! イクスお姉ちゃんも行こうよっ!」

 

 

お腹が減っていたのか既に食べ終えたヴィヴィオは俺達の周りをぐるぐる回っている

 

これは今日はぐっすり寝てるだろうな

 

 

「私が? なんで?」

 

「ヴィヴィオよりおそいし!」

 

「・・・ヴィヴィオ、今日は挑発が多いですね」

 

「ふふん! いつまでも負けっぱなしの妹じゃないもんね!」

 

「妹が姉に勝てると思うなです」

 

 

イクスとヴィヴィオの間で火花が散る

 

そして二人は戦闘態勢を取った




ヴィヴィオの下克上
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