召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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二百八十三話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

喫茶店へ→ご褒美にケーキ→テストは順調らしい→中略→自業自得でケーキが台無しに→フェイトさん遭遇→巻き込まれオロオロ→自慢の過保護スキルで危機回避した

 

途中、フェイトさんの発言で微妙に高町一尉が危機に瀕した事などは気にしない

 

まぁそんな事より・・・テストの経過も順当なので、それに伴って旅行の件も進めている

 

 

「久しぶりです! もぉー最近雨水さんから全く連絡無かったじゃないですかぁ」

 

「悪い悪い、アギトが行ってるから良いかなって思ってな」

 

 

元気溌剌ルーテシアちゃん

 

いまから知った人は、この子が無口無表情な子だったなんて信じられないはず

 

そのくらい母親と生活していて元気になった

 

 

「良くないです!」

 

「・・・気をつけるよ」

 

「お願いしますよっ。で、今度の休みの話ですよね? わたしは全然大歓迎ですが」

 

「ありがと、今回はメンバーが増えそうだけど大丈夫?」

 

「ふっふっふ、わたしの家は常に進化してるんですよ!」

 

 

楽しそうだなー

 

基本的に暇と言う事もあって、多芸多趣味なルーテシアちゃんが手掛ける物は完成度が高いモノが多い

 

 

「楽しみにしてるよ」

 

「はい! わたしも雨水さんが来るのを楽しみにしてますね!」

 

 

うんうん、ルーテシアちゃんの考えるモノの中には、日本文化の物もあるので懐かしい気分にもなれる

 

 

「・・・あ、メガーヌさんに代わってもらえる?」

 

「え? ママにですか? ママ~!」

 

 

パタパタとルーテシアちゃんが画面から消えて暫らくすると、メガーヌさんが映った

 

エプロン

 

料理中だったらしい

 

 

「お久しぶりですね、雨水さん」

 

「ええ、すみません。余り連絡を入れずに突然お願いする形になりまして」

 

「ふふっ、いいのよ。お互い子供の世話が忙しいしね。それに、雨水さん達が来るのは歓迎よ? この子ったら雨水さん雨水さんっていつもねぇ」

 

「ママ~!!」

 

「あらあら」

 

 

満足そうなメガーヌさんと恥ずかしそうなルーテシアちゃん

 

実に良い親子だ

 

 

「ルーテシアちゃんの日常が何と無く分かる気がしてくるよ」

 

「高画質で保存してあるわよ?」

 

「貰います」

 

「雨水さん!!」

 

 

いやぁルーテシアちゃんの成長日記とか気になるよね

 

召喚魔導師になった経緯も知りたい

 

 

「まぁまぁ見るだけで我慢するから」

 

「見られるのも恥ずかしいです!」

 

「嬉しいくせに~」

 

「ママぁ~!!」

 

 

そろそろルーテシアちゃんの怒りが限界に達しそうな時に、メガーヌさんは料理に戻っていった

 

流石扱いが上手い

 

 

「見せませんからね」

 

「ルーテシアちゃんに会えるのを楽しみにしてるよ」

 

「それは卑怯です! なんか言い方的にズルいですよ!」

 

 

いやいや、別に嘘は言ってない

 

ルーテシアちゃんに会えるのは本当に楽しみだったからね。写真については楽しみが増えたって事で・・・

 

 

「じゃっお持て成し宜しくね」

 

「はい、アルピーノ家の本格豪華お持て成しを堪能あれ! あ、最近ではご希望に添えて混浴も造り込んでみました!」

 

 

自信満々に片手を高らかに上げている

 

・・・誰のご希望を叶えたつもりなんだろうな

 

 

「・・・。」

 

「ちなみにエリシアさんとキャロですよ?」

 

「納得した」

 

 

特にエリシアはエリオと入りたいだろうからな

 

こうやって色んな人からの希望を叶えながら、自分の趣味も全開にした結果。いまも増改築中なのがアルピーノ家なんだよね




異世界旅行の話は参加者が多いので活かしきれるか今から大変です

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