召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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第二試合目メンバー表

なのはチーム
フロントアタッカー
ヴィヴィオ、アインハルト

ガードウィング
雨水、エリシア

センターガード
なのは

フルバック
キャロ

VS

フェイトチーム
フロントアタッカー 
イクス、カリーノ

ガードウィング
フェイト、エリオ

センターガード
ティアナ

フルバック
ルーテシア


二百九十三話~side イクス~

家族旅行二日目

 

一回目の試合は惜しくも参加できませんでしたが、訓練場の再構築後。次の第二試合には私とお父様の名前があった

 

練習会のルールの中に出力制限があるので、ノノを通して私にはリミッターが幾重にも掛けられる

 

しかし、それでも、いまの私は万全です

 

 

「どうせなら、ヴィヴィオも打ち倒したいところでしたが・・・」

 

 

オレンジ色のお父様の生徒が指示を飛ばしている

 

 

「ならヴィヴィオに向かえ」

 

「いえ、私はお父様だけです。私の全てはお父様だけです。身も心も独占できるのはお父様だけです」

 

 

戦刀を出して地を踏む

 

横一閃。お父様の体を抵抗も無く戦刀で振り斬った

 

 

「知覚速度より上か」

 

 

一、二、三、四、考えるより先に動く。私の想い戦刀に込めてお父様に刻む

 

 

「いや、イクス? これ、ホログラムだからな?」

 

 

即座に戦刀を刺して、それを支点に背後を蹴る

 

振り返ると左手をだらりと下げたお父様が後ろに跳んでいた

 

 

「んー、やっぱり不意打ちも駄目か」

 

「そうでもありません。とても、びっくッ」

 

 

私もお父様を真似するように後方に跳び上がる

 

虹色と桜色の魔法陣から鎖が出現して私に迫ってきた

 

ヴィヴィオとルシエさんですか

 

 

「エリシア。お願い」

 

 

エリシア? 誰でしょうか。恐らく知っている人物でしょうが、近くに人の気配は無い

 

そう思ったのですが、私はいきなり膝を付いてしまい鎖に縛られる

 

 

「はい、これでイクス捕獲」

 

 

お父様は近づいてくると銃口を私に向ける

 

さきほどの蹴りを両腕でガードしなかったのは、銃を持つ利き腕を残しておくためでしたか

 

 

「クラッシュエミュレートシステムへのハッキング及び操作。デバイスを通しての強制的な状態異常なんて、練習会ならではの破目技だよね」

 

 

銃口を上げると背を向けた

 

あれ? 変です、ここで銃口を上げるのはおかしいです

 

 

「・・・お父様がトドメをさすのでは?」

 

「ん? イクスのフィールドバリアは俺とアギトの魔法ではちょっと無理かな」

 

 

 

それでは私は終わるまで放置されるのでしょうか?

 

少々寂しいですが、お父様の作戦はとても素晴らしいものでした

 

 

「少々残念です」

 

「しかし、イクスをこのまま放っておくのは不安だけど・・・んーそれぞれ同じポジションの戦いに白熱してるし・・・」

 

「私は既に負けです。お父様が言うのであれば動きません」

 

「そう?」

 

「はい」

 

 

もちろんです

 

お父様のお願いを私が無碍にする訳がありません

 

 

「それじゃあ」

 

「はい」

 

「勝ちをもう少し望んでみようか」

 

「はい?」

 

「イクスは普段から俺に甘いからね。少々反抗的な態度も見てみたい訳よ」

 

 

甘いと言うのならば、お父様ほどに甘く優しい人はいないと思います

 

もちろん、お父様が反抗的な態度を望むのであれば・・・反抗的な態度とは? おそらくヴィヴィオのような子の事ですよね

 

 

「お、お父様のばかぁ・・・ごめんなさい!」

 

 

お父様にお願いされたとは言え、お父様の悪口なんて最悪です

 

鎖が無かったら戦刀で自分を斬りたい

 

 

「くっ、ふふ、そうそう。可愛いよ、イクス」

 

「ふにゃぁ」

 

「さて、設定上、反則的な強制状態異常も・・・時間制限は有る、痺れは取れたね?」

 

 

四肢を動かし鎖の拘束を解く

 

そして、戦刀を構えた

 

お父様は笑って拍手をする

 

 

「うんうん、一度は正々堂々もしてみたかったんだよ」

 

「私で満足してもらえますか?」

 

「先手は先に譲るよ。さっきのは卑怯だったからね」

 

 

自身を囮にしていたお父様が卑怯だったなんて思えないですが、心遣いです

 

娘の私が受け取らない訳がありません

 

 

「では、両腕武装」

 

 

戦弓。現代的に言えば機関銃と呼ばれます

 

矢は絶え間なく放たれ私とお父様の間を一切見えなくした




率直に。戦闘描写が苦手です

なので、ここはこうした方が良いなど。この言い回しはしつこいなど。これは分かりにくいなど。そう言った意見を多く頂けると助かります

もちろん頑張って反映させたいと思っております

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