召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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三百二話~side ウル~

ククッ・・・くーはッハハハっ!

 

ついに完成した! あれから三日目? 五日目? いや、一週間くらいは経っているのかい?

 

ともかくマリアージュやヴィヴィオ君の捜索を掻い潜るのは、とても大変だった・・・それでも、ここまで来れた

 

偶然や奇跡と言う言葉で片付ける気は無い

 

しかしながら、不確かな助けが一切無かったとはボクは言わない

 

 

「フフッ、流石にルーテシア君のところには留まってない事はバレているね」

 

 

完成するまで見付かる訳にはいかなかったので、ボクは過去に父上が使用して廃棄した研究所に立て込んでいた

 

流石は父上

 

やはりその気になれば六課なんて創立したての部隊に捕まる訳が無かったみたいだね

 

これほどの機材が揃った場所をあっさり廃棄だなんて、科学者としての格を思い知らされたよ

 

 

「そんな事より」

 

 

いまは目の前の成果だ!

 

ご主人様の中にあった、極めて純度の高い時間操作系のロストロギア

 

いままで管理局にも同種のロストロギア発見の報告はありはしたが、どれも一日と経たずに効果は消えていた

 

しかし彼のは違う

 

彼のロストロギアにそんな制限や制約は存在しない

 

 

「正直二流の研究者でなければ、ご主人様は化けただろうね」

 

 

それはそれで中々興味をそそる研究内容ではあったのだがね

 

 

「なにぶんタイミングだね」

 

 

まぁ言うなれば、レアスキルを与える為の着眼点は良い

 

ボクと同じの古代ベルカを基にした技術だろうね

 

が、あれは頂けない。同じ古代ベルカを扱う人体改造の分野の研究者として、あんな二流改造で納得できた神経を知りたいよ

 

 

「まぁ。全てがどうでも良い・・・これの前で」

 

 

人類の最後の終着点。不老不死の次に並ぶ願望の一つ

 

時の掌握

 

ボクはそれをこの手で実現した

 

 

「少々大きさには改善が必要だがね」

 

 

目の前に鎮座している、人の二倍程度の長方形の物体

 

その精巧さは、見る者が見れば、美しささえ感じ取れるだろう

 

・・・自分で褒めるとは我ながら舞い上がってるね

 

 

「フッフッフッ」

 

 

素晴らしき機能面では、時間遡行はもちろんとして。遠隔操作や遡行後の事まで安心サポート付き

 

同時に少数しか送れないのが欠点だが、特別な素養や才能が無くても良いと言うのは利点だろう

 

人体への影響も極めて低いはずだからね

 

 

「さっそくご主人様に試してみるかな」

 

 

いまの彼なら丁度良い

 

・・・いや、この場合、彼が適していると言い換えるべきか

 

適材適所とは良い言葉だよ

 

 

「イクス君とヴィヴィオ君が怖いが交渉しだいで上手くいくさ」

 

 

本来ボクは交渉ごとは苦手なんだがね

 

どうにもボクは対人ごとには向いてないらしい

 

 

「クックッ怖い怖い」

 

 

永遠結晶エグザミア

 

彼の観察眼を基に作り上げた装置で見付けだした

 

このロストロギアの特性を考えたら、ボクに降りかかる身の危険程度・・・釣り合わせるのに十分な価値がある

 

 

「さぁ! デモンストレーションだ! 派手に一発、歴史にボクの名を刻んでやろうじゃないか!」

 

 

自分でも驚くくらい笑い声は響き渡り、ボクの心は一層の満足感に満たされていた




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