召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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三百七話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

歓迎会後→レヴィちゃん達と格闘ゲーム→ワンパターンをシュテルちゃんのアドバイスで破ってレヴィちゃんに勝つ→しかしユーリちゃんの予想外の強さに二人して大敗を喫す

 

それから何度かチームを入れ替えながら、レヴィちゃんとユーリちゃんが疲れ寝るまで大いに盛り上がった

 

 

「む? なんだ、二人は寝てしまったのか」

 

 

二人が寝てしまったので、テレビを見ながらシュテルちゃんと喋っていると、片付けにしては随分と遅れてディアーチェちゃんが戻ってきた

 

 

「ちょっと前にね」

 

「王。アミタ達の話は長引くモノだったのですか?」

 

「うむ、まぁこれは本人に隠し立てしても仕様が無いか。二人が寝ているのも丁度良いと言える・・・調略師、よろこべ、うぬが帰れる算段が付いた」

 

 

初日にして、あっさり帰る手段が見付かった

 

うん。俺としては嬉しい限りなんだけど、ちょっと残念な気持ちだね

 

もう少し紫天の皆とは過ごしたいんだけど・・・いや、イクスやヴィヴィオ、それにキャロが待ってるだろうから早く帰らないといけないか

 

 

「優秀だね。アミタちゃんとキリエちゃんは・・・」

 

 

歓迎会の時に紹介してもらった姉妹

 

この惑星の病気について研究しており、その副産物として時間遡行の技術を作り上げた科学者の娘。と簡単にこんな感じで説明していたっけ

 

 

「前例があったゆえな。座標の特定さえ終われば、さして難しい事でも無かろうと言う話だ」

 

「前例とは、ナノハ達の事ですね」

 

「うむ」

 

 

ん? 高町一尉も時間遡行の経験があったのか?

 

そんな話は一度も聞いた事ないけど・・・ってまぁ俺と高町一尉がそんな話をする機会も無いな

 

 

「帰る算段は付いた。が、まぁしかし時間が掛かるのは同じ事よ。長い時間でも無いので小旅行とも思って気楽に過ごしていけ」

 

「そっか、とりあえず肩の荷は降りた気分。ありがと、ディアーチェちゃん」

 

「感謝しているのなら、ちゃんは止めろ。本来なら様付けでもさせたい所だが、我は寛容。うぬには呼び捨ても許そう」

 

 

んん、ちゃんの方が慣れてるんだけどなぁ

 

まぁ仕方ない

 

 

「ディアーチェ。ってこれで良いかな」

 

「うむ、それで良い」

 

 

満足そうに頷いたディアーチェちゃんは・・・ディアーチェは、そのまま寝ている二人に視線を移した

 

 

「シュテル。運ぶのを手伝ってくれるか?」

 

「もちろんです」

 

「俺も手伝うよ」

 

「ん?」

 

 

俺が手伝いを申し出ると、ディアーチェはその場で止まって顎に手をやり思考し始める

 

 

「それなら・・・シュテルを手伝え」

 

「分かった」

 

 

ユーリちゃんをディアーチェが抱えたので、必然的にもう一人のレヴィちゃんを俺が抱える事になった

 

 

「部屋まで案内します」

 

「おう」

 

「では、王。今日はこのまま私達も就寝したいと思います」

 

 

うむ。と軽くディアーチェが返事をしたのを確認して、リビングを後にした




思い切って改名する事にしました

まぁ題名の問題は、にじファン当時から多く寄せられていたので、ようやくか、やっとか、と言う人も多いと思います。ホントすみません

とにかく、気分一新で可愛さ溢れる作品を書きたいと思います


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