前回のあらすじ
歓迎会後→レヴィちゃん達と格闘ゲーム→ワンパターンをシュテルちゃんのアドバイスで破ってレヴィちゃんに勝つ→しかしユーリちゃんの予想外の強さに二人して大敗を喫す
それから何度かチームを入れ替えながら、レヴィちゃんとユーリちゃんが疲れ寝るまで大いに盛り上がった
「む? なんだ、二人は寝てしまったのか」
二人が寝てしまったので、テレビを見ながらシュテルちゃんと喋っていると、片付けにしては随分と遅れてディアーチェちゃんが戻ってきた
「ちょっと前にね」
「王。アミタ達の話は長引くモノだったのですか?」
「うむ、まぁこれは本人に隠し立てしても仕様が無いか。二人が寝ているのも丁度良いと言える・・・調略師、よろこべ、うぬが帰れる算段が付いた」
初日にして、あっさり帰る手段が見付かった
うん。俺としては嬉しい限りなんだけど、ちょっと残念な気持ちだね
もう少し紫天の皆とは過ごしたいんだけど・・・いや、イクスやヴィヴィオ、それにキャロが待ってるだろうから早く帰らないといけないか
「優秀だね。アミタちゃんとキリエちゃんは・・・」
歓迎会の時に紹介してもらった姉妹
この惑星の病気について研究しており、その副産物として時間遡行の技術を作り上げた科学者の娘。と簡単にこんな感じで説明していたっけ
「前例があったゆえな。座標の特定さえ終われば、さして難しい事でも無かろうと言う話だ」
「前例とは、ナノハ達の事ですね」
「うむ」
ん? 高町一尉も時間遡行の経験があったのか?
そんな話は一度も聞いた事ないけど・・・ってまぁ俺と高町一尉がそんな話をする機会も無いな
「帰る算段は付いた。が、まぁしかし時間が掛かるのは同じ事よ。長い時間でも無いので小旅行とも思って気楽に過ごしていけ」
「そっか、とりあえず肩の荷は降りた気分。ありがと、ディアーチェちゃん」
「感謝しているのなら、ちゃんは止めろ。本来なら様付けでもさせたい所だが、我は寛容。うぬには呼び捨ても許そう」
んん、ちゃんの方が慣れてるんだけどなぁ
まぁ仕方ない
「ディアーチェ。ってこれで良いかな」
「うむ、それで良い」
満足そうに頷いたディアーチェちゃんは・・・ディアーチェは、そのまま寝ている二人に視線を移した
「シュテル。運ぶのを手伝ってくれるか?」
「もちろんです」
「俺も手伝うよ」
「ん?」
俺が手伝いを申し出ると、ディアーチェはその場で止まって顎に手をやり思考し始める
「それなら・・・シュテルを手伝え」
「分かった」
ユーリちゃんをディアーチェが抱えたので、必然的にもう一人のレヴィちゃんを俺が抱える事になった
「部屋まで案内します」
「おう」
「では、王。今日はこのまま私達も就寝したいと思います」
うむ。と軽くディアーチェが返事をしたのを確認して、リビングを後にした
思い切って改名する事にしました
まぁ題名の問題は、にじファン当時から多く寄せられていたので、ようやくか、やっとか、と言う人も多いと思います。ホントすみません
とにかく、気分一新で可愛さ溢れる作品を書きたいと思います