召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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四十七話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

フェイトさんの使い魔がやってきた→残念判定を押される→数日滞在→しかし汚名は拭えず→まぁ笑って帰って行ったから悪い評価ではないはず→そして入れ違いにキャロが帰ってくる→その数日後

 

 

「くしゅん! ・・・くしゅん・・・あぅー」

 

「大丈夫か? キャロ」

 

「あぅあぅ」

 

「それは何語?」

 

 

唐突に元気が取り柄のキャロが風邪を引きました

 

病気なのでは仕方ないので取り合えず今日は休みをもらって寝かせている

 

 

「雨水さんはしごとにぃ・・・」

 

「寝込んだ状態でも俺に仕事を強要する辺りは流石だな」

 

「ぐすっ、だって・・・だって、わたし、めいわくかけたく」

 

 

何故泣く

 

どうやら初めてに近い・・・いや、初めてか? んー初めてだったかも、まぁ初めての病気のせいで耐性が無く情緒不安定になっているらしい

 

 

「はいはい、悪い悪い。今日は俺も休みにしてるから付きっ切りで看病してやる」

 

「ほんとぉ?」

 

 

うぐっ、普段大人ぶってるキャロが病気により本来の子供っぽさを取り戻すと中々心にグサッと来るモノがあるな

 

 

「ホントだ、取り合えずお粥くらいは食べた方が良いって言うし作ってくるッ・・・っておい、放せ」

 

「やだ」

 

 

局服をガッシリと捕まれ行けなくなる

 

力を入れれば解けない事もないだろうけど、あとが恐いので最終手段にしよう

 

 

「いや、それだとお前。食べるもんが」

 

「いい・・・お腹すいてないもん」

 

 

もん。って言われてもなー

 

口調まで怪しくなってないか?

 

 

「それは風邪だからそう思うだけで、栄養を付ける為には食べないと治るもんも治らないぞ」

 

「だって、だって起きたときに雨水さんがいないと・・・わたし、どうしていいか」

 

 

勝手にして下さい、何て言った暁にはフェイトさん辺りが怒り狂うなー

 

それにそんなに長時間離れる気は無いんだけど、お粥だって簡単に出来るだろうし

 

・・・はぁー仕方ない

 

 

「分かった。風邪の時くらい我が侭聞いてやるよ」

 

「ありがとぉ。くしゅん」

 

「寝ろ」

 

「うん」

 

 

おっちゃんに連絡して色々持ってきてもらおう

 

ついでにフェイトさんに子供の看病の仕方でも聞くか、あの人だったら慣れてそうだし頼りになる

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

ようやく寝た

 

 

「まったく、動画でも撮っておくか」

 

 

いざとなった時の脅しには十分使えるカードの一つになる

 

・・・はぁーそれにしても・・・なんで手を離さない

 

 

「手を握ってなんてべッタベタなお願いしたかと思えば」

 

「キャロちゃん元気か~?」

 

「静かにしろ、いま寝たところだ」

 

「わりぃ」

 

 

おっちゃんが土鍋と水と薬をトレーに乗っけて持ってきた

 

 

「ありがとな、だけど無駄だったようだ」

 

「・・・こう見るとまるで兄妹だな、お前ら」

 

「一応十歳は離れてるから兄妹なら結構珍しい部類だよな」

 

 

まぁ普通に探せば居なくは無いくらいか

 

 

「しかしお前、看病とか出来るのか?キャロちゃんはお前が良いみたいだから俺が如何こうは言えねぇけど」

 

「看病くらい出来るわ」

 

 

俺だって今まで一度も風邪等を引いてない訳では無い

 

多少は経験や少しくらいなら知識もある

 

キャロはまだ子供だから色々と大人とは勝手が違うだろうけど・・・

 

あ、やべ・・・かなりヤバい問題がある事に気付いた




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