召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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六十六話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

警備終わりのキャロ達発見→話し掛けるとスバル生徒発見→ティアナ生徒も居るらしい→イクスを紹介した瞬間に皆さんポカン→キャロが復活して動揺しながら詰め寄られる→イクスがそれを止めに入る険悪モード→最後には誤解も解けて一件落着

 

 

「あーねむっ」

 

 

何時もの休日、イクスは現在エプロン姿で料理に取り組んでいる

 

料理と言っても朝ご飯なので大したモノでは無い

 

大したモノでは無い・・・大事な事なので二回明記しておこう

 

ちなみに理由は少しでも恩返しがしたいとか何とか・・・だったような気がする

 

朝から言われたから正直話半分くらいにしか聞いてない

 

 

「おいおい、何で煙立ってるんだ。換気扇回して」

 

「換気扇ですか?」

 

「おい! 何故よじ登る?! 手で回せる訳ねぇだろ!」

 

「ん?」

 

 

純粋に疑問を持った時の表情

 

どうやらイクスは昔と似たりよったりの物や、戦闘系の物は使いこなせるのだが、日常や目新しいのは全く駄目なようだった

 

 

「あの、ナイフとフォークは」

 

「俺は箸派なの」

 

「箸? この二つの細い棒の事でしょうか?」

 

「そう」

 

 

イクスはこれで食べれるのかと仕切りに聞いてきながらも配膳を終える

 

洋食派な為か和食の配膳が全く分からないようで結構四苦八苦していた

 

まぁ俺も味噌汁を右に置くか左に置くかで迷うようなマナーの持ち主なので聞かれてもかなり困ったりするんだが

 

・・・ん~これであってるはずだよな

 

 

「そうか、お前は料理が駄目な人なのか」

 

「失礼ですね、とても美味しそうではありませんか」

 

「うん、新鮮で美味しそうなサラダだね」

 

 

今朝収穫されたんじゃないかと思うくらい新鮮だなー

 

さて火を使わずただ水で流しただけでも料理と言えるのだろうか

 

サラダと言う一つの料理が完成している以上は、それも料理だと言い張れば料理として認めざる得ないのだろうか

 

 

「わん! 私もガンバって作ってみたよっ!」

 

 

イクスに感化されシロまで料理

 

スクランブルエッグ

 

見た目はふわふわみたいだし美味しそう

 

 

「シロ、お前は料理が出来る人だったんだな」

 

「キャロが作ったの真似した~!」

 

 

うんうん、下手にアレンジを加えるくらいならそれが一番良いよな

 

しかしシロが料理出来るなら安心だな

 

料理時間くらいは人化できるだろうし、留守番の時はシロに料理当番の全てを任せるか

 

 

「偉い偉い」

 

「えへへぇ~」

 

「・・・あ、秋春様ぁ」

 

「俺さ、結果が全てだとハッキリ言えるタイプなんだ」

 

「そうですか・・・はぅ」

 

 

キャロとは違って普通に落ち込むな

 

これはこれでキャロと違った可愛さがある

 

例えるならキャロは撫でたくなる可愛さでイクスは抱き着きたくなる可愛さか

 

 

「あはは、まぁ確かにその頑張りも嘘じゃないしな。お前も頑張ったよ」

 

「・・・。」

 

 

イクスは自分の頭に置かれた手をジッと見ている

 

喜んでいるのか驚いているのか

 

複雑な表情が上手い奴だ

 

 

「ところで、あの・・・」

 

「あん?」

 

「この棒・・・いえ、箸の使い方が分かりません」

 

「あーそうだよね」

 

 

講師の才は日常生活の教えにも有効かな?

 

 

「確か、こう持ってだな」

 

「あの、秋春様の持ち方と違うのは何故ですか?」

 

「俺の持ち方は正しい持ち方じゃないんだよ」

 

 

こういうのは大人になるともう遅いよな

 

いや、実際正しく箸を持っている人がどれだけ居るだろうか

 

んー今度気にしながら見てみるか




王様ですで家事スキルは低いです
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