世界の天秤~侯爵家の三男、なぜか侯爵令嬢に転生する 作:梅杉
●リナーリア・ジャローシス(16)
青みがかった銀髪に鮮やかな蒼い瞳。
王子の従者(男)として育ったが、死んだら何故か女になって人生をやり直すことになった。
見た目は儚げ系美少女なのに中身は結構武闘派なのでは?と皆が気付いてしまった。しかし筋肉女神は断固拒否。
入学祝いに何が欲しいか尋ねられ、宝飾品でもドレスでもなく魔導書を欲しがったので両親は実にがっかりした。
ファッションセンスは皆無と言うより興味がないので、全部周囲に任せている。
贈り物のセンスもあまりないが、困ったらスピネルかカーネリアに相談すれば良いと気が付いてから大分改善された。
●リナライト・ジャローシス(享年20)
忠犬系従者。結構気が短いが、自分では理知的で冷静な性格だと思っている。
見た目と地位で最初はモテるが、話題が小難しい話か王子の事ばかりなのですぐ逃げられている。
よくプレゼントを貰っていたが賄賂的なものも多かったので、あまり嬉しくなかった。
視察中に金銀2匹セットのカエルの置物を見付け片方を王子に贈った事があるが、実は夫婦ガエルの置物だったので、周囲は「あっ」という顔をしたが王子は普通に喜んで受け取った。
●エスメラルド・ファイ・ヘリオドール(16)
淡い金髪に翠の瞳。だんだん逞しくなり男らしくなりつつあるカエル好きの王子様。
剣の才能に磨きをかけているが、勉強の方もちゃんと頑張っているので忙しい。
前世より剣の腕は上だが魔術の腕は下な事をリナーリアは非常に複雑に思っている。
剣術でも恋愛でも基本的に粘り腰でゆっくり攻める姿勢。
スピネルがたまに押し付けてくる春画本の隠し場所に困り全てベッドの下に放り込んでいるが、メイドたちが気付かないふりをしてくれている事は知らない。
●スピネル・ブーランジェ(18)
ブーランジェ公爵家の四男。後ろで一つにまとめた鮮やかな赤毛に鋼色の瞳、長身。
勉強から社交まで大抵のことは器用にこなすが剣が一番得意。
地は結構口が悪いともう学院内ではバレているが、女子からはそれはそれで良いと人気が出ているらしい。
密かに妹の恋愛事情が気になっているが一応静観している。
実家に帰ると父親に家伝の革細工をやらされるが、子供の頃に作って気まぐれであげたお守りを王子が未だに大事に持っていると知り、嬉しいやら恥ずかしいやらだった。
●カーネリア・ブーランジェ(16)
ブーランジェ公爵家の末妹。
剣術と他人の恋話が趣味だが、最近少しは自分の恋愛にも興味が出てきた。
長兄や次兄におねだりすれば大抵のものは買ってもらえるし、次兄には「モノで釣る男には気を付けるんだよ」と言い含められているので、プレゼントには大して興味を示さない。
●レグランド・ブーランジェ
ブーランジェ公爵家の次男。近衛騎士で、数々の浮名を流してきた伊達男。剣の腕は確か。
自分の後継者と目していた4番目の弟がちっとも恋人を作らないのを意外に思っているが、何だかんだ言ってかなり可愛がっている。
友人に春画専門の画家がいる。スピネルに春画本を定期的に渡している犯人。
●フロライア・モリブデン(16)
クラスメイトで由緒正しい侯爵家のご令嬢。美人で巨乳。
前世ではエスメラルドの婚約者だったが、今世では同級生以上の関係にはなっていない。
●ビスマス・ゲーレン
モリブデン侯爵家の支援を受け学院に通っている騎士課程2年の生徒。平民出身。
くすんだ灰色の髪に紫紺の目で、目立たない風貌だが剣の腕はあなどれない。
無口で誰ともほとんど話さない謎の人物。
●スフェン・ゲータイト(17)
赤が交じる黄緑の髪がとても派手な騎士課程2年の女生徒。常に男装していて、芝居がかった口調で話す。
リナーリアの秘密を知るただ一人の人物になった。
ファンからの贈り物はきりがないので、新年の祝いの時以外は基本的に受け取らないようにしている。
お返しのメッセージカードは内容が一人一人違い、とても細やかだと評判。
●ヘルビン・ゲータイト(16)
別クラスにいる騎士課程の生徒でスフェンの弟。口の減らない性格で何かあるとついツッコんでしまう。
近衛騎士志望で、地味に修業を頑張っている。
姉に武芸大会の優勝祝いを贈りたいが、何を贈って良いのか分からず悩んでいる。
●ベルチェ・ジャローシス
リナーリア(リナライト)の母。若い頃は大変美人だったが今でもかなりの美人。
娘の将来をとても心配しているが、何かだんだん開き直ってきた。
●アタカマス・ジャローシス
リナーリア(リナライト)の父。ベルチェと婚約した際は周囲からめちゃくちゃ嫉妬されたが、天性ののんきな性格で乗り切った。
●ラズライト・ジャローシス(22)
長兄でジャローシス侯爵家の跡取りである癒やし系イケメンだが、実力派魔術師でもある。
幸せいっぱい新婚さん。
妹からお手製の刺繍入りハンカチを貰ったと周囲に見せびらかして回った時にはかなり生暖かい目で見られたが、本人は気にしていない。
●ティロライト・ジャローシス(18)
次兄。のんびり屋だが妹のことは可愛がっている。
兄の結婚祝いに赤ん坊用のゆりかごを贈ったら「気が早すぎる」と言われた。
卒業後はブロシャン領へ留学予定。
●コーネル(18)
リナーリア付きの使用人。あれこれ問題ばかり起こす主人がほっとけないお姉さん気質。
主人が落ち着いたら自分の恋愛にも力を入れてアタックしていきたいと思っているが、主人が特別鈍いだけで他の人物には普通にバレていると知った時には悶絶した。
●ヴォルツ・ベルトラン(18)
いつも仏頂面、無口で無愛想だが実力のある騎士。剣も使えるが槍術が一番の得意で、相当の腕前。
実は実家が没落しており、いずれはベルトラン家を再興したいが、拾ってくれたジャローシス家への恩返しが優先。
●サーフェナ・ジャローシス(22)
ラズライトの妻になった。旧姓シュンガ。
魔術師になりたかったが諦め、今は新しい夢を持っている。
夫(当時婚約者)が妹にもらったと嬉しそうに見せてくれた刺繍のハンカチを見て、義妹に刺繍を教えようと強く決意した。
●ミニウム・シュンガ
サーフェナの弟で、スフェンの幼馴染。故人。明るい性格で、演劇や英雄譚が好きだった。
●アーゲン・パイロープ(16)
パイロープ公爵家の嫡男。
まだ諦められないらしく、定期的にリナーリアにアプローチしているが反応は芳しくない。
下手に頭が回るため、強引になりきれないのが弱点かもしれない。
リナーリアが植物好きと聞いてよく花を贈っているが、切り花ではなく鉢植えの方を欲しがっている事には気付いていない。
●ストレング・ドロマイト(16)
アーゲンの腹心。武芸大会ではあまり良いところを見せられなかったので、鍛え直そうと決意した。
●ペタラ・サマルスキー(16)
薄茶色の髪。大人しく心優しい令嬢で、リナーリアやカーネリアとは友人。
●シリンダ(17)
スフェンのクラスメイトで、スフェンのファンクラブを取りまとめている一人。
優しく思いやりがあり、スケジュール管理などのマネージャー的役割も果たしている。
実は学業成績では常に上位の優秀なご令嬢。
●エレクトラム
ボリュームたっぷりのゴージャスな金髪をした、高飛車なご令嬢。
実家はかなり裕福。シリンダと並びスフェンファンクラブのトップ。
ツンツンしているが実は面倒見の良い性格。男兄弟しかいないので姉妹関係にあこがれていた。
●ニッケル・ペクロラス(16)
ペクロラス伯爵の嫡男。父母の離婚の危機を王子に救われ、慕っている。趣味は絵画。
レポート用の絵を描いたお礼としてリナーリアからは絵筆を貰った。家宝にしようと思っている。
●セムセイ・サーピエリ(16)
クラスメイトでスピネルの友人。領地が近いのでリナーリアのジャローシス家とは仲が良い。
温厚な人物だがたまに容赦ないことを言う。
婚約者にお菓子をあげ続けていたら二人して太ってきたが、まあ良いかと思っている。
●フランクリン・ブロシャン(18)
ブロシャン公爵の嫡男。
一見軽い男だが意外としっかりしていてフォロー上手。
婚約者とはラブラブバカップルで、武芸大会出場記念にお揃いのハートのネックレスをプレゼントした。
●オリーブ・アンブリゴ(18)
騎士課程3年の女子生徒。フランクリンとは相思相愛の仲。
ハートのネックレスは正直どうかと思ったが、着けているうちに気に入ったらしい。
●エンスタット・スペサルティン(16)
魔術師課程のクラスメイト。リナーリアを筋肉女神と崇める。
大会で敗北したため求婚は失敗したが、むしろ信仰心は上がった。
●アダム・グロッシュラー(16)
隣のクラスの魔術師課程生徒。
エンスタットの友達で、彼の変貌ぶりを見て自分も筋トレを始めてみたが、筋肉女神への入信は謹んでお断りした。
●アレガニー
騎士課程3年。武芸大会でフロライア組と戦った。
●バスタム
騎士課程3年。アレガニーとタッグを組んだ。
●カラベラス・キンバレー(18)
魔術師課程3年トップ。背が低いことがコンプレックスだが、それをバネに頑張ってきた努力家。
●アルチーニ・ポリバス(18)
騎士課程3年。カラベラスとタッグを組む。
大柄なパワー系騎士だが実は小動物好きだという噂がある。
●ウルツ・ランメルスベルグ(18)
騎士課程3年。ランメルスベルグ侯爵家の嫡男。
実は学院の男子人気ランキングで1位だった爽やかイケメン。当然のように美人の婚約者がいる勝ち組。
●サフロ・ランメルスベルグ(17)
騎士課程2年。ランメルスベルグ侯爵家の次男。兄と同じくモテるが、今の所彼女はいない。
●ブロシャン魔鎌公
先代のブロシャン公爵。偉大な魔術師で風魔術を得意としていた。病気で死亡。
●ユークレース・ブロシャン(14)
ブロシャン公爵の次男。天才魔術師だがプライドが高く騎士嫌い。お祖父ちゃん子。
王子が水霊祭で領を訪れた際の一連の事件でずいぶん精神的に成長したが、慕っていた祖父の死について周囲はかなり心配している。
●ヴァレリー・ブロシャン(15)
ブロシャン公爵の長女。ゆるふわ系小悪魔令嬢。
祖父からは「思うように生きてよい」と言われており、それが遺言のようなものだと思っている。
学院への入学を控えあれこれ準備中。
●クリード(16)
リナーリア達のクラスメイト。騎士課程。スピネルの友人の一人。
ノリが軽く後先考えずに行動しがち。彼女募集中。
●スパー(16)
同じくクラスメイト。騎士課程。クリードとニコイチ。クラス委員。
すぐバカなことをするクリードの諌め役と思いきや、一緒になってバカなこともしている。
●アフラ(16)
クラスメイトで魔術師課程の女子。裁縫が得意。
●カルセドニー・フォウル・ヘリオドール
ヘリオドール王国の現国王。身体が弱い。
息子が視察の土産としてプレゼントしてくれた鳥の形をした笛がお気に入り。
●サフィア・ヘリオドール
現国王の王妃。薄い色の金髪で息子とよく似た無表情気味の美女。
編み物が趣味で毎年息子に毛糸のパンツを編んでいたが、さすがにそろそろやめて欲しいと遠回しに言われてしまい、何を編んだら良いのか悩んでいる。
●ペントランド(60)
王子とスピネルの剣の師匠で、剣聖とも呼ばれる達人。
見た目が若いせいか未だに女性にモテる。実はあまり酒に強くなく、甘いものが好き。
●フェルグソン・ヘリオドール
現国王の兄で、騎士至上主義者。王位継承権は剥奪済みだが未だに権力は持っている。
●オットレ・ファイ・ヘリオドール
フェルグソンの息子で、エスメラルドに対抗心を持っている。
武芸大会に出場していたが2回戦敗退。
●セナルモント・ゲルスドルフ(37)
王宮魔術師。古代神話王国マニアの変人だが探知魔術のエキスパートでもある。
正式にリナーリアの師匠になったが、「魔術はあまり教える事なさそうだし」と言って古代神話王国の研究を手伝わせる気満々。
昔師匠から譲られたとても立派な杖を持っているが、普段はしまいっぱなし。