SCP-████-JP 終末と再起   作:とろ烏賊

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アウトブレイクから1ヵ月過ぎた辺りの報告書です。

追記:2024年4月13日現在、当報告書は改稿中です。そのため読みにくい場合や誤字がある可能性があります。


SCP-████-JP 第二改訂版報告書

 

 

 

 

 

 


 

O5評議会による指令

このファイルはレベル4機密対象です

==要LEVEL4クリアランス==

 


 

- セキュリティ資格を入力 –

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- セキュリティクリアランス適合:アクセス許可

 

 

アイテム番号:SCP-████-JP

 

オブジェクトクラス:Keter

 

特別収容プロトコル:SCP-████-JPの全てのサンプルは標準的なバイオハザード封じ込め手法に従ってください。SCP-████-JPは██県巡ヶ丘市内に広く分布しているため完全な収容は困難であり、加えてSCP-████-JPの特性から通常巡ヶ丘市より外部へ伝染する可能性が低いことから、現在巡ヶ丘市内に存在するSCP-████-JPの根絶措置は実施されていません。

 

SCP-████-JPに感染した個体(以下SCP-████-JP-1)が発見、報告された場合は速やかに隔離してください。隔離後、ステージⅠ及びステージⅡ感染個体は抗生物質の投与等の治療が施されます。発見時既にステージⅢ及びステージⅣである感染個体は速やかに焼却処分、周辺の厳重な消毒を行い、ステージⅢ及びステージⅣ感染個体を目撃した人間に対してはクラスA記憶処理を実施してください。

 

またステージⅢからステージⅣに移行し、12時間以上経過したと思われるSCP-████-JP-1が発見された場合、XC-クラスシナリオの発生確率が高まるため、使用可能なあらゆる手段を用いてステージⅣ感染個体の周辺██km^2における広域消毒を行ってください。

 

2025年8月11日現在、SCP-████-JPの変異種であるSCP-████-JP-Ωは日本国全土及び日本国外各地域まで拡散しており、収容は不可能です。そのため、今後の収容努力はSCP-████-JP-Ωの根絶にのみ向けられます。

 

説明:SCP-████-JPは日本国██県巡ヶ丘市(旧男土市)に土着している異常な細菌であり、ヒトを含む哺乳類にのみ感染します。SCP-████-JP の潜伏期間は3日から6日であるものの、個体によっては感染から数時間の速さで発症することが確認されています。

 

SCP-████-JPの感染経路は接触感染、飛沫感染、血液感染等であり、感染率の高さからSCP-████-JPの完全な収束は困難 ¹ です。しかしながら致死率は低く、多くの人間には一般的な風邪の症状のみであり、数日で快復します。そのため、ほぼ全てのSCP-████-JP-1はステージⅢ以上に悪化することがありません。

 

SCP-████-JPの異常性はステージⅢ以降に現れ、この時点で感染は不可逆的なものになります。加えてステージⅢ以降のSCP-████-JP-1の体内ではSCP-████-JPの急速な変異、増殖が行われ、生成されたSCP-████-JP(以下SCP-████-JP-Ω)の感染率及び致死率は増大します。は100%となります。

 

SCP-████-JP-Ωの感染経路は考え得る全ての経路であり、それら全てを考慮した感染拡大を財団所有のスーパーコンピュータ「富岳」でシミュレートした結果では、地球上全ての地域に伝染するまでの期間は約1年2カ月であると算出されました。しかしながら現在までの感染拡大速度と比較し、シミュレーションの結果と有意な差が見られることから、SCP-004-JPを用いた再計算が実施されました。その結果は以下の通りです。

 

 


実施:2025年8月6日 13:30

 

被験者:████研究員(医学及び病理学に精通している)

 

計算式:自然言語処理・日本語モードから、「SCP-████-JP-Ωの治療法及びSCP-████-JP-Ωが地球上全ての地域に伝染するまでの残り日数を私が発狂しないレベルの内容で表せ」と入力。

 

出力結果:[データ削除済]/81日

 

途中式:医学、物理学、化学、病理学、微生物学、免疫学、█████術、████法、異常生物学、[データ削除済]、███の側面からの簡略化された説明。

 

被験者の異常:発狂は起こらず極めて正常。█████術、████法、異常生物学、[データ削除済]、███を知らない様子。

 

メモ:治療法に関して、異常生物学及び███に詳しい人間であれば何人かあてはあるが、[データ削除済]を知る財団職員は非常に限られた人物しかいない。加えて█████術及び████法に至っては科学的手法から程遠く、これを知る人物は財団以外の要注意団体に所属する者のみであろう。

 

そして残念なことに、地球上全ての地域に伝染するまでの残り日数について、出力結果が残り81日と出たことにより、SCP-004-JPの特性上我々がいかなる対応をしようとも81日後にはSCP-████-JP-Ωが地球全てに蔓延することが確定的になってしまったと言える。

―████博士


 

 

 

また、SCP-████-JP-Ωの潜伏期間については個人差が大きく主に三つに分類されます。

 

第一に最短45秒から最長10分以内に発病、数十秒から数時間でステージⅣに移行します。

 

第二に最短5時間から2日程度で発病、数日でステージⅣに移行します。

 

第三の潜伏期間は、感染したものの2025年8月11日現在まで発病が確認出来ていない場合です。最も長い期間で2025年7月14日に感染が確認され、現在まで無症状であるSCP-████-JP-1が確認されています。

 

SCP-████-JP及びSCP-████-JP-Ωに感染した際、時間差は存在するものの多くの場合SCP-████-JP-1は以下のステージに沿って症状が出現します。

 

 

ステージⅠ:主な症状は軽度の発熱、発汗、吐き気、頭痛等です。個体によっては無症状、無自覚であることが多く、現ステージで快復する場合が約99%を占めます。場合があります。

 

ステージⅡ:ステージⅠの症状が悪化し、中度から重度の発熱、発汗、吐き気、頭痛等が生じます。細胞質膜機能阻害剤(抗生物質)の投与、あるいは点滴など一般的な治療方法により、2日から3日で快復します。快復する可能性があります。

 

ステージⅢ:重度の高熱の後に昏睡状態へ陥り、全ての治療的試みは失敗します。体表に夥しく血管が浮かび上がり、昏睡状態であるものの唸る、もがくといった反応が見られます。現ステージにおいて体内では███████が生起し、██████████の後に心停止、██████████████。この時点でSCP-████-JP-1は医学的に死亡したと判断されます。しかしながら死後に見られる死体現象 ² において、通常起こり得るはずの筋収縮及び死後硬直はSCP-████-JPにより非活性化されます。その後SCP-████-JP-1には、数時間から十数時間をかけステージⅣにおける症候が見られ始めます。

 

ステージⅣ:ステージⅢから移行し現れる症状として、主にSCP-008と類似した症候 ³ が見られます。類似の症候は以下の通りです。

 

・赤血球の酸素含量が大幅に増加し、その結果、血流速度の低下と筋持久力および筋力の上昇が起こります。

・筋組織、神経系統はあらゆる臓器不全の影響を受けません。

・血液粘性が高くなり、銃創や刺創、切創からの出血が極僅かになります。

・感染者は損傷した神経系統に適応しますが、立ち上がる、2本の足で立ち続ける、歩く、噛む、掴む、這うなどの基本的な運動しかできなくなります。感染者は生きている人間を連想させる光景、音、匂いに積極的に向かうようになり、接触の機会があれば捕食を試みます。

 

上記のようにSCP-████-JPとSCP-008には多くの類似点が見られますが、差異もまた存在し、以下の症候があります。

 

・多くのSCP-████-JP-1は代謝が著しく低下するが個体差はあり、定期的な栄養摂取を必要とするSCP-████-JP-1が存在します。

・運動制御能力は損なわれますが、一定の条件行動や本能行動に関しては感染前と比較し損なわれているとはいえません。SCP-████-JPに感染したステージⅣ感染個体のイエイヌ(ゴールデンレトリバー)を用いた実験では、生前飼育されていた住宅から約5km隔離したものの、正確に帰巣することが確認されています。

・ステージⅣまで症状が進行した場合、通常の死体と比較して可燃性が約1.8倍~2.3倍であることが示されています。そのためステージⅣ感染個体を無力化する場合、頭部に外傷を与えることは効果的ではありますが、火炎放射器による焼却が最も効率的です。


 

 

以上のようにステージⅣ感染個体は非感染個体への強い捕食欲及び攻撃性を示し、SCP-████-JP-Ωの大規模な拡散が懸念されます。また、ステージⅣ感染個体の体液が非感染個体の体内に侵入した場合、ステージⅠ及びステージⅡの段階を経ずに直接ステージⅢ感染個体になります。

 

さらにSCP-████-JP-Ωに感染した状態でSCP-████-JP-Ω以外の死因によって死亡した場合、頭部に致命的な外傷がない限り即座にステージⅣ感染個体に変化します。ただし、SCP-2999-JPによる現象が発生した場合はその限りではありません。

 

 

 

歴史:SCP-████-JPの起源については不明ですが、蒐集院より回収した資料及び巡ヶ丘市における民間伝承から、少なくとも700年代初期には存在していたとされています。資料によればSCP-████-JP-Ωが少なくとも過去█回拡散していると推測されますが、そのいずれも日本全国規模の拡散までに至らなかった原因は現在においても不明です。

 

 

721年頃、『刃嶋国風土記』が成立。男土の名前が見られる。

 

735~737年、天平の大疫病が発生。同時期にSCP-████-JP-Ωが現██県とその周辺地域に拡散していることが記録されています。

 

1889年、市制施行により、男土市が成立。漁業と海運を中心に栄える。

 

1943年頃には、大日本帝国陸軍特別医療部隊("負号部隊")が「トキジク計画」の一環としてSCP-████-JPの研究、改良が行われた記録が残されています。その後1945年█月█日には実験的に改良されたSCP-████-JPが████島で散布され、島民██名、アメリカ兵███名、日本兵██名が犠牲になりました。終戦後████島は海上封鎖され、財団によってサンプル回収後に広域消毒が為されました。

 

1945年、81管区設立宣言。

 

1946年、いくつかのSCP-████-JPの研究サンプルが財団の収容下に移りました。

 

1952年、財団81管区による日本支部創立宣言。

 

1968年9月27日未明に異常な傷を負った女性の遺体が発見、通報されました。男土市に警察官として潜入していたエージェントにより財団へ報告が為され、SCP-████-JPとの関連が疑われたため特別収容プロトコルに従い速やかに対処及び情報統制が行われました。しかしながら1968年10月1日、男土市においてSCP-████-JP-Ωの大規模な拡散が発生したため広域消毒が実施されました。この影響で男土市の人口が約██%減少したものの、SCP-████-JP-Ωのそれ以上の拡散を封じ込めることに成功しました。その後、カバーストーリー「不発弾の大規模爆発」が適用されました。

 

1970年、男土市都市計画申請書が当時の██県知事より日本政府へ提出されました。その後新市名の一般公募が開始されました。

 

1979年、日本政府により男土市都市計画が受理されました。同年、市名を巡ヶ丘市に改名。

 

1984年、巡ヶ丘市(旧男土市)の人口が、1968年以前の水準を超えました。

 

19██年、日本生類創研の影響下であったと推測される██社及び███社がSCP-████-JPをベースとして兵器開発を行っていたことが判明しました。財団の活動により、これらの企業は財団の傘下となり統合されました。以降は「ランダル・コーポレーション」として社名変更が行われ、現在までSCP-████-JPに関する研究、薬剤開発が行われています。また、██社及び███社によって職員用緊急避難マニュアルとして民間に配布されていた冊子を回収、改訂し、再配布されました。

 

 

 

追記:2025年7月15日に発生した同時多発的拡散以降、SCP-████-JP-Ωの性質が変化しました。以下はタイムラインと研究ログの追加報告です。

 

+タイムライン・研究ログ(開く)

 

 

 

 

 

 

-タイムライン・研究ログ(閉じる)

 

 

2025/07/15

午前11時頃、SCP-████-JP-Ωの同時多発的な拡散が発生しました。原因に関しては少なくとも、

 

・P3施設からの研究用サンプルが流出した可能性

・SCP-1278-JP-5内部を感染源として拡散した可能性

・SCP-████-JPに感染し隔離治療中であった███研究助手がSCP-1315-JPにより死亡し、死体発見が遅れたことでSCP-████-JP-Ωが増殖し感染源へと至った可能性

 

の3つが疑われています。また、何故同時期にSCP-████-JP-Ωが拡散したかについては未だ不明です。

 

 

2025/7/16

財団の対処能力を越える感染速度が原因となり、メディアによってSCP-████-JP-1の存在が露見し、SCP-████-JP-Ωに関する情報が一部漏洩しました。これに対し財団は下部組織であるランダル・コーポレーションを通し、「ランダル保護機構」を設立。以降はランダル保護機構を通じてSCP-████-JP-Ωに対処します。

 

 

2025/7/17

財団は日本政府を通じ、██県で危険度の高い感染症が広まっていると公式発表を行いました。これに伴い、██県巡ヶ丘市への全面立ち入り禁止が指定されました。

 

また、同日にSCP-████-JP-Ωに感染した咬冴舞波隊員に対してインタビューが実施されました。以下はその記録です。

 


インタビュー記録:2025/07/17

 

対象:咬冴舞波隊員(対象はかつてSCP-2999-JP-49として収容されていました)

 

インタビュアー:████博士

 

<録音開始>

 

████博士:それではインタビューを開始します。現在の体の調子を教えてくれますか?

 

咬冴隊員:ちょっとだけダルさは感じるけど、それ以外は何もないな。というか、このインタビューってほんまに必要なんか?こんなことしてる間にも外は大変なことになってるっちゅうのに……。

 

████博士:はい、必要です。あなたは感染から既に2日以上経過していますが、「彼ら」に変化していませんからね。それではまず感染した経緯について詳しく話していただけますか?

 

咬冴隊員:なんか理由になってる気せえへんけど…まあええわ。ウチらの調査隊は3日前、7月14日に██県で新しくできたらしいSCP-1278-JP-5の調査に向かったんや。でもだいぶ前に行ったSCP-1278-JP-4の様子とは全然違って……何か住民の様子が変やったんや。

 

最初SCP-1278-JP-5に入った時は映像で見るような昭和っぽい街並みやなって思ったくらいやった。そんで周りを見渡してたら、うめき声出しながらうずくまってる住人がおって、大丈夫ですかって声かけたんやけど……。

 

████博士:その住人が「彼ら」だったと?

 

咬冴隊員:……せや。そいつがウチの方に向いたと思ったら急に噛みついてきよったんや。腕は噛みつかれてしもたけど、そいつの手で掴まれる前に咄嗟に振り払ったから、それ以上の怪我はしてへん。それから、他の住民も明らかに普通やなかったから、調査は中断して帰ってきたって感じや。

 

████博士:なるほど、経緯は把握しました。その後の体調の変化はどうでしょうか?

 

咬冴隊員:それからしばらくして熱出始めてきたな。まあ微熱やったけど。後は頭痛と咳がちょっとあったけど、もう今は体がダルいだけや。

 

████博士:そうですか、分かりました。引き続き何か症状に変化があれば知らせて下さい。

 

咬冴隊員:了解。

 

<録音終了>

 

報告:咬冴隊員はサミオマリエ人であり、ヒトとホオジロザメ(Carcharodon carcharias)の特徴を有している。つまり哺乳類と魚類両方の側面がある訳だ。今まではヒトを含む哺乳類のみを対象とした研究が重ねられてきたが、そもそも何故哺乳類だけにSCP-████-JP-Ωが猛威を振るうのか、その理由を早急に調べなければならない。

 

またSCP-1278-JP-5内部の性質がSCP-1278-JP-1~4と異なる件については、恐らく1968年のSCP-████-JP-Ω拡散時、熱による広域消毒を実施した影響で死亡した住民が[削除済み]。その後、住民の遺体から発生・増殖するSCP-████-JP-Ωの更なる拡散を防ぐため、██県内の███山付近において集団墓地を建設、遺体を火葬した後に遺骨の埋め立てを行っている。

 

しかしながらサイト███の人口増加に伴い、199█年から200█年にかけて現██ダムが建設された。このダム建設に伴い集団墓地は解体され、[編集済み]となったことがSCP-1278-JP-5が変質した原因であると思われる。

―████博士


 

 

 

2025/07/19

財団により██県が全域封鎖されました。次いでサイト███において核爆弾を使用した超広域消毒が検討されました。しかしながら現時点ではサイト███の約64%が無症状並びにステージⅡ以下感染個体であると推定されるため、本件は倫理的懸念から保留されています。

 

 

2025/07/20

関東地方において少数のステージⅣ感染個体が発見され、即座に焼却処分されました。

 

 

2025/07/23

関東地方及び周辺の県で複数のSCP-████-JP-1及びSCP-████-JP-Ωが確認されました。これによりSCP-████-JP-Ωの封じ込めは失敗したと判断されます。

 

 

2025/07/30

関東地方において感染が拡大しており、財団の要請により日本政府は関東地方における全面的ロックダウンを決定しました。

 

 

2025/08/04

現時点までで大韓民国、台湾、上海・香港(中華人民共和国)、ウラジオストク(ロシア)、ロサンゼルス(アメリカ合衆国)においてSCP-████-JP-1及びSCP-████-JP-Ωが確認されています。

 

 

 

2025/08/05

日本全国においてSCP-████-JP-Ωが急激に拡散。日本政府により全ての国への出入国が禁止される。

 

 

2025/08/06

現在までの感染拡大及びSCP-004-JPの出力結果からSCP-████-JP-Ωがエアロゾル感染を引き起こしていることが判明しました。

 

 

2025/08/07

メルボルン(オーストラリア)、ロンドン(イギリス)、ドレスデン(ドイツ)、カイロ(エジプト)、チェンナイ(インド)にてSCP-████-JP-1及びSCP-████-JP-Ωを確認。

 

 

2025/08/10

SCP-004-JPの出力結果から、GOCのPSYCHE部門による協力を基に、SCP-████-JP-Ωの感染を一時的に抑制するワクチンが作成されました。本ワクチンは臨床試験の後に財団の全職員並びに可能な限りの民間人に対し持続的に供給することが予定されています。

 

 

 

脚注

¹
SCP-████-JPの感染率が非常に高いにも関わらず、何故██県巡ヶ丘市内にのみ感染が抑制されているかについては不明です。この点に関して更なる研究が行われています。

²
SCP-2999-JP実例がSCP-████-JP及びSCP-████-JP-Ωに感染している状態で死亡した場合、SCP-2999-JPにより蘇生し"アメイジング・グレイス"を歌い始め、その途中で終了されるか歌い終わることで通常通りの死体となります。この後SCP-████-JP及びSCP-████-JP-Ωによる蘇生は起こらないことから、何らかの理由でSCP-2999-JPによる現象が優先されていると推測されます。本事例は現在までで1026件報告されています。

³
1959年にSCP-008の発見を受けてSCP-████-JPとの関連性が疑われたことから、後年にゲノム解析が実施されたものの有意な結果は得られませんでした。ただしSCP-008と同様に、SCP-500によって症状が進行した場合であってもSCP-████-JPを根治できることが判明しています。

生化学・工学・隠秘学の連携による不死の兵士の創造・量産を目的とするものであり、計画は失敗に終わっている。






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http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3438721-7297-3cbc
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以下参考

SCP-5350 Oculoma
執筆者:Anorrack
https://scp-wiki.wikidot.com/scp-5350

SCP-5350 - アニヲタWiki
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/45041.html

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