今回、小説を初めて書いてみました。
やっぱり自分の想像を言葉にするのは難しい、と実感しますね。
このストーリーを考えたのは中学3年の頃だったと思います。キャラクターの絵を描いてみたりしているうちに、これは小説とか、漫画とか、ストーリーをつけていけば絶対に面白くなるだろう、とふと思い、あらすじを書いては消し書いては消し…を繰り返し、長いこと経ってしまった今、こうして文章にできています。
ちゃんとした文章になっているかは分かりませんが…
皆さんに、私の創り上げたストーリーを、余すことなく伝えられればと、思います。
近々、質問受け付けやキャラデザインを上げるためのTwitterを開設しようかなと考えていますので、準備ができ次第お知らせしたいと思います。
それでは、「D.Rs!」、お楽しみください。
「D.Rs」とは
デルトリアの治安を密かに守り続ける秘密組織である。
その構成メンバーは不明であり、誰もその活動を認知したことはない。
そのため、単なる都市伝説ではないか、とも言われる。
ーーーーーー
デルトリア東地区「ロジー」
少し廃れた雰囲気の土地である。
人口も少なく、観光に来る人間もごく少数だ。
近年、少子高齢化に悩まされている。
そんなロジーにも、ひとつだけ有名なところがある。
東地区の真ん中にある、なんでも屋。
地元の人間なら誰もが知っているし、他の土地にも名を知る人がいる程だ。
今日もまた、その扉をノックする人物がいた。
腰のすっかり曲がった老婦人だ。
「ごめんください。どなたかいらっしゃいますか?」
でない掠れた声を捻り出すように、声をかける。
すると、奥の方から小さく足音がした。
「はい!今行きますねー」
出てきたのは少女だった。
メイドのような可愛らしい服を着ている。
前髪は白く、後ろの黒髪に白いメッシュを入れており、アホ毛をピョコピョコと揺らしている。遠目から見て、身長は170センチほどあるように見えた。
「あら、きれいなお嬢さんだこと。ここは「なんでも屋」でいいのよね?」
「はい!なんでも屋ですよ!」
太陽のようにきらめく笑顔でそう答えると、近くにあるソファに促し、老婦人が座ったのを確認してから少女も座り、話し始める。
「本日はどのようなご用件でしょうか?」
手元にメモ帳を用意し、問いかける。
老婦人も、それに続いて話し始める。
「うちの窓がねぇ、ひび割れちゃってねぇ」
「ほうほう」
「なんとか直してもらうことはできない?これから寒くなってきたら、この年寄りの体には堪えて…」
「そうですね…。わかりました、引き受けましょう!」
「まぁ、ありがとうございます」
「えっとー………ちょっと待っててください」
「?」
バックヤードに消えていった少女を不思議そうに見る老婦人。数分で戻ってきた少女の後ろには、少女より大きい青年がいた。
「今回担当する人を連れてきました!」
「パメラ・リーンズと申します」
深々と頭を下げるパメラは、スタイルがよく服装も今っぽいからか、モデルのように見える。ブロンドヘアがキラキラと輝いていた。
「あら、よろしくお願いしますね」
二人は談笑しながらなんでも屋を後にし、残った少女はソファに腰掛け、どこからか取り出したお得用クッキーを食べだした。
「んー…さっきご飯食べたのに、もうお腹すいちゃった…なんでだろう……太っちゃうなぁ…もぐもぐ」
と言いつつも食べる手は止まらない。
すると少女の後ろからすっと手が伸びて、クッキーの袋を取り上げた。
「むっ!?」
「こらこら、食べ過ぎは良くないですよ」
そう言ったのは、不思議な雰囲気の男性だった。
短いように見えた黒い髪が後ろで2つに結われている。
「おっ…カルロスさん!?」
「なぜそんなに驚くんです?ミロ」
「いつの間に後ろにいたのかって思って……」
「ついさっきですよ」
カルロスもミロもにこにこしながら話している。
「さっきご飯いただきました。美味しかったですよ」
「それは何よりです!」
家族のように話す二人の間には和やかな空気が流れている。
なんともにこやかな二人をよそに、部屋の入り口にスマホをいじる人影が見えた。
「あれ?テトラさん?」
「あ…話、終わった?」
テトラと呼ばれた青年は、誰もが驚くような顔をしている。彼はパメラの双子の兄弟。顔が瓜二つである。違うのは髪の長さと目の下の隈、少し猫背であることくらいだろう。
「どうしたんです?珍しいですね、この時間に部屋から出てきているなんて」
「やること終わったから出てきただけ。兄貴どこ?」
「パメラさんなら先程お仕事に行きましたよ!私が受けたお仕事だったんですが、力仕事だったので頼みました!」
するとテトラは拍子抜けしたような顔をした。
「え、今日兄貴、女と予定入ってた気がした」
「またですか…今月何度目です…?」
「今度はどの女の人ですかね?」
ーーーーーー
「クシュンッ」
「あら、風邪でも引きました?」
「い、いえ。何処かで俺の噂でもしてるんですかね」
「貴方のことですから、さぞいい噂でしょうね。ほんと、孫の婿に欲しいものだわ」
「ハ、ハハ……」
ーーーーーー
パメラは二面性のある男だ。
表は優しい青年、裏は生粋の女たらしである。
「お仕事終わりに行くつもりですかね」
「多分……はぁ…」
テトラは深くため息をつくと、部屋から出ていこうとする。
「どこ行くんですか?」
「部屋に戻る。仮眠取らなきゃやってられない」
「ご飯はいります?」
「………………食べる」
ーーーーーー
その日の夜。
四人はいつもどおりの夜を過ごしていた。
テトラは部屋で音楽を聞き、
パメラは筋トレをしつつ動画を見て、
ミロは次の日の料理の仕込みをし、
カルロスは自分のコレクションの手入れをしている。
そんな夜、だが今日は違った。
全員が耳に付けた通信機に、警報がなる。
『東地区隊員に告ぐ。bブロックにて微力な魔力反応あり。軽装備ですぐに出動せよ』
機械的な音声がそう淡々と告げた。
全員がそれを聞いた瞬間、応接室に走る。
床に敷かれた赤いカーペットをめくると、そこにあった鉄の扉を開き、地下へと降りていく。
地下には管制室のような空間が広がっていた。
部屋の端には更衣室の様な場所があり、それぞれの入口の上にパメラ、テトラ、ミロの名前が書かれている。
3人はそこに素早く入り、ものの数秒で扉を開けた。
そこには先程とは全く違う服装のパメラ、テトラそしてミロがいた。
パメラは動きやすそうな服装で銃を握っている。
テトラはまるでタキシードのような服装をしている。
背中にはライフルがあり、異様な姿だ。
ミロはチャイナドレスを着ているが、その手には大きなバッグを持っており、いかにも重そうである。
「区長!現状は?」
区長、カルロスは大きなモニターに映像を映す。
「女性が襲われているようです。『オーラ』が見えますから間違いないかと」
「俺、先にいく…」
「私も行きます!」
「待てよお前らっ」
3人は全速力で建物から出ると、民家の屋根に登りあたりを見回す。
「どのあたり?」
パメラが通信機に問いかけるとカルロスの声がした。
『北地区寄りの場所です。ここからだとそう遠くはないので…私が誘導します!音声に従ってください』
「「「了解」」」
数分後…
「やめて…助けて…!」
「大人しくしやがれ女ぁ!」
揉めている男女の声が路地からする。
男性は拳を振り上げていて、全身から黒いオーラが出ていた。女性は青ざめていて、大きく開いた目から涙がボロボロと溢れている。
「おいっ!大人しくしろ!」
パメラが拳銃を向けながらそういうと、男は後ろを振り向く。
その目は赤く充血していて、とても正気には見えない。
「……確実、だな」
「はい…」
テトラも続いて拳銃を向ける。
「ぐっ…、何だぁてめえら!!」
男は少し驚いたあと、大声を上げてパメラに襲いかかってきた。振り上げた拳は黒いオーラを強く纏っている。
「邪魔すんじゃねぇぞ!!!」
「ちっ…」
パメラの顔に当たりそうになった拳は、行き場を失う。
男の体はバランスを崩した。
「黙ってろ脳筋野郎!」
そう言ってパメラが拳銃の引き金を引くとその拳銃から弾は出なかった。
しかし、男の体は宙を舞い、地面に倒れると、ピクピクと痙攣している。黒いオーラはもう出ていなかった。
「雑魚かよ」
「…俺、出番なかったな」
「あのっ、大丈夫ですか?」
奥にいた女性にミロが呼びかけると、女性はホッとしたような顔をした。
「ありがとうございます…本当に…」
「怖かったですね…怪我は、ありませんか?」
「少し転んだときの傷があるけど…大丈夫です」
「血が出てるじゃないですか!いま絆創膏貼りますね」
ミロはスカートのポケットから絆創膏と消毒液を出すと、手際よく女性の足にできた擦り傷に手当をする。
「これで大丈夫です!」
「あぁ、何から何まで…本当にありがとうございました」
「いえいえ、人助けは私達の仕事ですから」
ミロがそういうと女性に耳打ちをした。
「…今あったことは、誰にも言わないほうがいいです。余計なトラブルを招きますからね」
「?…はい…わかりました…」
背後では、赤と青のランプを光らせた車が、気絶した男を運んでいくところだった。
「…帰ろ、兄貴」
「そうだな、テトラ」
帰ろうとする二人を見て、ミロは慌てて走り出す。
「ちょっと!待って下さーい!」
女性は少しぽかんとしていたがやがて立ち上がり、家路につく。
この東地区は、静かな夜を取り戻したのだ。
ーーーーーー
「ただいまー」
「いま…」
「帰りました!」
「はい、おかえりなさい皆さん」
3人が帰ってくると、カルロスはにこやかに迎え入れる。
「お疲れさまでした。今回も手際がよかったですよ」
「まあ…結構弱かったしな」
「いえいえ、連携が取れていたと思います。被害女性も無事に帰れたようですし」
「…俺、何もやってない」
「牽制の為に拳銃を向けていたでしょう。あれ、効いていたと思いますよ」
「…ならいいけど。…ふぁぁ……ねむ…」
時計の針はすでに1時を指していた。
「もう遅いですからね、寝たほうがいいですよ」
「はい、わたしは寝ますね…」
ミロが部屋に戻ると、パメラ、テトラは顔を見合わせる。
「「風呂…」」
声が揃ったのを聞いて、その場にいた3人が笑いだした。
「ふふっ、そういうと思って、準備していますよ」
「お!ありがとう区長!」
「あざ…」
二人は楽しそうに部屋に戻り、少ししてから風呂に向かった。
「今日もいつも通りですね…ですが…」
カルロスは手元の書類をペラペラとめくる。
そこには今月に入ってから起こった東地区のトラブルについての詳細が書かれている。
「今月はいつもより、『あいつら』の情報が多い。…何故、この平和な東地区で…?」
いつになく真剣な顔でそういうと、自分の書斎に戻り、仕事を始める。
書類にはどれも、D.Rの文字がある。
彼らこそ、この国でまことしやかに囁かれている噂、
D.Rの隊員なのだ。
東地区は、東西南北の4つに分かれた地区の中でも、一番平和で事件の少ない地区ということで、配属人数が一番少ない。それ故、力の強い者が集まっている。
本来小さな事件であろうと、最低でも10人以上の隊員を使うことになっている。
そこを3人でカバーできるほどの実力があるのだ。
他の地区の隊員は皆、いつか東に行けるように、と訓練し続けている節がある。東地区は全隊員の憧れの的なのだ。
今の世代の東地区は、異常だ。
そう言われることがある。
異常なのは所属隊員の平均年齢についてだ。
平均年齢は、区長を除き、19.6歳。
一般に、D.Rの全盛期と言われる年齢は30代後半から40代前半。
それよりも下の年齢の者が、東地区に集まっているのだ。
実際、「年下のくせに」と年長者からは嫌われている。
しかし戦いを挑んだところで、潰されるのがオチだ。
それを知っているからこそ、いやいや彼らに従っているものもいる。
最近の東地区は、間違いなく事件が増えている。
隊員は皆、胸のざわめきを覚えているはずだ。
この9月。
彼らの物語は動き出す。
いかがだったでしょうか。
私の書き方では、皆さんの中のキャラクターの解像度はものすごく低いと思いますので、
後書きは、その話で登場したキャラクターの説明を中心に話をしていきたいと思います。
カルロス
年齢:不詳
身長:174cm
体重:62kg
東地区長。
地区で有名ななんでも屋をしている。
普段は姿を見せないが、時折図書館で本を読むところが見られる。
見た目が若いが、やけに昔のことを懐かしく語ったりと謎の多い人物。隊員たちからの信頼が厚い。
ミロ
年齢:19
身長:169cm
体重:66kg
東地区隊員。
食べることが何より大好きな少女。
運動をしないため、最近太ったと悩んでいる。
料理の腕はピカイチなので、なんでも屋の面々の胃袋をつかんでいる。
一応銃は使えるが、アシスト・回復担当。
パメラ・リーンズ
年齢:22
身長:177cm
体重:72kg
東地区隊員。
クールで隙がないのは表の顔で、自室ではだらしない裏表の激しい人物。
女性と遊び歩く癖があり、テトラによく注意される。
筋トレが好きで、最近はワーピクというアプリで筋トレ動画を探している。
テトラは双子の弟。
テトラ・リーンズ
年齢:22
身長:177cm
体重:62kg
東地区隊員。
自室に引きこもりがちで引っ込み思案。
音楽制作が趣味で、ネットでの活動は幅広い。
兄であるパメラに心配されるほど痩せているが、注意されてもご飯を食べようとしない。
最近はミロがご飯を届けに行くことが増え、健康的な見た目になっている。
こんな感じですね。
とりあえず見た目の感じを書いてみましたが…
どうでしょうか。
これよりも詳細な設定については、後日開設予定のTwitterで質問を受け付けたいと思います。
まさかこんなに長く書くことになるとは思わず、
もしかしたら皆さんに、恐ろしく長い間、更新を待ってもらうことになるかもしれません。
そうなっても読んでいただければ、と思います。
これからも頑張っていきますので
よろしくおねがいします!
追記:6月11日。
Twitter開設しました!
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