書いている途中で「これ運営さんに注意されないように収めなきゃ...」と思い、表現に相当ナーフを入れています。
しかし、これが私の性癖だ!同好の士に…刺されっ!
これはサリアちゃんの欲望、もとい愛する気持ちの表れです。展開的にそぐわないかもだけどやりたかったから許して!!なんでもry
甘い匂いがする。
お日さまのようにポカポカとしていて、家族のように愛おしくて、意識と無意識の両方がその温もりを求めている。いつまでもこのままくっついていたいという欲求を何も遮ることなく、私は全身でその体を堪能する。
枕やクッションではない、動く気配のする相手。腕と腕、足と足とが自然と絡まり、体との間に隙間が出来ることを拒否するようにしっかりと密着している。それはあまりにも甘美で、私たちを隔てる薄い衣服すら鬱陶しく思える。
辺りは白く明るく、私たち以外には何も存在しない。それで十分だ。
私が彼を求めるように、彼も私を求めている。
リオは仰向けで寝ている私の上にうつ伏せになって乗っかり、私と布団に挟まれるようにしてその体重を私に預けて可愛らしい顔をこちらに向けてきている。まるで羽毛のように軽い彼からは、重みといったものが感じられない。
私の胸元でもぞもぞと動くリオ。少しくすぐったく感じてしまい、思わず反射的にリオの体を抱き締めた。
「おはよう、サリアちゃん。お寝坊さんだね?」
そう、悪戯っぽい笑みを浮かべながら私の体に自身の体を密着させてくるリオ。私は彼の腕の中で好き勝手にされている。彼の両手は私の体を滑るように触り、耳からお腹や腿へと行ったり来たりを繰り返しながら優しく徘徊する。私の首筋を小鳥のようについばんだり、頬を擦りつけたり。くすぐっているつもりなのだろう。私が反応するたびに小悪魔のような笑みを浮かべる彼。
もっとも私にとっては、こそばゆさと気持ち良さの間で軽く身悶えをする程度だった。
「もうっ...!リオったらっ...しょうがないですね...! 」
そういいはするが、私は彼の悪戯になんの抵抗感も不満もなかった。私の大好きな人がいじらしくアピールをして私のことを求めてくれているという、その事実が嬉しくてしょうがない。
彼が一通り思いつく悪戯をし終えたのか、少しずつ動きが鈍くなってくる。
その様子を見て、私は彼が引っ込めようとした両腕の手首を掴んだ。
...可愛らしく誘い受けをする彼もいいが、やっぱり女としては私から彼に悪戯をしたい。
私は上体を起こそうとする彼をぐっと抱きしめて再度私の胸の上に寝かせると、先ほどまでに彼が私にしていたような指使いを彼の体を相手に再現する。
こそこそ、さわさわ、なでなで。
顔から首へ、お腹から腿へ。同じように愛撫をしているはずなのに、私の何倍も大きく身悶えし顔を赤らめる彼。先ほどまでとは打って変わって余裕がなさそうに体を小刻みに揺らしたり、私の胸の上で視線をふらつかせている。私は彼のことを知り尽くしていて、彼のことを焦らすのも、感じさせるのも、お手の物だった。
耳を撫でられて聴覚を遮られる彼。頭の中で私の指が直接触れているように感じているのか、明らかに平静を失い、悪戯を受ける感触を確かめている。
しっかりと反対に腕を回して横腹を掴み、両手を広げて肉感をその堪能する。薄く柔らかい、しかし確かに男らしい硬さも同時に手に取れるそれは、他の何からも得られない妖艶な魅力をたっぷりとため込んでいる。
私はそれを余すことなく楽しむために、円を描くように手のひらごと動かしたり、指だけを前後させたりしてその感触を味わう。
彼は口を必死に閉じながら、笑い声が漏れるのを抑えていた。
そんな愛撫を続けること幾ばくか。
私の愛撫を受けた彼は息も絶え絶えといった様子でこちらを見つめてくる。彼は目を細めながら、もはや痙攣ともいえるような可愛く弱々しい反応を返すことしかできないようだった。
「あの、ま...まって...ごめんなさい...もう、むりぃ...」
すっかり力が抜けてしまったらしく、全身をふにゃりと溶かしながら私の上で寝転がる彼。
...ふふ、こんな簡単に蕩けてしまうのに、悪戯なんかしてくるからですよ♡
私は彼が全く抵抗する意思がない事を確認すると、彼の体をコロンと横に転がし、上下を入れ替えるようにして彼の上に覆いかぶさった。彼の、男の子のいい匂いが頭の中いっぱいに広がり、多幸感に身を包まれる。
私の下でなすすべなく無防備に横たわる彼の姿は、狼を前にして食べられるのを待つことしかできない羊か、釣りあげられて自由を奪われた魚のようだった。
突如、私の脳内に雑音が入る。何かの記憶の断片のようなそれは、リオが別の女に手を出されようとしている不自然に具体的で嫌なイメージだった。
私は極上の獲物を前にして激しい闘争心を抑えられなくなり、独占欲故か、外敵から自分のつがいを守ろうという女としての本能が高ぶっていくのを感じた。
跨るようにして両足で彼の動きを封じ、片手で彼の手を両方掴むと彼の頭上、枕の上に優しくぎゅっと押さえつける。両手をバンザイしたまま情けなく二の腕を晒し、それに恥ずかしさを覚えたのか首をひねって視界を逸らそうとする彼。私はもう片方の手でその頬と顎を掌に収め、強制的にこちらを向かせて彼の瞳を見つめる。
「リオは、私だけのものなんですからね...!他の誰にも、決して譲りません...!あ、ダメですよ、ちゃんとこっち向いて...こら、私の目、ちゃんとみろ♡...今からお前が誰のモノなのか、分からせてやるからな...!♡」
小さい頃から教育されていた貴族としての言葉遣いすら頭から抜け落ち、彼のことで頭がいっぱいになる。
顔を近づけたことで、自然と垂れ下がった私の髪が彼の頬に触る。それがまるでカーテンになったかのように顔の周りを区切り、私と彼の視線以外の何物も入ってこないように遮った。
そこにはもはや、私と彼以外には何も存在しない。
リオの綺麗で大きな瞳は期待に満ちていて、私はその視線を逃さないように捕まえながら彼の唇を...
ーーー
「えへ、えへへへへへへ、いおーっ...むにゃむにゃ」
はい、おはよう。リオです。
僕は今ベッドのふちに腰掛け、可愛らしく眠るサリアちゃんに僕の掌を頬すりされながら、安心しきった彼女の寝顔を堪能していた。
...うんうん、可愛いなぁ。目に入れても痛くないとか、可愛すぎて食べちゃいたいとか言う言葉はサリアちゃんのためにあるんじゃないか。
それにしてもご機嫌だな。その尊さに思わず頭を撫でたくなってしまう。…いったいどんな夢をみているのだろうか、ちょっと興味が沸いてくる。ちなみに僕は小さい頃に見たお菓子の家に住んでお腹いっぱいお菓子を食べる夢と、空を飛んで色んなところに行く夢が一番幸せだった。きっとそんな感じの子どもらしい素敵な夢を見ているのだろうな。
可愛らしく眠りこけるサリアちゃんを堪能することさらに数分、僕が頬っぺたをつついたり頭を撫でたりしてその感触を楽しむ。ふにふにーとされるがままになるサリアちゃん...全然起きないな。
...こんなに無防備だと、ちょっと悪戯したくなるという衝動に駆られるのも無理はないだろう。
ほっぺたでも引っ張ってみようかな、なんて思ったその時。
すると、突然僕の腕がサリアちゃんによってガッと掴まれた。
「えっ!おきた...の、て、あっちょっと」
そのまま僕の手を強引に引っ張るサリアちゃん、目は閉じたままなので寝ているのだろうけれどそうとは思えないくらい強い力が加えられ、油断していた僕は簡単にサリアちゃんの腕の中にすっぽりと納まる。サリアちゃんのいい匂いが鼻孔をくすぐり、女の子の柔らかい感触に身を包まれる。
「あの、サリアちゃん...離してもらっても...あっ」
僕の服の中に手を入れられお腹をまさぐってくるサリアちゃん。
ホントに、何の夢を見て...あぁっ!まって...んっ。
やめてっ...僕、お腹弱くって...っ!
くすぐったい感覚が全身を駆け巡り、思わず大きな声を上げてしまいそうになる。サリアちゃんに抱きかかえられたままされるがままになる僕。ふふ...くっ...ちょっ...あの...まってぇ...っ!これ、ヤバい...!
「あの、ま...まって...ごめんなさい...もう、むりぃ...」
寝ているはずの彼女に思わず謝ってしまう僕。
あの、まって、それ以上はだめ...い...息が!息が持たない...っ。
彼女にされるがまま時間が過ぎる。僕はなんとかその刺激に耐えようとするも生理的な反応を抑えることができずにどんどん体から力が抜けていく。頭の中が変な気持ちで埋め尽くされ、呼吸をする余裕を見つけるのがやっとだ。何かを考える余裕もなくなるくらい僕の体を悪戯する手に意識を持っていかれている。
僕は多少強引にサリアちゃんの手をどけようとするが、それは流石の勇者といったところか、まったくもってびくともしない。
そのまま耐えること数分、サリアちゃんのお腹の上で息を切らしながらなんとか呼吸を整える僕。もはや抵抗すら意味をなさないようになったその時、サリアちゃんの手が一瞬緩んだ。
...いまっ!
僕は素早く身をよじってサリアちゃんの懐の中から抜け出すと、代わりに僕の枕を僕が元いた位置に差し込む。僕の代わりにサリアちゃんの抱擁を受ける枕。
サリアちゃんは体勢を変えて、今度は枕を下にしてうつ伏せになって寝ている。
...危なかった。これ以上やられていたらホントにおかしくなっていた。
これは悪戯をしようとした罰かもしれないな...。
枕に顔を埋めてうつ伏せになったまま眠り続けるサリアちゃん。なぜだか分からないが枕を締め上げるくらいぎゅっと掴んでいる。
まだちょっと整っていない息を整えながら、外の空気を吸うために部屋の窓に近寄りちょっと霜のついた窓を拭ってから開けた。
僕が起きてから十分ほど経っただろうか、時刻としては朝食にはまだちょっと早いかといったところ。窓からは清々しい新品の光が射し込み、この辺にいつもたむろしている鳥たちが小さく鳴いている。ミズキさん辺りが朝練ついでにエサでもやっているのだろう。
僕は肺を広げて深く呼吸をする。気温こそ少しだけ低いが、朝一番に寝ざめとして吸うにはちょうどいい冷たさだ。
あー、酷い目に遭った。
天気は快晴でまさに絶好のおでかけ日和。窓を開ければ澄んだ綺麗な空気が入り込み、閉めっぱにしていたせいで夜中の内に部屋で淀んでいた古い空気をしっかりと入れ替えてくれる。
一旦落ち着いた後、窓辺に寄りかかりながらサリアちゃんの方を見る。
爽やかな空気の流れを感じ取ったのか、サリアちゃんの瞼が鈍く持ち上がり上体を起こした。
「…ん、あえ?りお?」
「うん、おはよう。ちょっとお寝坊さんかな?」
そう言うと、サリアちゃんはまだ寝ぼけているのかこちらを向いて寝言のような言葉を発する。
「ふえ…?りお、それさっきいってた…」
「はは、寝惚けてるね、おはようって言ったのは今がはじめてだよ?」
僕とサリアちゃんの間にたっぷりと沈黙が生まれる。
布団を半分ほど被ったままぺたんとベッドに座って何も言わずにこちらを見てくるサリアちゃん。恐らく今は寝ぼけた頭が段々と覚醒していってるときなのだろう、半開きで焦点のあってなかった瞳は段々とはっきりこちらを向き、やがて完全に覚醒したのかはっと飛び跳ねる。
「あ、いや、あの...ぉはようございます」
...きっと、さっきのことは覚えていないだろうな。ちょっとだけ言おうかどうか迷ったが説明してもなんだか恥ずかしいことになりそうな気配を感じ取り、僕は黙っておくことにした。
「...はい、改めておはよう」
ふふ、あははっ、と二人してぎこちない笑みを浮かべながら、朝ごはんを食べた。
ーーー
ミズキたちに若干怪訝な顔をされながら朝食を食べ、私は宿から少し離れた都市の広場に来ていた。リオ曰く「準備してからいくから先行って待ってて」らしい。同じとこに住んでるんだから一緒に行けばいいのにと思う。
古くて立派な教会がそびえ、馬車が通りやすいようにタイル詰めされた地面とこの都市の豊かさを表す質実だが市井に見合う程度に豪華な噴水が今日も勢いよく流れ出ている。朝食時が終わったこの時間は、商売を始める露天商やこれから日銭を稼ぎに行くであろう冒険者など、一日を始める人達で溢れていた。
ここにくると、大量の人と物の流れに押し流されそうになる。昨日あった出店は今日はなく、毎日せわしなく景観が巡り変わっていく。私たちが昨日していた喧嘩も、この時と人の流れに飲みこまれてすぐに過去のものになるのだろうか。
途中何人か、顔見知った冒険者の人たちとすれ違った。その中には昨日の喧嘩に参戦していた人たちもいて、彼女たちは口々に私の健闘を褒めてくれたり、次あいつらとあったら必ずリベンジすると意気込んでいたりと反応は様々だ。べしべしと肩を叩きながら組んできたり、フランクな言葉遣いで今度はと食事に誘ってくれたりもする。
この辺りの人たちは私が勇者であるということを知ったうえで、暖かく受け入れてくれている。重々しく敬う天上人としてでもなく、警戒すべき敵でもなく、共に剣を並べる冒険者として私を認めてくれているということに、私は本当に感謝していた。
もっとも、最初っから全幅の信頼を置かれていたわけではない。今も友人関係にあるのは私が冒険者としてはまだ未熟だったころからの付き合いがあった人達が中心だ。新入りの癖に強いという手の付けられない子どもだった私は、この人たちから多くのことを学んだ。
共に強敵と闘ったこともあるし、共に同じ鍋で食事をしたこともある。実力だけではどうにもならない様々な失敗をして、その度に気づかされたことばかりだ。
もはやこの辺りの冒険者の人たちとは一蓮托生、パーティーの仲間たちの次に信頼のおける盟友も同然だ。
「サリア、お前は今日はどうしたんだ?魔物狩りに行くって様子でもないが...」
顔見知りの冒険者の一人がそういった。
「あぁ、えっと、今日はですね...」
私がそう返事をしようとしたところ、少し離れたところから私をめがけて近寄ってくる者がいた。彼は右手をこちらに振りながら、小走りで駆け寄ってくる。
「ごめんね、サリアちゃん。ちょっと遅くなっちゃった」
その後も彼は何かを言っていたが、私はそのことをよく覚えていない。
私の目には、突如現れたとてつもない美少年しか映っていなかった。
サラが言っていた。「男と二人でいる時はまず見た目を褒めるべし」と。私はその言葉を覚えていて、リオが来たらまず褒めるところから入ろうと用意していた。
一言も、全く言葉が出てこなかった。
横では先ほどまでは若干うるさいくらいに大きな声で話し合っていた友人たちがぴたりとそのお喋りをやめてリオに見入っている。
まず前提として、リオはとても容姿がいい。すごく。他のパーティーメンバーが大人だからか今更その容姿についてはあまり普段からどうこう言われることはないが、リオはまごうことなき美少年だ。艶のある綺麗な髪に、甘い中性的な顔立ち。あどけなさと色っぽさの中間のような、女の人が一度は夢に見るような正統派美少年だ。
ただ、私は普段リオが化粧をしたり、髪をいじったりしているところを見たことがない。冒険者としてはどうしてもそういったことは後回しになりがちでもあるし、第一リオはそんなことをしなくても十分綺麗だからだ。
しかし今日私の前に現れた彼は、私の知らないリオだった。
初めて着ているところを見た黒を基調としたウエストコート。それは大きな襟に六つの規則正しいボタンを備え背中できゅっとまとめ上げられたそれは、彼の上半身に気品を与えている。一方、下は白いトラウザーズと黒いロングブーツでぴしっと閉められており、露出こそないものの男の人にしか出せないそのボディラインには道行く人みなが色気を感じざるを得ない。実際、辺りを通りかかった人はリオを知っている人にせよそうでないにせよ皆目を奪われている。...主にそのくびれから臀部にかけてのラインに。
ただし、街歩きとしてのカジュアルさも上手にそこに取り入れられていた。これから薔薇園かオペラでも見に行くような背中にスリットの入ったスーツではなく、気品や教養のある富豪の一般庶民といった具合だ。とはいっても、リオが美人すぎるせいでお忍びの貴族の深窓の令息のような雰囲気が拭えなくなってしまっているが。
顔にはほんのりとだが化粧が入っている。いつも見ていなければ分からないくらいだが確かに。巷で人気のあるようながっつりとしたメイクではなく、普段の印象を変えない気持ち程度の飾り。それでも、いつもとは違う特別感がある。
そして極めつけは丁寧にセットされた髪。リオは男としては少し長い程度の髪であり、いつもは寝癖を直す程度で終えられていた彼の髪は片耳を出し、もう片方に前髪を寄せるようにして整髪料によってセットされている。
いや...えっと...あの...私、今からこの人と一緒に歩くんですか?
思わず自問自答してしまう。
恐らく同じ質問をこの人たちも抱いたのだろう。ひとしきりリオの姿を見た後、友人たちは揃って私の方を見てきた。その目は雄弁に物語っている。こいつマジか、と。
あのっ!リオ!?リオさーんっ!?ちょっと、聞いてないんですけど!?
そもそもいつの間にリオはこんな服を持っていたのだろうか、とか、もっと実家から持ってきたいい服を着てくればよかったかなとか、いろんな考えがぐるぐると頭を回る。
そんな私に見かねたのか、リオがこちらを覗き込んで言った。
「どうしたの、サリアちゃん?...もしかして、似合ってないかな?」
その声にハッと意識を戻す。驚きと戸惑いで固まっていた口もようやく動き始めた。
「い...いやっ!そんなことないです!!とっても!とっても素敵です!!!...ただ、その、あまり見慣れない姿だったので、いつの間にそういった服を持っていたのかな、なんて思ったり」
「あぁ、ほら、うちのパーティーの皆って家が貴族の人でしょ?だからいずれこういう服が必要になるかなーなんて思って...でも実際はそういう格式の高い場に出る時は相応のスーツを貸してもらってたから、買ったっきり全然着てなかったんだよね」
確かに、正装というには若干平服寄りだが、そういった専門店でもないことを加味すれば用意できる中では最高の品だろう。
リオが本気で洒落こんだ姿を食い入るように見る私。そんな私をよそにリオは私の手を取るとその特別な姿のまま、いつも通りの笑顔を浮かべて言った。
「ほら、サリアちゃん。まずは舞台劇を見に行くんでしょ?早く行かないと、いい席とられちゃうよ」
そう、もうすでにこちらの理性を削りにきているとしか思えない、その魅力を全方位に振りまき散らして私の手を引く彼。
私は手を引かれるままに歩き始める。
...友人の冒険者連中(独身)がそれはもう凄い顔をしていたが、私は見なかったことにした。
サリアちゃんの行動はこの世界では単なる微笑ましいおねショタならぬ兄ロリに該当するので圧倒的セーフ!...セーフか?
お出かけ回二話くらいやるつもりが、朝だけで一話丸々使ってしまった。二話で収まるかな。