アンテの力で生きていく東方世界   作:寝起きマン

3 / 7
今回はVS八雲紫です!



戦い、そして異変の開幕

「それじゃ、弾幕ごっこについて説明するわね」

 

俺はこの幻想郷の管理者、もとい八雲紫と戦わなくてはならない……

最悪だぁぁッ!!

管理者名乗るくらいなら絶対強いじゃねえかよ!!

 

「弾幕ごっこは元々なかった戦い方なのよ。『吸血鬼異変』と言うものがあってね、まあ説明はしないけれど。異変っていうのは幻想郷でいう災害みたいなものね。この異変はなかなか収まらなくてね、収束するのにかなりの時間がかかったの……理由は至って簡単よ。

単純に人間や妖怪の衰退のせい、当時は妖怪が事件を起こすことは禁じられていたのよ」

 

「へー、ここには妖怪までいんのかー」

 

なんて能天気なことを考えていた俺は、次に突きつけられる事実によってガラガラと音を立ててその妄想が崩れていく。

 

「そのせいで妖怪達は戦う力が少なくなり、外部からの敵を倒すことができなくなったの。

そこで、妖怪が事件を起こしやすく、そして人間が妖怪を倒しやすくするために『スペルカードルール』というものがそこにいる霊夢によって定められたの。これは、『自分のスペルカードをすべて撃破されたらその人妖の負け』というルールよ。

これにより妖怪と人間が対等に戦うことが出来るのよ。ちなみに、妖怪が人間に勝ってもその人間を食べてはならないと言うルールがあるわ。まあざっとこんなところね」

 

「ゑ?妖怪って人食うの?」

 

「そりゃ食うわよ、だから襲われた時のために守護者として雇っているんじゃない」

 

紫は当然と言いたげな顔をしながら俺にそう言い放った。

戦えない俺……

終わったじゃねえかよ!

この溢れ出る気持ちを抑えながら、紫に質問を投げかける

 

「……紫せんせー質問です。槍やら剣やらを使ってもOKなんですかね〜」

 

「ルールの範疇に収まっていたら問題ないわ」

 

……あれ?サンズ達って武器使えるやついたっけ?

 

 

『おっとすまん。オイラ達が使える能力を具体的に言うの忘れてたな』

 

『いやサラッと心読むでないぞサンズよ。とりあえず、教えてくれんなら教えてくれ』

 

『おっと、そっちが本題だったな。とりあえずオイラは骨が使える、他にもガスターブラスターってのが使えるぞ。あと重力操作もできる。まあ……コレはおまけみたいなものだが審判の目っつう能力もある。敵の情報がわかるってことだな。あとは青攻撃とオレンジ攻撃ってのがある。青い攻撃は動かなかったらダメージは喰らわない、オレンジはその逆で動くと喰らわないってところだな。2つともダメージは2倍ぐらいになる。他は・・・近道(ショートカット)って言うのがあって、これはその名の通り近道をするんだ。

 

パピルスは俺と同じだな、説明は端折らせてもらうぜ。

 

アンダインは槍を使えるぞ、軽いから機動力が重要な盤面で使うといいな。まあ……他にも戦いで不死身の力に目覚めてな、その戦いの力の一部をお前は使える。まああくまで一部だ、要は超高速再生だな。

 

メタトンは元々ロボットだったんだ、だから変身みたいなものができる……つまり自分の思うように体を変えられるってことだな。

 

おばさん……いや、トリエルは炎の魔法が使えるな。まあ要は炎を打てるってことだ。

 

アズゴアさんはアンダインと同じで槍が使える。まあ、少し重いがその分強い』

 

 

「多いわ!貴様は俺の脳を焼き切るつもりか!」

 

「うわっ!いきなりなんなんだぜ!」

 

「ちょっと本当にさっきからなんなのよ白夜は。妙に誰かに話しかけるみたいな独り言だけど。取り込んだ6つの魂にでも語りかけてんの?」

 

俺が前世でよく行っていた大声ツッコミをかました途端に霊夢から魔理沙に送ったような、訝しげな視線をプレゼントされた。

それにしてもどうして俺が語りかけてるのが分かったんだろうか。

 

「霊夢の勘は凄まじいんだぜ!それこそ異変で9割9分を勘で解決するぐらいにはな!」

 

『……えーとコレは喋ってもよろしいのでしょうか?』

 

『お前さんのことは信じているからな、自分の判断でいいと思うぜ』

 

俺はサンズが良いのであれば、というふうに言ったと解釈して俺が倒れてからのことを全て話した。

 

「ふーん、まあ()()それでいいわよ」

 

そう、霊夢の言う通り俺は話していないことが1つある。

サンズ達がいた世界が()()()()()()()と言うこと。

当の本人達も信用得るまで言ってくれなかったし、隠さない理由がない。

 

「さ、弾幕ごっこの説明も終わったし次はスペルカードね」

 

「いいや待て霊夢、コレは説明よりも見せた方が早いんじゃないか」

 

「……それもそうね、ちょっと表に出るわよ」

 

──博麗神社(外)──

 

「じゃあいくぜ……恋符『マスタースパーク』!!」

 

魔理沙が紙を出しそう唱えた瞬間、持っていた8角形の立体が光り始め、黄金のビームが放たれた。

まあ、その代わりに神社の敷地内が荒れたけど。……ん?

 

「魔ぁぁぁ理ぃぃぃ沙ぁぁぁ……?」

 

「あぁぁぁ!!悪かったんだぜ霊夢ぅぅ!!」

 

〜〜数時間後〜〜

 

「はぁ……やっと片付け終わったわね……」

 

片付けが終わり俺の戦い講座がまた再開される、コレだけ聞くといいように思えるのだが……

 

「なんで俺までこの片付けに参加しないといけないんですかね……」

 

そう、俺までとばっちりを受けて片付けに参加させられたと言うことが問題なんだよ!

俺はもう疲れたよパトラッシュ……

 

「ま、いいじゃない。硬いこと言わずにさ〜」

 

「いや俺は言うからな!?」

 

「……それで結局、スペルカードについて分かったのかしら?」

 

「紫さんや、人の会話には入り込むでないぞ。あーっと、要は必殺技の宣言するルールってことだろ?」

 

今の見ただけでコレ以外のことがわかったやつは凄すぎる、うん、IQ500ぐらいはいってそう。

デス◯ートのLだったら分かるのカナ?

 

「まあ、その認識でほぼ間違いないわね」

 

「マジか、魔理沙の言っていたことが珍しくあっていただと……!?」

 

「おい!どうゆう意味なんだぜ!」

 

そう俺と魔理沙でわちゃわちゃしていたら、紫が止めに入ってきた。

 

「やめなさい、二人とも。この後貴方は私と戦うんだし」

 

「あーはいはい。でも戦う前にスペルカード作らせてくれよ……」

 

「そうね、霊夢、紙ちょうだい」

 

そう呼びかけると霊夢が紙の束を持ってきた。

 

「さ、コレで作りなさい。私は待ってるから」

 

「えーっと、コレは何枚作れば……?」

 

「最低でも30枚は作りなさい。守護者になるんだからこのくらいは作ってもらいたいわ」

 

「嘘だろぉぉぉぉ!?」

 

〜〜1時間後〜〜

 

「お、終わったぞ……」

 

「お疲れ様、早く殺るわよ」

 

紫は澄まし顔でそういうが……

 

「やるの字が違う気がするのですがぁぁぁ!?」

 

────────────────────────────────────────────

 

ルール:破壊はなし、それ以外なら基本的にOK

スペルカード:紫は3枚、白夜は5枚

 

「始め!!」

 

霊夢が開始の合図を出したとほぼ同時にスペルを唱える。

 

『アズゴア!』

 

『いいだろう!』

 

「化槍『王の槍』!!」

 

俺がそう唱えると、真っ赤な三又の槍が手の中に現れた。

 

「オラッ!!」

 

ブンッ ブンッ ヒュン

 

払う→払う→突くの順で槍を振るうが全く当たる気配がない。

 

「クッソ……」

 

『アンダイン!』

 

『ああ!』

 

「化槍『正義の槍』!!」

 

またスペルを唱えると、さっきまでの赤い槍が消え、代わりに水色のシンプルな槍が出てきた。

 

「ッ!」

 

さっきよりは軽いため紫の周りで槍を振り回すと、わずかにだが紫の頬に槍がかすった。

紫の方も流石にそろそろやばいと思ったのか弾幕を展開し始め、密度の濃い色とりどりの球体が俺を襲い始める。

 

「魍魎『二重黒死蝶』!!」

 

ここでようやく紫がスペルを唱えた。

とはいえこのスペルは通常より密度が濃い、なんとかして防がないと……!

 

『パピルス!サンズ!』

 

『ニャハハ!俺様達に任せろ、ニンゲン!』

 

「防符『ボーンガード』!!」

 

「耐久スペル!?」

 

クッソ、コレで3枚目……!対して紫はまだ1枚、このままだとやばいな……

そんな中、紫がまたもスペルを唱える。

 

「結界『夢と現の呪』!!」

 

コレもコレでまたさっきのスペルカード並みには密度が濃い。もしくはそれ以上!このままじゃッ……

 

ピシ……ピシッ……バキィン!!

 

ついに俺を守っていてくれた骨達が砕け散ってしまった。

 

「終わりよ!!」

 

そう紫は言い放ち、弾幕を俺へと発射した。

この戦いを見守っていた魔理沙達が終わったと思ったであろう瞬間、その考えが覆される。

 

「まだだ!サンズ!」

 

『いくぜ?』

 

「龍砲『ガスターブラスター』!!」

 

俺が放ったブラスターと紫の弾幕が次々と相殺されていく。

 

「うおぉぉぉ!!」

 

そう気合を入れ直す叫びを放ち終わったと同時に、ガスターブラスターの発射が終わり、前を見てみると……

全て弾幕が相殺され、紫の姿が見えていた。

 

『パピルス!サンズ!もう一度頼む!』

 

『よし!いくぞニンゲン!』

 

「束縛『ボーンロック』!!」

 

「何!?コレは!?」

 

「コレは相手を捕縛するためのスペルだ……使い勝手が良さそうだろ?」

 

「……降参よ」

 

よし、これで俺……の勝……ち……だ

 

────────────────────────────────────────────

 

「見覚えの……ある天井だな、うん」

 

「あら、やっと起きたのね」

 

天井をボーッと眺めていたら、聞き覚えのある声がした。

声が聞こえた方を見ると、そこには霊夢達がいた。

 

「おお、おかげさまで」

 

「どう致しましてだぜ!」

 

「白夜君」

 

魔理沙とやりとり(と言ってもそこまでは長くはなかったが)をしていたら、隣にいた紫が声をかけてきた。

 

「私は手加減していたとはいえ、あなたは私に勝った。これで心置きなく任せられるわ。これから、幻想郷を守ってちょうだいね。」

 

「……拒否権は「ないわ」……ですよねー」

 

そんな他愛ない会話をしていたら空が一気に雲のようなものに覆われた。

 

真っ赤な血に染まったような色の。

 

──紅魔館──

 

「お嬢様、こちらの準備は完了いたしました」

 

この西洋館にいる少女は……

 

「そう……ふふ、コレで幻想郷を我が手に……」

 

うすら笑いを見せながら、恍惚とした表情を見せるのだった。

 

──博麗神社──

 

「異変……?」

 

「ッ!魔理沙!いくわよ!」

 

「あ、ああ!」

 

霊夢は何かに気づいたかと思うとすぐ魔理沙を呼び、上空へ飛んでいった。

 

「クソ、俺も……!」

 

『メタトン!頼む!』

 

『いいよ!』

 

メタトンに力を貸すように促すとすぐさま羽を生やしてもらえた。

早く魔理沙達の後を追いかけないと……!

 

 




いやはや戦闘シーンって難しい・・・
サンズがアズゴアを普段どう呼んでいるのか知らないのでよかったら感想などで教えてください!
それではみなさん、サラダバー!

今後のヒロイン誰にしよ〜

  • パチュリー(能力やらなんやら似てる)
  • 東風谷早苗(主人公の過去に大きく関わる)
  • 比奈名居天子(自由気ままなところが同じ)
  • 森近霖之助(ネタでございます〜)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。