アリーナ中央で待っていると、顔つきの変わったオルコットが現れた。
「雰囲気が変わったな…」
「えぇ、先程の戦いとは違いましてよ!」
先程織斑戦の時とは違い、最初から全力での相手となりそうだ。
「では、始めよう!」
俺は、ウーザフォンを取り出し〈1.0.6.Enter〉を押す!
「魔導変身!ドーザ・ウル・ウザーラ!!」
『ドーザ・ウル・ウザーラ!』
魔方陣が体を通過すると、俺を魔導騎士ウルザードに変身…もとい、騎士型パワードスーツtype Wolzardを装着する。左手にはウルサーベルを収めたジャガンシールド持っている。
「それがあなたの機体ですのね!」
「まぁ、そうと言える…ウーザ・ウル・ザザレ!来い、バリキオン!!」
地面に魔方陣が出現し、AI制御の専用外装馬「バリキオン」が姿を現す。
「ウーザ・ドーザ・ザンガ!魔導合体ウルケンタウロス!!」
バリキオンと合体し、ウルケンタウロスとなる。左手にはジャガンシールドをそのまま持ち、右手にはこの状態の専用武装[バリジャベリン]を装備する。
「さぁ、始めよう!!」
「ええ!私の奏でる
試合開始のブザーが鳴る。開始早々、BT兵器と呼ばれるビット兵器を適所に配置し、狙撃が開始される。
俺は壁面を駆けながら、ビット兵器の破壊を狙うが、近づいたら俺から離し、十分な距離を作ると、ライフルでの狙撃に切り替える。オルコット本体を狙うと、今度は回避してビット兵器での攻撃に切り替える。
「ふむ、成長・学習速度は速い。流石は国家代表候補生といったところか!」
「お褒めの言葉、光栄ですわ!!」
俺は盾を前に翳しながら、少し強引に距離を詰めてみる。急なパターン変更が多少効果があったが、それでもジャベリンがかする程度だ。
その後も何度も接近を試みるも、やはり大きくパターンを変えているわけではなく対応されてしまう。
「なかなかやる…もう少し本気を出すか。ドーザ・ウル・ザザード!」
オルコットに接近しつつ呪文を唱える。ジャガンシールドが開き、名の由来である目が見える。そこから狼のオーラが放たれ、4機のビット兵器を一気に破壊する。
「やはり、全てを同時には動かせんようだな!!」
俺はオルコット本体とビット兵器が同時には動かないことを見抜き、ビット兵器の無力化に成功し、再びオルコットに接近する。
「まだティアーズは残ってましてよ!!」
と、腰部からミサイル型のビット兵器が射出される。胴体に直撃…
そう思わせることに成功し、当たることが確定したような表情を見ることができた。その瞬間、俺はバリジャベリンを手放し、バリキオンと分離、ミサイル型を回避する。
すぐさま、ジャガンシールドのウルサーベルを抜刀し、ライフルを斬る。
地面に落下するまでに、サーベルを納刀し、再度ウルケンタウロスに。バリジャベリンに武器を戻した。
「まだ、ですわ!インターセプター!!」
使い慣れていないであろうナイフを出すオルコット。その様子からメインの武装をすべて失ったであろうことがわかる。だが、その目にはまだ闘志が宿っていた。
俺は、バリキオンとの合体を解除し、剣を抜く。
「オルコット、渾身の一撃で迎え撃とう。ウル・ウガロ!」
俺は、切っ先をオルコットに向け、盾から剣にエネルギーを集める呪文を唱え、盾を捨てた。腰を落とし、オルコットを迎え撃つ用意をする。
オルコットが全力の刺突突進攻撃を、ブースター全開で放ってくる。
俺はタイミングを合わせ、すれ違い際に✕字状の必殺斬撃…
「暗黒魔導斬り!!」
で迎え撃った。
俺の肩の狼から煙が上がる、だが…
「お見事ですわ…」
オルコットはそう告げると、膝から崩れ落ちた。
『シールドエネルギーエンプティ!勝者、大津魁人!!』
勝利を告げるアナウンスが鳴り響いた。
本作4話ををお読みくださりありがとうございます。
うp主の酒飲みでございます。
本4話までは書き溜め、投稿予約で
感想やご指摘を反映できておりませんが…
次話以降は何か反映されるやも…
さて、Stage4の題名に魔法が添えられているのに
お気づきになられたでしょうか?
3話までは、魔法を特に使う事がなかったのでありませんでしたが…
今後も魔法があれば、サブタイに添えていこうと思います