ブルーと共に新たなる世界に来た雨宮菫。菫は周りを見渡す。見渡した先には、人が住んでいたとは思えないマンションや家が瓦礫のようになっていた。瓦礫の中から赤く染まった人の腕が一つだけ出ていた。
『菫君、これが今のこの世界の現状さ。滅界はこの世界を完全に滅ぼす事しか考えていない。場所によってはここよりも酷い場所もあるし、ここよりも普通に人が生活できるぐらいの場所もある。』
ブルーがそんなことを言っているが、菫はあり得ないと言った表情でこの世界を見ていた。
『菫君、僕達の拠点に向かおう。』
ブルーは、菫に提案し菫も承認しブルーと共に歩き始めた。荒廃した町を後ろに。
菫は、ブルーと共にブルーの拠点の前に立つ。ブルーは笑顔で目の前の家を見ている。
『さてここが僕達の拠点の大使館だよ菫君。』
『ブルーありがとな。』
菫は感謝をブルーに伝える。ブルーはフッと笑って返した。菫とブルーは大使館の中に入る。大使館の中は外から見た時よりも広くなっており、地下まで完備されていた。地下1階には聖晶石を使ってサーバントと呼ばれる英霊を召喚する機械も置いていた。
『ブルー、この召喚機って聖晶石以外でも召喚できるのか?』
菫が、ブルーに問う。ブルーは笑顔で頷く。
『ああ、召喚用のチケットを使えば召喚できるさ試しに1枚使ってみて。』
ブルーは菫からの問いの答えを伝えてから召喚チケットを菫に渡す。それを受け取る菫。思い出したかのようにブルーが呟く。
『この召喚機は、かなり沼みたいでね、ぼくが9回引いた時は9回とも麻婆豆腐だったよ。』
ブルーの呟きに雨宮菫は驚くが、召喚機にガチャチケを入れる。そして召喚の詠唱を始める。
『素に銀と鉄。 礎そに石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。
四方しほうの門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路さんさろは循環せよ。
閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻ときを破却する。
告げる。
汝なんじの身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理ことわりに従うならば応えよ。
誓いを此処ここに。
我は常世とこよ総すべての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷しく者。
汝なんじ 三大さんだいの言霊ことだまを纏まとう七天しちてん、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』
菫が声を高らかにあげた。召喚機は無事に発動をしたようだ。召喚機は虹色に光り輝く。光り輝いた召喚機の中から二人のサーバントが現れる。
『召喚に応じ、参上致しました。アーチャーのサーヴァント、清少納言と申します。既に筆を置いた我が身ではありますが、このあふれる知識が役立つ事もありましょう。間違ってても責任持ちませんが、おほほほほ。えーと......挨拶ってこんなもんでいいかな?これからもまたよろしくね、ちゃんマス!』
まずは、1人目清少納言が味方になる。清少納言はパリピな明るい少女であった。
『恐れ、敬いなさい人間。私は宇宙の新しい支配者にして全人類への復讐を果たすもの。女神の中の女神。人呼んでスペース・イシュタル。なのですが……なにここ、作戦室?おかしくありませんか?私、なぜアナタの召喚にまた応じているのでしょう?』
2人目、スペース・イシュタルが味方になる。スペース・イシュタルはどこか女王を感じる少女であった。
『初めまして、俺は雨宮菫よろしくな。』
雨宮菫は自己紹介をしてから清少納言とスペース・イシュタルに握手をしようと手を出すが、清少納言とスペース・イシュタルは何も言わずに雨宮菫に抱きつく。雨宮菫はあたふたしている。
『ちゃんマス大丈夫ー?顔死にかけてるけど。』
清少納言は雨宮菫に問うが、雨宮菫の体は清少納言とスペース・イシュタルがガッチリと掴んでいることもあり、人の体では苦しいものがあるのだろう。
『ぐるじい。』
雨宮菫は清少納言からの問いを答えると意識を失った。清少納言とスペース・イシュタルが離れた頃には雨宮菫の意識はシャットダウンしていた。清少納言とスペース・イシュタルは隣の部屋のブルーに近くのベッドに雨宮菫を寝かせたのであった。雨宮菫が目を覚ますのは翌日のことであった。
次回プリキュア何人か出したいなー