朝食を食べ終わりエヴァンジェリンと茶々丸は、学校に向かった。
そしてバージルは、チャチャゼロとまた刃物談義を繰り広げる。
10分後……
チャチャゼロがふと「アレ?」と言い出した。
「どうした?」
「イヤ、……ナンカ忘レテルキガシテナ」
チャチャゼロがそう言い終わると、リリリンと電話が鳴った。
「ア、思イ出シタ。バージル電話ニ出テクレネェカ」
バージルは、疑問に思いながらも電話にでる。
「…もしもし」
「おお~君がバージル君か?」
「…そうだが…お前は?」
「おお、これは、失礼したな。ワシの名は、近衛近右衛門。今日バージル君と話をしようと思っていたのじゃが……エヴァンジェリンから聞いておらんかの?」
「ここの、学園長とは、聞いては、いるがそれは、初耳だな」
「……あやつめ、ついにボケおったな……まぁ、その事については、もう良い。すまぬが今から学園長室に来てもらえんかの?仕事についても話しておきたいんじゃ」
「…行くのは、構わんが俺は、場所を知らないぞ」
「ホ?そうかそれは、困ったのう」
どうするかバージルが考えていると不意にチャチャゼロが
「オレ知ッテルゾ」
「…チャチャゼロが知っているようだ。今から向かおう」
「ホ?そうかそうか、では、待ってるぞい」
と話が終わり電話を切るバージル。
「行くぞ」
「イヤ、行クノハ、イインダガヨ、オレハ、コノトウリ動ケネェゾ」
「…それもそうだな、なら俺の頭の上でいいだろう」
バージルそう言うとチャチャゼロを持ち上げ頭の上にうつ伏せの形で乗っける
「では、行くぞ」
「オー」
学園、女子校エリア
何とか女子校エリアまで着いたバージルとチャチャゼロは、中等部の校舎の仲に入って行く。
校舎の仲を歩いているとたまに廊下を歩く女子生徒達とすれ違う。
バージル達は、女子生徒達とすれ違うたんびに女子生徒から「あの人カッコいい」「頭に人形乗っけてる、それもいい~」と黄色い声援を上げる女子生徒達でいっぱいだった。
やっと学園長室にたどり着いた、バージル達。
そしてバージルは、ドアをコンコンとノックをした。
「入りたまえ。」
「それで話とは、何だ?」
「…いきなりじゃの~、話に聞いているとうりじゃな。」
「そんなことは、どうでもいい、早く話せ。」
「うむ、そうじゃな。魔剣士の息子殿。」
「フッ、エヴァから聞いたのか?」
「そうじゃよ、いやまさかあの魔剣士の息子に会えるとはの。長生きしてみるもんじゃな。」
「ご託は、いい。さっさと本題に入れ。」
「本当にせっかちじゃなお主わ。まぁ良かろう……話は、裏の仕事についてじゃ。バージル君には、警備員をしてもらいたい。」
「内容は、何だ?」
「簡単に言えば、侵入者の排除、及び捕獲かの、勿論給料も言い値を出すぞい。それから今日の夜に魔法関係者達と顔合わせと手合わせをして欲しいのじゃ。」
「…関係者達が見てる前で実力を見せろと言う事か?」
「そう言うことじゃ。中には、お主の事をよく思ってない連中も居るからの、まぁそこら辺は、上手くやってくれると有り難いがの。」
「安心しろ。仕事を貰うんだ、問題を起こす積もりはない。…話は、それだけか?」
「いや、まだあるんじゃ。」
「マダアンノカヨ。早クシロヨ、ジジイ」
話に飽きたのかチャチャゼロがそんな事を言い出す。
「…相変わらず口が悪い人形じゃのう。主人ソックリじゃな、…まぁ良い。……バージル君お主教師になってみんかの?」
「……教師だと?」
「うむ、お主の事は、粗方エヴァンジェリンの奴から聞いておるからのお主の目的の為にも良い話だと思うんじゃがどうかの?」
「……別に構わん」
「ホ?そうかそうか。それならばバージル君は、ネギ君と一緒のクラスの副担任兼英語のそれもネギ君の補佐をしてもらおうかの。」
「魔法世界の英雄の息子と一緒にか。……なるほど、あわよくばその息子の護衛と言うところか?」
「何そんな物騒な話では、ないよ。ただネギ君のサポートをしてほしいんじゃ。それに護衛の話になるなら、ワシの孫娘の方を頼みたいの」
「近衛このかか?」
「ホ?知っておったのか?」
「…ああ昨日、桜咲刹那に会ってな。その時に刹那の方から近衛の名前を言っていた。アイツの場合近衛の事となると冷静さを無くすところが有るらしいからな。護衛としては、致命的だ。」
「ホホホッ刹那君は、よくやってくれとるよ。しかし昨日会っただけでよくそこまでわかったの?」
「…フッそんな事アイツの言動を聞いていれば誰にでもわかる……しかしあいつは、危ないな。このまま行けば[君のようになるかもしれない…かの?]……ああ」
「……そうならないように刹那君を導いてやってくれんかの??」
「お前に言われるまでもない。」
「ホホホッそうかそうか……では、バージル君、早速教室にいってくれるかの。ネギ君や、他の教師には、伝えてあるからの。」
「……最初から貴様の手の平の上…と言う事か。狸ジジイ」
バージルは、少し殺気を込めて近右衛門を睨み付ける。
「ヒョ!?そんな顔しないでくれるかの?老いぼれの体には、応えるでの?」
「白々しい。このくらい大したことないだろう?」
「ホホホッバージル君が手加減してくれてるお陰じゃ」
「…本当にタヌキだな。それで俺は、そこに隠れている奴に案内して貰えばいいのか?」
「……ほう、気付いておったか。さすがじゃの」
[余り俺を舐めるなよ?大方俺を試したってところか。]
「ホホホッいや、すまんかったの……高畑君。もう出てきても良いぞ」
出口とは、違う、応接室からてできたのは、白髪頭で眼鏡をかけ、髭をはやし、白いスーツを着たダンディーな男だった。
「…まさかバレていたとは、ね。何時から気付いていたんだい?」
「始めからだ。言った筈だぞ?舐めるな、と」
「はは、そうか始めからか。本気で気配を消して居たんだけど、まだまだ精進が足りないか。いやすまなかったね。僕の名前は、高畑・T・タカミチ。タカミチって呼んでくれ。よろしくね、バージル君あとチャチャゼロも、久しぶりだね」
「オウ」
タカミチは、そう言うと握手を求めてきた。
バージルは、無表情で握手に応じる。
「じゃあ、学園長バージル君をクラスに案内して来ますね。」
「うむ、よろしく頼むタカミチ君……それとチャチャゼロ君は、ワシが責任持って家に送り届けよう。」
「ああ、頼む」
バージルは、頭の上に居たチャチャゼロを近右衛門に手渡す。
「うむ、確かに、ちゃんと送り届けるぞい」
「バージル手合セノ事忘レルナヨ」
[分かっている、心配するな]
[…手合わせってのは、エヴァも一緒にかな?]
「ああ、あと刹那もだな」
「刹那君もか。…見に行っても良いかな?」
「好きしろ、エヴァには、俺から言っておく。」
「ありがとう……しかしエヴァとは、もうそんなに仲良くなったんだね?」
「さぁな。」
「ホホホッ、真相の吸血鬼と魔剣士の息子の手合わせか。それは、さぞかし見ものじゃろうな。」
「フッ、どうだろうな。」
「それでは、そろそろ、向かうとしますね学園長。」
「うむ」
「それじゃあバージル君。行こうか。」
「ああ」
「はてさて、どうなるじゃろう。」
「取リ敢エズ。ゴ主人ガ驚クノハ、間違エネェナ。ケケケッ」