青い悪魔と吸血姫   作:mutu

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4話 対面

目を覚ましたバージルは声のした方に首を向ける、そこにいたのは黒を基調にしたメイド服を着た女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…お前は?」

 

 

バージルは警戒しながら女に喋りかける

 

 

「私の名前は茶々丸ともうします、ここは私のマスターの家でございます。」

 

「マスター?」

 

「はい。私の主の名前はエヴァンジェリン・A ・K ・マクダウェル様です。」

 

茶々丸はマスター、エヴァンジェリンの名前を言って相手の反応を伺うことにした。

人間誰しも知っている名前を聞けば顔には出さなくとも、体温などを感知できる茶々丸にとっては、反応があるかどうかなども、簡単にわかること、相手が人形ではない限り……

 

 

 

 

「そうか。……その主様には、世話になったようだな。」

 

茶々丸は、反応がないのを少し不思議に思った。

エヴァンジェリン・A ・ K ・マクダウェルと言えば、魔法世界では知らないもののいない、恐れられた人物だ。

だがバージルは、その名前を聞いてもなんの反応を示さなかった。

 

 

 

 

「いえ。ですがマスターが貴方様に「バージルだ。」…え?」

 

「俺の名だ。」

 

「はい、ではバージル様に[…様はいらない」…畏まりました。…では、バージルさんにマスターがお聞きひたいことがあるそうです。」

 

「…聞きたいこと?」

 

「はい。ではマスターを呼んで参りますので少しお待ちください。」

 

と茶々丸は、言うと一礼し部屋を後にしようと後ろに向き。

ドアに手をかけ、出ようとしたところで後ろから「待て」と声が聞こえバージルに向き直り「何でしょうか?」と首を少し傾けた。

 

 

「ここは、イタリアか?」

 

 

「いえ。日本の麻帆良学園と言う、ところです。」と答え今度こそ部屋を後にした

 

 

 

 

 

「……日本?」とバージルは困惑した。

それもそのはず、バージルは、さっきまでイタリアにいたのだから。

ダンテと戦った場所、テメンニグルの塔はイタリアにしかないはずなのだ。

バージルは、考える。

自分が落ちた先は、魔界に繋がっているはずだったのに、だがしかし蓋を開けてみれば、日本、この矛盾にバージルは、(まさか、母さんが?母さんもしくは父さんが何かしらの力を使い。俺をここ日本まで飛ばしたのか?)とバージル心の中で思った。

そして次に疑問に挙がったのは、バージル自身が日本語を話していることだった。

バージルは日本に来たことなのど21年間生きていて一度もないはずなのだから。

(これも母さん達が?)と考えていると、不意にドアがノックされた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エヴァンジェリン、サイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました。バージルさん。こちらが私のマスターである。エヴァンジェリン様です。マスターこちらの方の名前は、バージルさんです。」

 

と茶々丸が簡単にお互いの自己紹介をしてくれた。

そしてエヴァンジェリンは、バージルの顔を見る。

家に運んできた時のバージルは、顔も血で汚れていて素顔をちゃんと確認できなかった。

バージルの顔を見たエヴァンジェリンの感想は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……き、綺麗な顔をしているな…)

 

と面食らっていた。

確かにバージルは、綺麗な顔をしているだろう。

だがそれは、女顔と言うことでもない。

男に対して綺麗ななどと使うのは、間違えであるかもしれないが…

バージルの顔は、まるで絵の中から出てきたような、そんな錯覚を覚えるほど、端正な顔立ちをしていたのである。

 

 

 

「怪我の治療をしてくれたと聞いた。」と不意にバージルから話しかけられ、エヴァンジェリンは、心の中で頭を振り。

バージルに[ああ、そうだ]といつも道理の感じで返す。

 

 

 

 

 

 

「それで、バージルとか言ったか?……お前に聞きたいことがある。」

 

「なんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は悪魔だな。」とニヤリと笑いエヴァンジェリンは、そう切り出した。

 

 

だがバージルは、何時もの調子で[ああ]と返した。

随分あっさりとした感じで返されてしまったのでエヴァンジェリンは、想像してた反応と違って肩透かしにあう。

だが今度は、バージルからの言葉でエヴァンジェリンは、少し驚く。

 

 

    「お前は吸血鬼だな?」

 

 

 

[…ほぅ、よくわかったな]とエヴァンジェリンは、少しだけ間を開けて答えた。

 

こっちが驚かせようとしたのに逆にこちらが驚かされてしまったことにエヴァンジェリンは、少し悔しい思いをした。

 

(だが茶々丸からは、私の正体を知らないと、聞いていたのに……なぜこいつは、わかったんだ?)とエヴァンジェリンは、考える。

茶々丸がミスを犯すなどないと自負しているエヴァンジェリンは、バージルに対して警戒した。

バージル見るに人形などではないなど、一目瞭然だ。

そんなことを考えているとバージルから声がかけられる。

 

 

 

 

「なに、ただ魔力の反応が吸血鬼に似ていたから言ったまでだ。それと俺は悪魔だが半分は人間だ。」

 

「何?ハーフデビルだと?」

 

エヴァンジェリンは、内心(やはりか)と思う。

バージルがハーフデビルだとエヴァンジェリンは少なからず予想はしていた。

 

ハーフデビル、即ち半人半魔。

ハーフデビルに会うのは、別に初めてではない。

エヴァンジェリンのクラス。

3-A の生徒の中にもハーフデビルは、いる。

それに半妖も、正真正銘の悪魔だっている。

(だとするとこいつは、相当に高等のそして最上位の悪魔の息子となるわけか。)エヴァンジェリンは、「これで納得がいった。」とバージルに言葉を掛けた。

 

 

 

「……何にだ?」とバージルは少し目を薄めて聞き返す。

 

「いやなに、お前を治療している時に少し血を抜かせて貰ってな。試しに少し舐めてみたのだよ。」

 

「…それが何だ?」

 

「私は、この場所に力を封印されている身でな。普段は、日常生活に支障がないくらいに力を押さえ込まれていてな。だが人間の血を吸うことでほんの少しは、魔力が回復するんだ。もし私の魔力を全快に回復させるのなら、魔力量が多い者の血を吸うのが一番でな。お前が知っているかどうか知らないがここの学園には、英雄の息子がいて[……英雄の息子…]…うん?何だ?」

 

「いや、何でもない。続けろ。」

 

バージルの物言いに少しカチンときたがエヴァンジェリンは、グッと我慢して話の続きを始めた。

 

「英雄の名前は、ナギ・スプリングフィールド。息子の名がネギ。

この二人の魔力量は、えらく多くてな一般の魔法使いにくらべ少なく見積もっても10倍の魔力がる。坊…ネギの血を吸う機会が少し前にあってな。ネギの血を指先から少し貰っんだ。そして私は確かに魔力が全盛期の半分以上回復した。だがお前の血を私は、自分の指に少し付けそして一舐めだけしたんだ。……それがどうだ!!それだけで魔力が半分以上も回復した!!これは、お前が英雄やその息子以上に魔力があると言うことだ!![何が言いたい?]…なにただ私が聞きたいのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   お前は誰の息子だ?」 ニヤリ

 

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