「!?……貴様何者だ?……何故私の名前を知っている?」
声を掛けてきたのは、知らない男だった。
髪は、バージルと同じ髪色、同じ髪型、顔も瓜二つそして、貴族が着るような胸元にフリルの付いたワイシャツ、紫のコートを着ていて身長もバージルと同じくらいな大男。
一瞬(……バージルか?)と思ったエヴァンジェリンだったが威圧感が、バージルとは、比べ物にならないくらいに違う。
エヴァンジェリンは、冷や汗を流す。
そして直感的に全盛期の自分の力でも、到底敵わないと悟った。
「私の名は、スパーダ。バージルの父親だ。……それでお前がエヴァンジェリンか?」
エヴァンジェリンは、(……やはりか)と。
さっきまで見ていたバージルの記憶でダンテの姿を始めて見たエヴァンジェリンは、こいつもバグたなと思った矢先今度は、そのバグ二人よりも強いバグが現れたのでエヴァンジェリンは、予想で(まさか、魔剣士スパーダか?)と思っていたので余り驚きは、しなかった。
「確かに私は、エヴァンジェリン・A・ K ・ マクダウェルだ。……それで?伝説の英雄様が私に何のようだ?」
落ち着きを取り戻したエヴァンジェリンは、いつもの感じで、スパーダの質問に答える。
だが警戒を怠るようなことは、しないように……
「そう警戒しなくても言い。ただ礼を言いたくてな。……驚かせたことは、謝ろう。」
スパーダそう言うと胸元に手を置き、優雅な一礼をする。
その姿は、まるで貴族と思わせるようなそのような振る舞いだった。
「うん?……礼だと?別に私は、お前に礼を言われる覚えは、ないぞ?」
と腕を組ながら答えるエヴァンジェリン。
「息子の治療をしてくれただろう。その事を親として礼を言いたかったんだ。ありがとう。」
「治療をしたのは、茶々丸だ。私ではない。」
ふんッ!っとエヴァンジェリンは、照れ隠しをする。
エヴァンジェリンは、人にお礼を面と向かって言われることに余りなれては、いなかった。
ましてやまさか自分が好きだった本の中の伝説の英雄にお礼を言われたのだ照れてもしょうがない事だろう。
「でわ。私は元いた場所に帰るとしよう。」
いきなりスパーダは、そんなことを言い始めた。
そして後ろに向き。歩きだそうとする。
とっさにエヴァンジェリンは、「待てッ!」と声を描ける。
スパーダは、足を止めエヴァンジェリンに向き直り「何だ?」と答えた。
「……それだけか?」
「?何がだ?」
「私を呼び止めた理由だ!!!」
「そうだが?」
とスパーダは、答えた。
どんだけ律儀なんだあなたは!!!おっと暴走してしまった。ごほんごほん
そしてそう言われたエヴァンジェリンも「……律儀な奴だ」とため息混じりに呟いた……
「……そういえば、まだ言う事があったな。」
「……今度は何だ?」
「息子と会ってまだ一日もたっていないのにこんなことを言うのも可笑しな話だが……息子の事を……よろしく頼む。」
「ふんッ!そんなの私の知ったことではない!……だが奴が居る間ぐらいなら面倒を見てやらんこともないがな…」
「フッ…それで十分だ。……そうだ……バージルに伝言頼まれてくれるか?」
「…何だ?……さっさと言え。」
「……頑張れ……と」
エヴァンジェリン底、寝室
「お帰りなさいませ、マスター。」
目を開けると茶々丸がそう声をかけてきた。
「ああ、ただいま……それにしてもなんだかドット疲れてしまったぞ……」
「お疲れ様です、マスター。」
「ああ」
エヴァンジェリンは、バージルの記憶で見た内容を思い返す……
壮絶、正にその言葉がしっくりくるだろう……
「そうだ。バージル……お前の父親から伝言だ。」
「…何だと?親父からだと?貴様……親父に会ったのか?」
「ああ、何でお前の中に居たかは、知らんがな…伝言をつたえるぞ?」
「……ああ」
「…頑張れ。だとさ」
「……フッ……頑張れか…親父らしいな。」
ここに来て始めてバージルは、無表情の上に微笑みを浮かべた。
知っている者が見ればこう言うだろう……
父親にソックリだと……