異能激突・転生者チートバトル!   作:究極生命体(アルティメット・シイング)

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【選手紹介】

選手名:ロータス
種族:サイヤ人
特典:"GODの気"
好きな食べ物:豆腐ハンバーグ
趣味:戦闘、テニス
悩み:新技の開発に使えそうな星がなかなかないこと


選手名:SOGO
種族:人間
特典:"仮面ライダージオウ"
好きな食べ物:アジフライ
趣味:トランプ(大富豪)、マリ才カート
悩み:どのあたりまでが王の役目なのか曖昧なこと



"超"の戦士と"仮面"の戦士

「栄えある第一試合! 対戦カードは・・・サイヤ人vs魔王だぁーー!!」

「これは最初から期待できそうです…では、試合始めッ!!」

 

 

 

初戦 

 

スーパーサイヤ人ゴッド VS 仮面ライダージオウ

 

 

「初っ端から魔王か・・・流石に緊張するぜ」

「戦闘民族が相手か、ワクワクするね」

 

両者ともにポーズを取り、お決まりの戦闘準備を行う。

 

「はぁっ! ・・・まずこれが、ふつうのスーパーサイヤ人

「それもやるんだね・・・」 オーマジオウ!

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! そしてこれが超サイヤ人を越えた超サイヤ人・・・超サイヤ人4ってとこかな」

「変身!」 キングタイム! 仮面ライダージオウ! オーマー!

 

「そして・・・これが・・・ はぁぁぁっ・・・ 超サイヤ人ゴッドだ ちょっと拍子抜けだったかもな」

「4まで来てゴッド? そりゃないよ!」

「お前だって最強議論は賛否両論だろ・・・ というか魔王ってそういうことかよ!」

 

「とはいえ、相手に不足はねえ。時の魔王様に一泡・・・いや三泡ぐらいは吹かせてやっか」

「上等だ、そろそろ始めようか!」

 

パフォーマンスを終えた二者がぶつかり合う。

 

ゴッドの助走をつけたパンチがジオウの頭部に叩き込まれたかと思うと、ジオウは大地に足を埋めつつも手刀でゴッドを叩き落とす。

受け身を取ったゴッドはそれをものともせずに蹴り上げ、ジオウを引き抜いたばかりか空中へと跳ね上げた。

 

「じゃあ、こっちはどうかな? 宇宙のチリになれ! ビッグ・バン・アタック!!」

「受けて立った! カブト! クロックタイムブレーク! 3・・・2・・・1・・・ライダーキック!!

 

ジオウに放たれた青い気弾は、カウンターの蹴りによって弾けて消滅する。

 

「まあ、ゴッドならこんなもんか・・・、 と見せかけて気円斬っ!

「うわっ、ヤバいやつじゃん!」ダブル! マキシマムタイムブレーク!

 

気円斬がジオウの正中線に叩き込まれる...その時!不思議なことが起こった!

ジオウは二つに分かれることで攻撃を回避、そのまま両足によるキックをゴッドに蹴り入れる!

 

「なっ、うぐわあぁっっ!!!」

 

完全に不意を突かれたゴッドはちょうど良い位置にあった岩を破壊しつつ吹っ飛ぶ。

しかしただでは終わらない。空中で体制を整えると、瞬間移動によりジオウに不意を突き返す!

 

「か、め・・・波ぁーー!!!」

「くっ…!」

 

かめはめ波をまともに喰らったジオウは、衝撃波を放って咄嗟に距離をとる。

 

「まさか吹き飛びながら瞬間移動とはね・・・油断しすぎたか」

「そっちこそ、アレは反則だろうが! 何で一人のお前が分かれてるんだ!」

「できちゃうんだからしょうがないでしょ・・・」

 

双方ともに小手調べを終え、勝負はいよいよ佳境に突入する。

 

「遊びは終わりだ・・・ はぁぁっ! これが最後の変身、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人だ!」

「来い! サイキョージカンギレード!

 

本気を出した両者のぶつかり合いにより、周囲の地形が破壊されていく。

瞬間移動により常に有利な位置を入れ替えながらの戦いで、もはやフィールドは意味を成さない。

 

キングギリギリスラッシュ!ハァァァッ!」

「素直に受け止めると思うか!」

 

ゴッドは真正面に振り下ろされたジオウの剣を瞬間移動で回避し、同時に距離を取る。

 

ファイナルフラッシュ!!

「時よ止まれ! もいっちょキングギリギリスラッシュ!

 

ジオウがゴッドの放つ光線を停止させ、それを隠れ蓑に再び必殺技を放つ。

 

「そんな見え透いた手には引っかからない! 魔閃こ・・・ ッッ!!」

「そこまで届かないって、いつ言ったかな!」

 

有効射程無限大のギリギリスラッシュを、再び瞬間移動をしたゴッドはかろうじて回避する。

 

「やっぱりキミ自体の時間は止められないみたいだね・・・ でも、今のを避けるとは思わなかった」

「相性が悪いんで封印してたこっちの技(極意)が少し出ちまったがな」

「まあ、()()()からね。 次はないっ!」

 

ゴッドの次の動きを予知したジオウは、再びサイキョウジカンギレ―ドを構える。

 

キングギリギリスラッシュ!

魔貫光殺法!!

 

打ち出されたジオウサイキョウの字が魔貫光とぶつかり合い、一瞬遅れて光剣と螺旋が追いつく。

魔貫光が8文字を破壊していくものの、少しずつゴッドの方が押される。

 

「もってくれよカラダ・・・ スーパー界王拳ブルー・・・4倍だああぁぁぁぁ!!!

「何だって! 出力調整が間に合わない・・・!」

 

界王拳の後押しを受け、魔貫光殺法がみるみるうちにキングギリギリスラッシュを破壊していく。

そのままジオウの腹部に直撃し、光の導くままにジオウは吹っ飛ばされていく。

 

「はぁ・・・はぁ・・・ 4倍でもこれかよ。 最後の仕上げにかからなくちゃあな・・・」

 

ゴッドはかめはめ波によって地盤を破壊すると、惑星の内部に下りていく。

ある程度下りたところでとった構えは・・・なんと()()ポーズ!! そう、()()()()必然的に覚えているのである!

 

「・・・? どこに行ったんだろう? その辺にいないとなると空か・・・ いや、それなら何も見えないはずがない。」

 

吹き飛ばされたジオウは、腹部を貫かれずにノーダメージ・・・とはいかないもののすぐにワープで戦線に復帰する。

しかし、どこにもゴッドの姿は見当たらない。オーマフォームのレーダーが見逃すはずはないのに・・・

 

「周りのエネルギーが消えていく・・・? いや、どこかに流れ込んで? ・・・まさか!」

 

ジオウは気付く。周囲のエネルギーによってゴッドの居場所が分からなかったのだ。そして今、何が起こっているのか・・・

もう予想はついている。それならすぐに向かわなくてはまずい。

 

「遅かったなあ・・・ 何か必殺技を使ったらどうだ? もう抑えきれないぜ?」

「元気玉・・・! 確かに、この場ならいくら力を吸収しても問題ないってことか!」

 

ゴッドが地下に隠れてまで用意したかった技・・・ それは元気玉!

文字通り星の元気全てを集めた集大成、ジオウとて準備なしに攻撃するわけにはいかない。

 

「勝利の法則は・・・決まった!」 キングフィニッシュタイム

「これで決めるぜ! スーパー界王拳ブルー20倍!!!

 

キングタイムブレーク!

超元気玉!!

 

ジオウの時空を崩壊させる必殺撃と、星全ての力に神の気も加わった元気玉がぶつかり合う。

 

「例え俺が偽物でも・・・歴史は偽物じゃない! ライダー全ての名誉のためにも、ここで勝つ!!」

「燃えるじゃねえか・・・! 俺だってみんなの技を借りてるんだ! 勝ち逃げはさせねえ!!」

 

両者は渾身の力を振り絞り、勝負はどちらにも傾かない。

ジオウがムテキの輝きで元気玉を押し出したかと思うと、ゴッドから静かな気が立ち昇ってそれを押し返す。

そんな一進一退の攻防は永遠のように続く。

 

「システム歩度、正常! ・・・敗北が、お前のゴールだ!!」

「クソッ・・・押し切られる! ここまで限界を超えてきたのに・・・ぐぅぉおおおおお!!!」

 

ジオウの力が一気に増し、均衡は崩れる。

ゴッドも負けじと力を振り絞るも叶わず、元気玉は一瞬にして押し返されていく。

 

しかし、それは必ずしもゴッドの敗北を意味するわけではない!

 

 

「おばあちゃんに教えてもらわなかったか・・・? 押してだめなら・・・引いてみろ!」

超元気玉吸収!!

 

そう、ゴッドとてジオウの力が増したぐらいで一気に押し込まれるわけがない!

むしろ・・・自分から引き寄せていたのだ!

 

「その技は一体・・・! でもこのまま突き破る! はああぁぁぁ!!!」

神龍拳・・・ 爆はあぁぁぁぁつ!!!!

 

超元気玉を吸収したゴッドによる龍拳がタイムブレークと激突!

凄まじい光を放ちながらジオウを少しずつ押し返していく!

 

「くっ… 俺の力じゃ・・・証明にすらならないのか!!」

「このまま宇宙の果てまで旅行させてやるぜ・・・! これが俺とみんなの・・・集大成だぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

龍牙咆哮拳!!

 

ゴッドの纏う白銀の龍が咆える! そしてジオウのキックに喰らいつき・・・飲み込んでいく!!

 

だが、そこで奇妙な事が起きた。ジオウの纏う雰囲気が突如として変わったのだ。

押し込まれながらも、穏やかな笑みを浮かべているようなその矛盾した状態!

 

「そうか・・・そうだった。 これは、みんなから受け継いだ力だ!」

『一号!』『アルティメット!』『リアライジングホッパー!』『オーマジオウ!』

 

ジオウの両腕のウォッチホルダーが輝き、昭和から平成までの第一作ライダーのウォッチが集う。

彼らの必殺技は奇しくも・・・いや、必然的に"ライダーキック"だ!

 

ライダー・・・キーック!!

「負けるか・・・! 振り絞れ! 二十倍・・・神ー龍ー拳!!!

 

二つの力が急激に膨れ上がり、ついに拳と踵がぶつかり合う・・・!

 

そして消えかけの地平線に勝利を刻み込んだのは・・・・・・

 

 

 

勝者

 

仮面ライダージオウ "SOGO"

 

 

「勝者・・・決定しました!」

「どちらも戦いの最中で成長する熱いシーンを魅せてくれましたね!」

「譲れない信条と仲間のために戦う・・・彼らこそ本物のヒーローでしたね。」

「では、第二戦でまたお会いしましょう!」




【Tips】
・破壊された星は後で修復される
・第一戦には好カードが選ばれることが多い。

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