緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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皆様お久しぶり、でもないですね。

まさかこんなに早くに上げられるとは思いもしませんでしたよw
自分でもビックリですΣ(゚Д゚)

今回はシリアス多めです。
設定に若干の修正が入っていますのでご了承をm(_ _)m




第十発目

  

 

 

 

 

「戻ってきちまったな……。」

 

 翌日俺はタケと一緒に強襲科に戻ってきていた。

 自由履修として。

 

「何今更言ってんだ、自分で出した条件だろうが。 腹ァくくれ。」

 

 と、隣で付添人のタケが突っ込む。

 

「まあそうだけどよ。 ――去年の暮の俺なら思っても見なかったろうな。」

 

「――まぁ、確かにな。」

 

 俺の言葉から感じ取ったのか、口調が重くなる。

 

「けど……、過去は変えられねぇ。 何処かで折り合いつけて向きあうなりするしか、無い。」 

 

 横を見るといつもとは雰囲気が全く違うタケがいた。

 

 ――台詞からするに何かあったことを未だに引きずってるような…?――

 

 そもそもこういうセリフを吐く奴ではないし…。

 

「おい、どう――」 

 

 どうした、と聞こうとした矢先に。

 

「んじゃ、キンジ。 俺はここで。」

 

 とそそくさと、シューティングレンジの方に行ってしまう。

 

「おっ、おい! 付き添ってくれるんじゃなかったのかよ!!」

 

 それで今日の飯だって奢ったんだぞ!

 走ってくタケに叫ぶ。

 

「しっかり付き添ったろ! "ここまで"!!」

 

「なっ!? 卑怯だぞ!!」

 

 訓練までじゃないのかよ!?

 

「残念だったなぁキンジぃ! 生憎と俺は卑怯者なんでね!! セコくてなんぼの世の中だ!」

 

 そう言うとホントに行ってしまった……。

 あの野郎…!

 

 そんなやり取りをしていると強襲科の奴らが。

 

「おお! キンジ戻ってきたか!」

 

「お前なら戻ってくると、俺は信じて待ってたぜ!!」

 

 さっきのタケじゃないがお前みたいな野郎に待ってて貰っても全く嬉しくない。

 

「よし! つーことで死んでこい、キンジ!」

 

「全くだ、まだ生きてやがったのか? さっさと死ね!」

 

 はぁ、だから来たくなかったんだ。

 ここじゃ、"死ね"ってワードが挨拶代わりになってやがる。

  

 鬱陶しい、さっさと訓練終わらせて帰っちまおう……。

 

 

 

 

 

 

 

「間違いない……。」

 

 強襲科にやってきた二人の先輩。

 遠山先輩ともう一人、月出里先輩。

 

 あの人には感謝してもしきれないし。

 謝っても謝りきれない。

 

 ようやく会えた……。

 

 あの後からしっかりと話したことは一度もない。

 と言うより話せるような状況じゃなかった。 

 

 ――行った先はシューティングレンジか――

 

「伝えないと…。」

 

「? ライカ、なにか言った?」 

 

 危ない危ない、口に出てたみたいだ。

 

「ん、なんでもない。 あかり、ちょっとゴメン!」

 

 そう言ってアタシは走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ズバン!ズババンッ!

 

 ガキンッ! キンッ、シャコン

 

 

 キンジが死ね死ね団に絡まれてる間、俺はシューティングレンジでマンターゲットを撃ちぬいていた。

 とは言え、固定されてるターゲットではなくランダムで出現するやつだ。

 

 

 ズババン!ズバン、ズバズバン!

 

 

 

 ・

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 ・

 

 

 

「ふぃぃ。 うーんざっと8割ってところか?」

 

 ひと通り撃ち終え、結果が表示される。

 それを元に命中率を計算する。

 

 やっぱりハンドガンは苦手だな。

 

 上位ランカーの武偵ともなればまず外さない。

 順位はホンの数ミリ、中心に近いとか遠いとかで決まるなんてのはザラだ。

 

 それを考えると俺なんてまだまだってわけだ。

 しかもタダのターゲット。

 

 向こうから反撃してくるでもない訳だ。

 実戦ならもっと下回るだろう。

 

 ――いい例がこの間のアリア戦か――

 

 散々たる結果だったからな。

 ストッピングパワーの高さでハイキャパガバを使ってるが改めてこの命中率じゃなぁ……。

 

「もっと精進しろって事ですかね。」

 

 さて、どうすっかな。

 キンジが来るって言うから俺も来てみたんだが。

 あの模擬戦以来、視線がやりにくいなぁ。

 

「一応、ロングレンジの方にも行っておこうかね。 せっかく持ってきてるんだし。」

 

 今日は依頼も入ってないしな。

 そうと決まれば――

 

「先輩!!」 

 

 ん、誰か呼ばれてるぞ。

 

 慕ってくれる後輩は大事にしたほうがいいぜ。

 そう思いながらも立て掛けてあったガンバックを背負う。

 

「先輩! 月出里先輩!」

 

 月出里ってヤツねぇ…、って。

 

「俺…?」

 

 と声がした方に振り向きながら声に出す。

 と、そこには金髪をポニーテールに纏めた女子がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩!!」

 

 危ない、どうやら場所を変えるらしい。

 入れ違いにならないでよかった。

 

「先輩! 月出里先輩!!」

 

「俺…?」

 

 ようやく気付いてくれたようでこちらを向く。

 最も先輩はなんで呼ばれたのか見当もつかないみたいだけど、それは仕方ないのかもしれない。

 

 ――言わないと――

 

 柄にも無く緊張してる…。

 男子相手に面と向かって真面目に話すのなんて。

 

 しかも、相手が恩人とくればなおさら。

 

『おい、男女とトゥーハンドがなんかあるみたいだぞ。』

 

『なに?模擬戦? 相手、あの先輩じゃん。 上勝ち狙ってんのか?アイツ。』

 

 ――男女――

 

 野次馬が騒ぎ始めちまった。

 相手は言わずと知れた月出里先輩。

 この間の一件で更に有名になってる。

 それにアタシも良くも悪くも結構目立ってる。

 

 仕方ない、場所を移すか…。

 

「えっと、先輩。 ちょっとこれから時間、あります?」

 

「え、ああ。 別にイイけど……。」

 

「有難うございます。 ここじゃ、アレなんで――」

 

 何処か別の場所に、と言おうとしたら――

 

「そうだな、――温室にでも行こうか。」 

 

 雰囲気から何か感じ取ってくれたのか、そう提案してくれた。

 

「わかりました、じゃあ温室で。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、俺にどんな用事があって?」

 

 温室に着いてそう切り出す先輩。

 やっぱり覚えてない、か……。

 

「あ、えっと。――」

 

 改めて面と向かうと緊張するな。

 

「まあ、あんな大声で呼ぶんだからそれなりに重要な用事なんだろうけれど……。」 

 

 そんなに大声だったかなぁ。

 っと、本題に入らないと。

 

「月出里先輩。 ――あの時はホントに有難うございました!!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「月出里先輩。 ――あの時はホントに有難うございました!!」

 

 えっと、何かしたっけか……俺?

 

 ――待てよ? "あの時"? それに、金髪でポニテ……――

 

 まさか!?

 

「――もしかして君、あの時の?」

 

「ハイ、銀行強盗の時の人質でした……」

 

 俯き加減に答える彼女。

 

 なんてこった、まさかここの生徒だったのか……。

 当時は中学生か?

 予想外だったな。

 

 それにそんな申し訳無さそうな顔すんなよ。

 

「顔上げなって、むしろ俺が謝らなきゃならない。 ――申し訳なかった。」

 

 そう言って頭を下げる。

 あの時の俺は油断していた。

 今でも解る、敵を侮っていた。

 

「ホントならああなる前に俺がしっかりと蹴りつけなきゃならなかったんだし――。」

 

 君に感謝されるような人間じゃない。

 そう言おうとしたんだが。

 

「いえ、でもアタシがあの時助けられたのは事実です。 ――だからずっと伝えたかったんですよ。」

 

 ――そんな真っ直ぐな眼で見るな。――

 

 耐えられず視線を逸らしてしまう俺。

 駄目な奴だな、ホント……。

 

「――このままじゃ、互いに平行線だな。」

 

 呟くように言ったのだがしっかりと聞こえていたらしい。

 

「それじゃぁ、アタシを――アミカにしてください!!」

 

 

 

 

 




はい、まさかのライカさんです。




ぶっちゃけライカはアリアシリーズの中で好きなキャラトップ3に入りますね。

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