緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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ご無沙汰してます。
いやはや、どうにも書けなくてかなり時間かかっちゃいました。

被お気に入りがいつの間にか30件越えてて嬉しい限りです(*´∀`)

今回はちょっぴり長臣にも触れてます。

ではどうぞ。


第十四発目

Side 長臣

 

 

 

 

 ――グォォォォォォ・・・・・。――

 

 オレはバイクをアリアの居る病院にむけて走らせていた。

 乗ってるのは程度の良い1100カタナが見つかるまで、と武藤から代車として借りてきたGSX-R600。

 俗にいうジスペケアール。

 

 

 借りる時に武藤から保菌者だったなと言われたのは余談だ。 

 ――全く失礼なやつだ――

 

 

 今までは免許取りたての頃から乗ってた400カタナだったからな。

 パワーの差が半端じゃないな。

 しかもよく曲がる。

 

 っと、試乗レポートでも書くかのような勢いになっちまったが実のところ俺が行くのはアリアに呼び出されたため。 

 

 聞いた限りじゃ、どうも"あの組織"にライカの友人が目をつけられたのだとか。

 穏やかじゃないね。

 

 つってもまぁ、武偵が突っ込むことなんざどれもコレも穏やかじゃないけどな。

 

 とにかく急ぐか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 ――ガラララララ・・・――  

 

 病院に付き指定された病室に入る。

 この部屋、この間来たアリアの病室じゃないな。

 なんて思いながらドアを開けると――

 

「遅い!!」

 

 呼び出しておいて第一声がそれか・・・。

 

「元気そうで何よりだ・・・。」

 

 そういや検査入院だったんだっけ?

 つか入ってきた途端、ライカの隣にいる女子が睨んでくるんだが・・・。

 

 ともかく――

 

「んで、大体検討はついてるんだが。――状況は?」

 

 思考を切り替え少々声のトーンを落とす。

 

 十中八九、彼奴等だ。

 となるとあまり公言は出来ないからな。

 

 

 

 

Side ライカ

 

 

 

 

 

「――ともかく、人手が必要ね。」

 

 風魔からの説明があって、あかりの生家の事情を聞いた後、アリア先輩が言った。

 と同時にケータイを出して誰かを呼ぶ。

 

「人手って・・・?」

 

 あかりが聞く。

 確かになんだかこの間のバスジャックで遠山先輩とは仲違いし始めてるみたいだったから疑問に思うのは仕方ないか。

 

 アタシの勘じゃ多分、長臣先輩だ。

 あの人地味に凄いし。

 

 プライドの高いアリア先輩ことだから喧嘩中のメンバーは使わないはず。

 それに失礼だけどこっちでのツテがそうそうあるようには思えないし。

 

「タケよ。」

  

 ビンゴ・・・! 

 

「――月出里先輩ですか?」

 

 あかりはイマイチ納得してない。

 

「そうよ、アイツああ見えても結構な実力者だわ。 この間の模擬戦が良い証拠ね。」

 

「でも結局・・・。」

 

 あかりが言い切る前にアリア先輩がセリフを被せた。

 

「確かにアタシに負けたわ。――でもね、アイツの真骨頂はその万能さにあるのよ。」

 

「万能・・・?」

 

 確かに。

 長臣先輩って何やかんやで色々熟すんだよね。

 近距離での拳銃射撃から遠距離の狙撃まで。

 

 ――この間の模擬戦だってアタシら一年の自信を削ぐには十分な破壊力だったし――

 

 アリア先輩もその事を説明している。

 

「――それに今回は相手が相手だけにバックが重要になってくるわ。」

 

 毒を使うってことは必然と至近距離での戦闘になるもんなぁ。

 などと思考を巡らせていると・・・。

 

「ライカお姉様、月出里先輩とは・・・?」 

 

「あー、そっか。 知らないよな。アタシと戦兄妹契約してる先輩だよ。」

 

 麒麟が聞いてきたので答える。

 

「“戦兄妹”? ――男性ですの?」 

 

 ――なんだ・・? 急に雰囲気が・・・。――

 

「そ、そうだけど・・・。――どうした?」

 

 ていうか、アタシ一度も男って言って無い気がするんだけど・・・。

 

「――わ―――。」

 

「わ・・・?」 

 

「わ、私とではご不満なのですの!? 私という女がいながらッ・・・。」

 

「――は? いやえっと、話が見えないんだけど!?」

 

「うるさい! 病院では静かになさい!!」

 

「「――すみません。」」

 

 分けわかんないって・・・。

 アリア先輩にも怒られるし。

 

 ――長臣先輩を敵視してる・・・?――

 

 ぶすぅっとしている麒麟を横に思考を巡らせていると。

 

 

 

 ――ガラララララ・・・――

 

 っと、長臣先輩が来たみたいだ。

 

「遅い!!」

 

 ――呼び出しておいてそれはないでしょう・・・――

 

「元気そうで何よりだ・・・。」

 

 入ってきた途端、隣の麒麟は長臣先輩を睨んでるし・・・。

 同情しますよ先輩・・・。

 

 

Side 長臣

 

 

「やっぱりな・・・。」

 

 アリアに呼び出されて状況確認を終えた俺はそう呟く。

 

「やっぱりって、アンタわかってたの・・・?」

 

「いや、大方の検討はついてたってだけで。――確信は無かったさ。」

 

「それで、どうするの? ――流石にこのことはあかり達には言えないわよ。」 

 

「わかってる。 取り敢えずは巨大な“巨大な犯罪組織”とでも言っておけばいいだろう。」

 

 つってもその内知っちまうことになるだろうけど。

 

「――そうね。 それで今回の敵は毒を使うわ、名前は・・・。」

 

「――夾竹桃。 だろ?」

 

「ッ!? なんで知ってるのよ。」

 

「あの組織―イ・ウー―で有名な毒使いって言ったらそいつしかいない。」

 

「――それでも普通は知らないわよ。」 

 

「武偵の普通は異常だ。――言えるとすれば“公安0課”」

 

 ――ピクッ――

 

 そのワードにアリアは反応する。

 

「アンタ・・・、何者・・・?」

 

「さてねぇ? まっ、その内分かるだろうよ。」 

 

 さて、今回接触された子は・・・。

 

「お前さんかい?」

 

 とアリアの後ろの方にいた茶髪の女子に言う。

 確かアリアの戦妹だっけか?

 

「そうですけど・・・。」

 

 なんだ? 随分と睨まれてるなぁ。

 相変わらずライカの隣の女子からも睨まれてるし。

 

「あかり、麒麟睨むのやめなって・・・。」

 

 ライカが止めに入るがあまり変わらない。

 

「失礼だけど、名前は?」

 

 もうこのまま話進めよう。

 一向に始まらない。

 

「間宮あかり、です。」

 

 間宮か・・・。

 ――なるほどね――

 

 二年前から散り散りになってるとは聞いたけどまさかウチの学校にいるなんてな。

 世間は狭い。

 

「間宮一族か。――納得だ」

 

 一年全員が驚く。

 ――無理もないか――

 

「失礼にござるが・・・、月出里殿。 それを何処で・・・?」

 

 今まで沈黙していた風魔が口を開く。

 

「あまり深く詮索するな。」

 

「ですがッ」 

 

「――戻れなくなるぞ。」

 

「ッ!?」

 

 全員が息を呑むのが分かった。

 そこまで殺気を込めた気は無かったんだがな・・・。

 

 ――あの職場に居ると、どうしてもな――

 

「済まない、脅す気は無かったんだが・・・、まぁその内に、否が応でも知っちまうだろうよ。 ――だから焦んな。」

 

「ともかく、タケ。 アンタが何を隠してるとか、そういう事はこの際聞かないであげる。 ただし仕事はしっかりやりなさいよね。」

 

 見かねてアリアが口を開く。

 こういう時に臆さないのはさすがSランクってところか。

 

「わかってるさ。 そっちこそヘマすんなよ。」

 

「アタシが犯人を取り逃がすとでも?」

 

「あのバスジャックの犯人は手強いぜ。 気を付けろってことさ。」

 

「そっくりそのままアンタに返すわ。――それで今回の作戦名だけど“AA”よ。」

 

 





主人公“地味に”凄いんです。

とりま次もいつになるかはわかりませんが、どうぞよろしくです。
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