緋弾のアリア GuiltySniper 作:TaMaNeGi
TaMaNeGiです。
もうなんか月イチペースになっていますね(・ω・;)
今回も今回で結構難産。
一応はシリアスになりますかね?
あの後意識を失った俺が次に目を覚ました時には既に事後から一週間程たった後だった。
夾竹桃はあの後合流した間宮と佐々木に逮捕されたらしい。
結局俺は特に役に立ったなんてことは無かったわけだ。
情けない。
俺が意識回復した知らせを聞いてか色んな奴が見舞いに来たな。
キンジ、武藤、不知火が来ていた時にライカが来て泣いて飛びつかれて困っていたらキンジ、不知火にニヤニヤされた。
武藤には爆ぜろとか言われたが。
ただ、退院したら話がありますとかやけに真面目な顔でライカに言われた。
大方あの事だとは思うが。
そうそう、武偵殺しの方は引き分けになったんだとか。
アリアが来て直接そう言っていた。
キンジとはよりを戻したらしいが今回の一件で俺の評価はダダ下がりだろう。
特にその事については触れなかったが。
とまぁ何やかんやあって今日退院、久々に武偵校に行くわけだ。
時間は昼過ぎ。
ホントならこのまま家に戻ってゆっくりしたいところだがそうも行かず。
0課からの仕事が容赦なく入っていた。
さらにあの時回収された俺の装備一式を取りに行かないとならない。
そういう訳で今俺は装備科に来ていた。
「小早川居るか? 装備取りに来たぞ。」
アイツの居る部屋に入ると――
「居るよ、俺の他にもお前に用がある客が来てる。」
ライカが居た。
「――よぉ、ライカ。 コイツと知り合いだったのか?」
「いえ、でも小早川先輩は学内でも結構有名ですから。」
そうなんだよな。無茶なカスタムはやらないがその代わりに信頼性重視なカスタムで有名なのがコイツだからな。
まあ逆に大胆な改造はしないってのがコイツをAランクに留めてる理由なんだが。
同じAランクの平賀とは正反対で生徒からの支持を二分してる存在だ。
「ふーん、そうか。 んじゃ銃のメンテでも頼みに来たのか?」
取り敢えず軽く惚けてみる。
「違います、いい加減話してくださいよ。」
「何を?」
話しながらも銃を受け取りバックに入れていく。
ついでにと頼んでおいた弾薬も受け取る。
「言われたんです、――夾竹桃に先輩は“人殺し”だって。」
ド直球すぎるだろう。
努めて冷静にしていたがその一言は俺の行動を止めるには十分すぎる言葉だった。
「どうなんですか・・・?あの時は一応未遂ですよね?」
火野っていったか?
これまた度胸のある一年が入ってきたもんだ。
と言うかその類は知ってる奴らからしたら禁忌に近いことだって分かって、――無いんだろうなぁ。
部屋に盗聴器やらが仕掛けられてたらどうするつもりだったのか。
長臣のやつ、固まってるじゃないか・・・。
流石にああまで言われると仕方ないが。と言うかあの時って?
「――知りたかったら自分で調べろ。武偵の基本だぞ。」
それでもあっさり話す気はないみたいだな。
「いくらデータベースを漁っても出てこないんですよ? それに夾竹桃がなんで――」
「そりゃあるわけ無い。一言で言うなら俺は武偵の汚点であり底辺。夾竹桃はその筋でだろう。俺自身戦ったのは先日が初めてだ。」
火野が言い切る前に言葉をかぶせる長臣。
コレまた凄い言いようだな。
「どうしても知りたけりゃ知ってる人間から直接聞くんだな。例えばそこにいる小早川とかな。」
成る程確かにその方が、――って俺か!?
「おっ、おい!?長臣お前ッ・・・。」
「銃のメンテ助かった、弾薬費と一緒にいつもの口座に入れておく。これから仕事入っててな、わりぃ。」
と言ってそのまま出て行ってしまった。
俺から言えって事かい、自分のことだろうがよ・・・。
「話してもらえませんか?」
クッソ、そうなるよな。
「あまり気は進まないんだけどなぁ。」
「お願いします。」
そう言って頭を下げる火野。
仕方ないか。
「話すが、こっからは他言無用だ。正直俺もオススメしないが。」
「大丈夫です。」
即答か。覚悟はあるらしい。
「なら話そうか――。」
「てことだ。アイツも中々にハードな人生を歩んでるのさ。」
例の事件から今に至るまでの経緯を話した。
いま見ても凄いペナルティだな。
まぁ武偵法がある限り仕方ないが。
「じゃぁ、夾竹桃の言ってた人殺しってのは?」
「その時の事件、じゃなくてその後の、0課に所属してからの仕事ことだな。アイツもアイツで腕利きだ。犯罪者共に情報がいってもおかしくはない。出来る限りそうならないように無力化してるって話だったが全部はムリだろうな。アイツの仕事終わりの顔を見りゃ解る。」
「アタシのせいでそんな・・・。」
「ん?どういう?」
「実はあの時助けられたのはアタシで・・・。」
おいおい・・・。
ただの戦妹じゃなかったのか。
あの事件は表沙汰にならなくて被害者の情報までは開示されなかったんだが。
まさか同じ学校に居たとはね。
「――なんだ。あまり気にしないでやってくれないか。アレでもかなり悩んでたんだ。」
「気になんてしませんよ。どんなことがあったってセンパイがアタシの恩人に代わりはありませんしセンパイの他の面だって知ってます。」
「そうか、そりゃ良かったよ。これからも変わりなく接してやってくれないか?同期のやつもアイツとはもうな…。」
「わかりました。任せて下さいよ!」
良い返事だ。
ふと外を見ると大分陽が陰っていた。
「さて、もうこんな時間だ今日は帰りな。銃のメンテだったらいつでも請けてやる。」
「そうですね、今日はありがとうございました。」
そう言うと帰っていく。
全くいい娘に懐かれたもんだなアイツも。