緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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ワタクシに文才がないのは端からわかっていたんですけどね。

まあ、読んでいってください。


第二発目

 第二発目

 

 

 

 

 ズバン!ズバン!ズバン!

 俺は予想通り人のいないレンジで射撃練習ををしている。

 マンターゲットに武偵が最もよく狙うとされている箇所-肩、腕、足-を順に撃ちぬいていく。

 

「いいね、この二挺は絶好調だな。」

 

 ホールドオープンだったガバメントに新しいマグを入れスライドを戻す。セフティをかけるのも忘れない。

 次に取り出したのはHK41。

 

「ここのレンジじゃちと距離が短いけど・・・、今は強襲科の生徒だし、仕方無い。」

 

 俺はそう言い一番長いレンジでコイツを構えトリガーに指をかける。

 

「まず一発。」

 

 ガァン!

 

「二発」

 

 ガァン!

 

「三発」

 

 ガァン!

 

 銃弾はまっすぐターゲットの肩に吸い込まれる。

 次に両腕、両足と照準していく。

 ひと通り撃ち終える。見ると狙った場所には少し大きめな穴が1つずつ。

 

「まあ、ワンホールショットとは行かないか。腕鈍ったかな?」

 

 ぬ?そろそろ時間か、片付けて教室行きますか。

 まさかキンジがとんでもない事に巻き込まれてるとはいざ知らず――

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・!」

 

「そのチャリには、爆弾、が、仕掛けて、ありやがります」

 

 なんでこんな事になってんだよッ・・・!?

 起きたらタケのやつは居ないし、寝坊するし。

 

「挙句チャリジャック?! 聞いたことねぇっての!!」

 

 しかも何故かUZIを載っけたセグウェイも併走ときたもんだ。

 

「こんちくしょうっ・・・。なんで俺がこんな目に・・・!」 

 

 とりあえず俺は人気の少ない第二グラウンドに向けて全力で漕いだ。

  

 金網越しに見た限りじゃ誰も居ない。

 俺はその入口めがけて漕ぐ。

 この手口、武偵殺しの模倣犯じゃねぇか。

 ていうか―――どうすればいいんだよ!?

 来る途中必死に考えたが結局手も足も出ないままでいる。

 

 こんな所で・・・!!

 そんな時、ありえないこんな状況の中更におかしいものを見た。

 第二グラウンド近くの女子寮―七階建て―の屋上に女子が立っていた。

 武偵高のセーラー服を着て、ピンクのツインテール。

 一瞬どこのアニメキャラだ、なんて思ってしまったが次の瞬間そんな疑問は吹っ飛んだ。

 飛び降りたんだ。

 

「なぁ!?飛び降りた!!」

 

 兎みたいなツインテールを靡かせた少女は―バサァとパラグライダーで飛んでいた。

 ?!こっちに向かってくる!

 

「バッ、バカ!!お前このチャリには爆弾が―」

 

 言い終わる前に既に目前まで迫っていた。

 すると彼女が両足のホルスターから銀と黒の大型拳銃を抜いた。

 

「そこのバカ!!さっさと頭を下げなさい!!」 

 

 ズバズバズバズバッ!

 そして俺が頭を下げる暇もなく問答無用で併走していたセグウェイを銃撃!

 拳銃の平均的な交戦距離は7m前後と言われている。

 だが彼女と敵の距離は軽くそれの倍はある。しかも宙に浮くパラグライダーからの水平射撃の二挺拳銃。。

 とんでもなく至難の業だ。なのに、寸分違わず次々に命中していく。

 相手に反撃する暇を与えず、敵の車輪と銃座はものの見事にぶっ壊されていた。

 ―すげぇ。とんでもない射撃の腕だ。うちの学校にあんな子がいたのか!?

 くるくるっと両手の拳銃を回しホルスターへ。

 今度はひらりと振り子のようにして、険しい顔のまま俺の頭上へ。

 まだだ、まだ安心なんてできない。

 こっちのケツには爆弾があるんだ。それこそ自転車一台なんて欠片も残らない量の爆弾が。

 俺は少女から離れ第二グラウンドへ逃げ込む。

 

「く、来るなって言っただろう!この自転車には爆弾が仕掛けられてる!減速すると爆発する!お前だって巻き込まれるぞ!」

 

「――バカッ!」

 

 彼女は俺の頭上へ来たと思うと・・・、げしっ!

 白のスニーカーで俺の脳天を思いっきり踏みつけてきた。

 

「武偵憲章1条にあるでしょ!『仲間を信じ、仲間を助けよ』――行くわよ!!」

 

 彼女は気流を捉えたのか一度上昇する。

 鮮やかなパラグライダー捌きに思わず踏まれた怒りも忘れ見入ってしまう。

 とんでもない運動神経だ。でもスパッツくらい履いたらどうなんだ?と思ってしまった。

 まあでも一瞬だったし何も見えやしなかったけど。

 ていうか何する気なんだ?

 俺を助ける気なのか?

 

「でもどうやって・・・・」

 

 思わず呟く。

 見ると少女が急降下してこちらにUターンする所だった。

 そして――ぶらん

 ブレークコードのハンドルに足をかけ逆さ吊りの状態になってそのままもの凄いスピードで突っ込んでくる。

 対して俺はアイツに向かって走る形になった。

 

「おいおい、マジかよ・・・。」

 

 相手の意図が解り俺は青くなる。

 向こうもこっちが気づいたことに気づいたようで、彼女は

 

「ほらバカっ!全力で漕ぐ!!」

 

 大声で命令しながら両手を一杯に広げる。

 本気かよ!!でも、コレしか方法が無い。

 ――やるしかねぇのか!

 

「こうなりゃヤケクソだ!」

 

 俺は全力で、漕ぐ!

 二人の距離はあっという間に縮まっていく。

 ここでふとジ○リ作品の一つにこういうシーンあったなぁ。などとどうでもいい事を考えてしまった。

 ――でもありゃ男女逆だよな。

 そう思った瞬間、俺達は上下逆さまのまま抱き合っていた。

 そうしてそのまま上空へ――

 息苦しいくらいに強く押し付けられた彼女の下っ腹から、なんだか甘酸っぱい香りがして・・・。

 

 ドガァァァァァンッ!!!!

 

 閃光に轟音、更には爆風。

 俺が乗り捨てたチャリが文字通り木っ端微塵になったのだ。

 そのまま熱風に煽られバランスを崩し、グラウンドの片隅の倉庫の扉めがけて突っ込んでいった。

 何かに激突したのであろう衝撃とともに俺の記憶は一旦ここで途切れた・・・。

 




視点変更が結構難しいというか。
以前書いていた(今もですけど)ACの小説では基本的に第三者視点でしたんで(^_^;)

追々なれて行こうと思います。
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