緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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第十九発目

019

 

 

「夾竹桃と面会ぃ?」

「ああ。」

「そうホイホイ会わせられるもんでもねぇんだぞ。」

「俺だって0課所属だ。世間話程度問題無いだろう?」

 

 コーヒーを飲みながら目の前の男――岸田――に告げる。

 

「全く、可愛くねぇやつだ。」

「おっさんに可愛いなんて言われても嬉しくない。」

「お前なぁ……。分かった、そのかわり今度呑みに行くぞ?」

「はいはい、ソレでいつ頃になりそうだ。」

「そう焦んな。こっちだって手配に色々あんだぜ?いつになるか確約は出来ねぇな。」

「ソレもそうか、了解した。」

「はいよって、――もう行くのか?」  

「そもそもコレ以外に用はない。じゃぁな。」

 

 そう言って会計を済ませ店を出ると同時にケータイが鳴る。

 

「武藤か。どうした?」 

『おう、今時間大丈夫か?』

「大丈夫だぞ。」

『そうか、仕上がったんだが今から来るか?』

「本当か! すぐに行く。」

 

 言うやいなや通話を切り、バイクに跨る。

 

 

 

 

「全く、どれだけ楽しみにしてたんだあいつは?」

 

 仕上がったと言っただけですぐに行くと切りやがった。

 相変わらずだな。

 つか日曜なのに予定の一つや二つねぇのかよ。

 

「月出里のやつか?」

 

 作業をしていた同期のやつが話しかけてくる。

 

「ああ、仕上がったって伝えたらすぐに行くって言って切っちまいやがった。」

「相変わらずアイツらしい。」

「まぁな。とりあえず、サーキットの方準備頼む。タイムとかも計りたいしな。」

「了解。楽しみだな、どんなタイムが出るのか。」

「そうだな、流石にトップタイムとは行かなくても十分上位に食い込むはずだぜ。」

「自信満々だな?」

「当たり前だ。俺が仕上げたバイクに、跨るのはアイツだぜ? ――遅いわけが無い。」

「それもそうか。」

 

 

 

 

 

「凄くいいなコイツ!!」

「あたりめーだ。誰が仕上げたと思ってんだよ。」

 

 喜んでもらえりゃ弄ったかいがあったってモンだ。

 

「流石に最終型とは言えフレーム・足回り強化、キャブとエンジンはオーバーホール、エンジンはポート研磨位もついでにやってあるし、マフラーに関しちゃワンオフだからな?」 

「やっぱりか、見た目ノーマルの両出しマフラーって無いもんな。車体のカラーリングも純製のツートンパターンで黒銀ってのも気に入った。」

「カッコいいだろ?」

「文句なしに。」

 

 苦労したんだぜ、まったく。

 

「エアフィルターはノーマルか、これは助かる。」

「どうせ毎日の足としても使うと思ってな。」

 

 パワーフィルターとか剥き出しのやつだと雨の日大変だからな。

 

「タイヤサイズは変えなくてよかったのか? ノーマル然としたホイールも出てるぞ? そっちのほうが履けるタイヤ多いし。」

「いや、このままで十分だよ。 どうしてもカタナってなぁフロント19ってイメージでな。曲げづらいってのも“らしさ”の一つだし。」

 

 なるほどね。

 

「でもぶっちゃけ曲がらねぇな。それこそこの間までR600乗ってたから尚更だ。まぁ追々慣れるだろうよ。」

「そうしてくれ。っつうかR600のタイヤ、ほんとそれこそ端まで使ってあるのには驚いたぞ。普段何やってんだよ。」

 

 そう聞くとバツが悪そうに

 

「いやまぁ、峠で大排気量バイクをちょっとカモる程度で・・・。」

 

 なッ・・・。

 

「――代車で何やってんだ、馬鹿かお前は。事故ったら洒落になんねぇぞ。」

「いやぁ、煽ってくる14Rがいたからつい・・・。」

「一回だけ、じゃ無いよな。タイヤ見る限り。」

「何回か行ったらソイツから話を聞いたのか色んな奴に挑まれる始末で・・・。」

「――呆れた。」

 

 さすがの俺でもこれは・・・。

 

「とにかく、峠に行くなとは言わないが事故るなよ。他の連中にも迷惑掛かるんだからな。」 

「わかってるよ。」

「取り敢えずコレ、明細な。」

「ん、どうも。」

 

「それにしたってこんな金額よく出たな。それも一括で。」 

「日頃の貯金ってやつさね。童話でも働き者のアリが最後に笑ってたろ。」

 

 よく言うぜ。

 

「お前が働き者って?笑わせんなよ。」

「ひっでぇな武藤。いいか、俺だってな――」

「はいはい、そういうことにしておいてやるよ。」

 

「んで、これからどうすんだ?」  

「取り敢えず、ちょっと走ってくる。」

「無茶すんなよ。また潰されたんじゃ溜まったもんじゃねぇかんな。」

「わかってるって。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




相当な時間開いてしまい申し訳ない。

あったことといえばついにカタナがナナハンになりました。
とにかく曲げづらい。
ワインディングは走り方の組み立てがホント重要だなと痛感。

後ブレーキが弱いなぁ、ラジアルマスターとメッシュホース入れてあるんですけど。。。
400がグンッって感じなら750はグムって感じ(意味不)
とにかく鈍い。
マフラーは最初からヨシムラサイクロン(当時物)が入っててラッキー。
いい音します(*´∀`)
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