緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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アリアの二次小説なのに未だ本格的ドンパチが無くてすんません(´・ω・`)




第四発目

Side長臣

 

「アンタ、あたしの奴隷になりなさい!!」

 

 俺が寮の部屋に戻るとリビングからそんなとんでも無い宣言が聞こえてきた。

 ―――今日は色んな事がありすぎてわけがわからん。

 

 

 

 

 

 

 夕方、俺は寮へ帰るべく校門へ向かっている途中だった。 

 あれから周知メール、まあ所謂ニュースメールというかそんな感じのメールが回って来るのだが。

 それによるとキンジがチャリジャックにあったらしい。

 

「つーか、チャリジャックって・・・。」

 

 どうも手口が先日逮捕された武偵殺しの手口にそっくりだってことで模倣犯って事になってたけど・・・。

 なんか怪しいんだよなぁ――

 軽く調べてみるか。

 そういやあのあと神崎がキンジのことを嗅ぎまわってるって話だったな。

 

「何か関係あんのかな。そっちの方にも探りいれてみるか。」

 

 

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 大方のアテを回って情報を集め終えた俺は今度こそ寮に向けて脚を進める。

 

「神崎・H・アリア、イギリスと日本のクウォーターで母親が日本人。本家は結構な貴族の家系か。アサルトのSランクで99回連続犯人一発逮捕。」 

 

 とんでもねぇ奴だな。

 

「二つ名まであるとはね、双剣双銃――カドラのアリアねぇ。大層なもんで。」

  

 んで武偵殺しの方なんだが、コレまた怪しすぎる。

 どうも今犯人として捕まってる人は冤罪の可能性が非常に高い。

 どれもコレも強引すぎる証拠ばかり、明らかに憶測の域を出ないだろうと思われる証拠とすら言えないような物まで。

 更に神崎がこの事件を追っているらしいということ。

 

「いったい何の繋がりが――?」 

 

 そういえば母親の資料が全くといっていいほど無い―――安直な考えだが・・・こりゃあもしかすると・・・。

 そうこうしているうちに寮についたので部屋に戻り冒頭へ繋がるわけだ。

 

 

 

 

「まあ、なんだ。 趣味は人それぞれだかんな、俺はとやかく言わないが。」

 

 リビングに入りキンジの肩に手を乗せて言う。

 

「おい!?なんだか色々と勘違いしてるぞ!」

 

「いやいや、いいって。 俺は何も言わんから。」

 

「だからぁ!」

 

 そんなやり取りをしていると――

 

「なに訳の分からないこと言ってるのよ、飲み物ぐらい出したらどうなの?」

 

 と上から目線で言い放ちソファに座るやいなや。

 

「コーヒー! エスプレッソ・ルンゴ・ドッピオ! 砂糖はカンナで一分以内、早く!」

 

 と呪文のように早口でオーダーを出す、エスプレッソまでしかわからねぇんだけど。

 ちらりとキンジを見やるとどうやら同じくわからないようでインスタントコーヒーを淹れている。

 

「キンジ俺は部屋に戻ってるからな。」

 

 とキッチンにいるキンジに一言言って自室に足を向けたが・・・。

 

 ズバン!

 

 見ると床に45ACP弾がめり込んでいた。

 とりあえず両手を挙げてホールドアップしておく。

 

「なにやってんだ!!」

 

 キンジが慌てて戻ってくる。

 まあ、学期初め早々に自室で銃ぶっ放されたんじゃぁなぁ。

 

「月出里 長臣 アサルトのCランクでポジションはマークスマンとして主に中距離からの支援。」

 

 慌てるキンジをよそに俺のパーソナルデータを読み上げていく神崎。

 ――ミスったなぁ、同居人なんだから調べてるのも当たり前じゃないか。

 

「近接戦闘は二挺拳銃による銃衝術を得意とする――要はアル=カタよね?」

 

 銃衝術という言葉に引っ掛かったようで俺に聞いてくる。

 

「近いが違うな。」

 

 そう、アル=カタが銃撃を打撃として扱うのに対し銃衝術は銃そのものも鈍器として利用する。

 お陰で銃自体がぶっ壊れることもしばしば・・・。

 

「まあ、いいわ。――Cランクってのが気になるけれど、そんじょそこらの狙撃科生徒より腕はあるようね。」

 

「だったら何なんだ?」

 

 両手を下げて神崎と向かい合う。

 

「あんたも私の奴隷になりなさい。」

 

 言うと思ったぜ。

 面と向かってそんなことが言える神経が凄いぜ・・・。

 そうこうしているとコーヒーを持ってキンジが出てきた。

 キンジめ中々適応能力が高いな。

 いや、それとも諦め?

 

 

 

Side キンジ

 

「ほら、神崎。コーヒーだ。とりあえず落ち着け。」

 

「アリアでいいわ。――――?」

 

 呼び方を指定しつつ出されたコーヒーの匂いを訝しげに嗅ぐ。

 

「なにこれ? コーヒー?」

 

 まさか、インスタントコーヒーを知らないとは。

 相当な金持ちか世間知らずか――両方な気がするな。

 

「それしか無いんだ、我慢してくれ。」

 

「妙な味――ギリシャコーヒーに似てる?・・・でも違う。」

 

 聞いたこともないコーヒーの名前を挙げて唸っている。

 そんなことはどうでもいい、本題に入ろう。

 

「味なんていいだろう、それよりも。」 

 

 ここでタケを一瞥すると――

 

『説明しろ、なにがあった?』

 

 とアイコンタクトしてきたのでそのまま続ける。

 

「今朝助けてくれたことは感謝してるし、あの時のことは悪いと思ってるから素直に謝る。けど、なんでここに押しかけてくる?」

 

「わかんない?」

 

「わかるかよ。」

 

「アンタならとっくにわかってるもんだと思ってたけど。けど・・・そのうち思い当たるでしょ。まぁいいわ。」

 

 よくねぇっての。

 タケも内容がつかめず困ってるようだ。

 

「お腹すいた。」

 

「「は?」」

 

 いきなりで二人して声が被る。

 

「だから、お腹すいたの。 食べるもの無いの?」

 

『どうなんだ?』

 

 と視線をタケに飛ばす。

 それを受けたタケが答える。

 

「あー、今は炒飯くらいしか作れないぞ?それでもイイってんなら・・・。」

 

「うーん、炒飯もいいけれど――ねぇ、下に小さいスーパーあったわよね?」

 

「小さいスーパー?・・・、ああコンビニの事な。」

 

「こんびに? まあいいわ。じゃぁ行きましょ。」

 

「じゃぁってお前なぁ・・・。」

 

 話の流れぶった切って買いに行くのかよ。

 

「もう夕食の時間じゃない。問題ないでしょ?」

 

 問題大有りだ、自己中の域をすっ飛ばしてるぞ。

 つーか本気で飯食ってくんか・・・・。

 タケの方を見るとお手上げというように肩を竦めてみせた。

 

 




矛盾があればご指摘願いますm(_ _)m
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